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THE RAMPAGE 藤原樹、長谷川慎、陣が『HiGH&LOW』最新作でシリーズ初参戦

2022.05.07 Vol.web original

 映画『HiGH&LOW THE WORST X』(9月9日公開)の新キャストが7日、幕張メッセで開催されたTHE RAMPAGEのアリーナツアーで発表された。

「HiGH&LOW」シリーズと、髙橋ヒロシによる不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」がクロスオーバーした映画『HIGH&LOW THE WORST』の待望の続編。川村壱馬(THE RAMPAGE)演じる花岡楓士雄(はなおか ふじお)率いる鬼邪高校が、瀬ノ門工業高校、鎌坂高校、江罵羅商業高校による三校連合から容赦のない“鬼邪高狩り”をしかけられる。

 この日に行われた、THE RAMPAGEのアリーナツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」幕張メッセの公演で、鎌坂高校と江罵羅商業高校のキャスト情報が新キャスト解禁映像とともに公開。

“凶悪の武装集団”鎌坂の氷室零二(ひむろ れいじ)役にはTHE RAMPAGEの藤原樹。江罵羅高校“武闘の三大神”の一人、鮫岡章治(さめおか しょうじ)役に長谷川慎。同じく風神役に、本作が映画初出演となる陣。THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍する3人が役者として『HiGH&LOW』シリーズへ初参戦となる。

 また、鎌坂のガンジー役には『仮面ライダーセイバー』の大秦寺哲雄/仮面ライダースラッシュ役で注目を集めた岡宏明。鮫岡、風神とともに“武闘の三大神”として恐れられる雷神役には『東京リベンジャーズ』の今村謙斗が決定した。

 本作の出演について、藤原は「HiGH&LOWシリーズに出演する事は1つの目標でもあり、あこがれでした。先輩やRAMPAGEのメンバーが出演している作品を見ながら、自分ならどんな役柄になるのだろうと考えていました。撮影では普段一緒に活動しているメンバーとの戦闘シーンもあり、それがとても新鮮で不思議な感覚でしたが、HiGH&LOWならではの熱いシーンになったと感じています」とコメント。

 長谷川も念願のシリーズ参加を喜びつつ「鮫岡の特徴はヘアスタイルです。名前に付いている“鮫”のように鮫の鱗のようなイメージで編み込みをしていただきました! 性格はかなり静かで物事を俯瞰で見て、冷静に判断し進めることのできる賢い人間です」と演じた役どころを振り返り、陣は「昨年、自分として初めてお芝居というものにチャレンジさせていただき“ダンス以外での表現”というものに引かれて、いろいろな事にチャレンジしてみたいという気持ちが強くなっていたので、こうして素晴らしい作品に出演させていただけて、この上ない喜びを感じております。自分なりにまっすぐ“風神”という役と向き合い、挑みました」とコメントを寄せている。

 今回、鎌坂と江罵羅の面々が登場する新キャスト映像と画像が解禁。この“最凶軍団”に、楓士雄ら鬼邪高の男たちがどう挑むのか、期待が高まる。

『HiGH&LOW THE WORST X』は9月9日より公開。

岩田剛典は母親似! 自分の長髪姿に「母の面影がありました」

2022.05.07 Vol.web original

 映画『死刑にいたる病』の公開記念舞台挨拶が7日、都内にて行われ、阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、白石和彌監督が登壇。劇中で長髪の謎の男を演じた岩田が、自身の姿について「母親に似ている」と明かした。

 櫛木理宇による傑作サスペンスを白石和彌監督が映画化した注目作。阿部サダヲが演じる連続殺人犯から冤罪の解明を依頼された学生が、その闇に翻弄されながら真実を追う衝撃のサスペンス。

 劇中で長髪の謎の男を演じた岩田は冗談めかしながら「ロン毛から、ばっさり髪を切ってきました。エンドロールを見て“岩田いたっけ?”と言われそうなんですけど(笑)」とあいさつ。

 普段とギャップのある役について聞かれると「こういった役は初挑戦でした。白石監督は普段、僕のことをどう思われていたのかな、と(笑)」とオファー理由に興味を示しつつ、自身の長髪姿に「ちょっと母親に似ているなと思いました。母親似なんです。長髪にすると面影があるな、と思いました」と明かした。

 そんな岩田に白石監督も「普段はもちろんスーパースターで、とてもカッコいい方。ただ岩田さんがお芝居をしている姿を見ると、どんな役でもできるだろうなと思う。今回の役は、微妙なラインを歩かなければならない難しい役なので思い切ってお願いしてみた。役の上では存在感を消してくれるんですけど、そのかっこよさは出ていて、本当に素敵な方だと思いました」とたたえ、岩田も「恐縮です」と感激していた。

 映画『死刑にいたる病』は公開中。

岩田剛典「阿部サダヲさんのサイコキラーは邦画史に残る」阿部は「最近、爪が天海祐希さんに見えてくる」ほど熱演

2022.05.07 Vol.web original

 映画『死刑にいたる病』の公開記念舞台挨拶が7日、都内にて行われ、阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、白石和彌監督が登壇。「最近ハマっているもの」を聞かれた阿部の回答が会場をざわつかせた。

 櫛木理宇による傑作サスペンスを白石和彌監督が映画化した注目作。

 すでに周囲から大きな反響を得ていると言うキャストたち。
連続殺人犯を演じた阿部サダヲは「もう1回見たいという人もいましたし、ポップコーンを途中で食べられなくなったという人も…」と話し、阿部とダブル主演を務めた岡田健史も「今までにないくらいほめられています」と手ごたえ満点。

 岩田剛典は「午前中の試写を見たんですけど、少し食欲がなくなりました」と苦笑しつつ「阿部さんが演じるサイコキラーは、邦画史に残るのでは、と思うくらいインパクトがありました」と絶賛した。

 殺人犯・榛村の裏と表を演じきった阿部は「普段、パン屋さんでいるときは普通の人なので、普通の人に見えるように演じました。映画を見た後に“結局〇〇さんは誰に殺されたんですか?”と言った人もいました」と観客まで惑わす役作りを振り返り「“晴れ、ときどき殺人”みたいな…」と名作タイトルを引用し笑いをさそった。

トム・クルーズ来日決定『トップガン』最新作で「日本に行くのが待ちきれない!」

2022.05.05 Vol.web original

 

 トム・クルーズ主演最新作『トップガン マーヴェリック』のグローバルプレミアが5日(現地時間4日)、アメリカ・サンディエゴのミッドウェイ博物館にて行われ、トム・クルーズがヘリコプターでレッドカーペットに登場。また、トムが4年ぶりに来日することも明かされた。

 1986年公開の映画『トップガン』から36年ぶりの続編となる最新作。前作に続き、トムが演じる伝説的パイロット・マーヴェリックと若きパイロットたちが大空を舞台に熱きドラマを繰り広げるスカイアクション。

 プレミアイベントが行われたサンディエゴは、前作と本作の舞台となったいわば『トップガン』の聖地。『トップガン』仕様のヘリコプターから降り立ったトムは「何年もロックダウンした中で映画の撮影を続けてきたけど、こうしてファンの皆と会えて、顔が見られるなんて、この場に立てて光栄です」と歓声を送るファンに感激。

 親友グースの息子役マイルズ・テラーやヒロイン・ペニーを演じるジェニファー・コネリー、ジョセフ・コシンスキー監督と、シリーズ2作に携わったジェリー・ブラッカイマーら豪華キャスト・スタッフとともに久しぶりの盛大なプレミアを楽しんでいた。

 また、トムは本作のプロモーションのため、約4年ぶりに来日することも発表。「(この作品で)もちろん日本に行くよ!行くのが楽しみで待ちきれないよ!」と日本のファンにメッセージを贈った。

 トムの来日は5月下旬を予定。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』以来、約4年ぶり通算24回目の来日となる。

『トップガン マーヴェリック』は5月27日より公開。

ゴリ「僕は沖縄復帰の年に生まれた“復帰っ子”」沖縄題材に映画撮り続け15年

2022.05.05 Vol.web original

 

 国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2022』のトークイベントが5日、よみうりランド(稲城市)にて行われ、照屋年之監督(ガレッジセール ゴリ)と映画祭代表の別所哲也らが登壇。沖縄復帰50周年記念に合わせたイベントで沖縄と映画への思いを語った。

『SSFF & ASIA 2022』と、よみうりランドが沖縄復帰50周年記念として開催する「沖縄WEEK!!」によるコラボレーションイベント。

 5月5日のこどもの日にちなみ、子供時代について聞かれたゴリは「今から40年前、沖縄の川にはグッピーがウジャウジャいて。網でサッとやったら100匹。それをアロワナとか肉食魚の“エサ金(魚)”にしてました。あのころはスッポンを捕まえると買ってくれるところもあった」と沖縄の自然を満喫した少年時代を振り返りつつ「沖縄ってヘンなんですよ。食べ物とかもウミヘビとかヤギとかハリセンボンも食べるし。僕ハリセンボンの針を見たらツバ出ますもん。今の時期になるとお墓の前で一族が集まってピクニックしたりね」と笑いを交えつつ沖縄の文化を語り「でも独特な文化が映画にしやすい。15年くらい沖縄を題材に映画を撮り続けているけど、飽きないです」と、映画監督・照屋年之として沖縄を描く面白さを語った。

武田真治「オビ=ワン・ケノービの名前は“黒帯”から来ている!」と力説

2022.05.04 Vol.web original

 

「スター・ウォーズの日」イベントが4日、都内にて行われ、シリーズの日本版吹き替え声優・森川智之と浪川大輔、スペシャルゲストの武田真治が登壇。コスプレしたファンとともに3年ぶりのリアルイベントを楽しんだ。

 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)から20年近くユアン・マクレガー演じるオビ=ワン・ケノービの日本版声優を務めてきた森川智之は、シリーズ最新作となる、配信ドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』について「『1』のときはユアンもまだ若かりし“パダワン”でしたけど、本作は『スター・ウォーズ エピソード 3/シスの復讐』から10年後の物語。ユアンと同じに僕も年を重ねてきたんだな、と思いながら、キャリアで重ねたものを生かそうと思いました」と収録を振り返った。過去シリーズで、ヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカーの日本版声優を務めた浪川大輔も「あれ以来、ダークサイドにおちる役が非常に多くなりました(笑)」と偉大な代表作に感謝。

 そんな森川は「以前にL.A.で買ったんですが今はもう売ってないらしい」というレアな私物のライトセイバーを持参。「(日本に戻るとき)機内に持ち込んだんですが、箱に入れてセキュリティーに通したところ案の定、止められまして。これは何だと聞かれたので“ライトセイバーだ。オレはジェダイだ!”と言ったら“OK”って(笑)」というエピソードを披露。

 『スター・ウォーズ』シリーズの大ファンという武田真治は「『オビ=ワン・ケノービ』も日本語吹き替えで見せていただきます!」と2人へのリスペクトを語りつつ「どうして“オビ=ワン・ケノービ”という名前なのか知ってます? トリビアなんですけど。ジョージ・ルーカスさんが、一番強いキャラクターの名前を…と“黒帯”からつけたそうです」と力説。森川と浪川も「オビ、くろおび…クロオビ…ケノービ…」と感心していたが、司会は苦笑しつつ「所説あると言われてますので(笑)」とフォローし会場の笑いをさそった。

 この日は、シリーズの劇中の名台詞“May the Force be with you.”(フォースと共にあらんことを。)にちなんで5月4日(May the 4th)に制定された「スター・ウォーズの日」。最後に全員で“5月4日5時4分”の瞬間を迎え、大いに盛り上がっていた。

 ディズニー公式動画配信サービス Disney+(ディズニープラス)オリジナルドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』は5月27日より配信。

横浜流星の真逆の表情に圧倒! 広瀬すずの恋人役で演じた“二面性”が伝わる場面写真解禁

2022.05.03 Vol.web original

 広瀬すずと松坂桃李がダブル主演を務める李相日監督最新映画『流浪(ルビ:るろう)の月』から、横浜流星が劇中で見せる真逆の表情をとらえた場面写真が解禁された。

 凪良ゆうによる同名小説を『フラガール』『悪人』『怒り』などの李相日監督が映画化。10歳のころに“誘拐の被害者”となった少女・更紗と、その“加害者”となった青年・文が再び出会うことで動き出す宿命を描く。

 横浜が演じるのは、広瀬すず演じる“誘拐事件の元被害女児”更紗の現在の恋人・亮。特殊な過去を抱える更紗を守ろうとするがゆえにきつく束縛し、やがてその強すぎる愛情が支配、そして暴力へと変わっていく激しさと脆さをあわせ持つ強烈なキャラクターを、これまで見せたことのない表情で演じきっている。

 実は、もともと原作のファンだという横浜は、映画化権を李相日監督が取得したという噂を聞きつけると監督に直談判し、未決定だった亮役のオファーを受けたという。

 横浜は「亮目線で読むとまた違う見方ができた」と振り返る。「文目線で読んでいた時は『この男、なんなんだよ』と思っていましたが、亮目線で読むと亮にも悲しい過去があり、だからこそ更紗を精一杯に愛して守り抜きたいと思っている、共感できる人間らしい部分がありました」と、単純に善悪で語ることのできない複雑な人物像と心理を受け止め、最後には「僕自身が誰よりも亮を愛した」と語っている。

 そんな横浜と広瀬は本作が初共演。しかも広瀬は“人見知り”、横浜は“甘えることが苦手”とのことで、結婚を目前にした恋人同士を演じるにあたり、李監督から「まずは広瀬すずと横浜流星として2人の距離感を縮めた方がいいんじゃないか」と提案されたという。

 横浜は「クランクイン直前にロケ地の松本で2人で街巡りをして、蕎麦を食べたりゲームセンターに行ったりと、普通の人同士が過ごすような日常を体験し、自然と亮と更紗になっていけたような気がします」と役作りを明かし、役者を第一に考える李監督の現場づくりにも感謝している。

 今回、横浜が体現した亮の複雑な人物像を表す場面写真が新たに解禁。1枚は、更紗の横で微笑む幸せそうな表情。結婚を控えた恋人同士の幸せな日常が伝わってくる。しかしもう1枚の場面写真では様相が一変。先ほどとは対照的な、うつろな表情からは亮の病みやつれた様子が伝わってくる。亮が抱える心の闇とは、そして亮と更紗の関係がどう変化していくのか、動き出したドラマを感じる場面写真となっている。

『流浪の月』は5月13日より公開。

市原隼人「泣いていいか」代表作の“卒業”に感涙

2022.05.02 Vol.web original

 

『劇場版 おいしい給食 卒業』の完成披露上映会が2日、都内にて行われ、主演・市原隼人らキャストと綾部真弥監督が登壇。市原がシアター入り口で入場者を出迎えるサプライズで観客を楽しませた。

 1980年代のある中学校を舞台に給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と生徒・神野ゴウ(佐藤大志)が“どちらが給食をよりおいしく食べるか”という闘いを繰り広げる人気シリーズの劇場版第2弾。

 上映前、市原は劇中で演じる甘利田先生になりきってシアター入り口で観客をお出迎え。さながら、校門前で生徒を迎える先生のごとく、市原から「おはよう! 廊下を走るな!」と声を掛けられた観客たちは、このサプライズに「甘利田先生がいる!」と驚きつつも大喜び。

 その後、登壇した市原が「久しぶりにこういう(舞台挨拶の)機会を頂いたので、楽しんでいただきたいなと、僕が提案させていただきました」と、サプライズのお出迎えが市原自身のアイデアだったことを明かすと、観客からも大きな拍手。

 登壇時から感無量の面持ちだった市原。作品への思いを聞かれると、とうとうこらえきれなくなったのか「ごめん、1回泣いていいか」と感激の涙。観客の「がんばれ」「泣いちゃう」の声に「もう泣いてるよ」と笑い泣きしつつ「子どもたちとも真剣に向き合い、皆と共闘した時間は僕にとって誇り。あのとき、あの場所で、あの人と過ごしたことは生涯忘れないだろうという思いを詰め込んだ作品」と胸を張った。

斎藤工は「ウルトラマンそのもの!」長澤まさみ、西島秀俊ら『シン・ウルトラマン』完成に大興奮

2022.05.02 Vol.web original

 

 映画『シン・ウルトラマン』の完成報告会が2日、都内にて行われ、キャストの斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊と樋口真嗣監督が登壇。この日に初めて完成作を見たばかりというキャストたちは「いますぐもう1回見たい」と興奮冷めやらぬ様子で作品について語った。

 昭和41年(1966年)の放送開始以来、国内外で愛されてきた名作キャラクター“ウルトラマン”を、55周年記念作品として映画化。企画・脚本を庵野秀明が務める。

 主人公であるウルトラマンになる男・神永新二を演じた斎藤工は「撮影は3年前なんですが昨年でも来年でもなくこのタイミングで公開されることに意味を感じる」と完成に感無量。「僕個人では背負えないと思い、皆さんのお力添えを頂きながら向き合ったつもりです」と歴史的キャラクター役を振り返った。

 そんな斎藤に、神永の相棒・浅見弘子を演じる長澤が「斎藤さんは本当に穏やかな方で、いつもみんなを静かに見守っていてくれる。大人っぽくて色っぽくて、本当にウルトラマンのような存在」と言えば、禍威獣(カイジュウ)特設対策室専従班・通称“禍特対(カトクタイ)”の班長・田村君男を演じる西島秀俊も「工くんはウルトラマンそのもの。自分の視点を持って全体を見ていてくれる。工くんがいるとその場に安心感がありました」と信頼をあらわに。

 一方の斎藤も「このお二方の名前を見たとき、このプロジェクトは映画的な正しさを持った場所に行けると思いました」と頼もしい仲間に感謝。樋口監督も「夢が現実になったキャスティング。本作はウルトラマンと禍威獣たちの物語ですが、それ以前にウルトラマンと人間、仲間たちの物語。人類代表としてのキャストを選びたかった」と思いを明かした。

李相日監督が韓国・全州国際映画祭で大喝さい! 広瀬すずと松坂桃李も「アンニョンハセヨ」とメッセージ

2022.05.01 Vol.web original

 

 映画『流浪(るろう)の月』のワールドプレミアが4月30日(現地時間)、韓国・全州で開催中の第23回全州国際映画祭にて行われ、李相日監督とホン・ギョンピョ撮影監督が登壇。李監督は現地観客の喝采に感激した。

 凪良ゆうによる同名小説を『フラガール』『悪人』『怒り』などの李相日監督が映画化。10歳のころに“誘拐の被害者”となった少女・更紗と、その“加害者”となった青年・文が再び出会うことで動き出す宿命を描く。

 上映チケット即完売という人気ぶり。冒頭、主演の広瀬すずと松坂桃李のコメント映像も上映。2人は「アンニョンハセヨ(こんにちは)。李監督とホンさんの息の合ったコンビネーションで映し出された更紗と文の姿が、韓国でどのように受け止められるのか楽しみです」と観客にメッセージ。

 約2時間30分の上映後、万雷の拍手に包まれ登壇した李監督とホン撮影監督。李監督は「全州国際映画祭には以前審査員として参加させていただくなどご縁があり、もう一つ、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』の撮影現場の見学に行った際に(ポン監督の紹介で)ホンさんと出会うことができたが、それがここ全州だった」と同地との縁を明かした。

 以前から李監督の作品が好きでオファーを快諾したというホン氏が「日本は韓国と違って空気がきれい。撮影をした松本は特に風景がきれいなところで、陽が落ちるまでの時間が長くてブルーがちょっと強め」と撮影監督ならではの視点で日本での撮影を振り返りかえると、李監督が「ホンさんが早めに覚えた日本語は月、風、そして“めしおし(撮影の都合で食事時間を後まわしにして撮影を続けること)”」と日本の撮影現場用語で笑いをさそった。

 会場のファンからも2人への質問が殺到。『悪人』『怒り』と本作に共通しているテーマはあるかと質問されると、李監督は「社会の中で傷つき声をあげられない人たちの声をすくい取ることも映画の役割の大きな一つだ、というイ・チャンドンさんの言葉を若いころに読んだことがあり、ものすごく感銘を受けた」と韓国の名匠イ・チャンドンの影響を明かし「同じようにはできなくても自分なりに、映画を作ることで目をそらさないように、通り過ぎていかないようにしているかもしれません」と映画作りへの思いを語った。

 その後も40分間のティーチインの間中、質問は途切れることなく続き、終了後には2人のサインを希望するファンが長蛇の列をなすなど、大盛況のワールドプレミアとなった。

 映画『流浪の月』は5月13日より公開。

「広瀬アリスです、元気です!」と遠藤憲一が“なりきり”挨拶! 隣で広瀬が大爆笑

2022.04.29 Vol.web original

 

 劇場版『ラジエーションハウス』初日舞台挨拶が29日、都内にて行われ、窪田正孝、本田翼、広瀬アリスら豪華キャスト10名と 鈴木雅之監督が登壇。先日、体調不良を伝えられていた広瀬アリスが「ラジハ」の仲間たちとともに元気な笑顔を見せた。

 診療放射線技師と放射線科医という裏方の活躍に焦点をあてた医療エンターテインメントとして人気を博したドラマの劇場版。

 冒頭のひと言挨拶で、広瀬は「もう舞台挨拶で緊張して汗をかくことは無いと思ったんですが…控室でみんなとしゃべりすぎて暑いです」と苦笑。すると、隣にいた遠藤憲一が「広瀬アリスです!元気です!」と広瀬になりきって挨拶し、広瀬も思わず大笑い。先日、体調不良を明かしていた広瀬だったが、遠藤の「いろいろ書かれていたけど、全然元気でした。良かった!」という言葉に笑顔でうなずいた。

 そんな遠藤を“ブラザー”と呼ぶほど意気投合している広瀬。今やりたいことはと聞かれ「バーベキュー。あまり夏を充実させたことがなくて。お仕事もあるし暑いのがニガテで、夏は家にこもっていたんですけど、今年は外に出てもいいかな、と」とアクティブ宣言。

 窪田が「シーズン1のときに皆で1回、焼き肉に行きましたね」と振り返ると、広瀬が「ちょうど遠藤さんがお酒を辞めたときで、私の横でノンアルコールドリンクを飲んでいたのに、ベロベロになって帰っていった」と思い出し笑い。八嶋智人は「良い俳優はイメージがちゃんと浮かぶから、本当に酔っちゃうんだね」と感心したが、その後も遠藤のお茶目な一面を共演者が次々と暴露。

 遠藤は「オレの変なところを引っ張り出したのはアリスちゃんだよ」と広瀬に責任転嫁し、広瀬は「なんでそんなこと言うんですか、ブラザー!」と苦笑していた。

 この日の登壇者は窪田正孝、本田翼、広瀬アリス、山口紗弥加、遠藤憲一、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、八嶋智人、山崎育三郎、鈴木雅之監督。

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