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⽥中泯「“ガキンチョ坂本龍一”と今も会話を続けている」残された日記を朗読した映画「一番の供養になるのでは」

2025.11.29 Vol.web original

 

 公開中のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』の舞台挨拶が11月29日、都内にて行われ、朗読を担当したダンサー・俳優の⽥中泯と監督が登壇。田中が親交の深かった音楽家・坂本龍一への思いを語った。

 2023年に惜しまれながら亡くなった世界的⾳楽家・坂本⿓⼀の最後の3年半の軌跡を辿ったドキュメンタリー。

 冒頭、本作のベースとなったNHKスペシャル「Last Days 坂本龍一 最期の日々」が国際エミー賞を受賞したことを受け、花束を贈られた田中と大森監督。

 授賞式にも参加した大森監督が「“世界のSAKAMOTO”は本当にその通りだ、と。その生き方は音楽以上に人の心を震わせていたんだということを実感する授賞式でした」と振り返ると、田中も「YMOが世界を回り始めたころ、ちょうど僕も踊りで世界を回り始めた時期で。それから2000年代に入るまで毎年国外を回っていたけど、どこへ行ってもRyuichi Sakamotoは知られていました」。

 そんな坂本が残した日記を映画で朗読する田中。プレッシャーと、坂本の言葉を語る難しさを振り返りつつ「身体で受け止めないと感じ取れないものばかり。僕も自分の踊りを総動員して、言葉をとらえていった気がします」。

 坂本と親交の深かった田中。「坂本さんとは、自分たちがこの世で今生きていることから始まって人間はこれからどうしていくのか、そんな話ばかり。宇宙的世間話とでもいうか(笑)」と振り返り「坂本さんとの会話はこれからも続けると思います」。

「僕のクセなんですけど。先輩や大好きな人たち、残念ながら若くして亡くなった友人たちとも会話を続けているつもりで生きています。恥ずかしい思いをしたくないという思い。見ていてほしいという気持ち。一緒に戦わなきゃという気持ち…坂本さんの場合はとくにそれがいっぱい」と語り「坂本さんが嫌いだったことの話も聞いて、僕もそう思うとしっかり伝えた。僕なりに思いを引き受けてきたつもり」。

 熱い思いと創作への姿勢を持ち続けた坂本に「“ガキンチョ坂本龍一”みたいな(笑)。社会的バランスとか、大人は長いものに巻かれて…ということがあるけど坂本さんはそういうとき“うん”とは言わない人」と振り返り「たぶん今日ここに来た皆さんもそんな彼に対する共感があるのでは。そう思うから僕も一生懸命話しているんです、じゃなきゃこんなにしゃべりません(笑)」と笑いを誘い観客も賛同の拍手。

 最後に田中は「この映画のことを誰かに伝えてください。それが坂本さんへの一番の供養かもしれません」と語っていた。

SUPER BEAVER渋谷龍太のコワモテ役にSnow Man佐久間大介が脱帽「ナチュラルすぎて」

2025.11.27 Vol.web original

 映画『ナイトフラワー』(11月28日公開)の前夜祭イベントが11月27日、都内にて行われ、俳優の北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太と内田英治監督が登壇。映画初挑戦の渋谷に共演陣も絶賛した。

『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が原案・脚本・監督を手掛けた最新作。借金を抱える母親が子供の夢を叶えるためにドラッグの売人として危険な世界へ足を踏み入れていくサスペンス。

 一同が公開を迎える思いを語る中、本作で映画初出演を果たしたSUPER BEAVERの渋谷は「舞台挨拶にはもう慣れたか」と聞かれ「人生で2回目。これで慣れたなんて言ったらいろんなところに角が立つ(笑)。普段、音楽やっているときは堂々とステージに立たせていただいているんですけど、今日は緊張で、椅子をすすめられてもずっと立ってました」と苦笑し、隣の佐久間も「ずっとソワソワしてたもんね」。

「演技初めての人間なりに何ができるかと考えた」と、自身が演じる役どころの背景を自分でプロファイリングしたと語った渋谷。「考えたことを監督に言ったら“そうなんじゃない?”って」と、監督のあっさりした反応に苦笑。

 内田監督が笑いつつ「意外に(プロファイリングを)しそうでやらない役者さんは多い。しかもめちゃくちゃ緻密だったので、それは現場でも出ていたと思う」とたたえると、佐久間も「芝居がナチュラルすぎてびっくり。初めての人ができない領域だった。本当に怖かったですもん」と脱帽。

 渋谷はドヤ顔で観客に拍手を求めていたが「今後、怖い役のオファーが殺到するのでは」と聞かれると「普段通りの温厚な役も…」とねだり、さらなる笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太、内田英治監督。花束ゲスト・渡瀬結美、加藤侑大。

佐久間大介、共演女優に「Snow Manが頼んでるトレーナーさんを差し入れました」

2025.11.27 Vol.web original

 映画『ナイトフラワー』(11月28日公開)の前夜祭イベントが11月27日、都内にて行われ、俳優の北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太と内田英治監督が登壇。佐久間の“差し入れ”に森田が感謝した。

『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が原案・脚本・監督を手掛けた最新作。借金を抱える母親が子供の夢を叶えるためにドラッグの売人として危険な世界へ足を踏み入れていくサスペンス。

 公開初日を明日に控え、期待と緊張を語った一同。子供のために犯罪に手を染めてしまう母親という役どころについて聞かれるた北川は「奇をてらったお芝居はしたくないなと思っていた」と語り「もともと凶悪な人ではなく、一生懸命2人の子どもを育てている関西のユーモアあふれる温かいお母さん。私も母親であり関西人でもあるので、普段のナチュラルな自分を投影できたら、と」。

 そのボディガードとなる格闘家役を演じ、肉体作りや迫真の格闘シーンが話題の森田は普段の自身と役とのギャップを語りつつ「私以上に、格闘技シーンの撮影を心配してくれた」と北川に感謝。

 佐久間も「本当に体の大きさが全然違う」と森田に感嘆し「一番大変な試合のシーンの前日に僕がクランクアップだったんです。そのときに、明日すごく大変だとスタッフさんも言ってたので、Snow Manがいつも頼んでいるトレーナーさんを“差し入れ”として送ったんです」と明かし、森田も「至れり尽くせりで。Snow Manになった気分でした」と感謝。

 佐久間が演じる青年から思いを寄せられる役どころに森田は「愛をいっぱい感じました」と振り返ったが、佐久間は「棒読み!朝ドラ女優とは思えない!」と叫び、笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太、内田英治監督。花束ゲスト・渡瀬結美、加藤侑大。

 

 

堺雅人「皆さん文章能力がすごい」主演映画への感想コメント「読んでます!」

2025.11.26 Vol.web original

 

 公開中の映画『平場の月』の舞台挨拶が11月26日、都内にて行われ、俳優の堺雅人、井川遥と土井裕泰監督が登壇。堺が「人生初」だという観客とのティーチインに感激した。

 朝倉かすみによる同名恋愛小説を原作に、中学時代の同級生が時を経て再会し、離れていた歳月を埋めながら心を通わせていく姿を描く。

 公開後の反響に感激しきりの一同。ボードを埋め尽くす感想コメントの数々にも感動の面持ち。SNSでの感想も読んでいるという堺は「皆さんの文章能力がすごくて。自分の気持ちをここまで上手く表現できるなんて。すごい人たちばかり」と目を丸くした。

 さらにこの日は、観客から直接質問を受けて回答するティーチインを実施。初めてティーチインに臨むという堺は冒頭「人生初なのでお手柔らかに」と苦笑していたが、観客から熱い思いとともに寄せられる感想や考察、鋭い質問に、井川や土井監督とともに驚いたり感激したり。

 「初ティーチインにしては素晴らしい経験をさせていただいたと思います」と笑顔。最後に締めのコメントを求められると思いを巡らせ「まとまらないですね。たぶん僕の中でも終わってないんだと思う。皆さんの中でも続く映画であってほしい」とさらなる感想に期待を寄せていた。

舘ひろし、主演映画は「いまいちダメなようです」忖度無しの名キャメラマンに苦笑

2025.11.26 Vol.web original

 

 公開中の映画『港のひかり』の舞台挨拶が11月26日、都内にて行われ、俳優の舘ひろし、眞栄田郷敦、尾上眞秀と撮影の木村大作が登壇。木村キャメラマンの歯に衣着せぬトークに舘も苦笑した。

 過去を捨てた元ヤクザと目の見えない少年の絆を描く感動作。

 この日は、本作を35ミリフィルムで撮った木村キャメラマンも登壇。冒頭、木村キャメラマンが「この映画(興行成績の)数字がちょっと足りません。『国宝』とまでは言わないですが…、皆さん今日からこの映画の宣伝をお願いします!」とアピールし、舘も思わず苦笑。

 一方、鑑賞した人からの絶賛が次々寄せられていると言い「舘ひろしさんを今まで以上の哀愁漂う男として撮ったという自負があります」。鑑賞後の観客も日本映画を代表する木村キャメラマンに称賛の拍手。

 舘や眞栄田も木村キャメラマンに感謝を語るなか、尾上が「エネルギーがすごくて。監督ともめてたっていうか…」とポロリ。

 舘が「もめてたわけじゃないと思うよ(笑)」とフォローしようとしたが、木村キャメラマンは「眞秀くんが正直に言ってくれたのでお話しますけど。撮影時にエキストラの方々が思うように動いてくれなくて、つい“バカ野郎”って言ってしまったら、藤井(道人)監督が来て“バカ野郎だけはやめてください!”って。でも次の日、藤井監督は子どものエキストラが思い通りに動いてくれなくて“バカ野郎”って言ってた」と暴露し、会場も大爆笑。

 さらには「86歳になりますが、最後まで映画の現場に立ちたい。公開は再来年です」としっかり自身の次回作をアピールした木村キャメラマンに舘も大笑い。

 最後に舘は「自分の代表作になった」と作品に胸を張りつつ「木村さんが言ったように(興行成績は)いまいちダメなようです(笑)。周りの方に勧めていただければ」と観客の笑いを誘っていた。

野球×家族×運命!実話をもとにした映画『栄光のバックホーム』に、2時間ずっと泣かされた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.11.26 Vol.web original

 黒田勇樹です。

 11月20日に秋葉原で特撮監督の國米修市監督とトークショーを行ってきました。國米監督は映画『もしも、僕の彼女が妖怪ハンターだった。。。』シリーズの監督で、僕はその第1作目から出させていただいておりまして、そんな感じで呼んでいただきました。

 いろいろと真面目な話からバカな話まで、とても楽しいイベントでした。久しぶりに人前に出たので、ちょっと緊張しました。嘘です。

 懇親会もあって、ファンの皆さんと直接交流できて、これもまた楽しかったです。来てくださった皆さん、ありがとうございました。

 では今週も始めましょう。

上戸彩「炎上しないんですか?」『ズートピア』語呂合わせで“ZOOJOJI”になった増上寺に感激

2025.11.25 Vol.web original

 

 映画『ズートピア2』(12月5日公開)のイベントが港区・増上寺にて行われ、日本語吹き替え版声優を務めた上戸彩、森川智之らが登壇。上戸が名刹での華やかなヒット祈願イベントに感激した。

 動物たちが人間のように暮らし、誰もが何にでもなれる楽園〈ズートピア〉を舞台にした大ヒットアニメーション第2弾。

 この日は「ZOOJOJI大ヒット祈願イベント」と題して“ZOO”との語呂合わせで増上寺が“ZOOJOJI”に変身。特別ライトアップに彩られた名刹に、主人公のウサギの警官・ジュディ役の上戸も「いいんですか、お寺をこんな…炎上しないんですか」と案じつつ「ありがたいです」。

 約9年ぶりの続編に「物語のなかでは1週間なので、9年前の声が出せるかと思ったんですけど」と振り返りつつ、キツネの相棒・ニック役の森川との再タッグに笑顔。森川が「イケボです」と自身のキャラを紹介すると、上戸も「グッズもニックが大人気。今回はさらに色気のある声にズキュンとされるファンの方が増えるのでは」。森川も「今回はこの2人が友達以上に…?という展開も見どころです」

『2』で登場する新キャラで一番好きなのは?と聞かれると柄本明が声を担当したトカゲの重鎮・ヘイスースと回答した上戸。柄本が「家族には(出演を)言ってない」と言うと、上戸は「お孫さんにも気に入っていただけたら。伝えてくださいよ」と念押しし笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は上戸彩、森川智之、下野紘、江口のりこ、山田涼介、三宅健太、Dream Ami、髙嶋政宏、柄本明、サバンナ高橋。

役所広司「時給が高いですよね(笑)」細田守監督最新作の収録は1日

2025.11.21 Vol.web original

 

 映画『果てしなきスカーレット』の初日舞台挨拶が11月21日、都内にて行われ、声優を務めた俳優の芦田愛菜、岡田将生らキャストと細田守監督が登壇。芦田が演じる主人公の宿敵を演じた役所広司がユーモアを交え細田作品参加への思いを語った。

『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)など国内外で熱狂的ファンを持つ細田守監督が「生きる」をテーマに新境地に挑む最新作。

 実写超大作さながらの豪華キャストの登壇に会場も大興奮。主人公・スカーレット役の芦田も「こんなに素敵な俳優の皆さんと1つの作品を作ることができたんだと改めて実感して光栄に思います」と感激。

 スカーレットの宿敵・クローディアス役の役所広司とギルデンスターン役の染谷将太は細田作品への出演はこれが4作目。役所は「染谷くんも4回目? くっそー」となぜか悔しがり笑いを誘いつつ「細田作品には全部出たいと思っているので今回も呼んでいただけてよかった」。

 スカーレットの前に立ちはだかる強大な敵という重要な役どころについて聞かれると役所は「僕は収録1日だったみたいで。監督はこの作品に4年もかけられたそうで、なんだか申し訳ない」と苦笑しつつ「時給が高いですよね」とニヤリ。

 そんな役所に細田監督は「1日とはいえ、スカーレットの前に立ちはだかるクローディアスを(収録の)ブースが熱気で、役所さんも汗ばむくらいの熱量で演じてくださって感激しました」。

 一方の役所も「細田監督は『未来のミライ』(18)のときにお子さんができて。未来の人間に向けて強いメッセージを、この映画でも表現されたと思います」と感嘆。

 トークでは、芦田の歌う主題歌の素晴らしさが話題になると、役所が「岡田くんも歌、上手いですよ」と言い、岡田が「役所さん、いいですよ! もうやだ~」とタジタジとなって照れる一幕も。和気あいあい、笑いにあふれた初日舞台挨拶となった。
 
 この日の登壇者は芦田愛菜、岡田将生、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛、斉藤由貴、松重豊、役所広司、細田守監督。

芦田愛菜「生きることの当事者であるすべての人に見てほしい」『果てしなきスカーレット』初日舞台挨拶

2025.11.21 Vol.web original

 

 映画『果てしなきスカーレット』の初日舞台挨拶が11月21日、都内にて行われ、声優を務めた俳優の芦田愛菜、岡田将生らキャストと細田守監督が登壇。芦田が本作への思いを語った。

『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)など国内外で熱狂的ファンを持つ細田守監督が「生きる」をテーマに新境地に挑む最新作。

 制作に4年をかけたという本作の公開を迎え感慨深げにスタッフや豪華キャストに感謝した細田監督。第82回ヴェネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門、第50回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に選出されるなど、すでに海外映画祭でも話題を呼んでおり、細田監督も「日本の皆さんに見ていただく前にこんなに海外の映画祭に呼んでいただけるのは初めてのことで。どの映画祭も熱狂的に迎えてくださって」と世界での手ごたえをにじませた。

 そんな細田監督から演技はもちろん主題歌も絶賛された芦田は「皆さんの心の中のスカーレットを抱きしめてあげたくなる映画になっています」と語り「不確実な未来でも明日に希望を持つことは自由な権利だと思います。生きることの当事者であるすべての人に見ていただきたいと思います」と胸を張っていた。

 この日の登壇者は芦田愛菜、岡田将生、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛、斉藤由貴、松重豊、役所広司、細田守監督。

蒼井優、木村拓哉に『TOKYOタクシー』シリーズ化を提案「あと46道府県」

2025.11.21 Vol.web original

 

 映画『TOKYOタクシー』の初日舞台挨拶が11月21日、都内にて行われ、俳優の倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優らキャストと山田洋次監督が登壇。蒼井の「全国版」でのシリーズ化案に木村が意欲を示した。

 2022年に日本でも公開され話題を呼んだフランス映画『パリタクシー』を原作に、山田監督が舞台を東京に移し替え人生の喜びを描くヒューマンドラマ。

 この日は、映画にちなみ「忘れられない出会い」を一同に質問。倍賞が『下町の太陽』(1963年)で初めて山田監督作に出演した当時を振り返ると、山田監督も「当時の若い監督たちは誰もが映画を撮るならあの人を主役にと思っていた。倍賞さんはそのときからあこがれの人」。

 木村は「作品を見終わった皆さんの、僕らを迎えてくださる温かい表情が忘れられないですし、こういう思いをしたくて、自分はまた違う作品の現場に赴けたらいいなと思います」。

 蒼井は山田監督の『学校』のオーディションで「落ちちゃったんですけど(笑)」と明かし「ある時期、自分はこういう世界の仕事に向いてないかもしれないと、1回立ち止まろうと仕事を休んでいたときがあったんですが、そのときに山田監督の『おとうと』という作品に呼んでいただいて」と感謝。

 さらに蒼井は「『TOKYOタクシー』の次は『OSAKAタクシー』『NIIGATAタクシー』と…残り46道府県ありますし。木村さんに、いろんな県のタクシー運転手さんを」と全国版でのシリーズ化を希望。木村も「なら、やろう!」と快諾し、観客も大いに盛り上がっていた。

 この日の登壇者は倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、山田洋次監督。

倍賞千恵子、木村拓哉の目は「“お兄ちゃん”渥美清さんより大きな目」

2025.11.21 Vol.web original

 

 映画『TOKYOタクシー』の初日舞台挨拶が11月21日、都内にて行われ、俳優の倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優らキャストと山田洋次監督が登壇。倍賞が木村との共演を振り返った。

 2022年に日本でも公開され話題を呼んだフランス映画『パリタクシー』を原作に、山田監督が舞台を東京に移し替え人生の喜びを描くヒューマンドラマ。

 終活のため木村が演じる運転手のタクシーに乗る老婦人すみれを演じた倍賞。撮影の思い出を聞かれると、山田監督との代表的シリーズ『男はつらいよ』が柴又で撮影を終え、本作の撮影が柴又から始まったことを振り返り「終わりと始まりが柴又だったことは生涯忘れられないと思います」。

 トークでは、お互いについて聞かれた倍賞と木村がどちらが先に話すかでジャンケンを始め、観客をほっこりさせる一幕も。木村は「経験値は比べ物にならないのに本当にフラットな方。疲れていても大変なことがあっても、いつも笑顔で包んでくださるので、その都度、魔法にかけられたみたいになります」。

 一方の倍賞も木村に「いつも(タクシーの)前と後ろで会話していたんですけど。バックミラーに“お兄ちゃん”より大きな目が映るんです。渥美清さんより大きな目が」と『男はつらいよ』シリーズで兄妹を演じた名優を引き合いにし「この人にだったら全部言ってしまおうと、すみれがどんどん出てきました」と、役の感情を引き出した木村に感謝。

 倍賞と木村がすっかり恒例となったハイタッチを交わしたり、蒼井が提案した「残り46都道府県でシリーズ化」案に木村が快諾するなど、大いに盛り上がった初日舞台挨拶。

 最後に木村は「何度か乗りたくなるタクシーになっていたら」とアピールし、倍賞も「劇場を出てどなたかとふと目が合ったらハイタッチするのも楽しいかなと思います」と茶目っ気を見せていた。

 この日の登壇者は倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、山田洋次監督。

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