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THL編集部オススメMOVIE『HiGH&LOW THE RED RAIN』

2016.10.08 Vol.676

 対照的な性格だが強い絆で結ばれている兄・雨宮雅貴と弟・雨宮広斗。彼らには心の底から尊敬する長兄・雨宮尊龍がいるが1年前に尊龍は突如、姿を消していた。両親の命日の日、兄との再会を期待して家族の墓を訪れた2人の前に謎の少女が現れる。

監督:山口雄大 出演:TAKAHIRO、登坂広臣、斎藤工他/1時間50分/松竹配給/全国公開中  http://high-low.jp/

映画「TSUKIJI WONDERLAND」を見た服部氏「泣かない人は人間じゃない」

2016.09.30 Vol.675

 80年にわたり日本の台所として日本の食文化を支えてきた築地市場。現在、豊洲への移転問題がクローズアップされているのだが、そんななか、築地の本当の姿を描いた映画「TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)」の完成披露試写会が29日、築地に近い、東京・銀座の東劇で開催された。

 映画は報道規制の厳しい築地市場で初めて1年以上にわたりカメラが入り、長期密着取材を敢行。一般立ち入りが禁止のエリアでも撮影が許された前代未聞の作品。

 上映前には遠藤尚太郎監督と服部料理学校理事長の服部幸應氏、築地の仲卸の島津修氏によるトークショーが行われた。
 まず遠藤監督が「4年ですね…。いろいろなことがあったんですが、4年前は今ほど食のドキュメンタリー映画がなく、ユネスコの和食の無形文化遺産も決まっていなくて、いろんなことが手探りで始まった。なによりも築地の方、出ていただいた方のいろんな気持ちが含まれてこの映画が完成しました」と挨拶。そして「この映画は日本の食文化の豊かさを再確認し、そこに果たしてきた築地の役割というものを描いているんですが、文化は常に先人たちから受け継いで、次に渡していくもの。僕たちがいまどんな文化を培って、そしてどうやって渡していくかということを考えるきっかけになればいい」と続けた。

 服部氏と島津氏は映画にも出演。
 服部氏は「映画を見て20回ほど涙を流した。仲卸の人と買い付けに来る店主さんとの丁々発止を克明に描いている。よくカメラが回っているところで…どうやって撮ったんですか? 分かっていたつもりだったが、日本人って知らないことがたくさんあると気づいた。日本人がみんな見るべき映画。ジーンとくるものがある。泣かない人は人間じゃない(笑)」
 島津氏は「(映画のことを)初めて聞いたのは監督の家で飲んでいる時。僕らにとっては毎日繰り返している普通のこと。それが映画になんてなるんだろうかと思った。僕らはシャイ。絶対に表に出したくないことなんかもありますし。だから全部は見せないし。ただ監督はじめ、プロデューサーの熱意が伝わったんじゃないかと思うんです。だんだん認知が広まって協力してあげようという空気が高まっていった。多分これ以上のものはできないんじゃないかと思います」とそれぞれ話した。
 また服部氏に「移転はどうなるの?」と問われた島津氏は「それは僕も聞きたいです(笑)。ただひとつだけ言えるのは、僕らは誇りを持って仕事をしているプロフェッショナルの集団。多分僕らの代わりはこの世の中に存在しない。僕の代わりはいっぱいいるけど、束になった時の築地の仲卸の代わりはどこにもいないので、僕らのいる所が市場になる。そう信じて、さあどうなるんだろうって今、首をひねっているところです」と話した。

 映画は10月1日より東劇で先行公開。15日から全国ロードショー。
 東劇では舞台挨拶、トークイベントも企画されている。詳細は公式サイト( http://tsukiji-wonderland.jp/ )で。

THL編集部オススメMOVIE『アングリーバード』

2016.09.30 Vol.675

 飛べない鳥たちが平和に暮らすバードアイランド。怒りんぼうのレッドはいつも仲間はずれで独りぼっち。そんなある日、ブタのピッグ軍団が島に上陸し大切なタマゴを盗んでしまう。

監督:ファーガル・ライリー、クレイ・ケイティス  日本語吹き替え版 声の出演:坂上忍他/1時間37分/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給/10月1日より新宿バルト9他にて公開  http://www.angrybird-movie.jp/jp/

THL編集部オススメMOVIE『アイ・ソー・ザ・ライト』

2016.09.30 Vol.675

 愛する女性と家庭を持ち歌手としても成功したハンク。しかし音楽活動が順調に進むにつれ家族との溝が深まり、その寂しさから他の女性やアルコールに逃げてしまう。葛藤しながらもありのままの自分であろうとするハンクは、その思いを歌に込める…。

監督:マーク・エイブラハム 出演:トム・ヒドルストン/2時間3分/カルチャヴィル、ローソンHMVエンタテイメント配給/10月1日より新宿ピカデリー他にて公開  http://isawthelight-movie.com/

THL編集部オススメMOVIE『SCOOP!』

2016.09.29 Vol.675

 数々の伝説的スクープをモノにしてきた凄腕カメラマン・都城静は過去のある出来事をきっかけに報道写真への情熱を失いパパラッチに転身していた。あるとき写真週刊誌の新人記者・行川野火とコンビを組まされるはめになるが、反発し合いながらもスクープを連発し…。

監督:大根仁 出演:福山雅治、二階堂ふみ他/2時間/東宝配給/10月1日より全国東宝系にて公開  http://scoop-movie.jp/

THL編集部オススメMOVIE『高慢と偏見とゾンビ』

2016.09.28 Vol.675

 18世紀イギリス。謎のウィルスが蔓延し、感染者がゾンビとなって人々を襲う世界。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は幸せな結婚を夢見つつ得意のカンフーでゾンビと戦う日々を送っていた。ある日、隣の屋敷に大富豪の騎士ダーシーが引っ越してくるが…。

監督:バー・スティアーズ 出演:リリー・ジェームズ、サム・ライリー他/1時間48分 /ギャガ配給/9月30日(金)よりTOHO シネマズ 六本木ヒルズ他にて公開  http://gaga.ne.jp/zombies/

THL編集部オススメMOVIE『スーパーメンチ −時代をプロデュースした男!−』

2016.09.27 Vol.675

 ピンク・フロイドやアリス・クーパーらロックスターを世に出すなど、70年代ハリウッドのミュージックシーンを牽引した伝説的音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの破天荒すぎる半生を描いたドキュメンタリー映画。マイク・マイヤーズ監督デビュー作。

監督:マイク・マイヤーズ 出演:シェップ・ゴードン 他/1時間26分/ピクチャーズデプト配給/新宿シネマカリテ他にて公開中  http://www.supermensch.jp/

ショートフィルムの祭典『SSFF & ASIA』秋の無料上映

2016.09.26 Vol.675

 毎年、初夏に開催される米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)』が第29回東京国際映画祭との提携企画『秋の短編映画収穫祭』を開催! 国内外から、多彩なジャンルの優れたショートフィルムが集結する名物映画祭が、選りすぐりの作品を厳選上映。さらに、豪華ゲストによるスペシャルイベントも実施する。

 上映は全4プログラムを用意。1プログラム90分の中で複数本のショートフィルムを無料で鑑賞できる。ドラマ『SHERLOCK』のワトソン役でブレイクしたマーティン・フリーマンの主演作や、『ハリーポッター』シリーズのアラン・リックマン主演作の他、個性派俳優スティーブ・ブシェミ出演のコメディーなど、そうそうたるキャストの出演作がずらり。さらに、『SSFF & ASIA 2016』グランプリ作品・インターナショナル部門 優秀賞受賞作品『合唱』をはじめ、各部門の受賞作も上映される。

 また会期中は映画ファン、映像クリエイター必見のイベントも多数実施。鬼才・塚本晋也監督が講師として登場するワークショップを無料開催(10月22日18時30分? 東京都写真美術館。定員190人)。他にも、TVでも話題のご当地映像の裏側に迫るセミナーなど、クリエイターを目指す人も気になる企画が満載だ。是枝裕和監督が講師として若き日本人クリエイターが海外で活躍するための映画術を語る「Road to the World」は、1分の動画を製作して応募。選ばれた20名が受講できるという企画(受付は10月4日まで)。各イベントは有料・無料あり。それぞれホームページで先着順にて受付中。

『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア シネマカーニバル ?秋の短編映画収穫祭?』
【会場:期間】アンダーズ東京:10月17日(月)?19(水)、東京都写真美術館:10月20日(木)?23(日)【チケット】会期中すべての上映は無料 ※一部有料イベントあり。ホームページにて先着順で受け付け中【URL】http://shortshorts.org/2016/autumn/

『溺れるナイフ』試写会に15組30名 

2016.09.26 Vol.675

【日時】10月26日(水) 18時30分?【会場】よみうりホール(有楽町)

山谷花純「撮影後は達成感でいっぱいでした」

2016.09.25 Vol.675

「主演はいつかやりたいなと思っていましたが、10代のうちにそれが実現し、すごくうれしく思いますし、良かったなっていうのが率直な感想です」と映画『シンデレラゲーム』主演の山谷花純。

「この作品は、トップアイドルの座をかけた殺人サバイバルカードバトルを題材にしていて、アイドルとデスゲームという真逆の組み合わせが面白いなと思いました。それをどうお芝居にしようかと考えながら演じましたが、正直撮影はしんどかった。物語の世界の中で、役と一緒に傷つき苦しんだ数日間でした。その間は、山谷花純という事は忘れて、アイドル・灰谷沙奈として生きていたような気がします。ですから終了時は、達成感でいっぱいでした」

 無人島でのサバイバルゲーム。撮影は大変だったのでは?

「屋外だったので、スタッフさんが重い機材を抱えて獣道を歩いて移動するなど、大変そうでした。私自身はめちゃくちゃ虫に刺されたのと、睡魔との戦いが一番しんどかった。あとは、暑さ。冒頭の海辺に打ち上げられるシーンでは、砂浜に寝っ転がる予定が、暑すぎて火傷の心配があるということで、波打ち際に変更されました。そういう予想外の事で、撮影が順調にいかないことはありましたが、自然が相手なので仕方ないと割り切っていました」

 精神的にもハードな作品だったとか。

「一番最後のシーンは、肉体的にも精神的にもボロボロの状態で挑みました。でもその瞬間は、私と沙奈が確かに重なったシーンでもあります。沙奈の持っていた純朴さや弱さ、素朴さがなくなり、ある種の覚悟を決めた瞬間。それは芸能の世界に限らず、いろいろな人の人生の中にある。人に負けたくないもの、譲りたくないもの、いつか叶えたいものってきっと誰にでも存在すると思う。この映画を見て、そんな気持ちに共感し、作品を楽しんでいただけたらと思います

THL編集部オススメMOVIE『白い帽子の女』

2016.09.25 Vol.675

 1970年代。南フランスにヴァカンスで訪れた、アメリカ人の小説家ローランドとその妻ヴァネッサ。ある不幸を経験し心が離れてしまった2人は若いカップルと知り合い…。

監督:アンジェリーナ・ジョリー・ピット 出演:ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー・ピット他/2時間2分 /ビターズ・エンド、パルコ配給/シネスイッチ銀座他にて公開中  http://www.shiroiboushi.jp/

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