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小島梨里杏『人狼ゲーム』シリーズ最新作で映画初主演

2016.06.27 Vol.669

 人狼ゲームの実写化、第4弾『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』が公開される。過去、同シリーズで主演を務めた桜庭ななみ、土屋太鳳、高月彩良らは公開後大ブレイク。人気女優へと飛躍する作品としても話題になるほど。今回主演の小島梨里杏もさらなる活躍が期待されている。

「この作品がそのように言われていることは撮影に入った後に聞きました。ですから、特別に意識することもありませんでしたし、むしろみなさんがやられてきたことをしっかりと受け継ぎたいなと。前3作品は同じ題材をテーマにしているのに、まったく違うものに仕上がっていた。そこにちゃんと並べるようにという意味では負けたくないと思いましたし、気合は入っていました。ですからブレイク伝説のことは記事を見て知って、ワーって驚いちゃいました」

 前3作品と比べ違いがあるとか…。

「今までの作品の中では、主人公の役職は最初から明かされていました。でも今回は明かさない事に挑戦した作品なので、そこは見どころですし、楽しんでいただければと思います。あと、新しい試みではないんですが、3日目の投票シーンも見どころです。そこではいつものようにある人が投票されるのですが、長回しで撮ったんですね。それにより、どんどんみんなの気持ちが高ぶり、よりリアルに恐怖が押し寄せてきました。自分が罪を犯している気分になり、リハーサルの時など毎回苦しく、一人で泣いてしまうことも。でもそのおかげで気持ちがすごく入ったシーンになりました」

 初主演映画での意気込みを語る。

「今回の役は、これまでの役に比べ見ている方が一番すんなりと感情移入ができる役だと思います。本当に普通の女の子。迷いもあるし、葛藤もあり、人間の醜さ、弱さなどを持っている子。そんな女の子・乾朱莉を戦いながら演じている私の姿をぜひ見て下さい」 

『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』試写会に10組20名 

2016.06.27 Vol.669

 学校から見放された問題児クラスとベテラン教師の出会いが生んだ、実話に基づく奇跡の物語。当時18歳だった“落ちこぼれクラスの元生徒”アハメッド・ドゥラメが自身の体験を映画化するため、マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督に一通のメールを送ったことから映画化が実現。貧困層が暮らす、パリ郊外のレオン・ブルム高校。新学期、さまざまな人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。情熱的なアンヌ先生は、生徒たちに全国歴史コンクールへの参加を促すが、“アウシュヴィッツ”という難しいテーマに彼らは反発。そんなある日、アンヌ先生は強制収容所の生存者を授業に招待する。生き証人が語る真実の歴史に触れた生徒たちは、この日を境に変わっていく…。
 8月6日よりYEBISU GARDEN CINEMA他にて全国公開。

『X-MEN:アポカリプス』試写会に15組30名

2016.06.27 Vol.669

 世界的大ヒットシリーズ『X-MEN』最新作がこの夏、いよいよ公開。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』からの集大成として、最強の敵アポカリプスとの壮絶な戦いが描かれる。

 文明の登場以前から、ミュータントの力を使い“神”として世界を支配していたアポカリプスが、数千年の眠りから目を覚ました。人間の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは、新たな秩序をもたらそうと、マグニートーら強力なミュータント“四騎士”を従え、世界の破滅を計画する。その恐ろしい目論みを阻止すべく、ミスティーク、プロフェッサーXら若きX-MENたちが立ち上がる!

 史上最強のミュータント・アポカリプス役に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオスカー・アイザック。マグニートーのマイケル・ファスベンダー、ミスティーク役ジェニファー・ローレンスら豪華キャストも続投。さらにプロフェッサーX役のジェームズ・マカヴォイ、ビースト役のニコラス・ホルトらレギュラー陣も再結集。監督はシリーズの生みの親であるブライアン・シンガー。8月11日(木・祝)よりTOHOシネマズ スカラ座他にて全国公開。

『あなた、その川を渡らないで』試写会に15組30名 

2016.06.27 Vol.669

 支え合って暮らす老夫婦の姿を静かに見つめ、海外映画祭で高い評価を得た感動のドキュメンタリー。監督のチン・モヨンは15カ月間にわたって、2人に寄り添うように密着。その愛おしい日常生活と、韓国・江原道横城(カンウォンドウフェンソン)郡の古時里(コシリ)という小さな村の美しい四季の情景を、丁寧にとらえた。

 美しい小さな村。川のほとりで暮らす結婚76年目の98歳のおじいさんと89歳のおばあさんは、おそろいの洋服を着て手をつなぎ、いつも一緒に出かけてゆく。山菜を採りに山へ、老人会の遠足へ、街の病院へ、市場に買い物へ。春夏秋冬、小さなことを楽しみながら、穏やかに暮らす2人。いまの生活に満足しながらも、日々の気苦労は絶えず、2人は小さな心を痛めている。雨が降るある日、おばあさんはひどくなっていゆくおじいさんのセキを聞きながら「天国でも着れるように」とたき火におじいさんの洋服を静かにくべるのだった…。

 7月30日よりシネスイッチ銀座他にて公開。

綾野剛 日本で一番、キケンな映画!? 『日本で一番悪い奴ら』主演

2016.06.27 Vol.669

 正義を胸に、警察に忠誠を誓ったはずの刑事はなぜ、あらゆる悪事に手を染めた極悪刑事となったのか。実在の刑事の手記を“日本で一番”怖いもの知らずの監督と俳優がタッグを組んで映画化! 『凶悪』で日本映画界を震撼させた白石和彌監督が、かつてない悪徳主人公・諸星要一役に選んだのは、今最も日本映画界に刺激をくれる俳優・綾野剛。

アリス役ミア“和のお茶会”に感激!

2016.06.26 Vol.669

 名作『不思議の国のアリス』をもとに映画化した大ヒット作『アリス・イン・ワンダーランド』の続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日に日本公開となる。それに先駆け、主人公アリス役を演じる人気女優ミア・ワシコウスカが2度目の来日を果たし、新作の見どころをアピールした。

 ルイス・キャロルの児童文学小説『不思議の国のアリス』『 鏡の国のアリス』をもとに、鬼才ティム・バートンが新たなイマジネーションで描いたアドベンチャー。第2弾となる本作では、少し成長したアリスが再びワンダーランドに迷い込み、ジョニー・デップ演じるマッドハッターを救うため奮闘する姿を描く。アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターに加え、新たなキャラクター・タイム役で『アリ・G』のサシャ・バロン・コーエンも出演。今回、バートンは製作を担当。『ザ・マペッツ』のジェームズ・ボビン監督がメガホンをとった。

 20日に行われた来日会見は、劇中に登場するティーパーティーにちなみ、日本のお茶会風に演出。登場したミアとボビン監督、スザンヌ・トッドプロデューサーは、和のテイストとアリスの世界を融合させた空間に大歓喜。「世界各地でお茶会式の会見を行ってきたけれど日本が一番美しい!」とトッドプロデューサー。招き猫の形の和菓子を手に取った監督は「これは食べるのがもったいないな」とおどけ、会場を笑いを誘った。ミアもさっそく金平糖をつまみながら「ディテールが素晴らしいですよね」とご機嫌な笑顔。

 前作で注目を集め一躍、ハリウッドの若手実力派女優となったミア。「今作でアリスは、亡き父の跡を継いで船長として活躍しています。私もこの役と出会って、多くのことを学びました。アリスと重なる部分があったことが、演技に役だったと思います」と明かした。今回はアリス、そしてミアの成長ぶりも見どころとなりそうだ。

 また、翌日行われたジャパンプレミアイベントでも、一行はステージの演出に大喜び。思わずミアが「私たちが撮影した場所よりいいかも…あ、美術スタッフには内緒ね(笑)」ともらす一幕も。「前回、来日したときは時間が無かったけど、今回はぜひ温泉に行ったり和食を食べたい」と日本の冒険旅行にも興味津々の様子だった。
 映画は7月1日(金)に公開。

歴史に埋もれた極めて特異なテーマ PARCO PRODUCE『BENTベント』

2016.06.26 Vol.669

 ナチス政権下のベルリンで行われていたユダヤ人の迫害をテーマとした作品は、小説、映画、演劇と数多い。しかし当時行われていたもうひとつの迫害、同性愛者へのそれについて描かれた作品はそうは多くない。『BENT』は歴史に埋もれたこの極めて特異なテーマを扱った作品。

 舞台はナチス政権下のドイツ・ベルリン。マックスは毎夜、女装のママが経営し、恋人のルディがアルバイトするクラブに入り浸っては好みの男をアパートに持ち帰る日々。しかしそんな生活は長く続かず、マックスとルディはナチスのホモセクシャル狩りに遭い、強制収容所送りになる。強制収容所に向かう途中、ルディはナチスになぶり殺される。失意のマックスが収容所に着くと、そこには同性愛者の印であるピンクの星をつけたホルストという男がいて、2人には精神を崩壊させるための過酷な強制労働が課せられる。そんな作業を繰り返しているうちに2人は心を通じ合わせていくのだったが…。

 過酷で救いのない状況に置かれながらも愛と尊厳を失わずに生きた男たちの物語を通じて、生きること、そして愛することについて深く考えさせられる作品。

PARCO PRODUCE『BENTベント』
【日時】7月9日(土)〜24日(日)(開演は日木・祝日14時、月水14時/19時、金19時、土13時/18時。火曜休演。※9日(土)は18時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)
【料金】全席指定 8800円/U-25チケット5000円(観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書。チケットぴあ・前売り販売のみ)
【問い合わせ】パルコ(TEL:03-3477-5858 [HP] http://www.parco-play.com/web/ )
【作】マーティン・シャーマン
【翻訳】徐賀世子
【演出】森新太郎
【出演】佐々木蔵之介、北村有起哉、新納慎也、中島歩、小柳友、石井英明、三輪学、駒井健介/藤木孝

TOKYO HEADLINE 編集部オススメMOVIE『嫌な女』『二重生活』

2016.06.26 Vol.669

『嫌な女』

 才媛の弁護士・石田徹子は絵に描いたようなエリート人生を送りながらも、なぜか孤独を抱えていた。ある日疎遠になっていた従妹の夏子が相談に来る。徹子は詐欺まがいの騒動を次々と起こす夏子に振り回され…。

監督:黒木瞳 出演:吉田羊、木村佳乃、中村蒼他/1時間45分/松竹配給/丸の内ピカデリー他にて公開中  http://iyanaonna.jp/

劇団の代表作を9年ぶりに再演 猫のホテル 本公演『苦労人』

2016.06.25 Vol.669

「人間のバカ哀しさ」を描き続けて26年。

 最近では外部の演出家を招いての公演、二人芝居や三人芝居といった少人数での作品、実際の事件を題材にした実験作など変則的な公演に挑み、改めて劇団としての地力の強化を図ってきた。

 そんな活動にもひと区切り。今回は外部への出演が続いていたメンバーがほぼ揃うこともあって、劇団の代表作でもある『苦労人』を9年ぶりに再演する。

 本作は1997年に初演し、2000年、2007年と劇団の節目に上演されてきた作品。

 物語の始まりは室町時代の山城の国。いまにも民衆が一揆をおこすような不穏な空気が漂っていた。今日も土嚢を積んで、争いにそなえる民衆のなかに、ひとり野心的な“ごん”という名の男がいた。この男、野心はともかく苦労の遺伝子も持ち合わせていたようで、代々この一族は苦労を受け継いでしまうのだった。

 室町時代から平成の現代までをまたにかけ、野心的な一人の男とその子孫たちの悲哀を笑いとばしながら骨太に描く。
 ベテランというにはまだ早いのだが、妙に熟練感の漂う手練れの俳優たちによって見応えのある作品に仕上がっている。

猫のホテル 本公演『苦労人』
【日時】7月6日(水)〜11日(月)(開演は水木19時30分、金〜日14時/19時30分、月15時。開場は開演30分前。当日券は開演45分前)
【会場】すみだパークスタジオ倉(錦糸町)
【料金】全自由席(整理番号付き) 前売4300円、当日4500円/学割3000円(劇団のみ取扱い。当日精算。要身分証明証)【問い合わせ】猫のホテル(TEL:080-3409-5111[HP] http://nekohote.com/ )
【作・演出】千葉雅子
【出演】中村まこと、森田ガンツ、市川しんぺー、佐藤真弓、村上航、千葉雅子/小林健一(動物電気)/久ヶ沢徹

ショートフィルムの映画祭『SSFF & ASIA』グランプリ発表

2016.06.25 Vol.669

 アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016』(SSFF & ASIA)が、今年も盛況のうちに閉幕。13日に行われたアワードセレモニーでは、気になるオフィシャルコンペティションなどが発表。はたして今年、米国アカデミー賞を目指すのは!?

クドカンが描く地獄絵図は爆笑青春ストーリー?『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』

2016.06.25 Vol.669

 映画『謝罪の王様』や『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などヒット作の脚本を手掛けてきた宮藤官九郎。待望の最新作は、監督&脚本を務めた完全オリジナル作品。その舞台となるのは“地獄”。これまで、その世界観をモチーフに数々の作品が生み出されてきたが、鬼才クドカンが仕掛けるのは、誰も見たことが無い爆笑と感動の地獄めぐり!

 17歳でこの世を去り、大好きなクラスメイトにキスしたい一心で現世によみがえるため奮闘する主人公・大助役には『るろうに剣心』シリーズの神木隆之介。大助をサポートする地獄の赤鬼キラーK役は、ドラマ『ムコ殿』以来、15年ぶりに神木と共演する長瀬智也。一目見たら忘れられない赤鬼メイクで、これまでにない怪演を披露している。キラーKが率いる地獄のロックバンド・地獄図(ヘルズ)が演奏する、映画オリジナル曲や、神木が披露する歌とギターの腕前にも注目を。他、尾野真千子、森川葵、宮沢りえらの超豪華キャストに加え、驚きの実力派ミュージシャンも多数出演。

 豪華な顔ぶれ、一筋縄ではいかないキャラクター、そしてバカバカしくも中毒性のあるギャグ満載と、クドカンワールドが炸裂する一本。

STORY:ごく普通の高校生・大助は、修学旅行の最中に不慮の事故に遭う。ふと目を覚ますとそこは、空が深紅に染まり人々が責苦を受けるホンモノの地獄だった。大好きな同級生・ひろ美ちゃんとキスもしたことがないのに…とショックを受ける大助の前に現れたのは、地獄農業高校の軽音楽部顧問で、地獄専属ロックバンド・地獄図を率いる赤鬼のキラーK。キラーKから現世に転生するチャンスがあると聞いた大助は彼の特訓のもと地獄めぐりをすることに…!

監督:宮藤官九郎 出演:長瀬智也、神木隆之介、尾野真千子、森川葵、桐谷健太他/2時間5分/アスミック・エース、東宝配給/全国公開中  http://tooyoungtodie.jp/

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