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鬼才パク・チャヌクが描く、官能ニッポン『お嬢さん』

2017.02.27 Vol.685

『オールド・ボーイ』でカンヌを制したパク・チャヌク監督の最新作はかつてないほど美しく官能的なミステリー!“このミステリーがすごい!”で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの『荊の城』を原作に、舞台を日本統治時代の朝鮮に移し替え、豪奢なお屋敷で繰り広げられる愛と欲にまみれた駆け引きを倒錯感たっぷりに綴る。

「原作を読んで面白いと思ったのが登場人物がみな“お芝居”をしているということ。お嬢さんとメイドが関係を持つベッドシーンでさえ駆け引きの場なんです」。これまでにも原作を巧みに自分の世界観に昇華させてきたチャヌク。「私としては原作ファンに裏切られたという思いは抱かせないようにしながら自分の世界観を映像化しようと頑張っています。今回は西洋と日本の文化が混在していたあの独特の美が、この物語にぴったりだと思ったんです」

 主な登場人物は世間知らずの日本人の令嬢・秀子、詐欺師の男、詐欺師にメイドとして送り込まれた少女・スッキ、秀子に異常な執着を持つ資産家の4人の男女。韓国人俳優が日本語の長セリフもすべて演じ切った。

「大変だったと思います(笑)。日本の皆さんは発音に違和感を感じるとは思いますが、そこは温かい目で見ていただけるとうれしいですね。とくに女優たちは過激なシーンもありましたしね」

 そこには監督のこんな思いが込められていた。

「あの官能は彼女たちのためのものであって、男たちのためのものではない。解放されていく女性たちの姿を描いたものなんです。なので私自身がまず男の目線を持たないよう気を付けていました(笑)」

藤井美菜「またこういう作品に出会いたい」

2017.02.27 Vol.685

 日本と韓国を行き来して活動、韓国で爆発的人気を誇る女優・藤井美菜。3月4日公開の、直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説を映画化した「しゃぼん玉」にヒロインとして出演する。

「今回、原作を読んでオーディションを受け、出演が決まりました。最近のCG技術でとても豪華な映画も多い中、この作品は人と自然で成り立っています。そんな現場に実際身を置いたらどんな事が得られるのか、またどんな自分がさらけ出せるのか試してみたく、オーディションに臨みました。ある意味挑戦でしたが、デビューして10年目にそんな作品に出会えたのはとても幸せな事だと思います」

 物語は、親に捨てられ通り魔や強盗傷害を繰り返す伊豆見(林遣都)が、逃亡先で出会った老婆(市原悦子)らとの触れ合いにより、徐々に感情を取り戻していくというもの。逃亡先は、日本三大秘境のひとつといわれている宮崎県椎葉村。見事な自然の風景が印象的だ。

「雲海なども見られ、天空の世界のようなところでした。秘境という名にふさわしい美しくも荘厳な景色を映像でお楽しみいただけるのではないでしょうか。自然も素晴らしかったのですが、村の人たちがとても優しかったです。見知らぬ私にも気さくに話かけて下さり、田舎ならではの温かさをかみしめながら撮影に挑みました。また、撮影中は民宿に泊ったんですが、ご飯の時にキャストやスタッフと家族のように食卓を囲んだのもいい思い出です。また、家庭料理のような素朴なメニューと味で栄養バランスも良く、体が喜んでいる事が実感でき、とてもありがたかったです」

 今回の映画の見どころについて

「私自身、この作品が大好きなので、出演できて本当に光栄です。またこのような作品に出会いたいですし、そのために自分の武器をもっと見つけていきたい。映画を見た人が、“田舎に帰ってみようかな”“おばあちゃんに会いたくなったな”って思ってもらえたらうれしいですね」

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』試写会に15組30名

2017.02.27 Vol.685

 第74回ゴールデン・グローブ賞で4部門にノミネートされた、奇跡のトゥルーストーリー。25年間“迷子”だった男が、Google Earthで故郷への帰り道を探し出す…! 『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル主演。共演に、『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラ、『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のニコール・キッドマンら実力派が集結。

 オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし彼は、インドで生まれ5歳のときに迷子になり、家族と生き別れたままオーストラリアに養子に出されたという過去を持っていた。しかし成人した今、幸せな生活をすればするほどインドの家族への思いは募るようになっていた。あるとき彼はついに決断する。人生を取り戻し未来へ進むため、実の家族を見つけ出すということを…。おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、捜索を開始したサルー。一歩近づくごとに少しずつ蘇える記憶は、やがてこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。大いなる探索の果てに、彼が見つけたものとは…。

 4月7日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座他にて全国公開。

『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』試写会に15組30名 

2017.02.27 Vol.685

 ゴールデンウイークシーズン、家族で見たいアニメーション映画といえばこちら。今度のしんちゃんは宇宙人と一緒に大活躍!?

 ある日、野原家に宇宙人がやってきた。その名はシリリ。シリリの謎ビームにより、ひろしとみさえは25歳若返り、子供の姿になってしまう。大人に戻るためには、日本のどこかにいるシリリの父親のもとに行かねばならない。野原一家は、シリリをしんのすけのオシリに隠して、父を探しに日本縦断の旅へ! 果たして野原一家は元の姿に戻ることができるのか?

 おなじみのレギュラー声優陣に加え、今回は雨上がり決死隊の宮迫博之と蛍原徹が『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』以来15年ぶりにゲスト声優として参加。宮迫は実は陰の黒幕的存在であるシリリの父親役。蛍原は謎のエージェント・モルダダ役。また、以前からクレヨンしんちゃんの大ファンだったというアーティスト高橋優が主題歌を担当。新曲『ロードムービー』を書き下ろしている。

 4月15日より全国公開。

プレミアムフライデーってもしかしたら使える! 月末の金曜の夕方、何しよう?

2017.02.26 Vol.685

「プレミアムフライデー」が24日スタートした。月末の金曜日は仕事を少しだけ早めに切り上げて、ゆったり過ごそうという試みで、それに合わせて食事やショッピング、エンターテインメント、そして旅行など、さまざまなサービスや提案が行われた。「お金を使う日」という印象が先行していた「プレミアムフライデー」だが、もし自分や友人の職場が導入したらと想像してみると、これが、なかなか使えるんです。少し先のことも考えて、うま?く使って浸透させようと思いませんか。

EXILE THE SECOND オトコが香る最新作

2017.02.26 Vol.685

 人気グループのEXILE THE SECOND(以降、THE SECOND)が3月1日、セカンドアルバム『BORN TO BE WILD』をリリースする。アルバムは、グループの特徴であるワイルドさ、本格始動以降のシングル曲で表現してきたパーティー要素、そしてセクシーさもふんだんに含むオトコの魅力がムンムンと香り立つ仕上がり。本作、収録された楽曲、そして現在進行中の全国アリーナツアーを経て、さらに磨き上げられたステージと、独自のエンターテインメントで、さらに多くの人たちをクギ漬けにしそうだ。

 橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA、EXILE NESMITH、EXILE SHOKICHI、そして、昨年秋に加入したEXILE AKIRAからなる6人組。全員がEXILEのメンバーで、ボーカルを含めてメンバー全員パフォーマーも務めるのが特徴。EXILE TRIBEに属するグループのなかでも稀有な存在だ。グループは昨年夏に『YEAH!! YEAH!! YEAH!!』『Shut up!! Shut up!! Shut up!!』、そして『WILD WILD WILD』のシングル3部作をリリースするとともに本格始動。それとともに全力疾走の勢いで、さまざまな活動を展開している。

 最新アルバム『BORN TO BE WILD』は、THE SECONDの活動、そして存在するうえでのテーマを象徴するものだ。最新シングル『SUPER FLY』を始めとしたシングル曲やカップリング曲、ロックサウンド『Break It Down』、日本R&Bのパイオニア的存在のLL BROTHERSとのコラボナンバー『24』をはじめとした14曲を収録したパーティーでワイルド、そしてセクシーな内容。ボーカリストのSHOKICHI、NESMITHのソロナンバーもあって、それぞれの歌声も堪能できる。また、今まさに行われているツアーの映像も収録されている。

 昨年10月からは全国を巡るアリーナツアーをスタート。公演は次々に追加され、今では発表当初の倍に。現時点で全日程の3分の1弱、9公演を残すのみとなっている。全国各地どのライブ会場においても、ファンもメンバーも一緒になってステージは熱狂に包まれている。フィナーレが近づくにつれステージごとにボルテージは上がりっぱなし。最新作のリリースで加熱っぷりはさらに増していくことは間違いなさそうだ。THE SECONDからますます目が離せなくなってきた。

編集部オススメMOVIE『彼らが本気で編むときは、』

2017.02.26 Vol.685

 小学5年生のトモは母と2人暮らし。ある日、母が男を追って家を出たため、トモは叔父・マキオのもとへ。マキオとトランスジェンダーの恋人リンコと暮らしていた。リンコから初めて家庭のぬくもりを与えられたトモは彼らとかけがえのない絆で結ばれていくが…。

えっ、本当に?『ピコ太郎 PPAPPT in 日本武道館』

2017.02.25 Vol.685

 昨年、文字通り世界にオドロキとともに受け入れられて大ブレークを果たした千葉県出身のシンガーソングライター、ピコ太郎。年明け早々“本当に?”と首をかしげられながら発表した初めての日本武道館公演の日がいよいよ近づいてきた。

 すでに残席もわずかになってきた注目の公演。公演決定時には、ゲストとしてSILENT SIRENやLiSAが出演するほか、お笑いコンビくりぃむしちゅーの上田晋也の特別出演が決定したとアナウンスされた。その時に、ピコ太郎本人は「いろんなのが混ざったライブ」で「ピコ太郎の魅力を満載でお送りしたい」と話している。その“いろんなの”はこれから当日までにも増え続けるのかも含めて、ワクワクが続きそうだ。日本武道館公演に続き、台湾での海外公演も決定しており、まだまだピコ太郎人気は続きそう? それが正しいか否かを確認するためにも、日本武道館の「残りわずか」なチケットを手に入れたい。

すべての夢追い人に贈る、最高にロマンティックなミュージカル!『ラ・ラ・ランド』

2017.02.25 Vol.685

 アカデミー賞史上最多タイとなる、作品賞他14部門にノミネート。ゴールデン・グローブ賞では歴代最多7部門を受賞した、今年の賞レース大本命の一本。昨年、鬼コーチと若きドラマーの狂気のような情熱を描いた『セッション』で第87回アカデミー賞で3部門を受賞したデイミアン・チャゼル監督の最新作として、日本でも早くから高い注目を集めていた作品だ。

 緊迫と狂気に満ちた前作から一転、本作はなんと、華やかなハリウッドを舞台に夢を追う恋人たちを描くミュージカル。しかしそこはチャゼル監督作。見る者の想像を越える、演出力は圧巻。名シーンを生み出す多彩な音楽、驚愕のカメラワークによる映像、観客をミュージカルの世界に引き込むセットや衣装…。すべてオリジナルで作られた本作の歌、音楽、ダンス、物語には、夢のようなロマンティックさと、心が締め付けられるような切なさ、夢を追う情熱が生き生きと織り込まれている。

 歌やダンスを披露する役者陣も魅力的。ジャズピアニストのセブ役に『きみに読む物語』『ドライヴ』のライアン・ゴズリング。女優志望の恋人・ミア役に『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でも高く評価されたエマ・ストーン。前作の鬼コーチ役で助演男優賞に輝いたJ・K・シモンズも出演。

 賞レースの行方に注目しつつ見ておきたい作品。

編集部オススメMOVIE『トリプルX:再起動』

2017.02.24 Vol.685

 世間から身を隠していたエクストリーム・スポーツ界のカリスマ、ザンダー・ケイジだったが、政府の極秘エージェントとなることに。新たに招集されたチーム“トリプルX”を率いて、制御不能な軍事兵器の奪回に挑む。

松潤「どんなときも」パズドラの二宮にドン引き

2017.02.24 Vol.685

 嵐の二宮和也と松本潤が20日、都内で行われたゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」5周年記念に関する記者発表会に主席した。司会者からの「どんな時にパズドラをしますか」の質問に、このゲームを極める二宮はモゴモゴ。松本に「どんな時って(二宮は)どんな時もですよ!」と突っ込まれるとニヤニヤと苦笑いだった。松本は二宮がゲームのために机の上のスマホが動かないようにするシリコン製のシートまで使っていると暴露した。

 嵐はアニバーサリータイミングでのテレビCMに出演。CMは「パズル&ドラゴンズ」を提供するガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の森下一喜代表取締役社長CEOの「人間パズドラみたいなものをやってみたい」というアイデアを反映したもので、メンバーがドロップを流れるように受け渡すという内容で、撮り直しを何度も重ねたという。二宮は社長に「言うのは簡単ですよね」と笑顔でぶっちゃけた。

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