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那須川龍心が98秒KO勝ちで「天心が引退して下がっている状況を変えられるのは俺しかいない」とキックボクシング界再興を約束【GOAT】

2025.10.31 Vol.Web Original

 前RISEフライ級王者の那須川龍心(日本/TEAM TEPPEN)が10月30日、東京・後楽園ホールで行われたキックボクシングの新イベント、キックボクシングフェス「GOAT」のメインイベントに出場した。2022年度ムエタイ年間最優秀選手賞(MVP)のチャラームダム・ナヨックエータサラ(タイ/NayokAThasala GYM)と対戦し、わずか98秒でKO勝ち。それも前日会見で予告したファンタスティックな派手な技、バックキックでフィニッシュし、会場を大きく盛り上げた。

 1R、ともにオーソドックスの構え。那須川は左ジャブ。チャラームダムは右ロー。そこに右ストレートの那須川。那須川は左ジャブ、飛び込んで左フック。那須川は左ボディー、左フック。そして右ストレート。なおも圧をかけて右フック、左アッパーのコンビネーションでダウンを奪う。立ち上がったチャラームダムに襲い掛かる那須川はパンチを連打。防戦一方となるチャラームダム。那須川は左ボディーを効かせるとバックスピンキックをボディーにぐさり。チャラームダムはたまらずダウン、悶絶しそのまま立ち上がることができず、那須川がわずか98秒でKO勝ちを収めた。

【短期集中連載】〈日本で最も歴史の長いプロ格闘技・シュートボクシング40年史〉第5回 闘い方も身のこなしもトリッキーだった平直行

2025.10.30 Vol.Web Original

 来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行「〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025」を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)

龍聖節復活「相手はいい仕上がりじゃない」「GOATは絶対に僕が続けさせる」。ライバル久井大夢に2連勝のロムイーサンと対戦【GOAT】

2025.10.29 Vol.Web Original

 キックボクシングの新イベント、キックボクシングフェス「GOAT」(10月30日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10月29日、都内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。

 計量後に行われた会見で再起戦に臨む元KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(BRAID)が「GOATは絶対に僕が続けさせる」などと“龍聖節”を復活させた。

 今大会は全7試合が行われ、龍聖は第5試合のKNOCK-OUT BLACKルール、60kg契約でロムイーサン・TIGER REON(タイ/REON Fighting sports GYM)と対戦する。ロムイーサンは龍聖が2連敗を喫した久井大夢に2連勝の強豪。龍聖は6月のKNOCK OUTのビッグマッチで久井に敗れて以来の再起戦で、その久井の天敵と対戦する。

 会見で龍聖は「KNOCK OUTの龍聖です。明日はノックアウトします」、ロムイーサンも「明日はKOします」と互いにKO宣言からスタート。

 龍聖はこの日、顔を合わせたロムイーサンについて「そんなにいい仕上がりではないのかなと思いました」といきなりかます。これにロムイーサンは「龍聖選手には若さを感じました。パワーと強さがある体だなという印象を持ちました。自分はいつも通りです」とさらりとかわした。

ISKA王座に挑戦の松倉信太郎「一流の扱いをしていただいているのでしょうもない試合はできない」【GOAT】

2025.10.29 Vol.Web Original

 キックボクシングの新イベント、キックボクシングフェス「GOAT」(10月30日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10月29日、都内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。

 今大会では前K-1 WORLD GPミドル級、元KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王者の松倉信太郎(TEAM VASILEUS)が「ISKA K-1ルール 世界スーパーミドル級タイトルマッチ」で王者・ブリース・コンボウ(カメルーン/Amarani Palace)に挑戦する。松倉は9月2日にK-1との契約が満了。今回は団体を離れての初戦となる。

 計量は松倉は77.90kg、コンボウは77.75kgだった。

 計量後に行われた会見で松倉は「ISKAのベルトにここで挑戦させてもらえることにすごく興奮していますし、何よりキックボクシングフェス『GOAT』というイベントが明日初めて開催され、そこで試合ができることはすごく楽しみ。明日は会場とか、いろいろなことを含めて僕の中では結構規格外だと思っている。必ず見たほうがいいと思っているので、格闘技関係者はもちろんそうですけど、そうじゃない方々にも見てほしいと心から願っています」と語った。

 コンボウについては「試合映像を見て、すごく強いチャンピオンだなと思いました。パンチもローも倒せる一発を持っているし、体がすごく強い。すごく楽しみだなと思いました。今回は78kgなんですが、重い階級になると正直結構、面白くない試合ってすごく増えてくる。スタミナがなかったりとか、雑さが目立つということもあるんですけど、この選手とだったら結構ハイレベルな試合が見せられると思うし、それを後楽園の場で皆さんに見せられるっていうのはすごく楽しみ。相手の印象はそんな感じだったんですけど、今日、向き合ってみては、やっぱりヨーロッパで鎬を削っているだけあって落ち着いているなということをすごく感じました」と評した。

新イベント第1回大会で堂々メインを務める那須川龍心「明日は自分が本物であることを証明する。自分しかメインを張れる奴はいない」【GOAT】

2025.10.29 Vol.Web Original

 キックボクシングの新イベント、キックボクシングフェス「GOAT」(10月30日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10月29日、都内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。

 記念すべき第1回大会のメインイベントを務める那須川龍心(日本/TEAM TEPPEN)は「明日は自分が本物ということを証明できれば」と試合に向けての決意を表明した。

 計量では那須川は53.4kg、対戦相手のチャラームダム・ナヨックエータサラ(タイ/NayokAThasala GYM)は53.50kg。ともに仕上がりの良さを感じさせた。チャラームダムは2022年度ムエタイ年間最優秀選手賞(MVP)受賞者で元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級とチャンネル7スーパーバンタム級王者。

 計量後の会見で那須川は「今回、過去一調子も良くて、仕上がりも良くてここまで本当に順調に来れました。僕は本物を目指している。僕がいろいろな団体だったり、違うルールだったりに挑戦している理由は“自分が本物”ということを証明したいから。なので明日はしっかり本物ということを証明できればと思っています」と「本物」という言葉を何度も口にした。

 チャラームダムについては「何でもできるなっていうイメージ。何が強いとか、パンチが強い、蹴りが強い、そういうのがない。本当に怖さがなくて、そういう怖さがないのは逆に怖いなっていうのが印象」と評した。その「怖さがないのが逆に怖い」というのは「警戒するものがないので、逆に何が来るか分からない。そういうのが本当に一つの怖さかなと思いますね」と補足した。

那須川龍心が「逃げられた」発言の花岡竜にアンサー「逃げているつもりはない。挑戦者決定トーナメントはやってほしい」【RISE】

2025.10.29 Vol.Web Original

 前RISEフライ級王者の那須川龍心(TEAM TEPPEN)が10月29日、現RISEスーパーフライ級王者の花岡竜(橋本道場)へ「逃げているつもりはない」と返答した。

 那須川は10月30日に東京・後楽園ホールで開催される新イベント、キックボクシングフェス「GOAT」に出場する。

 RISEは22日に今年最後の大会となる「RISE194」(12月14日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見を行ったのだが、その際に花岡が「12月は本来だったら僕は防衛戦をする予定。挑戦者も散々名前を出していた選手を指名させてもらったんですが、見事に逃げられちゃって」と発言。この逃げられた相手というのは那須川のこと。RISEの伊藤隆代表もGOATからの試合間隔の短さから那須川のタイトル挑戦が実現しなかったことを明かしていた。そのうえで花岡は「そんな甘い考えで名前を出してくるなよということ。一回断られてるってことなんで、すぐに挑戦したいと言われても。スーパーフライ級でまた挑戦者決定トーナメントでも組んでもらって、そこでちゃんと段階を踏んでからじゃないと僕はやる気はないです」とも語っていた。

 那須川はこの日、GOATの前日計量と前日会見に参加。この花岡の発言について「自分の心境としてはチームと話し合ってこういう結果になったので逃げているつもりはないですけど、向こうがチャンピオンなのでそう思われてもしょうがないのかなって思います。“挑戦者決定トーナメントやってもらって”みたいなことを言っていたので、やってもいいのかなっていうのはある。そこはRISEと話して決めようかなと思っています。自分の心境としてはそういうトーナメントをやってほしいですね」と挑戦者決定トーナメントにも異存はないと語った。

RIZINと川崎フロンターレがタイアップ。11月8日の岡山戦で鈴木千裕が始球式

2025.10.28 Vol.Web Original

 RIZINが10月28日、サッカーJリーグの川崎フロンターレとタイアップし、11月8日の川崎vsファジアーノ岡山戦でさまざまな企画を行うことを発表した。

 この日は川崎のホームであるUvanceとどろきスタジアムで昨年5月に続き2回目となる「ボーイズビーアンビシャス」と題されたイベントが開催される。

 タイアップ企画ではまずはRIZINの選手の入場コールでおなじみのレニー・ハート、そしてRIZINでの実況や川崎フロンターレでも数々のイベントに出演する長坂哲夫アナによる、オリジナル選手紹介を実施。そして鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が始球式を行う。

 試合開始前に11時30分~14時30分には場外フロンパーク(野球場前広場)でRIZINの榊原信行CEOの出身地でもある愛知県半田市、中利株式会社の最高級たまりしょうゆ「百年の技」を使用したどぶ漬け唐揚げ「ばらあげ」を販売。この唐揚げは2024年には日本唐揚協会主催の「からあげグランプリ」で金賞を受賞した、RIZIN大会会場ではおなじみのグルメ。

 また場外フロンパークでは「戦うフリーター」こと所英男が武蔵小杉で運営しているフィットネスジム「所プラス」によるキックのミット打ち体験ができるブースが登場。所も13時30分~14時30分に参加の予定となっている。

 今回のイベントの詳細は川崎フロンターレ オフィシャルウェブサイト( https://www.frontale.co.jp/info/2025/1027_7.html )まで。

【短期集中連載】〈日本で最も歴史の長いプロ格闘技・シュートボクシング40年史〉第4回 立ち技女子をリードし続けたシュートボクシング

2025.10.28 Vol.Web Original

 来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行『〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025』を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・石本文子)

HIMAWARI&鈴木志乃組がタッグ王座前哨戦で王者・上福ゆき&上原わかな組から勝利を挙げ好発進【TJPW】

2025.10.27 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月26日、東京・両国KFCホールで「TJPW Autumn Victory in RYOGOKU」を開催した。11・9後楽園ホールでプリンセスタッグ王座(王者組=上福ゆき&上原わかな《Over Eats》)に挑むHIMAWARI、鈴木志乃が前哨戦で王者組から勝利を挙げ、タイトル戦に向け好発進した。

 この日、HIMAWARI&鈴木は風城ハルを加えたトリオで出陣し、上福&上原&キラ・サマーと6人タッグマッチで激突。上福がドロックキック、卍固めでHIMAWARIを攻め立てれば、HIMAWARIはお姫様落としで反撃。鈴木は上福にエルボー連打を叩き込んでいった。上原が鈴木にドロップキックからバナナピローもカット。オーバーイーツは鈴木に合体式フラップジャック。鈴木は上原をベリー・トゥ・ベリーで投げ捨てた。キラがHIMAWARIにバックドロップから逆エビ固めで絞り上げるもカット。上福が逆フェイマサーで風城を排除すると、HIMAWARIがキラをサン・フラワーテンペストで3カウントを奪取した。

 マイクを持ったHIMAWARIが「今日(中国から)帰ってきたら、この前哨戦で勝って。このまま勝って勝って、ベルトまで獲ろうじゃないの!」と言えば、鈴木も「獲る! 今日勝てて、挑戦(表明)したあの日から、ますます私は獲れるって確信になってる。絶対に獲ろう!」とベルト獲り宣言。最後は新チーム名の「Bumping gRittes(バンピング・グリッターズ)!」と叫んで、大会を締めくくった。

アイドルとプロレスを両立する高見汐珠が新世代トーナメント「ねくじぇね」を制覇し、11・9後楽園でインター王者・遠藤有栖に挑戦へ【TJPW】

2025.10.27 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月26日、東京・両国KFCホールで「TJPW Autumn Victory in RYOGOKU」を開催した。アイドルとプロレスを両立するグループ「アップアップガールズ(プロレス)」に在籍する高見汐珠(うた)が新世代によるシングルトーナメント「ねくじぇねトーナメント’25」を制覇して、11月9日の後楽園ホールで遠藤有栖の保持するインターナショナル・プリンセス王座に挑むことが決まった。

 今年の「ねくじぇね」には高見のほか、七瀬千花、キラ・サマー、小夏れんの4選手がエントリーし、「ダブルイリミネーション方式」で実施された。通常のトーナメントは「1敗=敗退」だが、この方式では「2敗した時点で敗退」となるルール。優勝者には同団体が管理するタイトル(プリンセス・オブ・プリンセス王座、プリンセスタッグ王座、インター王座)のいずれかへの挑戦権が与えられることになった。

 高見は10・4品川で小夏、10・12新宿でキラを下し、2連勝で最終戦に進出。対峙することになった七瀬は初戦(10・4品川)でキラに敗退も、10・12新宿で小夏、10・19高崎でキラを破って生き残った。最終戦では高見は無敗のため、勝てば即優勝。七瀬は1敗しているため、優勝するためには2連勝が必須となる状況での戦いとなった。

 ドロップキック連発で攻め立てた高見は振り子式ドロップキック、コアラクラッチにいくも、脱出した七瀬はエルボー連打で3カウントを奪った。これで1敗同士となり再戦に持ち込まれた。

 再試合で高見はバックエルボー、ドロップキック、反転式ミサイルキックと猛攻も2カウント。七瀬はエルボー連打、ドロップキック、稲荷鳥居もエスケープ。さらに七瀬は稲荷鳥居・改で締め上げるも、抜け出した高見はコアラクラッチ。その後、グラウンドに移行して、そのまま締め上げてギブアップを奪った。

辰巳リカがパートナー桐生真弥を裏切り、アイアンマン王座強奪「誰からの挑戦も受けません。逃げ続けます」【TJPW】

2025.10.27 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月26日、東京・両国KFCホールで「TJPW Autumn Victory in RYOGOKU」を開催した。辰巳リカがタッグパートナーの桐生真弥を裏切って、アイアンマンヘビーメタル級王座を強奪した。

 地元・群馬での凱旋大会(19日)まで、なんとかベルトを死守して故郷に錦を飾った桐生は、この日、辰巳とのコンビでハイパーミサヲ&らくと対戦。先に入場したミサヲはマイクを持つと、らくと共謀して桐生の入場時を狙うことを宣言。らくとともに入場ゲート前に潜んでいたが、桐生は逆のゲートから登場。さらにパートナーの辰巳がガッチリとガードして、ミサヲ組の企みを阻止。

 ミサヲ組の奇襲から始まった試合は、ミサヲがスプレー噴射から丸め込み連発も、桐生は必死で返していった。場外でもミサヲ、らくが丸め込みを図るも、辰巳が2人にチョーク攻撃。ところが辰巳が桐生の頭に一撃。リングに戻ると、辰巳はチョークからスライディングヒップを叩き込んで3カウントを奪い、ベルトが移動。それでも試合は続き、らくがハリケーンターンで丸め込んで勝利したが、ベルトはすでに辰巳の手に渡っており、らくにはむろん移動せず。

 まんまとベルトを手にした辰巳は「桐生真弥って本当にバカだよねぇ! 私が人生2度目のアイアンマンのチャンピオンになりました。12月(7日)には後楽園で『おちゃプロ☆後楽園』っていうOCHA NORMA(オチャ ノーマ)さんとのコラボ興行があるんですけど、私は絶対そこまで防衛して、私の推しメンで、プロレス大好きでうちにもゲスト解説に来てくれた(中山)夏月姫ちゃんにプレゼントしようと思ってます! それまで絶対に防衛しまーす!」と宣言。とはいえ、それまで1カ月以上もあるが、「誰からの挑戦も受けません。逃げ続けます。試合しない」とキッパリ言い切った。

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