大規模なサイバー攻撃が世界各地で一斉に発生した。攻撃はコンピューターをロックし、解除のために仮想通貨「ビットコイン」を300ドル(約3万4000円)から600ドル(約6万8000円)支払うよう求める表示が出ており、「ランサムウエア」(身代金要求型ウイルス)とみられる。攻撃は約100カ国で起きており、日本では15日には約600カ所の2000端末がウイルスに感染した可能性があることが分かった。ロイター通信は15日、今回のプログラムコードの一部が、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が過去の攻撃で使ったプログラムに類似していたと報じた。
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フランスで39歳の大統領
フランス大統領選は7日、決選投票が行われ、即日開票の結果、欧州連合(EU)との協調を重視する独立系のエマニュエル・マクロン前経済相が新大統領に選出された。現行の第五共和制憲法が公布された1958年以降、左右二大陣営に属さない仏大統領の誕生は初めて。39歳の大統領は仏史上最年少。ちなみにファーストレディーになるマクロン氏の妻、ブリジットさんは同氏の高校時代の恩師。
ロシアが福島廃炉に協力の用意
安倍晋三首相は4月27日午後(日本時間同日夜)、クレムリンでプーチン露大統領と会談した。会談後の共同記者発表で、プーチン氏は東京電力福島第1原発事故の廃炉作業で協力する用意があると明言した。両首脳は昨年12月の山口・長門会談で合意した北方領土の共同経済活動の実現に向け、官民による現地調査団を5月中にも派遣することで合意。緊迫する北朝鮮情勢については北朝鮮に対し国連安保理決議の順守と挑発行為の自制を求めていくことで一致した。
護憲か改憲か…70回目の憲法記念日
憲法記念日の3日、安倍晋三首相は改憲派が都内で開いた集会にビデオメッセージを寄せ、9条に自衛隊の存在を明記した条文を追加した憲法改正を行い、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020(平成32)年を「新しい憲法が施行される年にしたい」と明言した。首相が9条の具体的な改正と施行時期に言及したのは初めて。
一方、東京都内で開かれた護憲派集会には野党4党の幹部らが出席。共産党の志位和夫委員長は「(改憲の是非が衆院選の)争点になる。安倍政権のもとでの憲法改悪はもってのほかだと4党が一致している。衆院選に向け選挙協力体制を早く作りたい」と話した。
【今週の一言】2017.4.21〜2017.5.4<NEWS HEADLINE>
クリントン元米国務長官が昨年11月の大統領選に敗れたのは、FBIが直前の10月28日に自身のメール問題の捜査を再開したためだとの認識を示し「選挙が10月27日に行われていれば、私が大統領だっただろう」(2日、ニューヨークでの女性問題に関する会合で)
→まあ大統領になってから捜査が始まったら大変だったし…。
北朝鮮の朝鮮中央通信が核開発の中止を求める中国に対し「朝中関係の赤い線(レッドライン)を中国が越えている」「核は尊厳と力の絶対的象徴であり、赤い線を越えているのはわれわれではない」(3日)
→いやいや君らやろ。
トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長について「スマートクッキー(利口な人物)」(4月30日に放送されたCBSテレビとのインタビューで)、て「私が会うことが適切であれば会談するだろう。そうなれば光栄だ」(1日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューに)
→よし、どこでやる?
小池百合子東京都知事が朝の通勤電車の混雑解消に向け「快適通勤の取り組みを『時差Biz』と名付け、皆さんと一緒に進めたい」(4月28日、快適通勤プロモーション協議会で)
→東京都は7月11?25日に実施するとか。うっかりみんなが同じ時間ずらさないように気をつけないといかんな。
自民党の二階俊博幹事長が辞任した今村雅弘復興相の失言にあたって「一行でも悪いところがあれば、『けしからん、首を取れ』と。なんちゅうことか」(4月26日)、「本人の話を聞いてあげても良いのでは、との思いだ」(28日)
→まあ言った内容が内容だからなあ…。
女子テニスの「ポルシェ・テニス・グランプリ」でドーピングよる15カ月間の出場停止処分から復帰を果たしたマリア・シャラポワ「合法的に使える代わりの薬は見つかったのか」と問われ「それは私とツアーとドクターが知っていればいい」(4月26日、1回戦を終えた後の会見で)
→質問自体が薬使うことが前提になっているのね。
【今週の“人”】中川俊直衆議院議員
政府は18日、中川俊直経済産業政務官(46)=衆院広島4区=の辞任を発表した。中川氏は20日発売の週刊新潮で女性問題が報じられたのだが、それを見越しての辞任、事実上の更迭とみられている。
中川氏は18日、フェイスブックで「家族がありながら、会社員時代からの知り合いの女性に好意を抱き、その方を深く傷つけてしまい、誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪した。
報道によると中川氏は不倫関係となっていた女性と海外で“挙式”し、別れ話がこじれて女性宅のドアをたたき、警視庁にストーカーとして登録されたという。
中川氏は3月にはフライデーで自民党の女性国会議員との“密会”が報じられたばかりだった。
萩生田光一官房副長官は19日の記者会見で「きちんと国民に説明すべきだ」と中川氏の説明責任を求めた。
自民党の二階俊博幹事長は講演で「自民党は当選1?3回生が半数以上を占める。若い議員にしっかり頑張ってもらわないと日本の政治はひっくり返っちゃうよ」と危機感をあらわにした。
ちなみに自民党の中川氏の同期というと、被災地視察をめぐる失言で3月に内閣府兼復興政務官を辞任した務台俊介氏、金銭トラブルで一昨年離党した武藤貴也氏、不倫問題で昨年議員辞職した宮崎謙介氏らといったところ。
【今週の一言】2017.4.7〜2017.4.20
北朝鮮の崔竜海朝鮮労働党副委員長が「核攻撃を受けた場合、わが国流の核攻撃で反撃する用意がある」(15日、軍事パレードの開会式で)
→おっかないこと言うなあ。
ペンス米副大統領が北朝鮮に対し「(トランプ)大統領の決意やこの地域の米軍の力を試すようなことはしないほうがよい」(17日、訪韓中)
→こういう人が一番怖い。
チームバスが爆破事件に遭ったドルトムントの香川真司「街ではなく、クラブチームとして完全に僕たちが狙われたというのは恐ろしいこと」(15日)
→これから先は大丈夫なんかい…。
山本幸三地方創生担当相「文化観光を進めなければならないが、一番のがんは学芸員という人たち。一掃しないといけない」(16日、大津市内での講演後)、「適切ではなかった。撤回しておわび申し上げる」「文化が大きな観光資源になるので、学芸員の方々も観光マインドをもってもらう必要があるという趣旨だった」(17日)
→なぜ最初からそう言わない?
東芝綱川社長が監査法人の意見表明なしの決算発表について「これ以上延期しても、監査法人からの意見表明を得られるか分からない」(11日、記者会見で)
→得られるように頑張んなさいよ。
スパイサー米大統領報道官がシリアでの化学兵器攻撃が疑われるなか「ヒトラーのような卑劣な人物でも化学兵器は使わなかった」(11日の記者会見で)
→戦場ではでしょ。
財務省・佐川理財局長が森友学園の問題に関する電子データについて「この期間を経過すると、そうした専門家におきましてもデータの復元ができないというふうに聞いてございます」(12日、国会での答弁で)
→敬語が鼻につくんだよな。
競泳日本選手権で池江が女子史上初の5冠達成
競泳の世界選手権(7月、ブダペスト)の代表選考会を兼ねて行われた競泳日本選手権(4月13?16日、愛知県・日本ガイシプラザ)で池江璃花子が女子で史上初の5冠を達成した。
池江は50メートルバタフライ(第1日)、200メートル自由形(第2日)、100メートル自由形(第3日)と一つずつ階段を上り、最終日(16日)も50メートル自由形と100メートルバタフライを完勝。目標の日本記録更新は最後までかなわなかったが、「達成感でいっぱい。記録は悔しいけど、初めて5冠ができていい経験になった」と笑顔で偉業達成を喜んだ。
いずれも派遣標準記録を突破し、17日にはこの5つの種目で世界選手権の代表に選出された。
男子ではライバル対決が注目された瀬戸大也と萩野公介は第1日(13日)の男子400メートル個人メドレーでは瀬戸が4分10秒44で初優勝。萩野を0秒01押さえた。念願だった日本一の座に「日本最高峰のレースで公介(萩野)に勝てて素直にうれしい」と会心の笑みを見せた。
昨年9月に受けた右肘の手術の影響が懸念されていた萩野だったが、第3日(15日)の男子200メートル個人メドレーでは雪辱を果たし6連覇を達成。瀬戸は2位だったが、ともに日本水連の選考基準を満たして代表に選ばれた。萩野はこの日、400メートル自由形も制し、第2日(14日)の200メートル自由形、最終日(16日)の200メートル背泳ぎと合わせ今大会4冠を達成した。背泳ぎは昨年まで日本選手権を10連覇していた第一人者の入江を下しての初優勝。しかし200メートル自由形は5連覇を果たしたものの1分47秒29と平凡なタイムに終わり、派遣標準記録を上回ることはできなかった。
東芝が異例続きの決算発表
2017.4.7〜2017.4.20 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>
ペンス米副大統領来日
2017.4.7〜2017.4.20 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>
英が6・8解散総選挙へ
2017.4.7〜2017.4.20 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>