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東京医科大卒の医者の腕前は…? 一般入試で裏口入学に女子減点

2018.08.10 Vol.709

 東京医科大学が不祥事続きで揺れている。

 まずは7月5日、文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件で、受託収賄容疑で逮捕された前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)に支援対象校の選定で便宜を図ってもらえるように依頼したのが東京医科大の臼井正彦理事長(77)であることが発覚した。

 佐野容疑者は文科省官房長だった昨年5月、文科省の「私立大学研究ブランディング事業」の対象校に選定してほしいという依頼を受け、その見返りとして今年2月、同大を受験した息子を合格させてもらった疑いで逮捕されているのだが、鈴木衛学長(69)もこの入学試験の不正に関与していたという。

 6日には臼井氏と鈴木氏が辞任。2人は7月24日に贈賄罪で在宅起訴された。

 この問題がひと段落着いたと思いきや、今度は8月2日には医学部医学科の一般入試で、女子受験生の点数に係数をかけて一律に減点するなどして合格者を全体の3割程度に抑制していたことが発覚する。募集要項には男女別の定員は定められておらず、平成23年ごろから受験生に説明のないまま行われていたという。入試で性別を理由とした恣意的な得点操作が行われていたことが明らかになるのは極めて異例なこと。

ドローンで暗殺未遂?

2018.08.10 Vol.709

 ベネズエラのマドゥロ大統領が8月4日に行われた国家警備隊創設81周年の式典で演説中に、爆発物を積んだ小型のドローンが上空で爆発した。爆発は演壇近くや隊列の上空などで2回あったとみられている。マドゥロ氏は「私の目の前で爆発した。私の暗殺を狙ったものだ」とし、「背後にはコロンビアのサントス大統領がいる」と非難した。コロンビア当局者は「事実無根」としている。

本田がOA枠での東京五輪出場目指す意向示す

2018.08.10 Vol.709

 元サッカー日本代表でワールドカップ(W杯)に3大会連続で出場した本田圭佑が豪州Aリーグのメルボルン・ビクトリーに加入することが8月6日、決まった。クラブが同日、2018〜2019シーズンの契約を結んだことを発表した。

 本田は会見に「とても幸せだ。早くプレーできることを楽しみにしている」というビデオメッセージを寄せた。

 本田は昨季はメキシコのパチューカでプレー。プロ生活を始めた名古屋から移籍先はすべて異なる国で、今回は6つ目のクラブとなる。

 本田は2日、2020年東京オリンピックの日本代表に、オーバーエイジ枠(OA)での出場を目指す意向を示した。4年後のW杯には改めて否定的な考えを示し「それ以外の目標を見つけないとサッカーを続けることも難しい」と話し、五輪を目指す理由として、自国開催に加え「世界一を狙うのは五輪しかなかった。あと2年、自分を鍛え上げる」と話した。

桃田が世界バド男子シングルスで優勝

2018.08.10 Vol.709

「世界バドミントン選手権」(中国・南京)で8月5日に行われた男子シングルス決勝で、日本の桃田賢斗が中国の石宇奇を2−0で破り、この種目で日本勢として初優勝した。

 2015年大会で銅メダルだった桃田は2016年4月に違法賭博問題で日本バドミントン協会から無期限の試合出場停止処分を受け、今年代表に復帰したばかりだった。

日本ボクシング連盟の山根明会長の 辞任の理由は“嫁のOK”

2018.08.10 Vol.709

 アマチュアボクシングの都道府県連の有志らによる「日本ボクシングを再興する会」が日本オリンピック委員会(JOC)などに、アマチュアボクシングの統括団体である「日本ボクシング連盟」内で行われている助成金の流用、試合の判定の不当な操作、不正経理などを7月27日に告発した。

 助成金の流用というのは2016年リオデジャネイロ五輪に男子ライト級で出場した成松大介選手に対して日本スポーツ振興センター(JSC)が2015年度に交付した助成金240万円が、日本連盟の指示で3等分されて別の2選手に80万円ずつ渡されていたというもの。

 これについては連盟は不適切使用の事実は認めたが、他の選手を強化したい山根明会長の親心だったと主張した。山根会長も「親心から3等分に分けなさいと言った。不正という認識はなかった」とメディアに答えた。

 その一方で成松選手に対し連盟の幹部から「会長の命令っていうと、おかしくなっちゃうから」「あなたが(自分の意思で)分けてやったと言ってくれるとうれしい」などと、隠蔽を依頼するような動きもあったという。

 また不正判定というのは日本連盟の山根明会長が過去に県連盟役員を務めた奈良県の選手に有利なジャッジが行われていたというもので、メディアでは2016年の岩手国体で奈良代表の選手が2度ダウンしたのにもかかわらず相手の岩手代表の選手が敗れた試合が連日取りざたされた。

 山根会長は正式な会見こそ行わないものの、8月3日以降、メディアの取材には応じ、その中で「僕は世界からカリスマ山根と呼ばれてる男ですから」「悪いことはしていない。身体の話が出ること自体おかしい」「私は、歴史に生まれた、歴史の男でございます」などと強気の発言を繰り返していた。

 しかし6日には山根氏が約50年にわたり暴力団関係者と親しい間柄だったことを認めたことなどから、“山根派”と目された理事たちからも辞意を求める声があがり、7日に開催された緊急理事会で会長に進退を一任。8日に山根氏が一方的に声明を読み上げる形で会長を辞任した。

 声明の中では辞任の理由については「現在再婚している嫁に“私はどうなっても会長を死ぬまで面倒みるから。今は楽になってください”と言われた」と述べ、告発された問題についてはなにひとつ触れなかった。

 そして「選手の皆さん、将来、東京五輪に参加できなくても、その次の五輪もあります。頑張ってください」という謎の言葉を残し会見場を去っていった。

 今回の騒動は山根氏に権力が一極集中した結果起こったもの。山根氏は日本代表監督を長く務め、平成23年に連盟トップに就任。選手強化費を増やすなどし、2012年ロンドン五輪での複数メダル獲得につなげた。その功績をバックに発言権を強めたとされる。定款にない「終身会長」を創設。連盟から都道府県連への要求は加速し、宿泊部屋に用意する酒やつまみの細部にわたるリストもあったという。

3Dプリンター銃ウェブ公開差し止め

2018.08.10 Vol.709

 米ワシントン州シアトルの連邦地裁は7月31日、非営利団体「ディフェンス・ディストリビューテッド」が8月1日に予定していた3Dプリンターで銃が作れるソフトウェアの一般公開の差し止めを命じた。同団体は2013年に3Dプリンターで銃を製造する方法をネットで公開したが国務省が公開を禁止。これを不服とし、提訴していたが今年6月にトランプ政権と和解し公開が認められる運びとなっていた。

広島で被爆から73年の原爆の日

2018.08.10 Vol.709

 広島は8月6日、被爆から73年の「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和祈念式典)が営まれ、「核兵器のない世界」への誓いを明らかにした。式典には過去3番目に多い85カ国と欧州連合(EU)代表部の大使らが参列。米国のハガティ駐日大使は同国の駐日大使としては3年ぶり、トランプ政権では初の参列となった。

野村萬斎氏が総合統括就任

2018.08.10 Vol.709

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の制作体制が7月30日決まった。総合統括を狂言師の野村萬斎氏、五輪担当統括を映画監督の山崎貴氏、パラリンピック担当統括をクリエーティブディレクターの佐々木宏氏が務める。野村氏は31日に行われた会見で「シンプルかつ和の精神に富んだ五輪・パラリンピックになるよう全力を尽くしたい」などと語った。

東京2020大会まで「あと2年!」池江選手「国民全員でメダルを」

2018.08.10 Vol.709

 東京2020組織委員会と東京都は「東京2020オリンピック・パラリンピック」開催まで2年となった7月24日、東京スカイツリータウンで「開催まであと2年!東京2020オリンピックカウントダウンイベント〜みんなのTokyo 2020 2Years to go!〜」を開催した。

 4階のスカイアリーナでは「打ち水イベント」を皮切りに多くのイベントが行われたのだが、連日の暑さにもかかわらず多くの観客が詰めかけた。
 ステージで行われたボランティアPRイベント「みんなでつくるTOKYO 2020」ではオリンピアンの寺川綾、パラリンピアンの山田拓朗にリオ、平昌の五輪や東京マラソンのボランティア経験者が集まりトークショーを行った。

 寺川さんが「どの五輪でもボランティアの方はものすごく積極的。ちょっとでも困ったそぶりを見せたらいろいろなところから人が来てくれた。ボランティアの方の積極性は見習わなければいけないと思った」などと選手側からの思い出を語れば、リオ大会でボランティアを務めた新城正恵さんは「一人一人が“私が大会を支えているんだ”という気持ちで臨むのがポイントだと思う」とそれぞれが経験者でなければ分からないようなボランティアについてのエピソードを披露した。

 その中で異彩を放っていたのがお笑い芸人の小島よしお。小島はかつて2年ほど外国人とルームシェアしながら生活、またアメリカに短期留学していたことから「実は国際派」ということでこのトークに参加した。

柔道家・阿部一二三【プロの瞬撮】

2018.08.10 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

女子トーナメント開幕!“生きる伝説”里村明衣子がトリで登場【WWE】

2018.08.09 Vol.Web Original

決勝戦は10月28日「エボリューション」で開催
 WWEが開催する女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック 2018」が8月8日(現地時間)に開幕した。

 オープニングパレードでは優勝を競い合う世界12カ国から集められた32名が紹介された。トーナメントには日本人選手は3人参戦。松本浩代は“破壊する女”として14番目に登場。紫雷イオは17番目に登場すると会場からはイオコールが巻き起こった。そして最後のトリを飾ったのは里村明衣子。“生きる伝説”として紹介された里村はファイティングポーズを決めて会場を沸かせた。また、元WWEディーバス王者のケイトリンやNXT UKのスーパースターとして昨年に続き参戦するトニー・ストーム、選考試合で勝ち上がったタイナラ・コンティなど多彩なメンバーが集結した。

「メイ・ヤング・クラシック 2018」の模様は9月6日(日本時間)にWWEネットワークで初公開され、その後、毎週木曜日午前10時に準決勝まで配信され、決勝戦は10月28日、WWE史上初の女子のみのPPV大会「エボリューション」で行われる。

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