SearchSearch

「禊の旅の途中」のボビー・オロゴンが約14年ぶりのMMA参戦【RIZIN.32】

2021.10.25 Vol.Web Original

 RIZIN初の沖縄開催となる「RIZIN.32」(11月20日、沖縄・沖縄アリーナ)にボビー・オロゴンが参戦することが10月24日、発表された。

 RIZINはこの日、神奈川・ぴあアリーナMMで「RIZIN.31」を開催。休憩明けに榊原信行CEOがリングに上がると「ボビー・オロゴンRIZIN参戦。大晦日いきなりは優しすぎるかなと思って、沖縄で試合を組みます。プライベートでいろいろあったが、格闘技の厳しい世界へ戻って人生やり直そうと思っている。どれくらいやれるのか、ボビーの現状をみんなで見てみましょう」と話すとボビーをリングに呼び込んだ。

 ボビーは「本当にやるの? みなさんこんにちは。みなさんにご迷惑かけましたので、今、禊の旅の途中です。榊原さんがこの舞台を用意してくれたから、一生懸命やってます。どんな強い相手でもぶっ倒したいと思います。皆さんよろしくお願いします」と挨拶。

 対戦相手については「ボビーをボコボコにできるよって人がいい。この年になってもできるというところを応援してくれた皆さんのために頑張りたい。応援してくれない人にも“ボビー、頑張ってるんだな”と思ってもらえるような試合をしたい」などと要望した。

 ボビーは2004年の大晦日にシリル・アビディと総合ルールで戦い判定勝ちを収めると2007年大晦日のボブ・サップ戦まで4試合を戦い2勝2敗の成績を残している。このほかにキックルールで1試合、グラップリングルールでも1試合の経験がある。

 私生活では昨年、自宅で妻に暴力を働いたとして暴行の現行犯で埼玉県警察に逮捕され、今年5月には罰金10万円の有罪判決が言い渡されている。

11・21鶴見での「女子電流爆破プリンセス・トーナメント準決勝」はモンゴルvs鈴季、世羅vs藤田に決定【FMW-E】

2021.10.25 Vol.Web Original

 FMW-Eが10月24日、神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で第4戦「SKY HIGH」を開催。この日、女子電流爆破プリンセス・トーナメント1回戦3試合が行われ、アイスリボンの鈴季すず、世羅りさ、藤田あかねの3人が勝ち上がり、すでに準決勝進出を決めていたミス・モンゴルを加え、4強が出揃った。

 まず、マドレーヌと対戦した鈴季は何度も爆破バットの起動スイッチを押すも、マドレーヌが逃げ回って阻止。マドレーヌはロープを利した逆十字固め、ダイビング・ボディーアタックなどで反撃するも、10分過ぎ、鈴季が投げ捨てジャーマン。再び鈴季が起動スイッチを押すと、マドレーヌが首固めなどで丸め込もうとするも、鈴季が切り返して、サイレンが鳴ったまま電光石火の3カウントを奪った。

 鈴季は「アイツ、爆破をやりたくないとか、試合形式が爆破だと知らなかったとかぬかしてたんで、爆破一発で秒殺してやろうって気持ちだったんですけど、ことごとく逃げられて。逃げられた揚げ句、気が付いたら終わってました。爆破マッチで爆破がないというのも新しくないですか? (次の)モンゴルさんは、爆破の経験で言ったら確実に多いんで。モンゴルさんを倒せたら自信になると思います」とコメントした。

停電のアクシデント発生も、大仁田厚が“令和版”4面爆破デスマッチでA小林に連勝し米遠征に弾み【FMW-E】

2021.10.25 Vol.Web Original

“邪道”大仁田厚が率いるFMW-Eが10月24日、神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で第4戦「SKY HIGH」を開催。同31日(現地時間)、米ニュージャージー州トレントン・サンダー球場でのマット・トレモントとの電流爆破デスマッチを目前に控えた大仁田が、アブドーラ・小林に“連勝”して米遠征に弾みをつけた。

 この日、大仁田は高木三四郎と組み、ミスター・ポーゴ、小林組と「ノーロープ有刺鉄線4面電流爆破+邪道ロケット+コーナー地雷爆破+電流爆破バット+電流爆破イス・デスマッチ」で対戦。開始早々、大仁田がポーゴと小林にノーロープ有刺鉄線に振られて、いきなり被爆。

金原正徳が芦田崇宏にKO勝ち。「フェザー級の上の奴らをごちゃごちゃにする」【RIZIN.31】

2021.10.24 Vol.Web Original

「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)で行われたフェザー級のスペシャルワンマッチで金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)と芦田崇宏(BRAVE)が対戦し、金原がKOで勝利を収めた。

 金原はDEEP、ZST、パンクラス、戦極といった国内の主要団体で活躍し、2009年には戦極フェザー級王座を獲得。2014年からはUFCにも参戦した。昨年2月にRIZINに初参戦し、DEEPバンタム級王者のビクター・ヘンリーにTKO負けを喫し、引退をほのめかしたが、今回、階級を上げて復帰を果たした。

 芦田は元DEEPフェザー級王者。RIZINには2019年12月の「BELLATOR JAPAN」で初参戦。元K-1ファイターの平本蓮とキックボクシングルールで対戦しTKO負けを喫するが、昨年9月には萩原京平に1Rで一本勝ち。今回はそれ以来の参戦となる。

 試合は1R、金原の左ローに合わせて芦田が組み付くが、金原は体を入れ替えコーナーに押し込むと足をかけてテイクダウン。マウントを取り切るが芦田は一瞬のすきを突いて裏返し上を取る。金原はしっかりガードポジションを取り、下から頭を抱えながら小刻みなパンチ。芦田もパンチを出すが金原の巧みなガードでなかなかパンチを放てない。

DEEP2冠王者・大島沙緒里が浅倉カンナを破る大番狂わせ。同門の王者・浜崎朱加との対戦は「かなわない。考えてない」【RIZIN.31】

2021.10.24 Vol.Web Original

「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)のセミファイナルで行われたスペシャルマッチで浅倉カンナ(パラエストラ松戸)と大島沙緒里(AACC)が対戦し、大島が2-1の判定で勝利を収めた。

 浅倉は今年3月に浜崎朱加の持つ女子スーパーアトム級王座に挑戦し1-2の判定で敗れて以来の再起戦。

 対するDEEP女子ミクロ級とDEEP JEWELSアトム級の2冠王者の大島は今回がRIZIN初参戦。柔道をバックボーンに持ち、プロ戦績8戦6勝2敗のうち一本勝ちが3つ、KO勝ちが2つという強いフィニッシュ力を持つ強豪だ。

 試合は1R、打撃の攻防から大島がパンチをかいくぐり組み付くと内掛けでテイクダウンに成功。あっという間に袈裟固めの体勢に。そして浅倉の左腕を足に挟んで殺してパンチを打ち込んでいく。浅倉は下からの洗濯ばさみで体勢の入れ替えを狙うが、大島は左腕を離さず。浅倉が動いて脱出を図るが大島は逃がさず上を取る。大島はサイドから浅倉の左腕を殺しパンチの連打。大島はそこから上四方、逆サイドのサイドポジションとポジションを変えながら左腕を取ってキムラロック狙いから腕十字。浅倉は体を起こし腕を抜くが、大島はそのまま足関節を狙う。浅倉は上のポジションから鉄槌を放つがゴング。大きく顔をはらす浅倉。

牛久絢太郎が飛びヒザ一閃!王者・斎藤裕が出血でドクターストップ。新王者誕生【RIZIN.31】

2021.10.24 Vol.Web Original

「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)のメインイベントで行われた「フェザー級タイトルマッチ」で王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)とDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎(K-Clann)が対戦し、牛久がドクターストップによるTKOで勝利を収め、王座奪取に成功した。斎藤は初防衛に失敗した。

 斎藤は昨年11月に朝倉未来との王座決定戦で勝利を収め、初代王座を獲得。今年6月にはヴガール・ケラモフと対戦し、ケラモフのダーティーファイトに苦戦しながらも2-1の判定で勝利を収めた。

 牛久は昨年9月に弥益ドミネーター聡志を破り、DEEP王座を獲得。今年7月にはノンタイトル戦で敗れた中村大介を相手に初防衛を果たした。かねてから斎藤との対戦をアピールしていたのだが、今回、初参戦にしていきなりタイトル挑戦が実現した。

 試合は斎藤が牛久の左ミドル、左インローの打ち終わりにパンチを合わせる展開が続く。

 2Rに入るとタイミングが合ってきた斎藤は蹴りをキャッチしてから右ストレートを顔面とボディーに打ち分けていく。

初参戦の“プロレスラー”中村大介が腕十字で一本勝ち。まさかのRIZIN大晦日とNOAH元旦の連戦も【RIZIN.31】

2021.10.24 Vol.Web Original

「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)で今後のフェザー級戦線を占う試合が行われた。

 第6試合では中村大介(夕月堂本舗)が新居すぐる(ポテンシャル)と対戦し、得意の腕十字固めで勝利を収めた。
 
 中村は2002年プロデビューの41歳。国内のさまざまな団体で活躍し、PRIDE武士道、HERO’S、DREAMといったメジャーイベントへの参戦経験もある。2012年にはDEEPライト級王座も獲得。最近はQUINTET、プロレスではNOAHのリングで「杉浦軍」としても活躍。その一方で今年2月にはDEEPでノンタイトル戦ながらフェザー級王者・牛久絢太郎にも勝利を収めるなど、MMAでもまだまだ健在ぶりを見せている。

 試合は打撃の攻防からスタート。前に出る新居に中村がカウンターの右フックを打ち抜き、ヒザ蹴りでダウンを奪う。新居が立ちかけたところで中村はその右腕を足で挟むと新居は飛行機投げの体勢に担ぎ上げる。ここで中村は動きの中で瞬時に左腕を取ると裏十字固め。体を返して腕十字で絞り上げると新居はたまらずタップした。

 中村は試合後の会見で「腕十字をMMAで極めたのはすごい久しぶりで、すごいうれしい」と笑顔を見せた。初めてのRIZINについては「開会式からすごいテンションが上がる演出で、自分もPRIDE武士道、DREAMから、何回か出させていただいているので、また大きい舞台に帰ってきたんだなってちょっとジーンとしましたね」と語った。

伊藤盛一郎が顔面を血に染めながらの逆転勝利。そしてフライ級トーナメントの開催をアピール【RIZIN.31】

2021.10.24 Vol.Web Original

盛り上がりを見せるフライ級戦線に踏みとどまる

「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)で元ZSTフライ級王者の伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)が橋本薫汰(K-PLACE)と対戦し、2017年4月の才賀紀左衛門戦以来となる復活の勝利を挙げた。

 伊藤はZST王座を返上しRIZINに戦いの場を移そうとした矢先にケガに見舞われるなど不運続き。2018年にはZSTで竿本樹生、2019年、2020年にはRIZINでマネル・ケイプ、神龍誠と3連敗を喫し、崖っぷちに立たされていた。

 身長とリーチで劣る伊藤はプレッシャーをかけて距離をつぶしに行くが、橋本は伸びる左ジャブから右ストレートをヒット。このジャブが邪魔な伊藤だったがかいくぐって組み付くも橋本は押し返す。橋本は右ストレートをクリーンヒット。タックルに逃げた伊藤だったが橋本は蹴り上げ。スタンドに戻って伊藤が前に出るが橋本が顔面にヒザを突き上げると、伊藤は腰から崩れ、橋本は鉄槌で追撃。バックを取ってスリーパーを狙うが伊藤がしのぐ。脱出した伊藤はパンチの連打でプレッシャーをかけ、組み付いてギロチンチョークを狙うが、ここでラウンドが終了。ヒザ蹴りで鼻血を出した伊藤は苦しい展開となる。

大仁田厚が佐藤光留にFMW-E 11・21鶴見への参戦を公開オファー「全日本でもパンクラスでも好きなヤツを連れてこい!」

2021.10.24 Vol.Web Original

 FMW-Eを率いる大仁田厚が10月23日、東京・巣鴨のプロレスショップ闘道館で、全日本プロレスにレギュラー参戦し、ハードヒットも主宰する異能派戦士・佐藤光留(パンクラスMISSION)と、「邪道VS変態~究極の異次元トーク」と題したトークショーを行い、11月21日、神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)大会へ参戦オファーした。

 中学生時代、大仁田の熱狂的なファンだった佐藤はプロレスラーになることを志願して、1995年にはFMWに履歴書を送ったものの、書類選考で落とされた経緯がある。その後、パンクラスでデビューを果たし、プロレスマットにも進出。2010年からは全日本を主戦場とし、2016年~2017年にはアジアタッグ王座(当時のパートナーは故青木篤志さん)を巡って、大仁田(パートナーは渕正信)と抗争を繰り広げた。2017年4月には青木さんと組んで、超戦闘プロレスFMWの弘前、青森大会に乗り込み、電流爆破デスマッチで大仁田と相まみえた。今年8月22日には佐藤が富士通スタジアム川崎で開催した自主興行に大仁田が2年連続で参戦し電流爆破デスマッチを敢行。その際、佐藤は「『青木さんは、また電流爆破をやりたい』って言ってたんです。上げてください」と大仁田に直訴したが、2人はそれ以来の再会となった。

山下実優&伊藤麻希がマジラビの持つプリンセスタッグ王座に挑戦。「高い壁だけど倒しがいあるし、私たちならいける」【東京女子プロレス】

2021.10.24 Vol.Web Original

伊藤が「11・25後楽園で決定だ!」

 東京女子プロレスが10月23日、東京・新木場1stRINGで「TOKYO JOSHI 2021 秋~花鳥月露~」を開催。山下実優、伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)が、11月25日の東京・後楽園ホールでマジカルシュガーラビッツ(坂崎ユカ、瑞希)が保持するプリンセスタッグ王座に挑戦することが決まった。

 この日のメインイベントで「121000000」は宮本もかとのトリオで、坂崎、瑞希、鈴芽組と対戦。「121000000」はサボテン式の合体ヘッドバットが瑞希に阻止され、同士討ちを誘われたりでチームワークに不安ものぞかせた。だが、山下のハイキックと、伊藤の顔面へのヘッドバットのサンドウイッチ攻撃が鈴芽にズバリと決まると、伊藤が伊藤パニッシュでたたみかけて鈴芽からギブアップを奪った。

 試合後、引き揚げようとするマジラビを呼び止めた伊藤が「山下! オマエ、先週ここで伊藤のこと好きって言ったよな? なら今、伊藤が言いたいこと、言えるんじゃないのか?」と振った。一瞬戸惑った山下が「私はそのタッグベルトを121000000で、そのベルトをかけて戦いたいと思ってます。挑戦させてください!」とアピールするも、坂崎は「断る」と即答で却下。ところが、伊藤が「そのタッグベルトに挑戦させてほしい!」と挑戦表明すると、坂崎はあっさり「いいよ」と受諾。伊藤は「11・25後楽園で決定だ!」と決戦の場を指定した。

沙希様&メイ・サンのNEO美威獅鬼軍がフランスに里帰りへ。「必ずまた戻ってくるから安心してちょうだい」【東京女子プロレス】

2021.10.24 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月23日、東京・新木場1stRINGで「TOKYO JOSHI 2021 秋~花鳥月露~」を開催。昨年11月から同団体マットを席巻してきたNEO美威獅鬼軍(沙希様、メイ・サン=ミッシェル)がフランスに一時里帰りする意向を明らかにした。

 この日のセミファイナルで美軍は、天満のどか、らく組と激突。天満組も奮闘したが、チームワークで勝る美軍の連係が冴え渡り、最後は合体技のラ・レボルシオンを決めて、メイ・サンがらくから3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持ったメイ・サンが「沙希様、ワタクシ、たくさん動きすぎてお腹が空いてしまいましたわ。焼きたてで外はパリパリで、中はフワフワの、あのおフランスパンが恋しゅうございますわ」と言うと、沙希様は「おフランスパンが食べたかったの? おフランスパンが食べたかったら、直接おフランスに行って食べればいいじゃない。ちょうどご時世柄、落ち着いてきた頃だから、ここら辺でワタクシたちも里帰りをさせていただけたらよろしいんだけど」と仰天発言。そして沙希様は「今日、美威獅鬼ベイビーちゃんのなかにも、会場に来られなかった方たちもいると思うの。でも必ずまた戻ってくるから安心してちょうだい」と話して、控室に消えた。

 同団体の選手にとっては、強敵で厄介だった美軍の次回の来日がいつになるのか、注目されるところだ。

Copyrighted Image