スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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中村寛がスーパー・フェザー級王者チャンヒョン・リーと対戦。「勝って63kgの王者を引きずり出す」【RISE】
RISEが8月29日、都内で会見を開き「RISE WORLD SERIES 2022」(10月15日、東京・大田区総合体育館)の一部対戦カードを発表した。「RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA」(8月21日)のリング上で参戦が発表されていた中村寛(BK GYM)がRISEスーパー・フェザー級王者のチャンヒョン・リー(韓国/RAON GYM)と対戦する。
中村は昨年11月の「RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA2」でYA-MANと激闘を繰り広げるも判定負け。今年4月の「RISE ELDORADO 2022」で北井智大を1RKOで下し再起を果たすと6月の「THE MATCH 2022」では下馬評を覆しK-1のレオナ・ペタスに判定勝ち。今回は凱旋試合となる。
リーは2017年には野辺広大を破り王座を獲得。しかし2020年からの新型コロナウイルスの感染拡大による入国規制などで来日することができない時期が続き、今年7月の「RISE160」で約2年7カ月ぶりの来日を果たし、暫定王者の一馬と統一戦を行い、KO勝ちを収め初防衛に成功している。
通常、リーはスーパーフェザー級(-60kg)、中村はライト級(-63kg)で戦っているのだが、今回は−62.5kg契約で行われる。
体調不良で会見欠席の王者・大﨑一貴に風音が「やる気あるのか? ガチのRISEを僕が見せる」ときつい一発【RISE】
10・15「RISE WORLD SERIES 2022」でタイトル戦
RISEが8月29日、都内で会見を開き、10月15日に東京・大田区総合体育館で開催されることが発表されていたビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2022」の一部対戦カードを発表した。
王者・大﨑一貴(OISHI GYM)に風音(TEAM TEPPEN)が挑戦する「RISEスーパーフライ級(−53kg)タイトルマッチ」が正式に決まった。
2人の対戦については風音が「RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA」(8月21日)のリング上で挨拶を行った際に大﨑への挑戦をアピール。同大会に出場し風音の同門であるサンチャイ・TEPPENGYMをKOした大﨑は試合後のマイクで「53kgは僕が一番ってところを見せたいので、10月、風音選手、タイトルマッチやりましょう」と風音を挑戦者に指名していた。
大﨑は2020年9月に田丸辰を破って王座を獲得。2021年7月に開幕した「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では1回戦で石井一成を破ったものの、右足関節外果骨折で準決勝は無念の欠場欠場。風音はそのトーナメントにはもともと「選抜マッチ」で大﨑の弟・孔稀と出場枠を争う予定だったのだが、孔稀の欠場によりそのまま出場権を獲得。8選手中、唯一タイトル経験のないダークホース的な立場だったが、江幡睦、政所仁、志朗を破り優勝を果たした。今年2月には那須川天心のRISEラストマッチの相手を務め、6月の「THE MATCH 2022」ではK-1の黒田斗真に延長にもつれ込む激戦の末、判定勝ちを収めている。
「真の強さ」と「“モテ”の理由」という対極のテーマを背負った白鳥大珠 vs YA-MAN戦が決定【RISE】
キックボクシングルールで対戦
RISEが8月29日、都内で会見を開き、10月15日に東京・大田区総合体育館で開催されることが発表されていたビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2022」の一部対戦カードを発表した。
「RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA」(8月21日)のリング上で互いに対戦をアピールしていた白鳥大珠(TEAM TEPPEN)とYA-MAN(TARGET SHIBUYA)がスーパー・ライト級(−65kg)のSuper Fight!で対戦することが正式に決定した。3分3R延長1Rの通常のキックボクシングルールで行われる。
この2人については、大阪大会でリングに上がっての挨拶の際にYA-MANが「THE MATCHで勝ったらモテるって聞いたんだけど、全然モテねえ。マジでイケメンが本当に嫌い。イケメンっていったら、ここにいると思うんだけどマジでイケメンをボッコボコにして顏の形を変えて、俺のほうが強いっていうのを世間に知らしめて俺がモテる世の中にしたい」などと一緒にリングに上がっていた白鳥にほぼ難癖ともいえる宣戦布告。これに白鳥は「モテたくてモテたくてしゃーないんだよな? 俺がモテ方を教えてやろうかと思う」などとYA-MANの挑戦を受諾するという一幕があった。
この日の会見でYA-MANは「今回の試合は俺が本当に強いのかということを世間に知らしめるだけの試合。俺の評価って、前回の『THE MATCH』だったら階級が下の選手、その前はオープンフィンガーグローブ(OFG)が初めての選手。中村寛戦については“中村選手が打ち合いに付き合わなかったら負けていた”とか言われることが多いので、今回はキックボクサーとして強い白鳥選手を1RでKOして“やっぱりYA-MANは強かったんだ”ということを証明したい。あとはこの前、大阪大会で言った通り、白鳥君の女性ファンを全員俺のファンにしたいと思っているので、今回はいつも以上に気合が入っている」と今回の試合の意味を語った。
SKE48荒井優希、プリンセスタッグ王座前哨戦で上福ゆきに敗れ9・4名古屋での防衛戦に暗雲【東京女子プロレス】
東京女子プロレスが8月28日、東京・後楽園ホールで「Go Girl 3~女性限定無料興行~」を開催。9月4日、名古屋国際会議場イベントホールで赤井沙希と保持するプリンセスタッグ王座の初V戦(挑戦者組は上福ゆき&桐生真弥の東洋大タッグ)に臨む、SKE48荒井優希が上福とのシングルでの前哨戦に敗れ、王座防衛に暗雲が漂った。
タッグ王者とはいえ、荒井はまだデビュー2年目。上福は6年目で、インターナショナル・プリンセス王座を保持した実績もあり、荒井にとっては難敵だった。
荒井はビッグブーツ、スリーパー、ドロップキック、サソリ固め、フルネルソンバスターで果敢に攻めていくが、上福の反撃にあい、なかなかペースは握れず。エルボーの打ち合いから、上福は卍固め、チョップ連打で攻め込むも、荒井はビッグブーツで返した。さらにFinally(カカト落とし)を狙うも、阻止した上福がチョップ、ドロップキック、フェイマサーでたたみかけ3カウントを奪取した。
東京女子プロレス、初の後楽園ホールでの女性限定興行は大成功。団体ロゴも一新で次のステップへ
東京女子プロレスが8月28日、東京・後楽園ホールで「Go Girl 3~女性限定無料興行~」を開催した。同団体では従来から、割安のレディースシートを設けるなど、女性ファンの獲得に力を入れてきた。昨年4月4日(無料)と7月11日(有料)には東京・板橋グリーンホールで女性限定興行を行ったが、今回、プロレスの聖地で初の試みに打って出た。
今大会には赤井沙希(DDT)、荒井優希(SKE48)、元空手世界王者の長野じゅりあら、レギュラー参戦選手を含む全22選手が出場して7試合が組まれた。
メインイベントは「TJPW THE BESTスペシャル6人タッグマッチ」と題され、中島翔子、辰巳リカ、渡辺未詩組が坂崎ユカ、瑞希、山下実優組と対戦。現在のトップクラスの6選手による一戦とあって、一進一退の目が離せない攻防が繰り広げられた。渡辺が山下をジャイアントスイングでぶん回せば、中島は瑞希にトペを敢行。坂崎と瑞希のマジカルシュガーラビッツは華麗な合体技を披露。瑞希がここ一番でしか出さない秘技・渦飴を渡辺に見舞うと、山下のSkull Kickが辰巳にクリーンヒット。しかし、瑞希の2発目のダイビング・フットスタンプを自爆させた中島は、ダブルアームDDTからダイビング・セントーンを決めて瑞希から3カウントを奪い、中島組が勝利した。
花岡竜が政所仁にTKO勝ちでタイトル戦に名乗り「勝ったほうとタイトルマッチどうですか?」【RISE161】
「RISE161」(8月28日、東京・後楽園ホール)の第9試合で行われたスーパーフライ級(-53kg)の一戦で政所仁(魁塾)と花岡竜(橋本道場)が対戦し、花岡が3RでドクターストップによるTKO勝ちを収めた。
政所はこれまでWBKF世界スーパーフライ級、J-NETWORKフライ級の2つの王座を獲得。2017年にはRIZINで日本軽量級のトップクラスの選手である石井一成にも判定勝ちを収めている。昨年7月からスタートした「RISE DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント」では1回戦で田丸辰を破り準決勝に進出。準決勝では優勝した風音に無念の判定負けを喫した。現在、RISEスーパーフライ級の2位にランキングされている。
花岡はアマチュアで中学までに28冠王を達成し“平成最後の怪物”という触れ込みで中学卒業後にプロデビュー。2020年8月にINNOVATIONフライ級王座、昨年9月にはKNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を獲得した。今年6月に王座を返上し、KNOCK OUTからRISEに戦場を移し滉大と対戦。3-0の判定で勝利を収め「8月の大阪でまた強い相手をお願いします」と「RISE WORLD SERIES OSAKA 2022」(8月21日、大阪・エディオンアリーナ大阪・第一競技場)への参戦をアピールしたが参戦はならず。しかし政所という「強い相手」が用意された。滉大からの勝利でいきなりスーパーフライ級の3位にランキングされた。
プロ初のKO勝ちの那須川龍心が「これからもっと強くなります」と決意のマイク【RISE161】
「RISE161」(8月28日、東京・後楽園ホール)で那須川天心の弟・那須川龍心(TEAM TEPPEN)が平山龍馬(サクシードジム team EXCEED)を相手にプロ3戦目に臨み、3RでKO勝ちを収めた。那須川はこれがプロ初のKO勝ちとなる。
龍心は今年4月の「RISE ELDORADO 2022」でシュートボクシング(SB)の笠原直希を相手にプロデビューを果たし、判定勝ち。2戦目となった「THE MATCH 2022」(6月19日)ではK-1の大久保琉唯と対戦し判定負けを喫している。
平山は「RISE158」(5月29日)で酒寄珠璃を相手にプロデビュー。2Rに2つのダウンを奪ったうえで判定勝ちを収めている。
門口佳佑が2度のダウンを奪い判定勝ちでフェザー級王座獲得。返す刀でトーナメント開催をアピール【RISE161】
梅井泰成は初防衛に失敗
「RISE161」(8月28日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「RISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ」で王者・梅井泰成(Mouton)に挑戦した門口佳佑(EX ARES/同級3位)が3-0の判定で勝利を収め、王座に就いた。
梅井は「RISE156」(3月27日)で行われた平野凌我との「第4代フェザー級(-57.5kg)王座決定戦」で判定勝ちを収め、王座を獲得。その後、所属していたTEAM TEPPENを離れ、フリーとなり「チームMouton」結成後の初戦で初防衛戦だった。門口は2018年にABEMAで放送された「VS那須川天心」でトーナメントを勝ち上がり那須川と対戦したことで脚光を浴び、同年7月にプロデビュー。デビューから引き分け1つを挟み8連勝し、プロ戦績は16戦10勝(3KO)2敗1分。今回がタイトル初挑戦となる。
1R、門口が左ローを放つと梅井もロー、そして右カーフ。門口はスイッチを繰り返しながら、梅井をロープに詰めると梅井のカーフに合わせ左フックでダウン奪う。
王者ローマン・レインズがCATCを前に次期挑戦者マッキンタイアを血祭り【WWE】
WWE「スマックダウン」(日本時間8月28日配信、ミシガン州デトロイト/リトル・シーザーズ・アリーナ)で、WWEユニバーサル王者ローマン・レインズがウーソズやサミ・ゼインと共に「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル(CATC)」を前に次期挑戦者ドリュー・マッキンタイアを襲撃して血祭りにした。
この日のメインで、マッキンタイアと“ザ・ブラッドラインの手下”ゼインが対戦。場外に回避しながら攻撃を狙うゼインにマッキンタイアがチョップやバックブリーカーを決めて攻め込んでいく。ゼインにコーナートップからのサンセットフリップパワーボムを決められるも、グラスゴーキッスからベリートゥベリー、ネックブレイカーで反撃し、チャンスを迎えるが、突如現れたウーソズに妨害されてしまう。
さらにそのすきにゼインにブルーサンダーボムを決められるが決定打とはならず、最後はクレイモアを叩き込んでマッキンタイアが勝利を収めた。
イヨ・スカイ&ダコタ・カイがタッグ王座獲りへ。次週のロウでラケル&アリーヤとのトーナメント決勝戦が決定【WWE】
WWE「スマックダウン」(日本時間8月28日配信、ミシガン州デトロイト/リトル・シーザーズ・アリーナ)でイヨ・スカイ&ダコタ・カイが次週のロウで行われるWWE女子タッグ王座決定トーナメント決勝戦でラケル・ロドリゲス&アリーヤと対戦することが決定した。
この日、ベイリー、イヨ、ダコタがゲスト解説を務める中、ラケル&アリーヤとナタリア&ソーニャ・デビルがトーナメント準決勝で対戦した。
試合は途中でアリーヤがナタリアのみちのくドライバーを場外で浴びて大ダメージ。1人残ったラケルは2人を相手にダブルスープレックスを決めて孤軍奮闘。終盤にはナタリアのチープショットで苦戦したものの、最後はテハナボムをソーニャに叩き込んで準決勝を突破した。
試合後にはリングに上がったイヨ&ダコタがラケル&アリーヤとにらみ合いの火花を散らすとバックステージインタビューでイヨは「ここに来るまで私、ダコタ・カイ、ベイリーの話題しか出てきてないだろ。私たちがどれだけ素晴らしいか、タイトルを獲って証明してやるよ」と王座奪取を宣言した。

