スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
スポーツカテゴリーの記事一覧
レオナ・ぺタスが武尊の前で2度目の防衛。「やろうぜ」の台詞を引き出す【Krush.115】
大岩は三度目の正直ならず
「Krush.115」(7月21日、東京・後楽園ホール)のメインで行われた「Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ」で王者・レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を破り2度目の防衛に成功した。そして試合後にはかねてから対戦をアピールしていたK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊から対戦を受諾する言葉を引き出した。
レオナは昨年9月に西京佑馬を破り、念願のKrush王者に就くと、12月に山本直樹を破り初防衛。タイトル獲得前の2017年12月から現在まで8連勝で、そのうち5つのKO勝ちとこの階級では敵なし状態。
対する大岩はKrush王座には、2016年に小澤海斗の持つフェザー級王座、2018年に島野浩太朗の持つスーパー・フェザー級王座に挑戦し、ともに王座奪取に失敗。今回は三度目の正直を目指しての王座挑戦となる。
女子アトム級王座決定トーナメント決勝はMOE vs菅原美優【Krush.115】
MOEがチャン・リーに判定勝ち
「Krush.115」(7月21日、東京・後楽園ホール)で「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」の準決勝2試合が行われ、MOE(若獅子会館)と菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が勝利を収め、決勝に進出した。
準優勝の第1試合でMOEはチャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦。
1Rはともに慎重な立ち上がり。リーが蹴りで攻撃の糸口を探るがMOEはそこに蹴りで応じてはパンチを合わせていく。
レオナ・ぺタスの対戦要求についに武尊が「やろうぜ!」【K-1】
武尊の目の前で盟友・大岩を破りKrush王座2度目の防衛
「Krush.115」(7月21日、東京・後楽園ホール)のメインで行われた「Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ」で2度目の防衛を果たした王者・レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が試合後のリングでK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊に対戦要求。これに武尊が「やろうぜ」と応じ、K-1の9月大阪大会か11月の両国大会での対戦が濃厚となった。
レオナはかねてから事あるごとに武尊戦をアピール。これに武尊は「K-1での実績を」と応えていた。
次週のロウでアスカvsサーシャのロウ女子王座決定戦が決定【WWE】
ステファニー・マクマホンが強権発動
WWE「ロウ」(日本時間7月21日、フロリダ州オーランド/WWEパフォーマンスセンター)でロウを統括するステファニー・マクマホンが、次週のロウでアスカvsサーシャ・バンクスのロウ女子王座決定戦を行うことを発表した。
両者は前日のPPV「ザ・ホラーショー・アット・エクストリーム・ルールズ」で王者アスカにサーシャが挑戦する形で王座戦を行ったのだが、セコンドのベイリーがレフェリーになりすまし3カウントを叩くという疑惑の展開でサーシャがベルトを持ち去っていた。
“レジェンドキラー”オートンが“大巨人”ショーをRKO&パントキックでKO【WWE】
エッジ、クリスチャンに続きWWEレジェンドを撃破
WWE「ロウ」(日本時間7月21日、フロリダ州オーランド/WWEパフォーマンスセンター)で“レジェンドキラー”ランディ・オートンが“大巨人”ビッグ・ショーと“非公認戦”で激突した。
試合前、「今回で奴のキャリアを終わらせる」と宣言したオートンに対し、ショーはその圧倒的パワーでボディーブローやスピアーを叩き込んで試合のペースをつかむ。一時、突如現れたアンドラデ&エンジェル・ガルザに襲撃されるも、バイキングレイダースの救援でピンチを脱したショーはヘッドバットやチョークスラムで攻め込んだが、テーブル上のオートンに放ったボディープレスがかわされて自爆。
このチャンスにオートンが必殺のRKOやパイプ椅子攻撃でショーを痛めつけると、最後はエレベイテッドDDTから再びRKOを放って3カウント。オートンは復帰したエッジやクリスチャンに続き、“非公認戦”ながらまたもWWEレジェンドを撃破した。
勝利したオートンは試合後にも起き上がろうとするショーをパントキックで襲撃し完全KO。そして「言っただろ。また1人レジェンドが終わったな」と捨て台詞を吐いてリングを後にした。
“ザ・フィーンド”ワイアットがストローマンをマンディブルクローで泥沼葬【WWE】
ワイアットがストローマンに幻惑ファイト
WWE「ザ・ホラーショー・アット・エクストリーム・ルールズ」(日本時間7月20日配信、フロリダ州オーランド/WWEパフォーマンスセンター)でユニバーサル王者ブラウン・ストローマンとブレイ・ワイアットが沼地で闘う“スワンプ・ファイト”で再戦した。
かつての“師弟”の住み処でもある沼地に車で登場したストローマンは「帰ってきたぞ」と言って椅子に座ったワイアットと対峙。
しかし、ワイアットが忽然と姿を消すと、ストローマンは幻覚にかかったように黒羊のマスクをかぶった自分自身に攻撃されて鎖で椅子に縛られてしまう。続けてワイアットが「おかえり。お前がいなくて寂しかったぞ」と話しかけながら蛇を使って攻撃するとストローマンは再び“女神”アレクサ・ブリスが誘惑する幻覚に包まれた。
アスカがベイリーの介入で疑惑のロウ女子王座陥落【WWE】
「ベルトはワシのやろ!」の絶叫もむなしく
WWE「ザ・ホラーショー・アット・エクストリーム・ルールズ」(日本時間7月20日配信、フロリダ州オーランド/WWEパフォーマンスセンター)で行われた明日の女帝”ことロウ女子王者アスカ(withカイリ・セイン)が大混乱の末、王座から陥落した。
この日、アスカは2冠を狙うWWE女子タッグ王者サーシャ・バンクス(withベイリー)と王座をかけて対戦した。
序盤からサーシャが必殺のバンク・ステートメントを決めて攻め込めば、アスカも飛び付きアーム・バーやヒップアタックで応戦。続けてサーシャがダブル・ニーの2連打やフロッグスプラッシュからのバンク・ステートメントで追い詰めたが、アスカもジャーマン・スープレックスからのヒップアタックを放つなど激しい攻防を展開した。
中邑真輔&セザーロがSDタッグ王座を初戴冠【WWE】
キングストンをスーパーパワーボムでテーブル葬
WWE「ザ・ホラーショー・アット・エクストリーム・ルールズ」(日本時間7月20日配信、フロリダ州オーランド/WWEパフォーマンスセンター)で中邑真輔&セザーロが因縁の王者ニュー・デイ(コフィ・キングストン&ビッグE)とスマックダウンタッグ王座をかけた“テーブル戦”で激突した。
ゴングと同時に襲い掛かった中邑はビッグEにニー、キングストンにはビッグブーツを叩き込む。しかしビッグEがバリケードに中邑を叩き付け反撃すると、キングストンもドロップキックを顔面に放って追撃する。両チームが白熱の攻防を展開する中、終盤にはニュー・デイがテーブルを積み重ねて2段にするが、中邑&セザーロはセザーロがビッグEをジャイアントスイングで回したところに中邑がスライディングニーを叩き込む連携技を見せると、最後は2人がかりのスーパーパワーボムでキングストンを2段テーブル葬。中邑&セザーロは見事なチームワークでニュー・デイを破ってスマックダウンタッグ王座を初戴冠した。
MOE「“顔では負けている”と言われているので、試合は勝つ」【Krush.115】
女子アトム級王座を狙う4人が静かに火花
「Krush.115」(7月21日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が7月20日、開催された。計量は全選手が1回で規定体重をクリアした。
今大会では6月に高梨knucle美穂が返上し空位となった女子アトム級の王座を決める「第3代Krush 女子アトム級王座決定トーナメント」の準決勝2試合が行われる。出場するチャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)、MOE(若獅子会館)、菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)、優(北斗会館押上道場)の4選手が会見に臨んだ。準決勝のカードはMOE vsリー、優vs菅原。
4選手はトーナメントにエントリーされたことに感謝の言葉を述べたうえでそれぞれコメント。
リー「準備はしてきたので、明日はそれを出すだけ。MOE選手は格闘技の経験は私より豊富。テクニックもスピードもある。前にやった試合を見たがすごく気持ちの強い選手」「トーナメントだからという意識はそんなにない。この期間にできることをやってきた。勝てる練習をしてきた」
MOE「勝つので応援よろしくお願いします。チャン・リー選手は戦い方がきれいで、気持ちが強い。ずっと打ってくるスタミナがある選手」「リー選手に勝つ練習をしてきた。あと自分が苦手だったことを直す練習をしてきた」
菅原「すごくたくさん練習もできたので、今回の試合はわくわくしている。優選手はフィジカルが強そう。攻撃もきれいだし、スピードもある。一番怖いのはパワー」「トーナメントを意識しての練習より、社会人になって初めての試合なので、今までは新しいことを覚える時間が全然なかったが、今回は新しいことを取り入れる練習をしてきた」
優「明日は普段通り、練習してきたことが出せればと思う。菅原選手は思っているより伸びのある攻撃を持っている。蹴りがきれい。前蹴りに注意したい」「今回はいつ試合ができるか分からないなかで練習をしていて、若干不安はあったが、それもプラスになった。自分の中で仕事と練習のつらい毎日だったので、ちょっとだけどいい休憩をしながら練習に取り組めたのはプラスに考えている」
大岩の「当たれば倒れる」に王者レオナ・ぺタスが「当たらないから倒れない」【Krush.115】
レオナが2度目の防衛戦。Krush初の兄弟王者実現へ「絶対に勝つ」
「Krush.115」(7月21日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が7月20日、都内で開催された。
計量は全選手が1回で規定体重をクリア。その後、今大会のメインで行われる「Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ」に出場する王者・レオナ・ぺタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)と挑戦者・大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が調印式と前日会見に臨んだ。
レオナは昨年9月に西京佑馬を破り、念願のKrush王者に就くと、12月に山本直樹を破り初防衛。今回が2度目の防衛戦となる。タイトル獲得前の2017年12月から現在まで8連勝で、そのうち5つのKO勝ちとこの階級では敵なし状態となっている。
対する大岩はKrush王座には、2016年に小澤海斗の持つフェザー級王座、2018年に島野浩太朗の持つスーパー・フェザー級王座に挑戦し、ともに王座奪取に失敗。今回は三度目の王座挑戦となる。
調印を終え大岩は「今の契約書みたいなやつにサインをするのは3回目。毎回、サインをする瞬間はすごい気持ち。でも今日は今まで以上にスムーズに書けた。最初は自分の名前も書くのも…。それはどうでもいいですけど。やることはやってきた。それをしっかり明日見せるだけ。楽しみ」、レオナは「来月に弟がウェルター級のトーナメントに出る。兄弟でKrushのベルトを巻いた選手はいないので、このベルトは絶対に渡せない。来月の弟にバトンをつなげたいと思っているので、この試合は絶対に勝ちます」とそれぞれ意気込みを語った。
レオナの弟の加藤虎於奈は「Krush.116」(8月29日、東京・後楽園ホール)で行われる「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場する。これまでKrushで兄弟でベルトを巻いたケースはない。