スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
スポーツカテゴリーの記事一覧
玖村修平と将史が改めて「兄弟決勝」実現に意欲【6・30 K-1】
修平は「3試合全部バックブローで倒す」
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~」(6月30日、東京・両国国技館)に出場する玖村修平と玖村将史の玖村兄弟が6月4日、都内で公開練習を行った。
2人は揃って「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場する。
この日はそれぞれ2分間のミット打ちを行った。
兄の修平はパンチの連打からのバックブローを何度も繰り出し、弟の将史はスピードの速いパンチのコンビネーションを確認するように何度も放った。
練習後の会見では修平は「トーナメントなので蹴りで足を痛めたくはない。1回戦に向けてパンチの強化をしている。バックブローは今までずっと勘だけでやっていた。前回までは一つしかバックブローのパターンがなかったが、今は4~5つくらいのパターンができている。どの角度からでも出せるので倒せる自信はある」と話した。その前回というのは3月の「K’FESTA.2」での金子晃大戦。修平はバックブローでダウンを奪っているのだが「前回の試合ではラッキーパンチと言う声が多かった。必殺技は相手が分かっていても倒せるのが必殺技だと思う。3試合全部バックブローで倒して優勝しようかとも思っている。楽しみにしてほしい」などと続けた。
木村ミノルがK-1の現状に危機感。「本当の格闘技ファンに満足できるものを提供できていない」【6・30 K-1】
近藤戦のダメージは回復。公開練習で順調な仕上がりを披露
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~」(6月30日、東京・両国国技館)に出場する木村“フィリップ”ミノルが6月4日、都内で公開練習を行った。
木村はウェルター級のスーパーファイトでK-1初参戦となるオーストラリアのクルーズ・ブリッグスと対戦する。
この日は1分半のミット打ちを披露した。
木村はK-1 KRUSH FIGHTの5月大会で近藤魁成と対戦。KO勝ちを収めたのだが、自身も1度ダウンを喫し、ダメージが心配されていたのだが、練習後の会見では「コンディションは運よく万全のまま、少し休んで回復も順調にいっていて、ばっちりだと思う。問題ないと思う」と仕上がりについては順調なよう。
その近藤戦について「改善点が見つかったのは良かった。次の相手もムエタイスタイルなので課題は一緒かなと思っている。でも近藤選手のほうがやっかいな相手。前回の試合があってさらに気も引き締まったのでいい経験ができた」などと振り返った。その改善点については「蹴りが全くない(笑)。近藤選手だからそういう試合になったということもあるが、僕だけ別競技をやっていた。本当はもっとオールラウンドにパーフェクトな試合をしたかった」などと話した。
今回の試合については「今はダメなところを直す意識を持って練習している。強豪相手にどれだけのことができるか自分でも楽しみ。今までの試合が反省ばかりではないので、いいところを残しつつ、どうアレンジしたり付け加えられるかが課題。強い相手とやるとなるとそこは必要。次はそれを課題にしたい。パンチで豪快に倒すボクシングスタイルは“ミノルはすごい”というのはもう十分分かってもらえたと思うので、次はパーフェクトなコンビネーションとか、そういう鮮やかな面も見せて、“ああ、こういう一面もあるんだ”というものを見せる日にしたい」などと進化した姿を見せるつもりのよう。
アンダーテイカーが「ゴールドバーグ、次はお前だ!静かに眠れ」【6・3 WWE】
「スーパー・ショーダウン」で対戦
WWE「ロウ」(米国現地時間6月3日、テキサス州オースティン/フランク・アーウィン・センター)に“デッドマン”ジ・アンダーテイカーが降臨した。
鐘の音が会場に鳴り響く中、登場したアンダーテイカーは「初めて死と向かい合うのはどんな気分だ? ゴールドバーグは金曜日にその答えを知ることになる」と「スーパー・ショーダウン」(6月7日、サウジアラビア/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ)で対戦するゴールドバーグに話し掛ける。そして「ファミリーと共にいるお前ではなく“アンストッパブル”“アイコン”と化したゴールドバーグと対戦したい。そうでなければ初対決がお前の最後となる」と挑発。
最後は「ゴールドバーグ、次はお前だ! 静かに眠れ」とゴールドバーグと自身の決め台詞を告げて会場を後にした。
「スーパー・ショーダウン」で対戦のトリプルHとオートンが一触即発【6・3 WWE】
オートン「俺はレジェンド・キラーだ」
WWE「ロウ」(米国現地時間6月3日、テキサス州オースティン/フランク・アーウィン・センター)で「スーパー・ショーダウン」(6月7日、サウジアラビア/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ)で対戦する“ザ・ゲーム”トリプルHと“毒蛇”ランディ・オートンが舌戦を展開した。
リングで対峙したトリプルHは「対峙するのは久しぶりだが、お前を倒すためにジェッダに行く」と宣戦布告すると、オートンも「俺はレジェンド・キラーだ。倒すのはこの俺だ」と反論を展開。さらにオートンが「試合前に度胸を取り戻すと約束してくれ」と挑発すると、トリプルHは「俺のは大きいから面倒なんだよ。お前は持ってないから分からないだろうな」とオートンにマイクを投げつけてリングを後にした。
レスナーが王者ロリンズを病院送り。キャッシュインは金曜日?【6・3 WWE】
6・7「スーパー・ショーダウン」でのキャッシュインを示唆
WWEの“Mr. MITB”ブロック・レスナーが「ロウ」(米国現地時間6月3日、テキサス州オースティン/フランク・アーウィン・センター)でユニバーサル王者セス・ロリンズを襲撃して病院送りにした。
この日、リングに登場したロリンズは「レスナーが恐れられていたのは過去のこと。出て来てキャッシュインしろ」と叫んで王座挑戦の権利行使を催促すると、そこへ現れたのは「スーパー・ショーダウン」で対戦するバロン・コービン。
コービンが「カート・アングルのようにお前を引退させてやるぞ」と挑発。2人の乱闘に発展するが、突然流れ出したレスナーの入場曲に気を取られたロリンズはコービンのエンド・オブ・デイズを食らってしまう。
すると、今度はロリンズがダウンしたことを確認したレスナーが現れて、いきなりローブローで襲撃。さらに持っていたパイプ椅子で滅多打ちにすると、ジャーマン・スープレックスや場外のF5を繰り出してロリンズを痛みつけた。
ここで代理人のポール・ヘイマンがレスナーにキャッシュインするように催促するも、レスナーは拒否。そして「金曜日だ」とスーパー・ショーダウンでのキャッシュインを示唆し、MITBブリーフケースやパイプ椅子でロリンズを滅多打ちにして病院送りにした。
ロリンズvsコービンの一戦、そしてレスナーがキャッシュインを示唆した「スーパー・ショーダウン」は現地時間の6月7日にサウジアラビアのキング・アブドゥッラー・スポーツシティで開催される。
しみけんプロレスデビュー? ゴージャス松野と「バブル対決」へ【9・30 P.P.P TOKYO】
異色プロレスラー三富が新プロモーション「P.P.P TOKYO」を9月30日に旗揚げ
武藤敬司率いる「WRESTLE-1」などで活躍中の博報堂出身の異色プロレスラー三富政行が6月3日、東京都内で会見を開き、新プロモーション「P.P.P TOKYO」の設立を発表した。
三富がイベント事業と芸能マネジメント事業を行うイベント会社「P.P.P」を設立。その一環として開催される「P.P.P TOKYO」は「プロレス」と「大人の遊び」が融合したイベントとなる。
その旗揚げ公演となる「P.P.P TOKYO 旗揚げ公演~今宵、バブリーな幕開け~」が9月30日に東京・新宿FACEで行われることが合わせて発表された。
「P.P.P TOKYO」のコンセプトが「令和のバブルを作り出そう」ということで、三富が令和のバブルを体現する男と見込むのがAV男優のしみけん。
しみけんは同大会のスペシャルアドバイザーに就任し、この日の会見にも参加した。
ブラサカ日本一決定戦、若手躍進で目白台が決勝ファイナルへ!
3度目の正直が、実った。全国のブラインドサッカーチームの頂点を決める「第18回 アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」の予選ラウンドが6月1日〜2日、東京・港区立港南小学校で行われ、東京・文京区拠点のfree bird mejirodaiが、3度目の出場で初の決勝進出を決めた。
国内ブラインドサッカーの普及とレベルアップを目的に始まった「アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」は、今年で18回目を数える。2日間行われた東京を皮切りに、今年は初開催となる福島でも予選ラウンドを開催。過去最多・22チームが、東京・福島を舞台に、7月のFINALラウンド進出を目指す。
イオ 王座奪取ならず「次は徹底的に叩き潰す」【6・1 WWE NXT】
レラエが竹刀でイオをサポート
WWE「NXTテイクオーバー: XXV」(現地時間6月1日、米コネチカット州ブリッジポート/ウェブスター・アリーナ)で“天空の逸女”紫雷イオがシェイナ・ベイズラーの持つNXT女子王座に挑戦した。
イオは盟友カイリ・セインの敵討ちとして襲撃を繰り広げてきた因縁の王者シェイナと白熱の攻防を展開。
序盤、シェイナがイオの左腕を集中攻撃してダメージを与えると、イオもシャーマンスープレックスから619を炸裂させて応戦。
さらに場外へのムーンサルトを決めて勢いに乗ったイオがミサイルキックからのダブルニーと波状攻撃でシェイナを追いつめると、そこへMMAフォー・ホースウィメンのマリナ・シェファー、ジェサミン・ デュークが現れて試合に介入しようとしたが、ここでイオのサポートを約束していたキャンディス・レラエが竹刀で2人を蹴散らして救援。
那須川天心が3ダウン奪う余裕のKO勝ちでISKA王座獲得【6・2 RIZIN】
ドロップキックも繰り出す
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)でISKA世界フェザー級タイトルマッチに臨んだ那須川天心がマーティン・ブランコを2Rに3回のダウンを奪う圧勝KOで破り、ベルトを獲得した。
那須川は当初、ISKA世界フェザー級タイトルマッチでアメッド・フェラージとの対戦が予定されていたのだが、フェラージがまさかの“敵前逃亡”。
直前になってブランコとのタイトル戦となった。
試合は1Rこそ仕留められなかったものの、2R、左フックから左ミドルをボディーに叩き込み最初のダウンを奪う。なんとか立ち上がったブランコだったが、那須川がボディーに左ひざを叩き込むとブランコは必死のクリンチでしのぐが那須川が振りほどくとそのまま崩れるようにダウン。
ここでもなんとか立ち上がったブランコに那須川がパンチの連打を浴びせ3度目のダウンを奪い、KO勝ちを収めた。1度目のダウンの後にドロップキックを繰り出すほどの余裕の勝利だった。
初防衛の浜崎朱加が山本美憂に警戒感【6・2 RIZIN】
序盤はフレイの打撃に苦戦
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)でRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加が初防衛戦に臨み、ジン・ユ・フレイに判定勝ちを収め初防衛戦に成功した。
フレイはかつて浜崎が巻いたInvicta FC世界アトム級の現王者で“最強の挑戦者”ともいえる難敵。
1Rから打撃における距離、主導権の奪い合いが展開される。
浜崎は打撃で勝負に出るが、フレイは強烈な左ロー。浜崎の右のパンチに合わせたフレイのクロスを被弾した浜崎の唇がはれる。
手数では負けていない浜崎の左フックがフレイの顔面をとらえる場面もあったが、フレイの打撃はパワフル。2Rには浜崎の左にフレイがカウンターの左フックをクリーンヒット。そしてフレイの左ローで浜崎の右足は徐々に赤くはれダメージが蓄積されてくる。

