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イラプションがKO-D6人タッグ王座獲りに暗雲。坂口征夫が前哨戦でハリマオの若手・石田有輝によもやの黒星【DDT】

2023.06.26 Vol.Web Original

 DDTプロレスが6月25日、東京・後楽園ホールで「What are you doing 2023」を開催した。真夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2023」(7月23日、東京・両国国技館)で、ハリマオ(樋口和貞&中津良太&石田有輝)の持つKO-D6人タッグ王座に挑むイラプション(坂口征夫&赤井沙希&岡谷英樹)に暗雲が立ち込めた。

 この日、イラプションは高木三四郎を加えたチームで、中津、石田、岡田佑介、高鹿佑也組と前哨対決。中津が赤井にエグイ蹴りを連発すれば、赤井もキックで返す。一進一退の攻防が続くなか、坂口が石田にハイキックを見舞い、走り込んだところを一瞬のすきを突いた石田が相撲技の居反りから、どすこい固めで電撃フォールを奪取。大先輩の坂口から殊勲の星を挙げた。

 石田は「まだ出してない技もあるんで、絶対にこのベルトは守ります」と意気込んだ。一方、屈辱の敗退となった坂口は「両国の前に(石田と)さしで勝負組め。どこでもいい。2度と俺らの前に立てないように叩き込んでやる。イラプションはこんなもんじゃない。ちょっとスリー獲ったくらいで、浮かれるな。殺してやる」と雪辱を期していた。

海人がかつてアンディ・サワーが巻いた世界スーパーウェルター級王座を獲得。「このベルトを必ず本物の世界一にする」【SB】

2023.06.26 Vol.Web Original

 シュートボクシングの「SHOOT BOXING 2023 act.3」(6月25日、東京・後楽園ホール)で“SBの最高傑作”海人(TEAM F.O.D)がサモ・ペティ(スロベニア/Simson Gym)を破り、アンディ・サワーの返上により空位となった「SB世界スーパーウェルター級王座」を獲得した。

 2人は昨年8月に大阪で行われた「RISE WORLD SERIES OSAKA 2022」で対戦。試合は序盤こそ海人が優勢に進めたものの、終盤、ペティが徐々に調子を上げ、本戦は1人が海人を支持も、2人がドローで延長に。延長ラウンドは海人が右カーフ、右フック、左ミドルを的確に当て、優位に試合を進め判定勝ちを収めている。

 ペティは2014~2015年に日菜太、城戸康裕といった日本人トップファイターを破り“スロベニアの処刑人”の異名をとるファイター。海人に敗れるまでは日本人に全勝の日本人キラーでもあった。

山田ツインズがさすがのシンクロ!彪太朗と虎矢太がほぼ同じタイム、同じ技でKO勝ち【SB】

2023.06.26 Vol.Web Original

 シュートボクシングの「SHOOT BOXING 2023 act.3」(6月25日、東京・後楽園ホール)でSB史上初の双子の同時王者「山田ツインズ」の山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)と山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)がともにムエタイの強豪を迎え撃ち、ほぼ同じタイムで揃って左ボディーでKO勝ちを収めた。

 第8試合では兄・彪太朗が元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級6位で元ムエサイアム認定タイ中部フライ級王者のオートー・ムアンパープーン(タイ/ノーナクシンムエタイジム)と対戦。

 1R、ともにオーソドックスの構え。オートーの左右のミドルに彪太朗はロー、ミドル、そしてワンツーを返す。彪太朗は前蹴りをキャッチして左ボディー。オートーはミドルを連打も、彪太朗は左ジャブ、右カーフを連打。そして左ボディーを打ち込むとオートーはダウン。悶絶したまま立ち上がれず、わずか85秒でKO勝ちを収めた。

 彪太朗はムエタイファイターとは初の対戦だった。

初参戦の元DEEP王者・芦田崇宏がOFGマッチでSB王者のイモト・ボルケーノに延長で判定負け【SB】

2023.06.26 Vol.Web Original

 元DEEPフェザー級王者でRIZINでも活躍する芦田崇宏(BRAVE)が「SHOOT BOXING 2023 act.3」(6月25日、東京・後楽園ホール)でシュートボクシング(SB)初参戦を果たした。

 芦田はSBが4月から導入したオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチでSB日本スーパーライト級王者のイモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ)と対戦し、延長にもつれ込む接戦を繰り広げるも判定負けを喫した。

 1R、オーソドックスのイモトとサウスポーの芦田。圧をかける芦田は踏み込んで左ボディー。芦田が左ハイを当てるとイモトも右ハイを返す。イモトは右ハイから右ストレートのコンビネーション。芦田は一瞬の踏み込みから左フック。ともにローを交換。芦田が左フック、左ハイ。イモトも右ハイを返す。手数では芦田だが、イモトもすぐに打ち返す。

前SB日本ライト級王者・西岡蓮太が引退。「2人の元に西岡蓮太として生まれてうれしく思います」と父母に感謝の言葉【SB】

2023.06.26 Vol.Web Original

 第2代SB日本ライト級王者で「KNOCK OUT無法島GP 64kgトーナメント」優勝の西岡蓮太(龍生塾)の引退セレモニーがシュートボクシング(SB)「SHOOT BOXING 2023 act.3」(6月25日、東京・後楽園ホール)で行われた。

 西岡は2015年5月にSBでデビュー。2018年には「SB日本ライト級王座決定戦」で村田聖明と再延長戦にもつれ込む激戦を繰り広げた末に判定勝ちを収め、王座を獲得。2020年2月にはKNOCK OUTで行われた「無法島GP初代KNOCK OUT64kgトーナメント」に出場し、小川翔、鈴木千裕、バズーカ巧樹を破り優勝を果たした。その勢いを駆って10月にはRISEで行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」に参戦するも準決勝で優勝した原口健飛に判定負けを喫した。その後、ケガのため長期欠場。2022年4月の復帰戦で笠原弘希を相手にSB日本ライト級の防衛戦に臨むもKOで敗れ王座から陥落した。10月にはKNOCK OUTで鈴木宙樹に判定勝ちを収め、復活の狼煙を上げたが今年4月に自らのSNSで左手首のケガにより引退することを発表していた。戦歴は26戦20勝(6KO)6敗。

 セレモニーで西岡は「自分は5歳から極真空手を始めて、12歳でシュートボクシングに転向して、約18年間格闘技を続けてきました。17歳で痛めた左手首、注射を打ち続けて痛みを紛らわせて頑張っていたんですが、最近悪化して、手術も2回したんですがそれでもダメで。病院に行くと手術をしても痛みを取ることはできるけど、格闘技を続けることはできないとドクターストップがかかってしまい、格闘技を続けることができなくなってしまいました。悔いが全くないとは言い切れないですが、本当にたくさんの方に応援していただき、支えていただいて本当に充実した格闘技人生を送れたと思っています。特にトレーナーの川上さん、龍生塾の塾長、塾の仲間、吉鷹さん、TEAM吉鷹で一緒に練習してくれたみんなには、本当に僕を強くしてくれて感謝でいっぱいです。他にも僕を支えてくれたスポンサーさんやいろいろな人がいますが本当に感謝しています。ありがとうございました」と引退の理由を語り、これまでの周囲の支えに感謝の言葉を述べた。

空位となったフェザー級王座の行方は? クレベルは王座決定戦への出場を確信も榊原CEOは「最右翼だが挑戦権を得たということでもない」【RIZIN.43】

2023.06.25 Vol.Web Original

「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)のメインイベントで「タイトル認定試合」として行われたクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)と鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)の一戦はクレベルがアームバーで一本勝ちを収めたため、フェザー級王座は空位となった。

 この試合は当初は王者クレベルに鈴木が挑戦するフェザー級タイトルマッチの予定だったのだが、前日計量でクレベルが400gオーバーで規定体重の66.0kgをクリアできず、王座はく奪。鈴木が勝った場合は鈴木が王者に、クレベルが勝った場合はノーコンテストとなったうえで王座は空位となる条件で行われた。

 勝利を収めたクレベルは試合後のマイクでリングサイドの榊原信行CEOに「すぐにタイトルマッチお願いします。来月でも10月の名古屋でも。私待ってます」と「超RIZIN.2」(7月30日)とまだ発表されていない名古屋大会での王座決定戦開催をアピール。試合後の会見でも「自分の腰に実際にチャンピオンベルトはないが、この階級のチャンピオンは自分だと思っている。誰かがこのタイトルをかけて戦うのは正統ではない」などと主張。会見場の記者の質問に答える形で「正当に考えて、朝倉選手とケラモフ選手の勝ったほうとやるのが正しいと思う。朝倉選手からはずっとやりたいと言われてファンからもそう言われている。ケラモフ選手はとても強いので勝つのは難しいと思う。7月大会か10月の名古屋でタイトルマッチ。朝倉選手とは大晦日にできれば対戦したい」と「超RIZIN.2」(7月30日)で行われる朝倉未来(トライフォース赤坂)vsヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)の勝者との王座決定戦を希望した。

木村ミノルがキックの魅力を伝えるために世界の強豪との対戦を希望。パッキャオ戦、ヒジありルールにも意欲【RIZIN.43】

2023.06.25 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)が「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)で同団体に約6年9カ月ぶりの参戦を果たした。

 試合ではロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)と対戦し、わずか68秒で戦慄のKO勝ちを収め、試合後のマイクではRIZINでのキックボクシングの主役獲りを宣言した。

 試合後の会見では「まずKOで勝ってホッとしています」と笑顔を見せた。今後については「まず今回、インパクトを残して勝つっていう自分の最低限の目標はクリアできたと思っているので、次も見たい試合をしっかり見せて、見てもらいたい、求められている結果をちゃんと出せるような体をつくってまた頑張りたい。みんなRIZINを“総合の舞台だから”という言い方をするんですけど、僕はそうは思っていなくて。もともとキックボクシングも一緒に大会でやっているような団体ですので、盛り上がったほうが主流なだけで、総合の団体だからってわけじゃないと思っているので。そこをキックボクシングでかき乱してもっと盛り上げられたらキックボクシングのほうが盛り上がっちゃうんじゃないの?っていうのがあるんですけどね。僕的には。僕みたいに盛り上げる選手がいっぱいいればもっとできると思うのですけど」と語った。

令和版「プロレスvs空手」は極真世界王者の上田幹雄が関根シュレックに秒殺KO勝ち【RIZIN.43】

2023.06.25 Vol.Web Original

「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)でプロレスラーの関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)と極真空手の世界王者・上田幹雄(BRAVE)が対戦した。この「アントニオ猪木vsウィリー・ウィリアムス」を思い出させる「プロレスvs空手」の一戦は上田が1RでKO勝ちを収めた。

 1R開始から強烈な圧をかけて打撃を放つ上田。関根も反撃するが、上田は前に出て左右のヒザ、そしてパンチの連打、最後は左ハイでKO勝ちを収めた。

 関根は元静岡県警の刑事という異色の経歴を持ち、40代でプロ格闘家へ転向。プロ転向後はONE、DEEPのリングでMMAの試合をする一方でプロレスのリングでも活躍。全日本、ハードヒット、ストロングスタイルプロレスといったリングで人気を博している。RIZINには2020年から参戦。ここまで4戦2勝2敗の戦績もRIZINのヘビー級戦線のトップファイターであるシビサイ頌真にもTKO勝ちを収めている。

1年ぶりの復帰戦で劇的KO勝ちの武尊が「次はロッタンを倒しに行きたい」

2023.06.25 Vol.Web Original

 K-1史上初の三階級制覇王者・武尊(team VASILEUS)が6月24日、「次はロッタンを倒しに行きたい」と打倒ロッタンに舵を切った。

 武尊はこの日、「Impact in Paris」(フランス・パリ/ゼニスアリーナ)で昨年6月の「THE MATCH 2022」以来の復帰戦に臨んだ。ベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)と空位となっているISKAのK-1ルール61kgの王座をかけて対戦し、試合終了間際の左ハイキックで劇的なKO勝ちを収めた。

 今回の大会の模様はABEMA PPVにて独占生中継され、日本のスタジオでは魔裟斗氏、志朗らが解説を務めた。試合後に中継がつながった際には武尊は「本当に、久々でペースを取りにくかった。5R制というのもあって作りにくくて、やりにくさとかいろいろあったが、取りあえず勝って良かった」と試合を振り返った。

 サグデンについては「やりにくかったですね、結構。パンチも当てにくいし、足も変なタイミングで上げるので、蹴りも蹴りにくくてやりづらかった」などと語った。終盤のボディーへの攻撃については「グローブがでかかった。8オンスだが10オンスくらいあるグローブなのであまりパンチが効かせられなかった。パンチでは倒れないなと思って、切り替えて蹴りで倒そうかなと思った。カウンターの右ハイは結構練習していた。それで効かせられたので左も入るかなと。お腹が効いていたんでハイキックが入るかなというのもあって蹴った」と明かした。また「腕が長くてボディーブローが入らなかった。ヒザは入ったがボディーブローがクリーンヒットしなくて、腕の長さを感じました。背中も結構丸まっているのでボディーは入りにくかった」などとも語った。

武尊が1年ぶりの復帰戦で劇的KO勝ち。試合終了間際に左ハイキック一閃

2023.06.25 Vol.Web Original

 K-1史上初の三階級制覇王者・武尊(team VASILEUS)が6月24日、昨年6月の「THE MATCH 2022」以来の復帰戦でベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)と対戦し、試合終了間際の左ハイキックで劇的なKO勝ちを収めた。

 武尊が復帰の場に選んだのはフランス・パリのゼニスアリーナで行われた「Impact in Paris」。このサグデンとの試合には空位となっているISKAのK-1ルール61kgの王座がかけられ、大会の模様はABEMA PPVにて独占生中継された。

 1R、ともにオーソドックススタイルの構え。ともに右ローで牽制。サグデンがパンチで仕掛けると回る武尊。サグデンの左ジャブが強烈。武尊は左インロー、右カーフ、そして前蹴り。サグデンはパンチを連打。武尊はヒザをボディーに。サグデンのパンチに武尊がパンチを合わせる。武尊のヒザに下がるサグデン。武尊は右カーフ、そしてサグデンの左フックに右のクロスを合わせる。新技のバックスピンキックも見せていく。

矢地祐介が鮮やかな一本勝ちで「お祭り男」復活の兆し。「超RIZIN.2」への参戦をアピール【RIZIN.43】

2023.06.24 Vol.Web Original

「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)のセミファイナルで矢地祐介(フリー)とザック・ゼイン(アメリカ/Maui Jiu Jitsu)が対戦し、矢地が一本勝ちを収め、お祭り男復活の雄叫びを挙げた。

 矢地は2016年のRIZINデビュー以来、5連勝と中心選手として活躍も、そこから3連敗を喫するなど一時はどん底に。その後も復活の兆しを見せたと思ったところで星を落としたりといまいち調子に乗り切れていない。昨年の12月に行われた「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」では木村“フィリップ”ミノルとミックスルールで対戦し、KO負けを喫し、今回は再起戦だった。

 ゼインは昨年9月にハワイで行われたRIZINトライアウトに合格し、10月の福岡大会でRIZINデビューを飾るも武田光司に一本負けを喫し、今回はそれ以来の参戦となる。

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