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「武尊二世」橋本実生【格闘家イケメンファイル Vol.103】

2019.09.22 Vol.722

「1回も負けたくない。上り続けて、誰の手も届かないところへ行きたい」

 AbemaTVで放映された『格闘代理戦争 4thシーズン』でTEAM武尊の優勝に貢献した19歳の橋本実生。決して引くことのないファイトスタイルに甘いルックスが加わり”武尊二世”として注目を集める橋本が、『格闘代理戦争』でK-1ファイターが率いたチームの中から選抜された7名とK-1選抜の7名が対抗戦を行う「K-1 KHAOS NIGHT.9〜K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦」(9月27日、東京・新宿FACE)で、格闘代理戦争チームとして、メインイベントでプロデビューを飾る。

「デビュー戦でメインイベントなんて予想もしていなかったことなので、本当にありがたいです。その分プレッシャーも感じていますので、まずはそのプレッシャーに打ち勝つこと。それから、この試合が決まって対戦相手の松本日向選手の過去の試合を見たのですが、アグレッシブで強いファイターなので、圧倒的な試合をして勝利したいです。そのために今は自分の弱点を補う練習をしています」

 幼少期から空手を習っていて、全日本ジュニア空手道選手権大会で優勝経験も。ブランクの末にキックボクシングにたどり着いた経緯は?

「特に打たれ強さという点では空手の経験は今に生きているのですが、空手自体は習い事として親にやらされていただけだったので、小学生の頃はやめたくて仕方がなかったんです。それでもやらなくてはいけなかったので仕方なくただただ励んでいたら結果が伴ってしまった。中学に入ってサッカーをかじった時期もありましたが集団競技の“連帯責任”という考え方が性に合わなかったりと、他のスポーツに目移りすることもなく、一方で中学生の頃には空手も楽しくなっていました。ただそれでも“空手をやってても将来性がない。続けていても未来がない”という気持ちのほうが強かったので両親には中学いっぱいでやめる意思を伝えたところ“やめるなら結果を出せ”と。それで全日本大会で優勝してきっぱりとやめました。高校時代は何もせず学校以外は仕事と遊びに夢中でしたが、高校卒業にあたって“これからどうしよう”となった時に、ずっと好きだったK-1に挑戦してみよう、と。お兄ちゃんと一緒に“空手やってたし、やってみたらいけるんちゃう?”と、割と軽い気持ちで話をして(笑)、とりあえず、武尊さんや卜部功也さんをはじめとする憧れの選手たちのいるK-1 GYM SAGAMI-ONO KREST(以下、KREST)の体験に行ってみたんです。それで、最初にジムにたどり着いたら中で卜部弘嵩さんと功也さんがシャドーしてて、そんな人たちがいるかたわらで体験させてもらえるなんて思ってもいなかったので、“場所間違えたかな?”と思って、思わず一回引き返しちゃったんです(笑)。でもマップを見る限り“ここだよな?”って確認して(笑)。体験させてもらっている時に功也さんが来てくれていろいろ教えてくれたりして……、憧れますよね。その体験の際にプロ志望であることを用紙に記入していたら、(渡辺雅和)代表から“明日スパーリングがあるからおいで”と誘ってもらえたんです。本来はトライアウトで勝ってプロ練に入っていくので、これはあまりないことだと思うんですが。その時は自分も正直“やれるだろう”と思って行ってみたんですが、みんなにボコボコにされちゃって。それで地元に戻って近所でキックボクシングを習い始めながらお金を貯めて、お兄ちゃんと東京に出てきました。もともと、いろんなジムに行ってみようと思っていたのですが、KRESTでボコボコにされてしまったので、それでKREST以外のところに行くというのも嫌だったんです。だからここで強くなろう、と」

「K-1選抜vs格闘代理戦争」の全カード決定。メーンは松本vs橋本【9・27 K-1 KHAOS】

2019.08.07 Vol.Web Original

松本は皇治軍団で出場もケガで欠場。橋本とは初対戦
「K-1 KHAOS NIGHT.9」(9月27日、新宿FACE)のカード発表会見が8月6日、都内で開催された。

 今大会については「K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦」というテーマのもと、AbemaTVで放送された「格闘代理戦争4thシーズン」で活躍した卒業生たちとK-1選抜選手との対抗戦を行うことが先日行われた会見で発表されていた。

 この日はK-1選抜の選手とその試合順が発表された。

 メーンの大将戦はK-1選抜の松本日向と格闘代理戦争の橋本実生の一戦となった。

 松本はK-1カレッジ2018 -55kg王者の肩書を持ち、格闘代理戦争のトライアウトにも参加。皇治軍団の一員として格闘代理戦争に出場した。今回はK-1カレッジ王者として、K-1選抜で大将戦に登場する。対する橋本は先鋒戦の岡嶋刑徒と同じTEAM武尊として格闘代理戦争で優勝。対抗戦の大将戦に抜擢された。

 格闘代理戦争でTEAM武尊と皇治軍団は準決勝で対戦したのだが、この時、松本は怪我で欠場していたため、橋本との対戦は実現しなかった。

 橋本は「日向くんって大学生でしたっけ? 頭でも格闘技でも負けたらアカンのでしっかりKOさせてもらいます。(松本の印象は)正直あまり試合を見てなかったので分かりません。(格闘代理戦争中に戦いたいと思ったことは?)ないです。(チームを率いる武尊から学んだことは?)気持ちでは絶対負けるなと言われているので、気持ちで負けないです。(デビュー戦がメインイベントになったことは)素直に嬉しいです。K-1の人に感謝です。デビュー戦はKOと決めているので、しっかり終わらさせてもらいます。むちゃくちゃおもろい試合をして、ド派手なパフォーマンスをするので楽しみにしていてください」

 松本は「(橋本の『頭で負けているので格闘技でも勝つ』を受けて)頭でも格闘技でも全部勝ちます。よろしくお願いします。(橋本の印象は?)自分と同じ小柄ながらも気持ちで戦うタイプだと思っているので、自分はその気持ちで勝とうと思ってます。(格闘代理戦争中に戦いたいと思ったことは?)橋本選手は自分に勝ったチームにいて、自分は怪我で試合に出られませんでした。同じ皇治軍団の仲間がやられているのもあるので、ずっと戦いたいなと思って練習していました。(チームを率いる皇治に学んだことは?)自分は皇治さんに出会って色々と教えてもらって、格闘技以外にもどうやって人に魅せるのか、試合内容でどうやって魅せるのかを教わっているので、その学んでいることを全部出して勝ちたいと思います。(デビュー戦がメインイベントになったことは)自分もすごく嬉しく思います。デビュー戦なのにメインでいいのかなっていう気持ちは最初あったんですけど、それに見合う試合をしたい、新宿FACEで足りないような試合をしたいと思います。自分は胴回し回転蹴りであったりヒザ蹴りであったり、空手の頃も内股のカウンターだったりをずっとやっていたので、そういう細かいテクニックも見せたいと思っています。自分は背負っているものが多いので、シルバーウルフの皆さん、大学の部活の皆さん、地元の最高の応援団にしっかり感動してもらえるいい試合をします。応援よろしくお願いします」などとそれぞれコメントした。

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