10・14 K-1両国大会のヘビー級トーナメントにバダ・ハリ、ミルコら参戦

 新生K-1を主催するK-1 Globalが24日、都内で会見を開き、10月14日に両国国技館で開催される『K-1 Rising 2012 K-1 World GP Final 16 in Tokyo』の概要を発表した。
 会見にはK-1 Globalの金健一社長と魔裟斗エグゼクティブプロデューサー(以下EP)が出席。
 ヘビー級トーナメントの開幕戦となる両国大会にはバダ・ハリ(モロッコ)、ミルコ・クロコップ(クロアチア)、ダニエル・ギタ(ルーマニア)、上原誠(士魂村上塾)、天田ヒロミ(デジタルスピリッツ)らが出場する。トーナメントはこの日発表された13人に9月8日にロサンゼルスで行われる『K-1 USA Final』の勝者4名で争われる。両国大会の勝者8名が12月26日にニューヨークで開催される『K-1 World GP 2012 Final』で優勝を争う。
 オランダで傷害容疑で逮捕されたという情報が流れ、来日が危ぶまれていたバダ・ハリについては「事件があったことは事実だが、まだ調査中。バダ・ハリのマネジメント会社からは“問題ない”との返事をもらっている」(K-1 Globalの金健一社長)という。
 またこの日は、今までヘビー級、ミドル級(-70kg)、ライト級(-63kg)だった階級を来年からスーパーバンタム級(-55.225kg)からヘビー級(93kg以上)までの9階級に変更することが発表された。階級改正について魔裟斗EPは「今まではざっくりしていた。ヘビー級と70kgの間でもいい選手がたくさんいたが、どっちつかずで強引な減量や体重を増やしたりしている選手がいた。適正な体重でやったほうがいいと思った」と語った。
 今後はひとつの大会でいろんな階級の試合が組まれるもよう。トーナメントが基本ではあるが、いずれはランキングやチャンピオンの制定も視野に入れていくという。
 階級改正に伴う軽量級のエース候補としてWPMF世界スーパーフェザー級王者・梅野源治(PHOENIX)がK-1初参戦を果たす。梅野は「自分はムエタイが一番だと思ってやってきた。タイ人トレーナーからも本当に強いヤツはどんなルールでやっても強い、それが本物だと言われてきたので、自分が一番だと証明するために参戦します」と語った。