サッカー 小野伸二の1本のパスがスタジアムの時間を止めた 【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:長田洋平 (2019年3月6日 ルヴァン杯 横浜F・マリノス×コンサドーレ札幌)
左サイドからのボールを迎えた小野伸二は、右足アウトサイドで相手DFの裏にふわりとダイレクトパスを浮かせる。
糸を引くように放たれたボールは、走り込んでくるジェイ・ボスロイドの到着を待つ間に、相手DFの視線を一身に集めた。

相手を置き去りにしてスタジアムの時間を止める。
たった1本のパスに小野伸二の真髄を見た。

これが出来る選手が日本に何人いるだろうか。

39歳の才能は日本トップカテゴリーにおいて依然として際立っている。

まだまだその勇姿を見続けたい。
そう思わせる瞬間だった。

【カメラマンプロフィル】
撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

■アフロスポーツHP
https://sport.aflo.com
https://www.aflo.com
■Facebook
https://www.facebook.com/aflosport
■Instagram
https://www.instagram.com/aflosport
■Twitter
https://twitter.com/aflosport