車いすバスケの国際大会が8月開幕!世界のトップチームが東京に集結

現在の日本代表のテーマは「自力と粘り強さ」と語る及川晋平ヘッドコーチ
前回大会では、並み居る強豪チームのなかで、全戦勝利で優勝を勝ち取った日本。会見に出席した及川ヘッドコーチは、「昨年は観客の方に背中を押していただきました。思い出すと、(チームが)2020年で思い描いているひとつのシーンのような、そんな感動的な前回大会でした。今年は内容も含めて、多くの皆さんに感動していただけるよう、エキサイティングな迫力あるゲームをコートの中で表現します」と意気込んだ。

1年間の成長を実感

記者会見では、この1年間の変化についても語られた。昨年までドイツの強豪チームでプレーし、パラリンピック3大会連続出場のエース・香西は帰国後、フィジカル中心に取り組みを強化した。「ドイツでは試合に出ている分、身体を追い込むトレーニングができなかった。いまフィジカルのスピードは上がってきていると感じます。(スピードによって)バスケの一番大事な「判断部分」が上がってきている」と、自身の成長を語った。
「トラック3周のタイムが5秒縮まった」と語る香西宏昭。エースの進化は続く
高さを生かしたプレーが持ち味の秋田は、代表としての自覚も。「去年から今年で成長できているのは、日本代表としての自覚です。責任感や、発信することが少しずつできるようになってきた。言われる前に動くというプレーが出ているし、それぞれが自力を持った日本代表チームになっているのかなと思う」と代表チームの変化を語った。

「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2019」は8月29日〜9月1日まで。現在、ローソンチケットにて前売券を発売中。今年は、大会オリジナルのネックストラップやタオルが特典の「日本代表応援シート」の販売や、赤Tシャツを着て観客が一丸となって日本代表を応援する「赤Tプロジェクト」も企画されている。

パラリンピックのリハーサルとなる大会を、会場で一緒に応援しよう。
2018年の世界選手権に代表選出された秋田啓
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