元日本ラグビー代表の廣瀬俊朗氏「試合の前後も楽しむのがW杯」

佐々ポーズは誰のもの?
 開催都市最大級の380インチの巨大ビジョンでパブリックビューイングを楽しめる。「試合のチケットはなくても、ここで見れたら最高」と、廣瀬氏。「2015年、(イギリスの)ブライトンにもこういうスペースがあったと思う。海辺できれいなところで、それをほうふつとさせます。昼過ぎぐらいから来て、飲んで、試合を見て、暗くなってまた飲んで。最後中華街、みたいなね、8時間ぐらい楽しめると思います。試合だけじゃない、試合前後も楽しむのがワールドカップ」。

 トークショーでは、ファンゾーン内などで販売される崎陽軒の「メガシューマイ弁当」と「メガチャーハン弁当」を、田沼氏と廣瀬氏が試食。顔より大きなビッグサイズの弁当に2人は「めっちゃうまい! 」と満足げ。田沼氏は「期間限定? いつも売ってほしいな。いつも買うときに足りないかなって2個買ったりするんです」と、チャーハンを頬張った。

 トークショーは廣瀬氏が座った椅子がぐるぐるまわってしまうハプニングから始まり、和気あいあいとした雰囲気で行われた。また廣瀬氏と笠原ゴーフォワードがドラマ『ノーサイド・ゲーム』に出演していたこともあって、“佐々ポーズ”はもともと笠原がずっとやり続けてきたポーズだったという裏話や、W杯期待の選手はと聞かれた笠原ゴーフォワードが「浜畑譲(『ノーサイド・ゲーム』で廣瀬が演じていたラグビー選手)がいつ日本代表に戻ってくるのか注目している」など、ドラマネタも飛び出し、報道陣をニヤッとさせた。

左から、田沼氏、廣瀬氏
 試合開始までカウントダウン。

 田沼氏は「いよいよ本番が来たなと。OBとしても、ファンとしても楽しみ。ラグビー陣としても誇りに思う大会がスタートする。うれしく思いながらも興奮しています」。地元横浜出身であることからも「家族でもよく来るところ。横浜のシンボルであるランドマークタワーやベイブリッジを見ながらラグビーを堪能できることは、地元横浜の人間としてもうれしい。家族にも連れてきてと言われています。横浜の人も、横浜以外の方もいい体験ができると思うので来てほしい」と、改めてアピールした。

「ファンゾーン」は、各大会開催地に設けられる無料のイベントスペース。大型スクリーンでパブリックビューイングが楽しめるほか、ラグビーの体験などさまざまなプログラムが用意されている。決勝が行われる11月2日まで、毎週土日を中心に開催される。東京は、有楽町駅前の東京スポーツスクエアと調布駅前広場・調布市グリーンホールの2カ所がある。

「ファンゾーン in 神奈川・横浜」は12ある開催都市のなかでも最大の規模で、大会期間中すべての土日全15日間行われる。ラグビーと海と、みなとみらいの風景や夜景も楽しめる絶好の観戦スポットといえそうだ。

タックル、パス、トライ……ラガーマンの能力にどこまで近づけるか

廣瀬氏「試合は見ないと!」



 気になっているゲームについて聞かれると、廣瀬は「ニュージーランドと南アフリカの試合(21日)。プライベートで見に行くんですけど、これだけはお仕事入れないで家族で行こうと決めていたので、めちゃくちゃ楽しみです。グループリーグで一番面白い試合じゃないかなと思います。お互い初戦なので緊張感もある」

 土佐は日本代表対スコットランド、榎本は「廣瀬さんと土佐さんに言われてしまった……」と笑い、「あえてあげるなら」とオーストラリア対ウェールズ戦だとし、エディー・ジョーンズ率いるイングランドの試合も付け加えた。

 廣瀬氏はイングランド対フランス戦も観戦予定だといい、「試合は、見ないと」と強調した。

桜木町の駅前広場には巨大ラガーマンが登場。みなとみらいエリアはラグビー一色だ
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