「怖いものなしの3人」獅童、勘九郎、七之助が3年ぶり赤坂大歌舞伎で新作・牡丹灯籠



 また、3年ぶりとなる赤坂大歌舞伎について勘九郎は「父が亡くなってもうできないと思っていたのですが、急だったもので翌年の公演がもう決まっていて、この3人で『怪談 乳房榎』をやり、NY公演まで行うことができ、その後も続けることができた。父が一番喜んだ公演ではないかと思う。この3人だと怖いものなし」と、本作へさらなる意気込みを見せていた。

 会見後の囲みでは、自身の演じる役について「ただの放蕩(ほうとう)野郎と、ただの小悪党です」と語っていた獅童が「本当に放蕩者です。手を出しちゃいけない奥さんに手を出しちゃったり」と言うと、七之助も「歌舞伎にはけっこうひどい人やどうしようもない人がたくさん出てくる。でも歌舞伎だと、お客さんも、仕方がないよね、と見てくれる。そこが歌舞伎の不思議な魅力」と語った。

 赤坂大歌舞伎『怪談 牡丹灯籠』は5月5日から24日まで、TBS赤坂ACTシアターにて26回公演。