『麒麟がくる』で家康演じる風間俊介 大河出演に「ドキドキ」

 大河ドラマ『麒麟がくる』の31日放送の第20回で風間俊介が初登場する。風間が大河ドラマに出演するのは『西郷どん』(2018)に続き2回目で、後の徳川家康の松平元康を演じる。

『麒麟がくる』の制作が決まったのを知った時に「一視聴者としてとても楽しみにしていた」という風間は、「徳川家康役で出演が決まったと聞いて、大変驚きました。大河ドラマ出演は、『西郷どん』以来2作目ですが、大河ドラマへの憧れが強すぎるせいか、未だにドキドキして、緊張し続けています」
 
 大河ドラマだけでも、さまざまな俳優たちによって演じられてきた家康は、「作品の視点によって描かれ方が全く異なりますので、とても多面的で面白い人物」だとし、「現代から見た家康は、徳川幕府を開いた人物であり、たぬきであり、すごい人というイメージですけど、これはあくまで晩年の家康のイメージです。今演じている元康は、 まだ何者でもないですし、立場が弱い武将ですから、晩年の家康からは逆算して考えないようにしています。晩年の家康に至るまでは何十年もかかりますし、小さい頃からそのイメージのまま、ということはありませんので、 みなさんの持っている家康のイメージから、ギャップが出ればいいなと思っています」

 第20回「家康への文」では、駿河の今川義元(片岡愛之助)が尾張への侵攻を開始し、成人した松平元康は、その先鋒を任される。明智光秀(長谷川博己)は、戦を回避させるために、帰蝶(川口春奈)と信長(染谷将太)に元康の母と伯父に接触するよう仕向ける。

 風間は「松平元康が登場するということは、歴史が大きく動く瞬間でもあります。それぞれの武将の勢力図も変わっていきますので、ここからさらに面白くなると思います」とアピールしている。

『麒麟がくる』は、毎週日曜、総合で午後8時、BSプレミアムで午後6時、BS4Kで午前9時。再放送もある。