伊藤健太郎、美形力士演じるミュージカルで4キロ増!『両国花錦闘士』製作発表

撮影・田中亜紀
 ライバル力士の雪乃童を演じるのは大鶴佐助。「伊藤君と反発しながら、その磁場にお客さんをひきつけたい」とニヤリ。また「四股を踏むことには邪気を払う意味がある。力士役の男性キャストとより多くの四股を踏んでありとあらゆる邪気を払いたい」と意気込んだ。

 大原櫻子は相撲嫌いな相撲雑誌記者という役どころ。作品に臨むにあたって、初めて生で相撲の取り組みを見たそうで、「そこからファンになってしまって…! 今も本を読んだり、相撲に詳しい友達に話を聞いたりして勉強をしている最中なんですけど、相撲嫌いな記者を演じるのにどんどんどんどん相撲が好きになってしまって、ちょっとまずいなと思っています」と笑った。
撮影・田中亜紀
 すでに稽古がスタート。歌稽古や振り稽古をしているという。

 伊藤は「歌に対しては苦手意識があったんで大丈夫かなと思っているんですけど、音楽は格好良くて、ロックなんですね。僕も個人的にロックな曲が好きなので、自分が歌う歌を好きになれるのは大きなポイントになるんじゃないかなと思います。歌稽古だったりみんなで一緒に歌うのは楽しくやらせていただいています」

「自分の歌う歌でなくても帰り道で頭の中をループするぐらい、覚えやすい、ノリやすい曲」と、大鶴。今のところ2曲を稽古したというが「ここから莫大な量があるので、これからどうなっていくなんだと未知なところがある」と笑った。

 アーティストとして活動する一方で、ミュージカルでも活躍している大原だが、本作では「いまだかつて挑戦したことがないジャンル」であるラップにも挑戦する。「ラップって歌とは違う部分があったりで、新しい挑戦。楽しみでもあります。みなさんに負けないように頑張りたいと思います」と話した。

 作・演出の青木豪は「なんだかみんな活気がある。入ってきた時の熱量がいい感じ。このまま素敵な舞台が作れるという感じがしている」と手ごたえを感じているようだった。

 この舞台は、明治座、東宝、ヴィレッジに所属する同じ年齢の男性プロデューサー3名が立ち上げた三銃士企画の第1弾公演。

 主題歌「Naked Men 見ろ、裸の俺たちを!」は、デーモン閣下が担当。作詞、コーラスや合いの手を含め、デーモン閣下が全て歌唱する斬新な相撲ソング。

 東京・明治座で12月5~23日。年明け1月に大阪の新歌舞伎座、福岡の博多座で上演する。
撮影・田中亜紀