GENERATIONS 関口メンディーの「メンディーのコラムンディー」第23回 所作

30代のテーマは「他人と自分を認メンディーで褒メンディー!」どうもメンディーです!

本日は最近自分の中でも普段の生活の中で意識している”所作”について話していこうと思います。

まず話の前にそもそも所作というものを皆さん意識したことがありますか?

しょ‐さ【所作】

・1 行い。振る舞い。しわざ。「一日の所作を日記に記す」

・2 身のこなし。しぐさ。また、演技の動作。「大げさな所作をする」「役者の所作」

辞書で調べるとこう言った説明があります。

その人の言動である立ち姿や話し方、話の聞き方や食べ方

つまりはその人、本人の人と成りを表すもの全て。

例えば友達と街中を歩いていても、話していて意識は友達にしか向いていないかもしれませんが、皆さん実は街中の全員に見られていますよ。

「いやそんなことないよ。人間というものは自分に1番興味があるものだし、周りなんて気にしていない。ましてや今後二度と会うこともないであろう街中の人たちなんて、興味ないでしょ。」と思う方もいるかもしれない。ですがそんなことはない。めちゃくちゃ見られてます。人の目を気にせず、自然と出るものが本物の所作であるとは思うのですが。

ものを雑に扱ったりする人よりも、仕草が綺麗で趣のある人、いいですよね。


育ちの良さがあふれ出る(編集部)

というわけで始めたんですメンディーの所作改善計画!

日々の細かいところ不意な一瞬ほど人が出る。水の飲み方、食べ方、座り方、常に所作を意識して過ごしています。

それでもやってしまうんです。しゃがむのが面倒で足でものを動かしたり、靴を脱ぎっぱなしにしてしまったり。

その度自分に思うわけです。「あー育ちが悪い!」

育ちが悪いというと語弊がありますし、ここまで丈夫に育ててくださった親に申し訳がないのですが。

つまるところ所作とは”育ちの良さ”である。僕は世間一般的にみたら決して裕福とはいえない家庭で育ち、そこでの常識が自分の常識でした。恐らく育ちがいい人は足でものを動かしたりしないし、姿勢もいいはず。ということは、所作次第で育ちが良い人にも悪い人にもなれるということです。類は友を呼ぶとあるように育ちの良い行動をとっていれば、育ちの良い人が寄ってくるのです。その逆も然り。

どちらがいいかと言えば育ちの良い人が周りにいっぱいいた方が良いですよね。

そのために普段気をつけているのはまず座り方。背もたれにだらーっと背中をつけるような座り方はしなくなりましたし、意識的に背もたれと腰の間に握り拳くらいの空間を意識して姿勢良く座っています。次は椅子の整え方。自分が座っていた椅子はもちろん、席を立って離れる時に横の人がうっかり椅子を整えずに立ち去ってしまった時、自分が座っていた椅子と一緒にスッと直す。これが気持ちいい。ひとりで良いことをした気分になれる。

極め付けはSimple is the Best.「お疲れ様です」や「ありがとう」をハッキリとなるべくその場で止まって言う。当たり前のような挨拶ですが、これをしっかり止まって言うというところがミソであり所作である。毎回毎回立ち止まっていたら廊下を通るのにも日が暮れてしまいますが、知らない人にも会釈、然るべき方にはしっかり止まって挨拶。これが意外とできない。意識すると今までどれだけ流れ作業のような形でやっていたのかとハッとさせられます。

その他にもトイレや洗面所で手洗い場が前の人が使った後でビショビショになっている時なども自分の手を拭いた後でサッと拭いて綺麗にしたりと、家に着いて靴を脱いだ後にサッと向きを揃えたり、人の目につかないところでの所作ほど気持ちいいもの、いや自分に酔えるものはないです。

ぜひ皆さんにも所作キャンペーンで気持ち良い日常を過ごしてもらいたいです。

関口メンディー(せきぐち・めんでぃ)…1991年1月25日生まれ。アメリカ・ニュージャージー州出身。GENERATIONS from EXILE TRIBE、EXILEのパフォーマー。2011年にGENERATIONSのメンバーに、2014年からはEXILEでも活躍。HONEST BOYZ(R)ではラップも披露する。『HiGH&LOW』シリーズなど、映画やドラマでも俳優としても活動する。バラエティー番組でも精力的に活動を展開している。