又吉直樹が結婚式にまつわるショートストーリー「いつか、結婚したい」と結婚願望も

 


 お笑い芸人で作家の又吉直樹が18日、「Wedding Park 2100 ミライケッコンシキ構想」プロジェクトの発表会に登壇し、自身の結婚観について語った。


 又吉は、19日からスタートするウェディングイベント「Wedding Park 2100 ミライケッコンシキ構想」(港区・白金台)で、80年後の未来の結婚式をテーマにショートストーリーを公開する。


「僕はまだ結婚してないので、たとえば結婚式に至るまでの準備のことすらも深く知らなくて。未来の結婚式がどんなものになるのか、考えるのは楽しかったんですけど、考えたらけっこう難しくかったです。それで、2100年のことを書くために2200年の設定を描くという変なことをしてしまったんですが……。


 これから先、世界はきっとすごいスピードで変わっていくから、どんなふうに変わるのか予想がつかないなとは思いました。技術的に新しいことをやっていこうという時期もあれば、一回立ち止まろうという時期もあるはず。そう思うと、なんでもできそうで結構難しいなと、書くのに困った自分もいたんです。だから、そんな僕のもとへ、自分の子孫から助けが来る話にしました」



 


 又吉が書いた『2100年の結婚式』は、又吉自身が主人公として登場し、又吉の子孫が2100年の結婚式について手紙で教えてくれるというストーリーだ。


「結婚式って、人と人が家族になっていく場所だと思うんです。命がつながっていく、自分たちが色濃くつながれる場所としてストーリーを考えました。既婚者の方が結婚式を語る時は、結婚式で2人がはじまるけど、その後には現実があって、それでも、結婚式での感動がその現実を支えていくってことが語れるじゃないですか。でも、僕は結婚してないから。


 だから僕の視点からは、結婚式というものが特別な体験であるということを強く伝えられたらいいなと。これから結婚するみなさんも、大変なことはあるかもしれないけど、結婚式の日だけは、自分が世界の主人公でいいと思う」


 数度「自分は結婚していないから」と口にする又吉に対し、司会から「結婚に対するイメージは?」と質問が。又吉は「いつかしてみたいですよね。子どもの頃は、40歳になったら結婚していると思っていたし。明るくて楽しいイメージが強いです」とポジティブに回答していた。


 その後、理想の結婚式について質問されると「その人ならではの個性が入っているといいなと思います。僕だったら自分の趣味を生かして、大きい本を開いたら僕が出てくるとか、相方がハーレーにまたがって登場して、おめでとうと言って帰っていくとか……。頭の中ではいろいろ想像できるけど、実際はもっとこじんまりとしているのかもしれない」と結婚式への夢を膨らませた。



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