野村宏伸 2万3000人から選ばれた薬師丸ひろ子の相手役オーディションで「松田聖子さんのファンです、と言った」

さらに薬師丸のことを「撮影しながらどんどん好きになっていきました」と振り返った野村。「ひろ子ちゃんには、弟のようにかわいがってもらった。女優さんやアイドルというと、オレみたいなヤツと口なんてきかないのかなと思っていたんですが、全然そんな感じではなく、かわいがってくれました」。
その後も、財津和夫や桃井かおり、松田優作ら当時の先輩俳優たちとの思い出を披露した野村。「思えばあれが最初で最後の森田監督作だったので、もう一度森田監督とやりたかったという思いはあります」と、森田監督をしのび、「森田さんと角川春樹さんが僕を選んでくれなかったら今の自分は無かった。なんだかんだ、山あり谷あり、こうして37年やってきたのは2人との出会いがあったおかげ」と思いを語っていた。
『角川映画祭』はテアトル新宿他にて開催中。