吉沢亮、残りの見どころは「衰えない栄一のエネルギー」<青天を衝け>


 19日放送の第40回で、栄一は妻の兼子(大島優子)を連れてアメリカに視察旅行に出かける。大島は以前行ったインタビューで印象的なシーンとしてこのシーンをあげ「栄一と兼子がすごく楽しそうなんですよ」と話した。

 吉沢は「旅のシーンはほぼ列車の中で、窓の外に広がる風景は想像しながらでしたが、その感じが逆に楽しかったです。(仕上がった映像を見たら)広大な土地が広がっていてすごいきれいだと思いました」と、振り返る。

 演出した黒崎氏にとっても、このシーンはたくさんある特別なシーンのうちのひとつのよう。

「列車がなかなか揺れなくて(笑)。10人も20人ものスタッフがセットを囲んで揺らしてっていうと笑い話のようですけど、頑張ってくれました。長時間の撮影だったので、役者のみなさんもスタッフも大変だったんですけど、これまで見えてなかった栄一と兼子の夫婦関係が見えてきたり結束感みたいなものが生まれて不思議な作用がありました。撮影も終盤になって、この期に及んでグリーンバックでの撮影。合成にも時間がかかりますし、スタッフには苦労をかけてしまいましたが、景色とかの表現だけじゃなく、青天チームの一体感が生まれたのではないかと感じています」

 

 アメリカでのシーンのなかで栄一の演説も見どころのひとつだそう。吉沢も「いろいろ考えながらお芝居しました。とてもいい感じに仕上げてくださって、自分の芝居ではあるんですけどウルっときました」と、しみじみ。