“ミスター聾プロレス”友龍が2・26新木場での「HERO12周年記念大会」に向け打倒ワイルド・ベアーを宣言【バリアフリープロレスHERO】

12周年記念大会でついにこの2人の対戦が実現

 決戦を前に、友龍は「もともとベアーとは敵対していたから、組むのは複雑な気持ちもありました。やりやすい面もやりにくい面もありましたけど、ベルトを巻けたのは光栄でした。しかし、去年の川崎で試合は終わってるのに、バックドロップを食って許せなかった。今回のシングルでは絶対にお返ししてやろうと思ってます。もちろん勝つの私です。HEROの再開は待ち望んでいました。ベアーとの戦いで、その気持ちを爆発させたい」とキッパリ言い切った。

 一方のベアーは「原点回帰。これが何を意味するか、26日に答えが出るよ。友龍! 無事にリングから降りられると思うなよ!」と不穏な発言を残した。

 現在、友龍には正パートナーが不在だが「心に“あの人なら”という選手はいますし、ベルトも狙ってます。ですけど、今はベルトより、まずベアーを倒すことに集中したい」と、目の前の課題が打倒ベアーであることを明言。

「HERO」が12周年を迎えることについて、友龍は「長いようで短かった。あっという間に感じます。20周年、30周年と続けられるようにしていかないと。前回(昨年8月)藤波(辰爾)さんとタッグを組みましたけど、試合後に“いつかシングルで戦いたい”と話しました。これもいつか実現したいです」と夢を馳せた。

 聴覚障害を抱えて、健常者のレスラーと試合をすることに関して、「ハンディと思わないところもあるけど、思うところもある」と吐露する友龍は、そのハンディを強い気持ちとトレーニングで克服できるように心がけている。

 12周年大会を目前に控え、友龍は「今コロナ禍で大変ですけど、苦しんでいる人に、元気や勇気を与えられるような試合をしたい。ぜひ新木場に見に来てほしいです」と目を輝かせた。

バリアフリープロレスHERO「HERO30~再起動 旗揚げ12周年記念大会」(2月26日、東京・新木場1stRING) 
〈全対戦カード〉
◆オープニングアクト アクトレスリング
ワイルド・バニー vs 青野未来

◆第1試合
大和ヒロシ&仲川翔大 vs 後藤恵介&海和択弥

◆第2試合
リッキー・フジ&笹村あやめ vs 洞口義浩&山縣優

◆第3試合
友龍 vs ワイルド・ベアー

◆第4試合
長井満也 vs 藤田峰雄

◆第5試合 WBCタッグ選手権
〈王者組〉加藤茂郎&千葉智紹 vs 〈挑戦者組〉将軍岡本&ケン・片谷
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