ラグビー日本代表がフランスに初勝利ならず。テビタ・タタフのトライがTMO判定で幻のトライに

最年少20歳のワーナー・ディアンズ(撮影・田中伸弥)

キャプテンの坂手「悔しい。勝つべきゲーム」

 キャプテンの坂手淳史は「悔しいです。勝つべきゲームでしたし、勝てるところまでいけたと思っている。このチームが始まって5週間。勝つためのラグビーをできた。いい形で自分たちの役割を理解していたと思うし、全員が役割を理解したうえで試合に臨めたと思う。その中で最後は遂行力の部分で足りない部分はあったかなと思う。もう一歩。その一歩がすごく大きいというのが率直な思い。ティア1に勝つためにはもっとそこを追求していかないといけないんだなと改めて思った」などと試合を振り返った。来年のW杯に向けては「今日のチームと試合をするわけではないので距離感は分からないが、僕たちのラグビーをもっと構築するということをさらにしていかないといけない。疲れた中でどういうプレーができるか。ゲームを決められるところがあった中でのミスがあった。そういうところでは差を感じている。そこは自分たちがさらに落とし込んでいけば自分たちの武器になる部分でもある。そういったことも含めて成長していきたい」などと語った。

 2022年の日本代表の今後のスケジュールは11月12日にイングランド(ロンドン)、20日にフランス(トゥールーズ)と対戦することとなっている。

 また来年9月8日からフランスで開催されるW杯では日本はプールDで9月10日にアメリカorチリ、17日にイングランド、28日にサモア、10月8日にアルゼンチンと対戦。史上初のベスト4を目指す。

この日はワールドカップを除く国内テストマッチの最多入場者数を記録した(撮影・田中伸弥)
「リポビタンDチャレンジカップ2022」(7月9日、東京・国立競技場)
●日本 15(15-7、0-13)20 フランス○

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