「パンチの瞬間に首避ける」横浜流星に元プロ格闘家俳優「それをする俳優さんに初めて出会った」

 

 公開中の映画『ヴィレッジ』の舞台挨拶が1日、都内にて行われ主演の横浜流星と共演の一ノ瀬ワタル、奥平大兼が登壇。元プロ格闘家の一ノ瀬が横浜のアクション能力の高さに舌を巻いた。

「村」という閉ざされた世界で生きる人々のきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を、圧倒的な映像美と世界観で描き、現代日本が抱える闇をあぶり出す異色のサスペンス・エンタテインメント。

 劇中では因縁の3人を演じた横浜、一ノ瀬、奥平。横浜は敵対する役どころの一ノ瀬について「やられるシーンしかなかったですね」と苦笑しつつ「普段の一ノ瀬さんはキュートですけど、透のときはすごく怖かったです」と、横浜が演じる主人公・優と、一ノ瀬が演じる横暴な青年・透が激突するシーンを振り返り「(相手が)一ノ瀬さんだったからこそ迫力のあるシーンになったのかなと思います」と一ノ瀬に感謝。

 すると一ノ瀬も恐縮し「オレも出演した作品のなかでアクションをいっぱいやってきたんですけどやっぱ横浜さんスゲーなと思って。普通(芝居では)ビンタとかパンチを当てないんですよ。でも角度的に当てないといけないシーンがあって。そしたら横浜さん“大丈夫ですよ、オレ当たった瞬間に首避けるんで”って。オレも昔キックボクシングをやっていたんですけど、それって長年培っての技術なんですよ。パンチが当たった瞬間に首を避けるっていう…それをやられる俳優さん、初めて出会いました」と横浜のアクションセンスに感嘆。

 横浜と奥平は空手経験者、一ノ瀬は元プロ格闘家。この3人が戦ったら…という話になると、奥平が「流星くんには勝てないですよ」、一ノ瀬も「オレも胸ぐらをつかんだときに、この人体幹強い、この人絶対強いと思いましたね」と断言。

 一方的にいじめられる優を演じるにあたり、横浜は「勉強しましたね」とケンカに弱い主人公が戦う映画を参考にしたと明かし「ケンカ慣れしてないパンチの仕方とか参考にさせていただきました」と“ケンカに弱い”人物の役作りを振り帰っていた。

 

 

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