マシンガンズ滝沢、捨てかた「MAXめんどくせえ」使い捨て傘のごみ「ゼロにしたい」


 お笑い芸人で、ごみ清掃員としても働く滝沢秀一(マシンガンズ)が8日、都内で行われた傘のシェアリングサービス「アイカサ」の「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」発表会に出席した。

 滝沢は、ごみ清掃員として「多くの使い捨てのものが捨てられているものを見てきました」といい、不燃ごみでいうと使い捨てのビニール傘も多いそうで「1回か2回しか使われていないようなものが捨てられているのが現状。こういうものを少なくしたい、本当を言えばゼロにしたいということで、(イベントに)参加させていただきました」

 滝沢は司会を務めるとともに、使い捨てのビニール傘の捨て方をデモンストレーション。軍手をはめ、カッターでビニール傘のシート(ビニールの部分)を切って骨組みから取り外した。骨組みが開かないようにテープでまとめようとすると、軍手が邪魔に。「こうなってるとね……これだけでも時間がかかる」とつぶやきつつもぐるっと止めて仕上げた。

 使い捨てのビニール傘の捨て方は地域によって違う。そのまま不燃ごみとして出せるところもあれば、滝沢がやって見せたように傘のシートの部分は可燃ごみと、骨組みは不燃ごみに分別したり、手で持つ部分や先端も分別する必要があるところもある。

「……ということで、使い捨て傘を捨てるのはMAXめんどくせい」と滝沢。ポーズを決めるもシャッターはまったくきられず「シャッターチャンスですよ! こっちいきますよ!」と自らフォトセッションを進行した。

 

骨組みの部分も、持ち手と先端、骨組みのところを分解しなければならない地域も

「アイカサ」がこの日発表したのは、オフィスビルを対象にした「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for ビルディング」。ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント株式会社、東京建物、東急不動産リート・マネージメント、三菱地所、森トラストの5社と協力し、各社が管理するオフィスビルでのシェアリングスポットの設置を加速していくというもの。現在は約100棟ほどで導入済で、首都圏で3000棟を目指すという。

 この日はまた、小田急電鉄、京王電鉄、京急電鉄、相模鉄道、JR東日本、西武鉄道、東急電鉄、東京メトロ、東武鉄道、都営地下鉄の首都圏大手鉄道会社全10社と連携が完了したことも発表した。

「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」は、2030年までに使い捨て傘をゼロにするプロジェクト。SDGsやEGS経営に積極的に取り組む国内の大手企業が参画している。参画企業は、アイカサとともにオリジナルデザインの傘を制作し、参画企業に書極する社員に無料で使用してもらうなどさまざまな取り組みを行っている。同2022年度に発足した。2023年から「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for ビルディング」がスタートする。

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