劇団☆新感線の45周年公演が9月19日に松本からスタート。古田新太、高田聖子ら主要メンバーが31年ぶりに集結

会見では楽しいトークが展開された

 タイトルにある「爆烈」は本来「裂」が正しいのだが中島によると「爆裂は爆発して破裂するんじゃなくて、爆発的に猛烈な人たちという感じで。破裂しちゃうとおしまいになるような気がしたのでちょっと字を変えてみました」とのこと。「前から忠臣蔵を作ろうとする芝居者の人たちの話を書きたいなと思ってたんですけれども、なかなかまとまらなかったんですが、真ん中に“歌舞伎役者になりたいと思い込んで燃え尽きる女性”っていうのを思いついたところでまとまって、こういう話になりました」と続けた。

 演出のいのうえは「忠臣蔵をやろうとする江戸時代の芝居者たちの熱い話。そこはある意味すごい新幹線らしいと思うんですけど、せっかくこうやって一同、親戚の寄り合いのように集まるのは珍しいので、これだけ集まったらお祭り公演にしようということで。『いのうえ歌舞伎』と笑いに特化したお芝居に冠としてつけられることが多い『チャンピオンまつり』は本来、相反するんですが、今回はそういう意味ではお芝居の中に歌舞伎のパロディーとかオマージュ、歌舞伎だけじゃなくていろんなエンターテインメントのパロディーとか、お芝居も盛りだくさんですので、より歌って踊ってのお祭り騒ぎだから、いのうえ歌舞伎だけれどもチャンピオンまつりでいいのではないかと。お祭り的な興行として今回はチャンピオンまつり、爆烈忠臣蔵はぴったりだと思うので、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思います」などと「チャンピオンまつり」と「いのうえ歌舞伎」が同居している意味を説明した。

 本公演は9月19日から23日までの長野・まつもと市民芸術館公演からスタート。その後、10月9~23日まで大阪・フェスティバルホール、11月9日から12月26日まで東京・新橋演舞場で上演される。

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