ハンドボール男子日本代表「彗星JAPAN」がフランスの強豪PSGに23-30で敗戦。藤坂尚輝が両チーム通じて最多の8得点

後半もいきなりPSGに2点を許すが、日本はGKの岩下祐太が好セーブを連発。13-21と差を詰めたところでPSGがタイムアウト。再開後、点を取り合う展開となりなかなか差は縮まらない。PSGのルカ・カラバティッチが危険なファールで2分間の退場となり、日本は7メートルスローを決めて15-24もすぐに取り返され15-25。藤坂が立て続けにゴールを決めるがやはりなかなか点差を詰めることはできず、日本は23-30で敗れた。
試合後のコート上でのインタビューでPSGのステファン・アドセン監督は「2日間非常に興味深い試合を戦わせていただきました。昨日は本当にタフな試合でしたが、今日は自分たちの型みたいなものを見つけることができまして、なんとか勝つことができたかなと思っております。特に日本代表のようなテンポの速いチームとの対戦になることが分かっていましたので、そこを注意深くプレーしました」と試合を振り返った。
日本のトニー・ジローナ監督は「スタートはすごく良かったので期待していたのですが、途中からPSGの圧力というか、プレーがだんだん速くなってきて、ついていくのがやっとだったということで、やはり差をすごく感じています。本当にPSGに対しては敬意を表したいと思います。チームの中に大学生も3人ほどいますので、今日、プロの選手を相手に試合ができたことはすごい素晴らしい経験なので、ぜひ伸びてほしいと思います」と試合を振り返った。
そして「レベルアップを図りたいと思いますので、全日本のチームだけじゃなくて、クラブチームのほうでもレベルアップを図りながら頑張っていきたいし、ぜひ機会があればヨーロッパに行って、ヨーロッパのチームと戦ってみたいと思います」と今後の展望を口にした。