佐賀の空港にファン殺到中!『キングダム』コラボをめぐる旅で感じた日本と中韓の“焼き物”の絆

「佐賀キングダム空港」のあちこちに『キングダム』の人気キャラが!©原泰久/集英社

「佐賀キングダム空港」来場者が2.4 万⼈を突破

 現在、佐賀県の空港周辺が観光地として人気だ。佐賀県では、連載20周年を迎えた人気漫画『キングダム』(集英社刊)の原作者・原泰久⽒が佐賀県出身であることにちなみ同作とコラボレーション。「キングダム×(駆ける)佐賀県〜佐賀の⽕を絶やすでないぞォ。〜」と題し、多彩な企画で佐賀県の魅力を発信するプロジェクトを実施している。

 その一環として、期間限定で「佐賀キングダム空港」の愛称がつけられた佐賀空港では、壁面やガラス⾯、階段などが『キングダム』の特別装飾で飾られるほか、「受け継がれる火」をテーマに有⽥焼コラボ⼤⽫などが展示される「佐賀キングダム空港特別展」を開催(3階スペースパーク)。同展は1⽉27⽇のスタートからわずか2週間で来場者2.4万人を突破。早くも、空から佐賀に降り立ってすぐ楽しむことができる最初の人気観光地となっている。

 特別展示の中でも注目の有⽥焼コラボ作品は、⽩磁の⼈間国宝である故・井上萬⼆⽒の技と志を受け継いだ井上萬⼆窯三代⽬・井上祐希⽒が、本プロジェクトのために制作したオリジナル作品。好評を受け、全5種各20枚、計100枚のみ制作された作品の抽選販売も決定(直系19cm版・申し込みは3月3日まで)。

 井上⽒は「最初にお話を頂いたとき、テーマが“受け継がれる火”ということで、運命的なものを感じたんです。実は昨年、祖⽗(萬⼆⽒)を亡くし、父も早くに亡くしており、⾃分⼀⼈になって正直、⽕が消えそうだと感じるときがありました。そんなときに今回のお話をいただいて。祖⽗から受け継いだ⽕を絶やすでないぞ、という、⾃分へのメッセージのようにも思えたんです」と作品に込めた思いを語ってくれた。

 今回のコラボ作品には、⽩磁の“⽩”に自身の作⾵である『⾶沫(しぶき)』の表現を掛け合わせ、『キングダム』に登場する5⼈のキャラクターそれぞれが持つ思いや熱量を、どうすれば最⼤限に引き出せるかを意識して制作したとのこと。

 そんな逸品を堪能したら、空港から車で10分ほどの場所にある干潟よか公園へ向かうべし。ここには、コミックス77巻まで全ページを、無料で一気読みできる「キングダム読破堤」が登場。有明海沿いの防波堤に、全長300m超もの長さで全ページが掲出される光景は圧巻。よく見ると、戦いの過激な描写部分には、黒塗りならぬ、名産の“佐賀海苔”でカバーするという遊び心も! 防波堤の向こうに有明の海を感じながら“思いの火”を受け取ることができる期間限定の貴重な機会。これはファンも未読の人も「今こそ佐賀に行かんといかん!」

 コラボ期間中は他にも佐賀の魅力と『キングダム』の熱量が掛け合わされた特別な観光体験を楽しめる企画が満載。

 空港から車で約1時間ほどの場所にある古湯温泉街では、指定の宿泊施設や日帰り温泉、飲食店などをめぐると名シーン“王騎の入浴”がプリントされた「オリジナル手ぬぐい」や「オリジナルイラストカード」がもらえるプレゼントキャンペーンも実施。実は古湯温泉には、秦の始皇帝の命を受け、不老不死の霊薬を求めて日本へ渡った「徐福」が見つけたとされる伝説が残っており、和モダンな雰囲気と有田焼を生かした湯舟など特別な温泉体験が人気の宿「古湯温泉 ONCRI/おんくり」をはじめ、古湯温泉をゆったりと堪能できる人気の宿が多数。始皇帝の時代に思いをはせながら名湯につかってみては。

期間限定の貴重な光景!「佐賀キングダム空港」の特別展示や装飾

 

「佐賀キングダム空港特別展」では、インパクト満点の巨大なコマ装飾や、井上萬⼆窯三代⽬・井上祐希⽒が手掛けたコラボ大皿などを展示

徐福の伝説が伝わる古湯温泉には、名湯と佐賀グルメを堪能できる宿が充実!写真は「古湯温泉 ONCRI/おんくり」

 

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