「ONE PIECE」のトニートニー・チョッパーが国境なき医師団の公認サポーター就任でリアル「ヒルルクの桜」に期待。チョッパーに会うことで喜びと感動を

国境なき医師団を10年にわたり取材しているいとうせいこう氏(右)

 今回のコラボレーションでは大人はもちろん、子どもたちにも国境なき医師団が広く周知されることが期待されている。

 長く国境なき医師団を取材し、これまで4冊の本を出版しているいとう氏は「国境なき医師団の方々は自分たちがすごいことをやっているとは全く思っていない。“どうしてこういう世界に入ったんですか? 医療関係の方々でいえば、ご自分の国で医者をやっていれば十分な暮らしはできるのに、なぜこういう危険なところに来て人々を救うんですか?”と聞くと目を丸くして驚いて“そんなことを言われたの初めてだ。思ったこともなかった。それは逆なんだ。医者になってから国境なき医師団に入ったんじゃなくて国境なき医師団に入りたいから医者になったんだ”という人は本当に多い。そういったことを見ると人道主義というのは全然死んでいない。世界で生きている。良心というものが人を救うということはあり得るということに驚いてしまう。それは医師ではない人もそうだった」と取材をして肌で感じた、国境なき医師団で働く人々のモチベーションを紹介。

 そして「今まで国境なき医師団はなぜこういうことをしているのかということを子供に向けて直接は説明していなかった。今回、それをこの形で説明することができる。そしてそのことが人間を考えるということになる。とてもいい教材にもなるんじゃないかと思う。そして自分ではお金を出せない子供たちでも、お小遣いやお年玉からちょっとでもいいし、あるいは手紙でもいい。僕はクリスマス時期に来た手紙を読んでいる国境なき医師団の女性を見たことがあるんですけれども、本当に彼女は感激していました。声をかけてくださるだけでも国境の医師団の人たちは本当にやる気が出る。お金だけではない。他のやり方も子どもならではのことをたくさん考えてくれるんじゃないでしょうか」と呼びかけた。