ロック!パンク!カルチャー!映画『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』は、きちんとブッ壊れていた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 黒田勇樹です。

 三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.22
「SHINKYO QUEST2〜修羅しゅしゅしゅ〜」が13日に無事終了いたしました。

 たくさんの方々に来ていただきました。ありがとうございます。

 これからもいろいろなことをやっていきますので、ついてきていただけるとうれしいです。

 では今週も始めましょう。

『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』10月2日(金)公開 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム © 2025, I WAS A TEENAGE SEX PISTOL PRODUCTION, LLC ALL RIGHTS RESERVED

 伝説のロックバンド セックス・ピストルズを初代ベーシストのグレン・マトロックの視点から振り返っていくドキュメンタリー形式の映画。辛いことがあると必ずAnarchy In The UKを聞く筆者としては見逃せない作品。

 凄くざっくり言うと「おじいちゃんが、やんちゃだった昔の武勇伝を自慢する」みたいな内容なのですが、その過去に起こった実際のストーリーがロックすぎてとても楽しく観る事ができました。
盗んだり、不法侵入したり、好き勝手しながらバンドが結成された経緯を、楽しそうに話しながら説明する前半。メジャーシーンに出るまでと、その後の連続する不祥事を「新聞のトップに載ったぜ!」と自慢げに話す中盤。同じくロックシーンを席巻したグリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングが「パンクってなにか?」と聞いてくるやつがいたので、ゴミ箱を蹴飛ばして「これがパンクだ!」と言ってやった。そしたら、そいつもうそのゴミ箱を蹴って「これがパンクってことか?」と聞いたので、「いや、それはトレンドだ」と言っていたエピソードを思い出しました。この「パンク」の最先端を走っていたのがピストルズだったんではないでしょうか?

 終盤は、少し懐古的というかグレンがバンドを抜け、こちらもまた伝説のミュージシャン、シド・ヴィシャスが加入して「スターダムにのし上がるが、音楽性のクリエイティブが下がる」という、音楽大好き少年だった筆者からすると、少し悲しい現実を突きつけられるパート。シドも死んじゃうし。

 全編通して、ひどい話も悲しい話も少年のように楽しそうに語るグレン始め関係者の顔を観ていると「こいつら、いまでもロックンローラーなんだな」と、こちらの顔も緩んでしまうような、素敵な作品でした。

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