あの映画を思い出さずにはいられない!アンサーソングのような映画『シェルター』に、涙が止まらなかった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
黒田勇樹です。
9月1日から開幕する三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.22「SHINKYO QUEST2〜修羅しゅしゅしゅ〜」の稽古が順調に進んでいて、ちょっと安心しつつも褌を締め直している今日この頃です。
そんな中、9月19日にガッポリ建設での初のイベントが決まりました。
御徒町にあるコンセプト アニソンバー555で「公開ネタ合わせ」なるイベント」をやります。13時から17時という長丁場となりますが、なかなか見られない企画だと思いますので、ぜひ。その後の18時から22時には僕の「特撮トークイベント」をやります。詳細などはおいおい。
では今週も始めましょう。
「殺人者と、少女の物語」。
はい、そうですね、リュック・ベッソン監督の名作「レオン」ですね。映画好きが語らずにはいられない大傑作。思い出さずにはいられません。
今回観た作品『シェルター』は、孤島に身を隠す元特殊部隊員が、海難事故にあった少女を助け心を通わせていくというストーリー。「レオンじゃん」と、思いながら観ていたのですが、全然ちがうというか、真逆。まるで、ある歌への反論や解答をする音楽文化”アンサーソング”のような構造。レオンの少女、マチルダは「大人になっても人生は辛いの?」と、殺し屋として生きてきていた主人公に問いかけますが、この映画の少女ジェシーは、諜報員として働き、任務に背き身を隠し続けてきた主人公に「あなたは思い込んでいるだけ。今からでも普通の暮らしが出来るのよ」と訴えかけます。
この女の子の、人生に対しての希望と強さが、この作品のコアでした。これは絶対にレオンへのアンサーでしょ。
筆者も自作の中で、アンサーとして「大人になっても人生は辛いけど、時々凄く面白いこともある」と書いたことがあるのですが、このアンサーには脱帽です。
彼女の言葉や演技にも、レオンとのシンクロにも涙が止まりませんでした。主人公を演じるジェイソン・ステイサムも、なんというかいつもの「なんかよくわかんないけどめちゃくちゃ強い人」を、脱皮し「なんかよくわかんないけどめちゃくちゃ強い大人」を演じていて、物語の奥行きを深めていました。アクションシーンも沢山あるのですが、そこに哀愁があるというんでしょうかね。バディが少女なので、そこに、よりコントラストが生まれているといった印象。
激しいスパイアクションでありながら、濃厚なヒューマンストーリー。ジェイソン・ステイサムの新境地と言っても過言ではない本作、是非劇場でご覧下さい。

