片桐仁が「特撮モノに出たい。基地にいる人をやりたい」とアピール

 特撮作品でおなじみの円谷プロダクションがウルトラマンシリーズの魅力を幅広い世代に伝えるべく昨秋、発足したのが「ULTRAMAN ARCHIVES(ウルトラマンアーカイブス)」というプロジェクト。同プロジェクトでは作品の上映と作品ゆかりのクリエイターなどを呼んでのトークショー「『ULTRAMAN ARCHIVES』Premium Theater 上映&スペシャルトーク」を開催しているのだが、6月15日にはその第3弾が行われた。
この日のトークショーのゲストは中野昭慶氏と片桐仁
ウルトラQ「東京氷河期」上映&トークショー

 この日は俳優で彫刻家でもある片桐仁と特技監督の中野昭慶氏によるスペシャルトークと「ウルトラQ」より「東京氷河期」が上映された。

 中野氏は円谷英二監督を最も知る男とも呼ばれるほど長く、そして近くで円谷作品に関わってきた人物。それは東宝に入社したばかりの時、助監督として円谷作品の現場に行き「何をすればいいのか分からないから隅で座っていた。それを円谷さんが見て“あんな助監督いらねえ”と言っていたことを後日聞いた。それで助監督魂に火がついて、それから東宝での特撮のあり方、円谷英二って何をやってるのかとかを徹底的に調べた。そうしたら次に助監督でついた時に何から何まで詳しくなっていた。先回りして完璧な仕事をしたんでしょう。それを見て円谷監督から指名が来るようになった。そこから現在がある」と振り返る。そして円谷プロの立ち上げに関しては「相談されて適当に使われた。設立企画書を書いてくれと言われた」などと話した。
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