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舞台『脳内ポイズンベリー』全キャスト発表! 白石隼也、渡辺碧斗、河西智美が出演

2020.01.05 Vol.Web Original

 市原隼人が主演する舞台『脳内ポイズンベリー』(新国立劇場中劇場、3月14~29日)に、白石隼也、渡辺碧斗、河西智美が出演することが、5日発表された。これで、市原、蓮佛美沙子らすでに発表されていた面々を加えて、全キャストが明らかになった。

のん、来夏にミュージカルでゾンビの友達の少年役!『リトル・ゾンビガール』

2019.12.23 Vol.Web Original

こちらの公演は中止になりました

 のんが、来夏上演されるNHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』に出演することが23日、発表された。

 この日、これまでに発表されていた上白石萌音、一路真輝に加えて、全キャストが発表。のんは、上白石演じるゾンビの女の子・ノノと友達になる人間の男の子・ショウを演じる。

 のんは出演決定にあたり、「みんなが聴いて歌ってきた曲たちが揃うので、私も大切に歌わなければと身が引き締まる思いです。そして今回は初めての少年役。青年はやった事あるけど、少年は初めて。新たな挑戦の場を経験する事に喜びを感じています。キャストの皆様はじめ、素敵な演出・スタッフの皆様と共に希望にあふれるミュージカルを届けられるよう、頑張りたいと思います」と、意気込む。

 上白石は「のんさんと初めてご一緒できることがとてもうれしいです。先日の撮影でお会いした時、ショートカットから覗く大きな潤んだ瞳に吸い込まれそうになりました。お互い子どもに戻って向き合う日が楽しみです」とコメントを寄せている。

 ノノとショウはWキャスト。もう一人のノノはミュージカル『レ・ミゼラブル』のコゼット役に史上最年少で抜てきされた熊谷彩春、もう一人のショウを乃木坂46の伊藤理々杏が演じる。
 
 熊谷は「台本を読みながら、ノノとショウの小さな友情物語に涙があふれました。小さい頃の自分自身とノノが重なる部分がたくさんあって、今から演じるがとても楽しみ」だといい、「どんな困難に直面しても自分の道を進んでいくノノの勇気を全国の皆様にお届けできるように精一杯務めます」。

 伊藤は「「みんなのうた」は小さい頃よく見ていたので、その舞台というとどんな感じなのだろうと期待に胸を膨らませています。男の子の役は初めてなので挑戦ではありますが、楽しみです。小さいお子さんや大人の方まで幅広く皆さんが楽しんでいただけて、心に届くような舞台となるよう精一杯頑張ります」と気合が入っている。

 そのほか、エハラマサヒロ、RiRiKA、コング桑田の出演も発表された。

 本作は、人里離れた森で暮らすゾンビの女の子と街で暮らす人間の男の子の友情の物語。劇中には『手のひらを太陽に』『コンピューターおばあちゃん』『アップル パップル プリンセス』『プレゼント』など、NHKみんなのうたでおなじみの楽曲10曲以上が使用される。

 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』は、2020年7月17日に、東京の日生劇場で開幕。その後、岩手、名古屋、静岡、群馬、兵庫、大分、大阪などで公演がある。

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが15年ぶりの日本公演で“男女逆転”の『じゃじゃ馬ならし』を上演

2019.12.20 Vol.Web Original

6月12~14日に東京・池袋の東京芸術劇場 プレイハウス

 シェイクスピア作品の上演において世界的に高い評価を得ている英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが来年6月に15年ぶりに来日することが12月20日、発表された。

 東京・池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで6月12~14日に『じゃじゃ馬ならし』を上演する。

 今回上演するのは2019年3月にロイヤル・シェイクスピア・シアターで初演された作品。英国ロンドンのユニコーン・シアターで芸術監督を務めるジャスティン・オーディバートが、ジェンダー問題に沸く情勢にセンセーションを巻き起こしたナオミ・オルダーマンのディストピア小説『パワー』から着想を得て、男女逆転という手法で演出したもので、「#MeToo」以降の現代社会で「性と暴力」を問い直す鮮烈な問題作として大きな話題を呼んだ。

タイトルに偽りなし!? ろりえ『いけない先生』

2019.12.19 Vol.725

 ろりえは「早稲田大学演劇倶楽部」を母体に 2007年に結成された、脚本家、演出家、俳優である奥山雄太が主宰を務める演劇ユニット。「女の子に対する絶対的な憧れと、男の子であることへの開き直りを、様々な角度から描き出す。あと、たまに切ない。」をコンセプトに多くの先鋭的な作品を送り出してきた。
 今回は意外にも初となる学校を舞台とした作品。奥山自身が20代の頃、演劇の専門学校の講師を担当した経験から「先生」と呼ばれる若者たちの葛藤を、ろりえらしいシニカルな笑いの中で描く。

 中間テストが目前に迫ったある日、女生徒たちは試験問題を盗むため真夜中の職員室に忍び込むが、学内最強の女教師軍団がこれを迎え撃ち、計画は失敗に終わった。しかし主犯格の女生徒がやけっぱちで盗んだ書類の中にはセクシー映画のシナリオがあったのだった…。タイトルに偽りなし!?

 出演は前回公演『ミセスダイヤモンド』でも主役を務め、さまざまな劇団でも高い評価を得ている女優・岩井七世をはじめとしたろりえに欠かせない常連メンバーたちに、奥山の脚本による横山翔一監督の映画『新橋探偵物語』で主演を務めた長野こうへいと、同じく横山監督作品『はめられて Road to Love』に出演の斉藤結女がろりえに初出演する。

一度見ると病みつきになる種の作品 芸劇eyes plus 12月のワワフラミンゴ『くも行き』

2019.12.14 Vol.725

 ワワフラミンゴは作・演出の鳥山フキを中心に活動する演劇団体。2004年に旗揚げされ、カフェやギャラリーといった小さな空間での公演が多く、その場所の特性を生かした作品づくりを得意としている。

 その作品はエビ、カニ、ホッチキス、双子等、独自の興味や関心をもとにシュールな漫画を思わせるような不思議な世界観で構成される。いわば一度見ると病みつきになる種の作品だ。

 また鳥山の作風は、特定のストーリーにこだわらず見聞きしたものや感じたもの、俳優たちの話から自身の生活に至るまでを作品に反映するというもの。それはポストドラマ的でありつつも、目を覚ましたときに何となくつながっていたかのように思えてしまう「夢」のようでもある。 そんなオフビートで「脱力系」な物語を女性キャストを中心に紡ぎ出す。

 今回は2度目の芸劇登場。2013年に芸劇 eyes番外編「God save the Queen」に招聘され、注目を浴びたのだが、だからといって何が変わるわけでもなくマイペースの創作活動を続けているのもまた彼女たちらしい。

 というわけで、彼女たちが大きな舞台で上演することはめったにないことなので、必見。18日の夜、19日の昼夜には終演後にアフタートークもあり。

根本宗子作『今、出来る、精一杯。』開幕。伊藤万理華「23歳の私だからこそ伝えられること精一杯伝えたい」

2019.12.13 Vol.WEB Original

 劇作家で演出家、そして女優と幅広く活動する根本宗子が主宰を務める月刊「根本宗子」は今年2019年が旗揚げ10周年記念興行として代表作『今、出来る、精一杯。』を音楽劇にリメイク。12月13日から上演がスタートする。舞台公演を前にマスコミ向けゲネプロが都内で行われた。

時代を経てもなお健在 ミュージカル『サタデー・ナイト・フィーバー』

2019.12.13 Vol.725

 ジョン・トラボルタ主演の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』。1977年に公開されたこの映画は世界的ディスコブームを巻き起こし、指で天を指すあのポーズは、時代を経てもなお健在だ。

 本作はその名作映画を舞台化したもの。労働者階級に置ける厳しい現実から逃げだそうと、主人公のトニーが、唯一の生きがいであるダンスを武器に成功への道へ走り出すというストーリー。行き場のない青春のエネルギーを、“胸アツ”なディスコミュージックとエネルギッシュな振付けで魅せる。ビージーズを思わせるシンガーたちが歌うライブステージスタイルもまた新鮮だ。

 主演のトニーを演じるのは、『マシューボーンの白鳥の湖』などで知られるリチャード・ウィンザー。本作といえばまずノリノリのディスコダンスへとのイメージが直結するが、ソロ、デュエットなど、ディスコダンスだけではない、さまざまな種類のダンスが登場し、違いや豊さに圧倒される。2019年はディスコミュージックとともに締めくくろう。

ユーモラスかつスリリング『荒れ野』穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース東京公演

2019.12.13 Vol.725

「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」は2013年に愛知県豊橋市に開館した劇場で、豊橋市ばかりではなく東三河エリアの芸術文化交流に大きな役割を担っている。

 初代芸術文化アドバイザーを務めた平田満のもと、穂の国とよはし芸術劇場プロデュース公演『父よ!』(2013年、2015年)を上演した。そして、2017年には劇団KAKUTAの主宰である桑原裕子が作・演出を務め、プロデュース公演第2弾として『荒れ野』を上演。同作は第5回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞、第70回読売文学賞を受賞するなど高い評価を得た。

 2018年4月、平田に代わり桑原裕子が2代目芸術文化アドバイザーに就任。そして2019年12月に『荒れ野』をオリジナルキャストで再演する。

 物語は郊外の古びた団地の一室が舞台。そこには奇妙な共同生活をする疑似家族が暮らしていたのだが、ある日、ニュータウンのショッピングセンターから火災が発生し、近接した一戸建てに住む3人家族がその部屋に避難してくる。偶然にも一つ屋根の下で過ごすこととなった人々の一夜の物語がユーモラスかつスリリングに描かれる。

 最初はバラバラに存在していた登場人物たちの関係性や、彼らの抱えている問題が、物語が進むにつれ徐々につながっていき、どんどん物語に引き込まれて行く。

宇宙Six松本、クリスマスは「相葉くんのお祝いしたい」。ブロードウェイミュージカル初出演

2019.12.06 Vol.Web original

ブロードウェイミュージカル「ELF The Musical」の初来日公演が6日、東京・品川プリンスホテル ステラボールで開幕した。初日公演前の囲み取材にはW主演の浜中文一、宇宙SixでジャニーズJrの松本幸大らが出席し、作品への思いやクリスマスの予定などを語った。

日本初上陸のブロードウェイ作品

本作は、2003年に全米大ヒットを記録したファンタジックコメディ映画「Elf」のミュージカル作品。2010年にはNYブロードウェイでミュージカル化され、現在もクリスマスを代表する作品として人気を集めている。本作はその日本版として、初上陸作品となった。初日を前に「日本初上陸ですからね、楽しみです」と意気込む主演の浜中。松本も、「クリスマス作品ですし、ブロードウェイでもミュージカル化されて夢のある作品。観に来てくださる皆さんを幸せな気持ちにできたら」と語った。

市原隼人主演で『脳内ポイズンベリー』舞台化! 共演に蓮佛美沙子 

2019.11.29 Vol.Web Original

 水城せとなによる人気コミック『脳内ポイズンベリー』が来春舞台化されることになり、29日、発表された。主演は市原隼人。

 1人の頭の中で5つの思考が擬人化されて、 “脳内会議”を繰り広げるというラブコメディー。2015年に佐藤祐市が監督を務め映画化されている。

 主演の市原は、“脳内会議”の議長、吉田役を演じる。現実世界を生きる人間・いちこを蓮佛美沙子が演じる。

 市原は、「ある人間の脳内の感情が擬人化し会議を行う物語の中、議長の吉田を務めさせて頂きます。これからの稽古に向け、今ある作られた作品の世界を壊し、一から積み上げます。楽しみで仕方ありません。皆様の想像を超える舞台を創り上げますのでお楽しみ下さい」と、コメントを寄せる。

 本作でストレートプレイに初挑戦する蓮佛は、「観た方によって捉え方が違う、人間臭さでお腹いっぱいになる作品だと思います。テンポや間が物凄く重要な作品だと思うので、市原さん始めキャストの方たち、スタッフの方たちと息を合わせて創り上げていけたらと思います」と、意気込んでいる。

 水城せとなは、「一人のアラサー女性の頭の中であーでもない、こーでもない、どうしよう…と繰り広げられている思考を擬人化表現した作品です。観てくださった方に、人間って愚かで愛おしい、自分って愛おしい、と感じていただければ嬉しいです。漫画とも映像とも違う手法でどのように舞台上で表現されるのか、わたしも一観客として楽しみにしています」と、期待を寄せている。

 他出演に、早霧せいな、グァンス(SUPERNOVA)、本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、斉藤優里。演出は佐藤祐市で、初めて舞台作品の演出を務める。

 新国立劇場中劇場で、2020年3月14~29日。

演劇界の二大コメディエンヌの揃い踏み『あれよとサニーは死んだのさ』月影番外地 その6

2019.11.25 Vol.724

 1995年に「劇団☆新感線」の女優・高田聖子が、劇団公演とは違った新しい試みに挑戦しようということで「月影十番勝負」というユニットを立ち上げた。

 公演ごとに気鋭の作家・演出家・俳優を集め、12年かけて2006年の第十番『約束』で区切りを迎えたのだが、高田自身「まだ勝負はついていない。もっと続けたい」という思いが募り、「月影番外地」として復活したのが2008年のこと。

 今回は脚本に劇団「はえぎわ」のノゾエ征爾、演出には木野花という布陣。木野は「月影十番勝負」時代の『僕の美しい人だから』以降、演出もしくは役者としてほぼ全作品に参加する最も高田が信頼を寄せる存在で、月影番外地にはなくてはならない人。

 物語では孤独な老後を迎えた者たちとそんな老人たちを「看取る」青年を描いていく。舞台はいつしか「孤独に死を迎える者を看取る」という「フリーの介護士」が社会の中で立ち上がり始めた近未来の物語。孤独死する者たちの姿は映像化され、その配信された動画には看取った人数によって看取りポイントなるものがつくようになる。その「フリーの介護士」は「ミトリーマン」と呼ばれ、人気職種となっていた――。

 ちなみにノゾエは長く世田谷区内の高齢者施設での巡回公演を続けているのだが、そんなノゾエが奇抜な設定のもと「老後」「孤独死」といったテーマをいかに表現するのかも興味深いところ。

 そして今回は『約束』以来13年ぶりに池谷のぶえが出演。高田と池谷という演劇界の二大コメディエンヌの揃い踏みが実現する。

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