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『恋二度』“ろびまこ”は「今日が最後?」長谷川慎と古屋呂敏が感謝のハグ

2024.12.17 Vol.web original

 

 公開中の劇場版『恋をするなら二度目が上等~special edition~』のイベントが17日、都内にて行われ、キャストの長谷川慎(THE RAMPAGE)、古屋呂敏が“最後のイベント”に感無量の様子だった。

 漫画家・木下けい子の同名コミックをMBS/TBSドラマイズム枠でドラマ化。初恋相手に十数年ぶりに再会した、素直になれないオーバー30(サーティー)男子の恋模様を描き幅広い層から支持を集めた話題作。

 主人公・宮田役の長谷川慎と、売れっ子の大学准教授・岩永崇役の古屋呂敏も反響に大喜び。

 撮影時から恒例となっている「会ったらハグ」を今日も「2ハグしました」という2人。長谷川が「3ハグ目、見ますか?」と言うと観客からも期待の拍手。「キュンキュンしちゃった(笑)」と照れる古屋と長谷川がギュッとハグし“ろびまこ”の生ハグに観客も大喜び。

 この日は、ドラマ版と映画版の違いを探すクイズに2人が挑戦。「横になった宮田に崇がキスするシーン」の画像が上がると、2人はすぐに「ドラマ版には無かった追加カット」と正解。古屋が「これは現場でも話題になってた」と振り返ると長谷川が「ドラマに入れなかった理由、監督の話聞きました? 最後のシーンのキスがあるから、その前にこれがあると効いてこないんじゃないか、と」と明かすと、古屋も「なるほど」と納得しつつ「これむっちゃ難しいんです。横になっているところに上からキスするんですけど、合わなくてあごにしそうになっちゃって。4テイクくらい重ねた覚えがあります」と苦笑。

 この日は、オープニング主題歌を担当したMelがサプライズで登場し生歌唱。古屋が「感動でちょっと泣きそうになりました」と言えば、長谷川も「戻されましたね、グッときました」と感無量。

 最後に長谷川は「2024年の頭くらいに撮影して放送されて、今年も終わるというのに、こんなにもまだ恋二度の余韻に浸っていていいんだと、みなさんがこんなにも愛してくださっているからこそ、こうして“ろびまこ”として皆さんの前に立てているので」と感謝しつつ「もう終わっちゃうのかな、さみしいですよね。さっきも、もしかしたら今日が最後のイベントじゃない?って…」と言うと会場からも「え~!」

 古屋も「この一秒を大事にしないとダメなのかなとここに立ってるんですけど」と名残惜しげ。長谷川は「皆さんの心にはずっと生き続けると思うので引き続き愛していただけたら」、古屋も「またどこかで再会できたら」と呼びかけていた。

杏『孤独のグルメ』パリの“お店探し”に協力 松重豊「持つべきものは娘だな」

2024.12.16 Vol.web original

『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)の完成披露舞台挨拶が16日、都内にて行われ、監督・脚本・主演の松重豊と、出演の内田有紀、磯村勇斗、杏、オダギリジョーが登壇。松重と杏がパリロケの裏話で盛り上がった。

 原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名グルメ漫画を原作に、2012年に松重豊主演でテレビ東京系連続ドラマ化した大人気シリーズの劇場版。

 パリでのロケからスタートした本作。杏は「凱旋門をバックに五郎さんがいる、というだけで感無量でした」と振り返りつつ「五郎さんが食べてらっしゃるシーンのところで私も待機していたんですけど…辛かったです、おいしそうすぎて(笑)。先日、念願かなってレストランへ。めぐりたくなる気持ちがすごく分かりました」とファンぶりを披露。

 エッフェル塔をバックにした五郎の“孤独カット”が浮かびパリロケが決まったという松重だが「フランスにもパリに行ったことがなくて。パリといったら杏ちゃんだろう、と。シナリオハンティングのときから連絡して“杏ちゃん、映画に出てくれない? そしておいしいスープを教えてくれない?”って無茶ぶりをして」と明かし「何度も親子役で共演していて。持つべきものは娘だな」と杏に感謝。

 そんな杏は松重に「(リサーチで)パリで何件くらい回ったんですか?」と質問。松重は「フランス料理の中でもオニオングラタンスープが基本中の基本ということに気づいて、杏ちゃんに会ったときもおいしいオニオングラタンスープ知らない?ってリストアップしてもらって。そこ全部行きました」と杏のおすすめの店を網羅したと明かし、杏もその熱意にびっくり。

 SNSで寄せられた「心の糧となるものは?」という質問に「旅行。いろいろなところへ行って知らないものを食べる」と回答した杏。「今年は子どもたちとインドに行ってカレーを。まあおいしかったです。辛くて子どもたちは別メニューかなと思ったけど、カレーのほうがおいしいと。南インドのほうに行ったんですけど」と振り返ると、松重も「カレーの旅もいいですね。南インド料理好きなんですけど行ったことないので…また紹介していただいて」と、杏のサポート継続に期待を寄せていた。

福田雄一監督、映画『聖☆おにいさん』賀来賢人や岩田剛典ら欠席キャストをイジる「基本、自分が目立てばいいと…」

2024.12.12 Vol.web original

 

 映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』 (12月20日公開)のワールドプレミアが12日、都内にて行われ、主演の松山ケンイチ、染谷将太、福田雄一監督が登壇。福田監督が豪華キャスト陣の怪演っぷりを振り返った。

<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く、中村光による同名大ヒットコミックの実写映画化、

 イエス役の松山ケンイチとブッダ役の染谷将太、福田監督に続いて、豪華キャストが登場…と思いきや、ルシファー役の藤原竜也、梵天役の賀来賢人らのキャラクターパネルが運び込まれ、松山と染谷も「今日、全員そろうって聞いてたけど…」。

 福田監督は「窪田(正孝)くんは連ドラかな。岩ちゃん(岩田剛典)は東京ドームか。(賀来)賢人は…ずる休みだな。(佐藤)二朗も」と決めつけつつ「売れっ子ばかりだな」と改めてキャスティングに感嘆したが、松山と染谷はイエスとブッダのキャラパネルを自ら運ぶことになり「来なくてよかったんじゃ…」「主役だよ?」とぼやき、会場も大笑い。

 本作は、劇場映画化のために原作者・中村氏が描いた長編シリーズ「スクリーンへの長い途(みち)」の完全実写化。福田監督が「後半30分は僕のオリジナル。かなり変わるのでそこも楽しんでもらえたら」と言うと、2人も福田ワールドで繰り広げられる豪華俳優たちの「これまで見せたことのない」芝居に感嘆。

 完成作をこの日、初めて見るという松山が「勝地涼くんが“皆、すごい爪痕を残しているのに自分は残せなかった”と言っていたじゃないですか。メチャクチャ面白くて天才だと思える人が、何も残せなかったとなぜ言ってるのか確認したい」と言うと、福田監督が「賀来賢人と岩ちゃん(岩田剛典)に押されちゃったんだね。賀来賢人って役者は基本、自分が目立てばいいと思ってるから。“和”を重んじない。岩ちゃんも基本、他の人との和を考えてなかった」「藤原竜也の芝居がすごい。蜷川幸雄に育てられた人ってこんな感じかのか、と」といじりながらも個性派俳優たちの“爪痕”を絶賛していた。

松山ケンイチ、藤原竜也のパネルをなぎ倒す 染谷将太「デスノートの2人(笑)」

2024.12.12 Vol.web original

 

 映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』 (12月20日公開)のワールドプレミアが12日、都内にて行われ、主演の松山ケンイチ、染谷将太、福田雄一監督が登壇。松山と染谷の“大暴走”に客席が爆笑に包まれた。

<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く、中村光による同名大ヒットコミックの実写映画化、

 イエス役の松山ケンイチとブッダ役の染谷将太、福田監督に続いて、豪華キャストが登場…と思いきや、ルシファー役の藤原竜也、梵天役の賀来賢人らのキャラクターパネルが運び込まれ、松山と染谷も「今日、全員そろうって聞いてたけど…」と首をかしげつつ、「タキシード着てきたのに並ぶと負けちゃう」とクセの強すぎる神々パネルに苦笑。

 豪華な共演陣の怪演も大きな見どころ。松山が藤原のパネルを、自身が演じたイエスのパネルと並べると、染谷が「『デスノート』の2人(笑)。月(ライト)ってこんな感じだったもんね」、松山も「Lも…言われてみれば似てるな」。

 最後は松山が藤原のパネルを横倒しにしたり、自分たちのパネルを振り回して他のパネルをなぎ倒したりと、会場も“イエスとブッダ”の暴走に大爆笑。最後に染谷は「ただただ笑ってほしい」、松山も「笑って笑って何も残らない映画。大変だったことも消えてくれれば」とアピールしていた。

【明日何を観る?】人気シリーズがついに実写映画化 映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

2024.12.12 Vol.760

 全世界累計発行部数1100万部突破の「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズがついに実写映画化。

 原作は2013年に刊行された、廣嶋玲子・作、jyajya・絵による大ヒット児童小説シリーズ。監督は、かねてより本作の映画化を熱望してきたヒットメーカー中田秀夫。銭天堂の女店主・紅子(べにこ)を演じるのは天海祐希。大掛かりな特殊メイクで、存在感たっぷりに銭天堂の不思議な店主を演じきる。さらに紅子を敵視する“たたりめ堂”の女主人・よどみ役には自身初の悪役となる上白石萌音。銭天堂の噂を小学校の生徒たちから聞きつける小学校教師・等々力小太郎役に大橋和也(なにわ男子)。自分に自信が持てない雑誌編集者・相田陽子役に伊原六花。

「うちの駄菓子をお買いになっても、幸せになるか不幸になるかは、お客様次第」…。銭天堂にたどり着き、不思議な駄菓子を買った人々が迎える、それぞれの顛末とは?

菅⽥将暉、南三陸でレア魚を釣り「さかなクンにギョギョッて言ってもらえました」

2024.12.09 Vol.web original

 映画『サンセット・サンライズ』(2025年1⽉17⽇公開)の完成披露試写会が9日、都内にて行われ、主演の菅⽥将暉、共演の井上真央、三宅健らキャスト陣と岸善幸監督が登壇。ロケ地でレアな魚を釣ったという菅田が「さかなクンに興奮された」と明かした。

 楡周平の同名小説を原作に、都会から移住した釣り好きサラリーマンと宮城県・南三陸で生きる人々の交流を描きながらコロナ禍や過疎化、震災といった社会問題にも向き合うヒューマンコメディー。

 南三陸でのロケについて聞かれた菅田は「この間、さかなクンに会ったんです。で“釣りの映画やったんです”ってメッチャ宣伝しといた」と明かし、「で、“何かお魚釣りましたか?”と聞かれたので“オウゴンムラソイというのを釣りました”と言ったら、5秒くらい間があったあとに“ギョギョッ”って言ってくれて。“菅田さん、さすがです。オウゴンムラソイちゃんは何とかムラソイの中でもレアで…”って。5分くらい、僕はもう何言ってるか分からなかったんですけどすごく興奮してくれて」と振り返り「釣り映画としても十分楽しめます」とアピール。

 すると役作りのために魚をさばく練習もしたという井上真央が「私、芸能界一、なめろう作りが早いと思う」と胸を張ると、菅田も「なめろう女優」と微妙なほめ言葉を使いつつ「さばきながらこのセリフの間にここまでさばくという。ぜひ注目してほしい」と魚をさばく井上の演技を絶賛していた。

 この日の登壇者は菅⽥将暉、井上真央、三宅健、⼭本浩司、好井まさお、岸善幸監督。

鈴⽊伸之「ずっと隠して生きてきたのに…」浅野温子のうっかり“コンプラ無視”に会場爆笑

2024.12.09 Vol.web original

 映画『サラリーマン金太郎』【暁】編(2025年1月10日公開)の完成披露舞台挨拶が9日、都内にて行われ、主演の鈴⽊伸之らキャスト陣と下⼭天監督が登壇。鈴木が共演の浅野温子の“型破り”な言動に苦笑した。

 本宮ひろ志が22年にわたって描き続けた伝説的同名漫画を連載開始から30年を経て映画化。破天荒な元ヤンサラリーマン、“三代目”矢島金太郎に鈴木伸之を迎えて描く痛快エンターテインメント。

 令和に金太郎をよみがえらせた理由を聞かれた下山監督は「令和の時代に正義のコンプライアンス違反をガツンとぶつけたいと思った」と語り「破壊力があり繊細。演出した覚えがほとんどない」と令和の金太郎役・鈴木伸之を絶賛。

 会長役の榎⽊孝明も「最初は令和に金太郎?って思ったんですけど、杞憂でした。ピッタリなんです。実は試写会見て泣いちゃったんです」と明かし「金太郎そのものでいてくれるので現場は楽でした」。

 先輩役の影⼭優佳も「縁の下の力持ちを座長がやってくださるというのが本当に頼もしかった」と振り返りつつ極寒の撮影現場で「伸之さんがスタイルがいいからいつも風下に…」と打ち明けると、鈴木は「防波堤にしてたんですね(笑)」。

 そこに浅野温⼦も「私も(鈴木を風よけに)してたよ」と明かすと、鈴木は「浅野さんもですか?光栄です!」と感激。さらに鈴木が浅野の芝居作りに感銘を受けたことを振り返り「絶対にまた共演させていただきたい」と言うと浅野は「かわいいわね~」と照れ隠しで鈴木の頬を軽くビンタ。

 ところがその後、金太郎にちなみ「型破りなこと」を聞かれた浅野が「禁煙しました。令和ですから。でも私的には気が狂いそう」と明かし、鈴木に「ごめんね、でもまたすぐ(喫煙者に)戻るから。同じヘビースモーカーなの」と鈴木の喫煙事情を暴露。

 鈴木も焦りつつ「こういう公の場でタバコ吸ったことあるって言ったことないんです。なんか分からないけど今すごく気持ちいいです(笑)」と苦笑し、会場も大爆笑。「ずっと隠して生きてきたのに、浅野さんの禁煙でオレの喫煙がバレるという…まさかの舞台挨拶になりましたね(笑)」と金太郎さながらの度量を見せ、コンプラ無視の型破りな2人に会場も大盛り上がりだった。

 この日の登壇者は鈴⽊伸之、⽂⾳、影⼭優佳、浅野温⼦、榎⽊孝明、下⼭天監督。

 映画『サラリーマン金太郎』【暁】編は2025年1月10日公開、【魁】編は2月7日公開。

黒木瞳「ベルばら」舞台挨拶で突然のおねだり「アンドレのあのセリフを言っていただいても…?」

2024.12.08 Vol.web original

 

 劇場アニメ『ベルサイユのばら』(2025年1月31日公開)の完成披露試写会が8日、都内にて行われ、声優を務めた沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹、黒木瞳と吉村愛監督が登壇。黒木が「ベルばら」の大ファンぶりを発揮した。

 1972年の連載開始から50年以上を経てなお国内外で熱狂的ファンを持つ、漫画家・池田理代子氏の代表作にして少女漫画の金字塔『ベルサイユのばら』を新たに映画化。

 宝塚歌劇がきっかけで“ベルばら”の大ファンになり、自ら立候補して本作のナレーションを務めたという黒木は「劇場アニメ化するというのをネットニュースで見まして自ら立候補しまして。民衆の1人でいいから参加させていただきたいと相談したらナレーションという大役を頂いて…」と明かし、豪華声優陣も黒木の熱意にビックリ。

 宝塚歌劇の舞台を見てベルばらファンになったという黒木。「15歳のときに拝見しまして。それがこの40数年、エンターテインメントの世界に身を置く原点となっています。『ベルサイユのばら』があったからこそ今の自分がいると思えるくらいの宝物のような作品」と語り「マリーが生まれたオーストリアのシェーンブルグ宮殿を皮切りに、14歳でお嫁に行ったベルサイユ宮殿、フランス革命のときのコンコルド広場だったり、現在はルイ16世と一緒にサン=ドニ大聖堂というところに一緒に並んで眠っているんですけど…」とマリー・アントワネットの軌跡をたどる旅を何度もしていると語った。

 さらに黒木は「今日一番びっくりしたことがあって…」と、アンドレ役の豊永利行が子役時代に母親役をやっていたことを知ったと言い「ああアンドレ…!と思いながら見ていたんですけど、あ、息子か!って(笑)」と苦笑。

 まさかの再会に登壇陣も驚いていると、ふいに黒木が豊永に「私の好きなセリフを言っていただいていいですか?」。突然の“母”からのおねだりに「まさか同じ登壇者の方からこんなフリをされるとは」と慌てる豊永に、黒木が「息子じゃなくてアンドレでお願いしますね」と念押しし、黒木の“ガチファン”ぶりに会場も爆笑。

「オスカル、これが終わったら、結婚だ!」と豊永の見事な生セリフ披露に黒木は「素敵…!」とうっとり。会場からも大きな拍手が贈られた。

 この日は原作者・池田理代子氏もサプライズ登壇。観客、登壇者も感激しきりで、12月18日に77歳の誕生日を迎える池田氏のバースデーをお祝いした。

「ベルばら」原作・池田理代子氏サプライズ登壇 77歳祝福に「卑怯者としては死なない」

2024.12.08 Vol.web original

 

 劇場アニメ『ベルサイユのばら』(2025年1月31日公開)の完成披露試写会が8日、都内にて行われ、声優を務めた沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹、黒木瞳(ナレーション)と吉村愛監督が登壇。さらに原作者・池田理代子もサプライズ登壇し観客の大歓声を浴びた。

 1972年の連載開始から50年以上を経てなお国内外で熱狂的ファンを持つ、漫画家・池田理代子氏の代表作にして少女漫画の金字塔『ベルサイユのばら』を新たに映画化。

“ベルばら”の世界観を表すような衣装で登壇したキャスト陣。男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役の沢城はサイドにスリットの入った真っ赤なドレス姿で「本当にこのときがやってきたんだ、と」。王妃マリー・アントワネット役の平野はまさにプリンセスのような淡いピンクのドレス姿で「歴史あるとても大きな作品。プレッシャーとの戦いでした」と完成披露に感無量。アンドレ役の豊永は「自分がアンドレ役ですと言われたとき“アンドレ~!?”となりました(笑)」と驚きを振り返り、フェルゼン役の加藤は「貴族のような恰好をしてきたんですけど…」と照れ笑い。

 企画から約9年近くかけたという吉村監督は「原作の絵をそのまま動かしたいという思いがあった」と本作にかけた情熱を語った。

 宝塚歌劇がきっかけで“ベルばら”の大ファンになり、自ら立候補して本作のナレーションを務めたという黒木は「劇場アニメ化するというのをネットニュースで見まして自ら立候補しまして。民衆の1人でいいから参加させていただきたいと相談したらナレーションという大役を頂いて…」と感激し、キャスト陣もびっくり。

 さらにこの日は、原作者・池田理代子氏がサプライズ登壇。会場もどよめくなか登壇した池田氏は「これを描いたのは私が24歳のとき。今日見せていただいて、自分の信念に忠実に生きようという思いが少しも変わっていないことに感動しています」と完成作に感激し、沢城、平野も感動でやや涙声。

 黒木が「(連載開始から)50年ですもんね」と言うと池田氏も「オスカルじゃないけど自分はどう死ぬのかなと考えるようになりまして。卑怯者としては死なないようにしようと改めて思いました」と語り、一同もその言葉をそれぞれに受け止める表情。

 また、池田氏が12月18日に77歳の誕生日を迎えるということで特製ケーキで池田氏を祝福。池田氏も「お祝いしていただけるなんて」と驚きながら笑顔を見せていた。

自身のドキュメンタリー映画「ファイト」が公開の大仁田厚が曙、高山善廣、長州力との電流爆破マッチを振り返り「好きなことを胸いっぱいやれるのは幸せ」

2024.12.07 Vol.Web Original
 今年4月にデビュー50周年を迎えた現役プロレスラーの大仁田厚に8年間密着したドキュメンタリー映画「ファイト」の上映が12月6日からスタートし、7日には東京・新宿のシネマート新宿で大仁田が舞台挨拶とトークイベントを行った。
 
 大仁田は冒頭、全日本プロレス引退後に道路工事の仕事をしていた時に少年にサインをお願いされ「まだ俺はプロレスを捨てていないんだと感じた。その時にもう1回戻ってみようという気持ちが芽生えた」と現役復帰しFMW設立に動いた心境、その後、電流爆破デスマッチを考案し実現に至った経緯を振り返った。
 
 そしてその電流爆破で戦った曙さん、高山善廣、長州力といった思い入れのある選手の名を挙げ「高山さんはこの間、病院に行ってきた。頭から有刺鉄線に突っ込んですごいと思った。その勇気とすごさ、プロレスに命を懸けているすごさを感じた。曙さんのボディープレス、270キロが僕の上に乗ってきた。生まれて初めて胸の骨が折れた。よく“痛くないんでしょ?”と言われるんですが、痛いものは痛いんですよ。胸の骨はずっと痛くて。曙さんとやるのはずっと恐怖だった。長州さんには一方的にやられた」などと振り返った。

ブル中野さんの「旦那さんはもう空気のような存在」に大仁田厚が「それが一番良くない」

2024.12.07 Vol.Web Original
 元女子プロレスラーのブル中野さんが12月7日、東京・新宿のシネマート新宿で映画「ファイト」の舞台挨拶に登壇し、プロレスラーの大仁田厚とトークショーを行った。
 
 同映画は大仁田に8年間密着したドキュメンタリー映画。中野さんは全日本女子プロレスでトップヒールとして活躍していた時代、大仁田の人気が絶頂だったFMWのリングに上がった経験もある。
 
 イベントでは中野さんの引退後のダイエットの話などで盛り上がるも、冒頭の大仁田の挨拶が長すぎたこともありタイムアップ。
 
 中野さんは「最終的な目標としては、本名の青木恵子としてブル中野の人生に勝ちたいと思っている。今はプロレスをやめて、いろいろな仕事をもらえるチャンスがあって、いろいろなことに挑戦しているんですが、結局、やったことがないからなにもできない。頑張りたいんだけど何を頑張ればいいか分からない。一番怖いのは自分が無知だということ。これからの人生で私はその怖いものを1個1個なくしていきたいと思っています」と今後の目標を口にした。

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