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TOKYO HEADLINE 編集部オススメMOVIE part.3(vol.660より)

2016.02.10 Vol.660

『ディーパンの闘い』

 元兵士のディーパンは内戦下のスリランカを離れ、赤の他人の女と少女と家族を装いフランスへやってきた。穏やかな日々を手に入れたと思った矢先、またしても暴力が彼らを襲う。“家族”のためディーパンは再び立ち上がる。

監督:ジャック・オディアール 出演:アントニーターサン・ジェスターサン他/1時間55分/ロングライド配給/2月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて公開  http://www.dheepan-movie.com/

TOKYO HEADLINE 編集部オススメMOVIE part.2(vol.660より)

2016.02.09 Vol.660

『キャロル』

 1952年ニューヨーク。クリスマスを控えたある日、高級百貨店のおもちゃ売り場で働くテレーズは娘のためのプレゼントを探しに来た美しい女性キャロルに魅了される。彼女の忘れ物を届けたことをきっかけに、テレーズはキャロルの複雑な事情を知り…。

監督:トッド・ヘインズ 出演:ケイト・ブランシェット他/1時間58分/ファントム・フィルム配給/2月11日(木・祝)よりTOHOシネマズみゆき座他にて公開  http://carol-movie.com/

TOKYO HEADLINE 編集部オススメMOVIE part.1(vol.660より)

2016.02.09 Vol.660

『ザ・ガンマン』

 特殊部隊の傭兵ジムはアフリカ・コンゴ共和国の鉱山利権に絡む大臣の暗殺任務を遂行した後、身を隠すように生きていたジムだったが作戦に参加した仲間が次々と殺されていることを知り、ことの真相を突き止めようと決意する。

監督:ピエール・モレル 出演:ショーン・ペン、ハビエル・バルデム他/1時間55分/クロックワークス配給/新宿バルト9他にて公開中  http://thegunman-movie.com/

『太陽』完成披露試写会に10組20名

2016.02.08 Vol.660

 読売演劇大賞をはじめ数々の演劇賞に輝く劇作家・演出家の前川知大が率いる劇団イキウメの舞台を、『SR サイタマノラッパー』シリーズ、『ジョーカー・ゲーム』を手がけた気鋭監督、入江悠が実写映画化。夜にしか生きられない進化した人類と、太陽の下で貧しく暮らす旧人類の間で起こる対立と融和を通し、“生きること”の意味を問う近未来ストーリー。主演は『桐島、部活やめるってよ』でも高い評価を得、『るろうに剣心』、『バクマン。』と話題作への出演が続く若手実力派・神木隆之介。貧しい村に生まれ、自分の境遇を呪う若者・奥寺鉄彦を熱演。鉄彦の幼なじみ、生田結役に『愛の渦』で絶賛された門脇麦。

 21世紀初頭。ウイルスによって世界の人口は激減。生き残った人類は、夜にしか生きられない進化した新人類ノクスと、太陽の下で貧しく暮らす旧人類キュリオという2つの種に分かれていた。昼と夜の世界に分断され、家族や親友、恋人と愛する人たちと引き裂かれた者たちが、未来のためにどんな決断を下すのか。

 4月23日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開。

『母よ、』試写会に10組20名 

2016.02.08 Vol.660

 カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界3大映画祭を受賞しているイタリア映画界の巨匠ナンニ・モレッティ監督が4年ぶりとなる最新作を発表。カンヌ映画祭パルム・ドール獲得『息子の部屋』に続く、家族の物語を描いた感動作。

 仕事と家庭で悩みを抱える主人公・マルゲリータ役に『はじまりは5つ星ホテルから』の名女優マルゲリータ・ブイ。共演は『バートン・フィンク』のジョン・タトゥーロ。モレッティ監督自身もマルゲリータの兄役で出演。

 映画監督のマルゲリータは恋人や娘との間で問題を抱え、兄とともに入院中の母・アダの世話の世話をしつつ、新作映画の撮影に取り組んでいた。ところがアメリカ人俳優バリー・ハギンズのために撮影が思うように進まず、ストレスを抱えるようになってしまう。そんななか、病院からアダの余命宣告を受け、無力な自分に打ちひしがれてしまう。しかし母はマルガリータに、ある“贈りもの”を遺してくれていた…。

 3月12日よりBunkamuraル・シネマ他にて公開。

『無伴奏』試写会に15組30名

2016.02.08 Vol.660

 小池真理子の半自叙伝的同名小説を、成海璃子、池松壮亮、斎藤工という人気キャストを迎え『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が映画化。1969年〜71年の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿を繊細かつ大胆に描いたラブストーリー。

 1969年。日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代。仙台の高校に通う女子高生・響子は、時代に流されるようにして、同級生のレイコやジュリーとともに制服廃止闘争委員会を結成し、学園紛争を行っていた。両親が仕事の都合で東京に引っ越すことになり、響子は仙台の叔母のもとで暮らし始める。ある日、レイコに連れられ喫茶店「無伴奏」に初めて訪れた響子は、そこで渉、祐之介、エマと出会う。無伴奏で会ううちに渉に引かれていく響子。初めての恋に落ちていくが…。

 3月、新宿シネマカリテ他にて公開。

一言で言うなら「グロポップ」??『血まみれスケバンチェーンソー』山口ヒロキ監督

2016.02.07 Vol.660

『月刊コミックビーム』(KADOKAWA)で連載中の漫画『血まみれスケバンチェーンソー』(作:三家本礼)が実写映画化され、2月20日より「未体験ゾーンの映画たち2016」にて公開後、3月5日からシネマート新宿ほかでロードショー公開される。

「映画化の発表後にツイッターを見ていたら読者の方々の反応がすごかった。“まさかあれを映画化するとは”みたいな感じでした」というのは山口ヒロキ監督。

 主演の鋸村ギーコ役の内田理央はミニスカートの制服の中はふんどしという出で立ちでチェーンソーを振り回すスケバン。血糊を浴びながらの熱演だ。

「昨年放送していた『仮面ライダードライブ』のヒロイン。仮面ライダーをやる中でアクションを覚えていったようです。最近ではドラマ『掟上今日子の備忘録』に出演していたんですが、アクション要素のない作品の中でただ一人アクションぽいことをしていましたね」

 作品はスプラッターというジャンル分けがされてもおかしくないくらい血が飛び散っているのだが、不思議と「気持ち悪い」とか「怖い」というイメージはない。

「原作が結構ポップな感じのスプラッターですので、そこは意識していました。グロいのやスプラッターが苦手な人でも楽しく見られる内容になっているので怖がらずに見てほしい」

 チェーンソーをはじめ造形物が細かいところまでこだわった跡が見える。特にギーコの天敵となる碧井ネロが最後に繰り出す武器は見もの。

「あとCGチームが相当ハード。どのへんがCGかは映画を見ていただければ」

 スプラッターでもあり、学園ものでもあり、人情っぽさもある映画。一言で言うとどんな映画?と聞くと「自分の中では“サブカル系グロポップ映画”というジャンルでどうかと思ってます」とのこと。そして脚本が福原充則というのもポイント高し!!

『血まみれスケバンチェーンソー』
監督:山口ヒロキ 出演:内田理央、山地まり、佐藤聖羅、玉城裕規 他/75分/バップ配給/2月20日よりシネマート新宿他にて公開 http://www.vap.co.jp/chimamire/   

過酷すぎる火星で、たった独り取り残された男のドラマ!『オデッセイ』

2016.02.06 Vol.660

 地球から2億2530万キロ離れた火星にたった一人取り残された男。あらゆる現実が“生存不可能”を示していた…。

 第88回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(マット・デイモン)をはじめ7部門にノミネート。第73回ゴールデン・グローブ賞では作品賞、主演男優賞を受賞した注目作。巨匠リドリー・スコットとトップ俳優マット・デイモンが、意外や初タッグを組んだ本作は、新人作家アンディ・ウィアーによる驚異的なベストセラー小説の映画化。いまだ人間が生存できる環境にない火星を舞台に、その地で何の助けも無くただ一人、取り残された男の戦いと、遥か彼方から彼の生存を願う人々が起こした奇跡を、圧巻の映像とともに描く。外気温は−55℃。最大風速400km/hの風が吹き荒れる不毛の地。酸素はほとんど無し。通信手段無し。水無し。食糧はわずか31日分。NASAの次のミッションまで4年。それでも希望を捨てず、持てる限りの知識とアイデアを駆使。極限状態においても人間性を失わず、生存への挑戦を続ける主人公・マークを演じたデイモンに、称賛が続々と寄せられている。その姿は、彼のクルーや他の宇宙飛行士たち、そして遥か遠くの地球の人々の心を動かしていく。国や立場を超え、地球上の人類が1人の命を救うため救出作戦に立ち上がる姿に、希望を見出さずにはいられない。

STORY
火星での有人探査ミッションにあたっていたクルーを、突然大規模な砂嵐が襲う。しかしクルーの一人、マークがトラブルに見舞われてしまう。クルーは彼が死亡したと判断し、地球へ出発。しかしマークは生存しており、過酷な状況のなか一人取り残されることに…。

監督:リドリー・スコット 出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ、ケイト・マーラ他/2時間22分/20世紀フォックス映画配給/TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他にて公開中  http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/   2D/3D

TOKYO HEADLINE 編集部オススメMOVIE(1/25〜 part 4)

2016.01.26 Vol.659

『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』

 ブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階で40年暮らしてきた画家アレックスと妻のルース。しかしこの建物にはエレベーターが無く2人は今後を考え、部屋を売って転居することに。果たして眺めのいい部屋は誰の手に渡るのか?

監督:リチャード・ロンクレイン 出演:モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン他/1時間32分/スターサンズ配給/1月30日よりシネスイッチ銀座他にて公開  http://nagamenoiiheya.net/

TOKYO HEADLINE 編集部オススメMOVIE(1/25〜 part 3)

2016.01.25 Vol.659

『サウルの息子』

 1944年10月。ハンガリー系ユダヤ人のサウルは収容所で、同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する仕事をしていた。ある日、サウルはガス室で生き残った息子とおぼしき少年を発見する。少年はすぐに殺されてしまうがサウルはなんとかユダヤの法で弔おうとする。

監督:ネメシュ・ラースロー 出演:ルーリグ・ゲーザ他/1時間47分/ファインフィルムズ配給/新宿シネマカリテ他にて公開中  http://www.finefilms.co.jp/saul/

ジョニー・デップ史上、最高の演技と絶賛! 『ブラック・スキャンダル』

2016.01.25 Vol.659

 ギャング、FBI、政治家が手を組んだ、アメリカ史上最悪の汚職事件にジョニデが挑む! 人気俳優ジョニー・デップが、 実在の犯罪王ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを衝撃的なヘアメイクで熱演し、注目を集めている社会派大作がついに日本公開。FBIの最重要指名手配犯でありながら16年間の逃亡の末、2011年にようやく逮捕されたバルジャー。そんな危険人物がなぜ、FBIに追われながらも着々と犯罪王国を築くことができたのか。実はその背景には、FBI捜査官ジョン・コノリーとバルジャーの間で、密約が交わされていたという事実があった。しかもバルジャー兄弟とコノリーは、ボストンで幼なじみとして育った間柄だったのだ。ギャングのボスとなったジェームズ、その弟で有力政治家となったビリー、FBI捜査官として権力を握ったコノリー。彼ら3人の絆が、やがてアメリカの正義を揺るがす大事件へと変貌する…。

 ボストンの裏社会を支配する反面、元恋人や息子を大切にする優しい側面を持つ男。その劇的な半生を圧倒的な存在感で演じ切ったデップには、史上最高の演技を見せたとの絶賛評が続出。かつてない老けメイクでこれまでのイメージを覆しつつ、さすがの存在感と気迫の演技を見せている。共演は、弟・ビリー役にベネディクト・カンバーバッチ、幼なじみのFBI捜査官コノリー役にジョエル・エドガートン。恋人・リンゼイ役にダコタ・ジョンソン。

STORY
1975年。サウスボストンでアメリカの正義の根幹を揺るがす史上最悪の汚職事件が起きた。マフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリーが、地元ギャングのボスであるバルジャーと密約を交わし、対立組織の情報を売るよう持ちかける。バルジャー、コノリー、そして政治家のビリーの3人は協力しながらそれぞれ権力の座を駆け上がっていくが…。

監督:スコット・クーパー 出演:ジョニー・デップ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョエル・エドガートン他/2時間3分/ワーナー・ブラザース映画配給/1月30日より新宿ピカデリー他にて公開  https://warnerbros.co.jp/c/movies/blackmass/

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