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コンペのない新形式で開催『第33回東京国際映画祭』【秋の映画祭特集2020】

2020.10.27 Vol.734

コンペ部門の視点も残した新作ショーケース部門

 毎年、東京の秋を映画の魅力で彩る東京国際映画祭(以下:TIFF)。第33回を迎える今年は、海外ゲストの来日が困難なことや感染対策を徹底するための制限など、新型コロナウイルスの影響を受けながらもさまざまな変更や工夫を行い、10月31日からの開催を決定した。映画祭では「映画を見る喜びを再認識し、映画の未来への希望の光を灯す」「映画を通じて国際的な連帯を強める」「コロナ後の映像文化についての考察を深める」という目標を掲げ、映画館でのフィジカルな上映を基本にしつつ、シンポジウムやトークなどにオンラインも活用していく。

 その基本方針のもと、今年は例年のコンペ形式ではなく多彩な作品が集うショーケーススタイルに変更。昨年まで実施していた「インターナショナルコンペティション」、「アジアの未来」、「日本映画スプラッシュ」の3部門が1つの部門に統合した「TOKYOプレミア2020」となり、ワールド・プレミアやアジアン・プレミアの作品を中心に国内外の注目監督による32本を上映。合わせて、観客の投票で決定する観客賞を設ける。

小栗旬と星野源の“罪な声”を専門家が分析! 小栗は「愛」が、星野は「右脳」がない!?

2020.10.22 Vol.Web original

 映画『罪の声』公開直前イベントが22日、都内にて行われ、小栗旬、星野源、土井裕泰監督が登壇。その人の内面が分かるという“声診断”に挑戦し、会場を沸かせた。

 日本中を震撼させた未解決事件をモチーフにした塩田武士によるベストセラーの映画化。
 
「自分から旬と呼んでくれとオファーしました」と言う小栗に、星野も「そうだね、旬」と、映画初共演ながらすっかり意気投合した2人。土井監督は「2人のおかげで大人の現場となった。かと思うと中2みたいなところもあったり。この間も、絶対に人に見せられない2人の“罪な写真”を見せてもらった」と苦笑。すると小栗が「とある相撲をとったんです」、星野も「その時の写真を撮ったもので、僕だけが持ってます」と“中2”の2人はニヤリ。

 その後は、映画のタイトルにちなみ“声”をテーマにトークを展開。小栗が「罪な声ですよね、源ボイスは。気持ちを穏やかにさせる声」と言えば、星野も「旬もすごいハスキーボイスじゃないですか。テレビを通してだと気づかなかったけど、こうして聞いているとお腹のあたりが震えるというか響く感じがする、いい声ですよね」と互いにベタぼめ。

 自分の声について、星野は「最近、ここ5年くらいでやっと好きになってきた。もともとは高く声を張れる人にあこがれていて自分のボソッとした声は好きじゃなかったんですけど、周りの方から言ってもらえるようになって好きになりました」と明かしたが、一方の小栗は「自分の声ですか、いい声だなって思いますね」と会場を笑わせた。

岩田剛典主演作『名も無き世界のエンドロール』新場面写真公開! 山田杏奈と中村アン、2人のヒロインの姿も

2020.10.22 Vol.Web original

 映画『名も無き世界のエンドロール』の本ポスタービジュアル、新たな場面写真が解禁。また今注目の若手シンガーソングライター須田景凪が主題歌アーティストに決定した。

 岩田剛典と新田真剣佑が初共演で、表裏一体のバディを演じるサスペンス・エンターテイメント。穏やかで優しい性格でありながら裏社会に入り、いくつもの危ない橋を淡々と渡っていくキダ役に岩田。キダの力を借りながら会社経営者となり、頭脳と情熱を注ぎ込みのし上がっていくマコト役を新田。物語のカギを握る2人のヒロイン役には山田杏奈、中村アン。監督は『ストロベリーナイト』、『累ーかさねー』の佐藤祐市。

 このたび解禁されたポスタービジュアルは、意味深な表情を浮かべる“ラストシーン”のキダの姿と覚悟を決めた雰囲気でたたずむマコトの姿が印象的なビジュアルとなっている。

 また、新たに公開された場面写真では、キダとマコトが鋭い視線を交わしているカットや、冷たい表情で銃を突き付けるキダ、リサと寄り添うマコト、そして幼なじみのヨッチ、バラを手に満面の笑みを浮かべるリサの姿も。

 さらに今回、主題歌を担当するアーティストも発表。ボカロP“バルーン”としてキャリアをスタート、瞬く間に10~20代を中心に絶大な支持を集め、今最も注目を集めている若手シンガーソングライターの須田景凪が書き下ろし楽曲「ゆるる」でエンドロールを彩る。

 10月23日からはキダとマコトが大写しになっているマスクケースが前売り特典としてついてくるムビチケの販売も開始。

『名も無き世界のエンドロール』は、2021年1月29日より全国公開(エイベックス・ピクチャーズ配給)。

田中圭と中谷美紀、日本初のファーストジェントルマン&女性総理カップルに!

2020.10.22 Vol.Web original

 田中圭と中谷美紀がW主演を務める映画『総理の夫』が2021年秋に公開されることが発表された。中谷は史上初の女性総理、田中がその夫である、史上初のファーストジェントルマンを演じる。

 原田マハの20万部超えのベストセラー小説「総理の夫 First Gentleman」の映画化。監督は『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の河合勇人。

 田中が演じるのは、総理となった妻の部下から監視され、メディアに追いかけ回され、日本中から熱視線を浴び、最愛の妻と溺愛する鳥たちと過ごす時間もままならない、トホホな鳥類学者である夫・相馬日和。

 中谷が演じるのは、愛する夫に支えられながらこの国の未来のため、全国民の幸せのために信念を燃やす容姿端麗、頭脳明晰、完全無欠な史上最年少にして史上初の女性総理・相馬凛子。中谷は本作が主演映画としては5年ぶり、さらに結婚後初の主演映画となる。

 田中は「最愛の妻が総理になったことで生活が激変し、突然変わる人間関係や、立場。ただの鳥オタクだった僕が、政治という慣れない分野へ参入。そこで生まれる様々な珍事件や人間ドラマを、中谷美紀さん演じるカッコよくて美しい自慢の凛子と二人三脚で頑張りました」とコメント。さらに「日本の未来を明るく輝かせるために一生懸命選挙カーにも乗りました」とアピール。

中谷も「世界各国にて女性首相が誕生する一方で、この日本で女性総理が誕生する日が訪れるのは、はるか遠い未来のようにも思えます。恐らく原作者の原田マハさんが、現状への悲観と、万が一訪れるかもしれない未来へのかすかな希望をこめて書かれた物語の中で、田中圭さんがコミカルかつ愛らしく演じて下さった夫日和とともに、日本初の女性総理、相馬凛子として生きることが叶いました」と語りつつ「女性総理とその夫の物語ではありますが、これは全ての働く女性と、そのパートナーの生き方についての物語です」とコメントを寄せた。

 河合監督も「本作品は、シリアスな政治社会ドラマというよりは妻がたまたま日本の総理になってしまった男が、さまざまなトラブルに巻き込まれるラブコメディーであり、夫婦が絆を取り戻すヒューマンドラマです」、原作者・原田マハも「日和役の田中圭さんはお茶目でまっすぐな役柄にぴったり。凛子役の中谷美紀さんは書きながらイメージしていたのでとてもうれしい」と主演の2人に太鼓判。

 田中圭と中谷美紀という“令和のビッグカップル”が、日本の政界と社会に切り込む娯楽超大作。『総理の夫』は2021年秋、全国公開。

中条あやみ、驚異の運動神経が明らかに「芸能界では中条さんと武井壮さんだけ」

2020.10.21 Vol.Web original

 
 映画『水上のフライト』完成報告イベントが21日、都内にて行われ、主演の中条あやみと共演の杉野遥亮、小澤征悦、兼重淳監督が登壇。中条のアスリート並みの運動神経を示すエピソードが明かされた。

 実在するパラカヌー選手からインスパイアされたオリジナルストーリー。中条は不慮の事故を経てパラカヌー選手として成長していく主人公を演じる。

「主人公と一緒に成長したかった」と言う中条は、本作でカヌーに初挑戦。「難しくて最初は上達しなかったんですけど、好きこそものの上手なれという言葉が降りてきて、カヌーも好きになることで上達が早くなると思った」と笑顔で振り返った中条。兼重監督は「体育大学の学生でもレジャー用のカヌーから競技用に乗り変えて乗りこなすまで1カ月はかかると聞いたのですが」と、1日で乗りこなしたという中条を大絶賛。コーチ役の小澤も「僕が一番下手だった」と自虐を交えつつ中条をたたえ、主人公と二人三脚でパラカヌーに挑む技師役の杉野も「僕も1度だけ体験しましたけど、なんなく乗りこなしていたようだったのでびっくりしました」。

マスクが臭くなるほど泣いた「劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編」の“ここが素晴らしい”!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2020.10.21 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。
 急に寒くなったり雨が冷たくなったりで、一気に秋っぽくなってきました。いや、ひょっとしてもう冬になりかけてますかね。
 今年は風邪をひいたらいろいろと大変なことになりますので、みなさんお気をつけて。
 今週も鑑賞記をやるんですが、先週は普段に比べ、たくさんのご意見ご感想をいただきました。今週もたくさんいただけそうな作品です。
 では始めましょう。

伊藤健太郎、黒木瞳監督から相手役・伊藤沙莉に“ドッキリ演出”の指示「本番中に“行け、行け!”って」

2020.10.20 Vol.Web original

 映画『十二単衣を着た悪魔』完成報告会が20日、渋谷のセルリアンタワー能楽堂にて行われ、伊藤健太郎をはじめとする豪華キャストと黒木瞳監督が能舞台上に登壇した。

 内館牧子の同名小説を原作に、黒木瞳監督が『嫌な女』以来4年ぶりにメガホンを取った長編2作目。伊藤健太郎が演じるフリーター青年が源氏物語の世界にタイムスリップをし、三吉彩花が演じる強く美しき女性・弘徽殿の女御と出会い、成長していく姿を描く。

 現代から、平安時代の源氏物語の世界へと迷い込む主人公・雷を演じた伊藤は「自分がもし今平安時代にタイムスリップしたら、最初は驚きますけど、まあ対応するだろうなと。そこは雷と似ているのかなと思う」と主人公への共感を語った。

 伊藤健太郎をはじめ、三吉彩花や伊藤沙莉、LiLiCoも黒木監督の熱烈オファーでキャスティングが実現。黒木監督は「沙莉ちゃんは、テレビでドラマを見ていて、この人だと思い写メを撮ってプロデューサーに相談したら、プロデューサーもこの人を推薦しようと思っていたと言ってくれた」。

のん、橋本愛と朝ドラ以来7年ぶり共演作で再び親友役「とてつもなく照れました」

2020.10.20 Vol.web original

 映画『私をくいとめて』で、主演・のんと、橋本愛がNHK連続テレビ小説以来7年ぶりに再共演をはたすことが分かった。

 原作=綿矢りさ×監督・脚本=大九明子のゴールデンコンビが『勝手にふるえてろ』に続いて再タッグをはたした話題作。脳内に相談役「A」を持ち、悠々自適におひとりさまライフを満喫していた31歳おひとりさま女子が、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していく姿を描く。

 主人公みつ子役には女優・創作あーちすとの、のん。みつ子が恋する年下男子・多田くん役に林遣都。そして今回、追加キャストとして、イタリアに嫁いだみつ子の親友・皐月役で橋本愛が出演することが公開された。映画オリジナルの設定として、妊婦という役どころとなっている。

 2013年に放送されたNHK連続テレビ小説以来7年振りに、再びのんと親友役を演じた橋本は、のんとの共演について「今回、役としてお互いが目を合わせたときの、電気が走るような、心が通じる感覚。鮮烈でした。声を発して会話しづらい中、心の会話の気持ちよさを強く感じました。超超楽しかったです」と撮影を振り返った。
 のんも「かなり久しぶりに共演させていただいたので、とてつもなく照れました。最初は、目を合わせただけでドキドキしちゃうくらい恥ずかしかった!その時の私は、好きな人にうまく話せない男の子のようでした。でも、愛ちゃんの方から本読みをしたいと声をかけてくれて、みつ子と皐月のやりとりで心を通わせることができたように思います。そして何と言っても再び親友役。これ以上ない相手でした。楽しかった!」とコメントし、再共演の喜びを語った。

『私をくいとめて』は12月18日(金)より全国公開。

初日3日興収46億超え大ヒットの劇場版「鬼滅の刃」アンケート満足度も98%超え!

2020.10.19 Vol.web original

 現在公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、初日3日間で動員342万493人、興行収入46億2311万7450円という大ヒット記録を達成。WEB初日アンケートでも、映画の満足度は「非常に良かった」「良かった」を合わせて98.4%と非常に高い満足度を示す結果となった。

 シリーズ累計発行部数1億部を突破した大ヒット漫画のTVアニメ化に続く、劇場版。2019年に放送が開始されたTVアニメでは、最終話で主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)とその仲間たちが“無限列車”に乗り込むシーンで“竈門炭治郎 立志編”の物語が幕を閉じた。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、その無限列車を舞台に炭治郎たちの新たなる任務が描かれる。

 10月16日に公開されるや、初日から12億円超えの興行収入を記録。初日からの3日間(10月16~18日)、全国403館(IMAX 38含む)で上映され、観客動員は計342万493人、興行収入は46億2311万7450円という興行成績を記録した。

 初日16日の興行成績は、平日における日本国内で公開された映画の興行収入・動員の歴代1位となり、また17日、18日も同じく土日における日本国内で公開された映画の興行収入・動員歴代1位となる。

 さらにパソコンと携帯電話を使ったWEB初日アンケートによると、映画の満足度は「非常に良かった」84.6%、「良かった」13.8%を合わせて98.4%と非常に高い満足度を示した。

 早くも記録的大ヒットとなっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。さらなる快進撃が期待できそうだ。

のん×林遣都共演! 映画『私をくいとめて』試写会に5組10名 

2020.10.19 Vol.Web Oliginal

 人気作家・綿矢りさ原作の小説「私をくいとめて」を、『勝手にふるえてろ』に続き、大九明子監督が再びメガホンを取り映画化! 第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門への正式招待が決定した注目作。

 30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子。みつ子がひとりきりでも楽しく生活できているのには訳がある。脳内に相談役「A」がいるのだ。人間関係や身の振り方に迷ったときはもう一人の自分「A」がいつも正しいアンサーをくれる。「A」と一緒に平和なおひとりさまライフがずっと続くと思っていたそんなある日、みつ子は年下の営業マン多田くんに恋をしてしまう。きっと多田くんと自分は両思いだと信じて、ひとりの生活に慣れきってしまったみつ子は20代のころのように勇敢になれない自分に戸惑いながらも、一歩前へ踏み出すことを決意する…!

 おひとりさまヒロイン・みつ子に扮するのは、劇場アニメ『この世界の片隅に』で主人公・すずの声を演じ、女優・創作あーちすととして活動の幅を広げる のん。みつ子が恋する腹ペコな年下男子・多田くん役にはこの秋の注目ドラマ「姉ちゃんの恋人」や、映画『護られなかった者たちへ』、『恋する寄生虫』、『犬部!』と公開待機作が控える林遣都が演じる。さらに臼田あさ美、片桐はいりといった実力派役者陣や、本作で映画初出演となる若林拓也も存在感を発揮し、“大九ワールド”満載の本作を鮮やかに彩る。

 脳内に相談役が“爆誕”した31歳おひとりさま&年下男子がおくる崖っぷちロマンス!

 12月18日(金)より全国公開。

<試写会の応募について>
【日時】11月10日(火)18時30分~
【会場】一ツ橋ホール(千代田区一ツ橋2-6-2)
http://www.campaign-kenshou.com/campaign.php?id=4115

【インタビュー】奈緒 角川春樹が最後のメガホン! 映画『みをつくし料理帖』で悲しき太夫を熱演

2020.10.14 Vol.734

 大坂(大阪)で生まれ育った2人の少女の絆が、思い出の味に導かれ、江戸で再び巡り合う。髙田郁による感動の時代小説「みをつくし料理帖」が待望の映画化。同作を“生涯最後の映画監督作”とした角川春樹監督のもと、美しくも悲しき太夫を演じたのはNHK連続テレビ小説『半分、青い。』やドラマ『あなたの番です』などで話題の女優・奈緒!

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