『珍遊記』
天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘は、偶然立ち寄った家のじじいとばばあに、天下の不良少年・山田太郎を更生させてほしいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、太郎を引き取ってともに旅をすることに。
監督:山口雄大 出演:松山ケンイチ、倉科カナ、溝端淳平他/1時間40分/東映配給/2月27日より新宿バルト9他にて公開 http://chinyuuki.com
『珍遊記』
天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘は、偶然立ち寄った家のじじいとばばあに、天下の不良少年・山田太郎を更生させてほしいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、太郎を引き取ってともに旅をすることに。
監督:山口雄大 出演:松山ケンイチ、倉科カナ、溝端淳平他/1時間40分/東映配給/2月27日より新宿バルト9他にて公開 http://chinyuuki.com
『偉大なるマルグリット』
1920年、音楽会に参加した新聞記者・ボーモンは、その日の主役・マルグリット夫人の歌声に唖然とする。なんと彼女は絶望的なほどの音痴だったのだ。しかし儀礼的な貴族たちは拍手喝采。本人だけが、事実にまったく気づいていなかった…。
監督:グザヴィエ・ジャノリ 出演:カトリーヌ・フロ他/2時間9分/キノフィルムズ配給/2月27日よりシネスイッチ銀座他にて公開 http://www.grandemarguerite.com/
今年の映画賞でも絶賛相次ぐ、クエンティン・タランティーノ長編第8作目となる最新作! 鬼才タランティーノが新たに仕掛けるのは、なんと密室ミステリー!
長編監督デビュー作『レザボア・ドッグス』に始まり、西部劇に挑戦した前作『ジャンゴ 繋がれざる者』まで、映画愛に満ちたバイオレンス・アクションの世界を究め、カルト映画ファンから世界の一流映画祭までを虜にし続けるタランティーノ。彼が“自身の最高傑作”と語る、注目の最新作がついに日本上陸。舞台は山の上のロッジ、登場人物はワケありの7人の男と1人の女。人種も境遇もバラバラの8人、分かっているのは全員が嘘をついているということだけ—。果たして犯人は誰なのか。8人の素顔、そして本当の関係は。
どこに転がるか先の見えない展開、随所に冴えわたるブラックな笑い、怒涛のバイオレンス&アクションに観客は翻弄されまくり。しかし本作の最大の見どころは、緻密で巧妙に伏線が張り巡らされた極上の密室ミステリーであるということ。実はオープニングから、すべての会話や視線、何気ない身振りに、謎を解き明かすヒントが隠されている。
今回も、サミュエル・L・ジャクソンを筆頭に、ティム・ロス、マイケル・マドセンらタランティーノ常連組を揃えつつ、『デス・プルーフ』での怪演が印象的なカート・ラッセル、ベテラン演技派女優ジェニファー・ジェイソン・リーら個性派が集結。また種田陽平が美術を担当している他、監督が敬愛するエンニオ・モリコーネが全体の音楽を担当。
STORY:賞金稼ぎのマーキス、高額の賞金をかけられた女デイジー、彼女を連行中の賞金稼ぎルース、自称保安官のマニックス。彼らは猛吹雪を避けるため“ミニーの紳士用品店”へ。先客らとともにロッジで足止めされるなか、殺人事件が起こり…。
監督:クエンティン・タランティーノ 出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンス他/2時間38分/ギャガ配給/2月27日より新宿ピカデリー他にて公開 http://gaga.ne.jp/hateful8/ R18+
東日本大震災から5年。福島県の“今”を伝えるオムニバスアニメ『みらいへの手紙〜この道の途中から〜』の完成披露試写会が15日、都内にて実施。作品に参加したモデル・女優の松井愛莉、製作に携わった福島県クリエイティブディレクターの箭内道彦、アニメ制作を担当した福島ガイナックスの浅尾芳宣代表取締役、内堀雅雄福島県知事らが登壇した。
本作は、震災以降に県内で起きた出来事や県民のさまざまな思いを伝えたいと、実際のエピソードを10話のアニメにしたオムニバス作品。
冒頭、内堀知事は「来月で震災から5年。今の福島がどういう状況か尋ねられたとき、私は光と影が混ざり合っている現状をありのままに話すが、なかなか伝わりづらい。今、福島では風評と風化という矛盾した現象が同時に起きている。どうしたらと悩んでいたところ助っ人が現れて“アニメでありのままを伝えてみては”とアイデアを出してくれた」と明かした。箭内は「“あの日を忘れない”とよく言われるが“今を知る”のも風化に対抗する手立てになる」と製作に込めた思いを語り、浅尾も「どのエピソードもあえて完結させていない。自分たちも答えが見つからないものもそのままアニメにした。福島は次のステップに踏み出す途中なんだと伝われば」と語った。
また各話のタイトルコールを担当した松井は「私も10通の“手紙”を通していろいろな角度から今の福島を知ることができた」と語り、中でも「『カツオカンバック』の中でマリンタワーが描かれていてうれしかった」と地元出身ならではの感想を語った。また、本作にはストーリーテラーとして今ブレイク中のディーン・フジオカも参加。この日はビデオメッセージで「ときに一言一言の重さに声が出なくなりそうな思いも感じたが、自分が子供のころに行った場所を思い出すきっかけになった」と本作への思いを寄せた。
本編は福島県公式You Tubeチャンネルまたは特設サイトにて随時公開。アニメのテイストや表現もそれぞれ異なる十話を通して、人ぞれぞれに異なる思いを抱えながらも、未来へ踏み出そうとする福島の今を見つめてみては。
『みらいへの手紙〜この道の途中から〜』
【URL】 http://miraitegami.jp/
「今回来日して東京をあちこち見ることができたんですが、見るものすべてがインスピレーションを与えてくれました」と、ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』のプロデューサーを務めたデニス・リームさん。ディズニー/ピクサーといえば『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』など世代を超えて支持される個性的で感動的な作品を生み出してきたスタジオ。
「スタッフたちも個性的な人々が多いですよ。今回、監督したピーターもその一人。彼はスタジオの中でも人気者で『カールじいさんの空飛ぶ家』の少年ラッセルなど、いくつかのキャラクターは彼をモデルにデザインされているんです(笑)」。
実は歴代の作品には、仮定がアイデアのもとになっているという共通点がある。今回の“もしも”は“もしも隕石が地球に衝突せず恐竜たちが絶滅することなく進化していたら”。『アーロと少年』の世界では恐竜たちが言葉や文明を持っており、人間は野生の生物という設定。怖がりな恐竜の少年アーロと、体は小さくても怖いもの知らずの人間の少年スポットが、さまざまな危険を乗り越えながら心を通わせ、成長していく。目を見張るのは、実写ではないかと見まがうほど臨場感にあふれた大自然の描写。
「映像の美しさは史上最高のクオリティーを誇ると思います。大自然の風景の中で、アニメ的なキャラクターを引き立たせながらも溶け込ませるバランスが難しいところでした。雲の一つひとつ、樹一本一本にこだわって描かれているので、スタッフにとっては気が遠くなるほどの作業でしたね(笑)」
世界最高峰のスタジオが誇る世界最高級の映像、そして物語に感動必至。
『アーロと少年』
監督:ピーター・ソーン 日本語吹き替え版 声の出演:石川樹、安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいり他/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 配給/3月12日より全国公開 http://www.disney.co.jp/
今年の冬から放映中のJR東日本の「JR SKISKI」のCMで、天真爛漫な笑顔とクールなまなざしで、注目を集めている山本舞香。そんな山本が初主演を務める映画『桜ノ雨』が公開される。
「リハーサル中からずっと一緒だったので、共演者の方たちとはすごく仲良くなりました。空き時間にバランスボールで遊んだり、いじられキャラの広田(亮平)さんに虫を取ってもらったり(笑)。控室はいつもワイワイしていて、実際のクラスメートみたいな感じ。撮影は約2週間でしたが、短い期間で、これだけ楽しく演じられたことを考えると、すごくいい現場だったし、たくさんの方々に支えていただいたんだなって、改めて思いますね」
撮影の時の雰囲気を楽しそうに振り返る山本。同作品はボーカロイドで火が付き、ミリオンヒットを記録、今や卒業ソングの定番となった楽曲「桜ノ雨」がモチーフ。
「合唱は学園祭でやったことがありますが、恥ずかしくて全然歌えませんでした。でも今回全力で歌って、すごく楽しかったので、あの時にもっとちゃんと歌っておけば良かったなって後悔した。きっといい思い出になったんだろうなって。合唱のシーンは、みんなの歌声がひとつになってすごくきれいなハーモニーを奏でられたので、試写を見て感動しました。最後のほうのシーンなんですけど、ぜひ注目して見て、聞いていただきたいです」
出会いと別れ、そして旅立ち。卒業式シーズンにぴったりな作品。
「『桜ノ雨』は、卒業式を思い出す歌詞で、1曲歌うと絶対泣いちゃう。最初のピアノの伴奏からグッときます。ですから、たくさんの学校の卒業式でこの歌を歌ってほしいと思います。また、この作品は内気な子の成長物語だったり、家族や部活の仲間との関係だったり、いろいろな要素が詰まっています。それは普通の高校生と同じだと思うので、等身大の作品として、同じ年ごろの人にぜひ見ていただきたいですね」
毎年、3月11日前後にアーツ千代田 3331をメイン会場に全国のサテライト会場で同時期開催する映画祭。3回目を迎える今年も、多種多様な個人、団体が参加し、映画上映を中心にトークイベントやライブ、体験イベントなどを実施する。
メインとなる映画祭では、人間とロボットによる共演が話題を呼んだ深田晃司監督作『さようなら』や、福島県双葉町を追った舩橋淳監督作『フタバから遠く離れて 2016 総集編』、地震の犠牲になった家族の喪失と再生を描く杉田真一監督作『人の望みの喜びよ』など16本を上映予定。震災以降の現状を伝えるドキュメンタリーから、人の思いや絆を見つめる物語まで、映画を通して、東日本大震災を機に浮かび上がった課題や問いを、多くの人と共有するきっかけとなるはず。
会期中は映画上映の他、ラッパー・ガクエムシー率いるアーティストによるキャンドルライブ『アカリトライブ』や、都会のど真ん中でキャンプを楽しむ『アーバンキャンプ』(要事前申し込み)、映画祭の関連グッズや東日本大震災復興活動に関連したグッズや食品の販売・展示なども実施。
『第3回 3.11映画祭』
【期間】3月11日(金)〜14(月)※3/8にプレトーク開催
【会場】アーツ千代田 3331 ほか全国のサテライト会場 ※前売り・当日参加の詳細は公式サイトにて確認を。【URL】 http://311movie.wawa.or.jp/
『クーパー家の晩餐会』
1年に1度、クリスマスに集まるクーパー一族。しかし今年、両親は密かに離婚を決めており、集まった面々はそれぞれにやっかいな問題を抱えていた。最高のクリスマスにするはずが、それぞれの嘘が次々とバレていき…。
監督:ジェシー・ネルソン 出演:ダイアン・キートン、ジョン・グッドマン他/1時間47分/ギャガ配給/TOHOシネマズ シャンテ他にて公開 http://gaga.ne.jp/coopers/
マツコ・デラックスが17日、都内で行われた『OCN モバイル ONE』の新CM発表会に出席した。現在通信関連のさまざまなサービスが提供されているなかで、同サービスが昔から格安SIMを提供してきたことを表現するCMで、十二単姿で横たわり、歌を詠むという内容。
初めての十二単について「やってみて、女優ってすごい生き物だと思った。大奥とかこれで取っ組み合いとかするんでしょう?」と、コメント。CMについては、他社CMを引き合いに出し「…つながりすぎ。昔から格安SIMをやっているっていうための表現って……安直だわ。代理店のクリエイター不足を示してるわね。もう少ししたら白い犬が出てくるんじゃないかしら」と、チクリ。とはいえ、「でも、みんな仲良くやっていければ」とまとめた。
この日は、ラグビートップリーグのNTTコミュニケーションズのシャイニングアークスの選手が登壇し、サービスの内容を紹介した。イベント終了後の取材でマツコは「後でちょっかい出そうと思ってたら、あっさり帰ってたわ!」と、残念そうだった。
コメディーからシリアスまで映画、ドラマ、舞台問わず多彩なジャンルで幅広い役どころを演じ分ける俳優・中村倫也と、2008年の映画デビュー以来、着々と女優としてステップアップしている佐々木希。仲の良い“先輩後輩”である2人が、真っ向から気持ちをぶつけ合った!? 話題の感動作を語る。
本年度ゴールデン・グローブ賞で、並み居る巨匠監督作、スター主演作を押しのけ、主演女優賞を受賞。他映画賞でも絶賛相次ぐ、感動のヒューマンドラマ。
閉じ込められた“部屋”から脱出した母と子。何年もの間、世界と切り離されて生きてきた母、外の世界を知らずに育った息子。本当の人生を歩み始めた2人を待ち受ける、驚愕の運命とは。そして2人の愛が起こす感動の奇跡とは。
息子とともに“部屋の外”へ踏み出し、人生を取り戻そうとする母親役に『ショート・ターム』のブリー・ラーソン。衝撃的な事情を抱える難役を見事に演じきり、かつてない愛の物語を体現。ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞に輝いた。ジョアン・アレン、ウィリアム・H・メイシーら演技派が脇を固める。監督は『FRANK-フランク-』のレニー・アブラハムソン。
4月8日(金)よりTOHO シネマズ 新宿ほか全国順次公開。