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今週のオススメMOVIE 11/23~ vol.2

2015.11.24 Vol.655

『劇場霊』

 芸能事務所に入って5年。いまだ役に恵まれない若手女優・瑞樹沙羅は気鋭の演出家の新作舞台に端役で出演することに。若い娘を犠牲に永遠の美貌を手に入れていた主人公・エリザベート役はライバルの人気女優。しかし奇妙な事件が続き沙羅に代役が回ってくる。

監督:中田秀夫 出演:島崎遥香、足立梨花他/1時間39分/松竹配給/新宿ピカデリー他にて公開中  http://gekijourei.jp/

ジャルジャルがヌード写真集「知らない間に股間握ってた」

2015.11.24 Vol.655

 お笑いコンビ・ジャルジャルが写真家のレスリー・キーとタッグを組んだヌード写真集『SUPER JARUJARU』を発売した。2人が生まれたままの姿でポーズを決め、絡み、互いに握り合う、過激でアーティスティックな内容。福徳秀介は「全部出しています。大袈裟ではなく直腸は映っていると思います」と胸を張った。

 ニコニコ生放送で放送中の『開放!ジャルジャル×倉本美津留のコント会議』(毎週金曜)から生まれた企画。番組のポスターをレスリーに撮影してもらうというもので、クリエイティブディレクターの千原徹也が橋渡しし、今年3月に撮影が実現したという。

「ポスター撮影のつもりで、(撮影するのがレスリーなので)脱ぐ覚悟はして行ったんですけど、知らない間にお互いの股間を握っていました」と、後藤淳平。最初は緊張感があったものの撮影が進むほどにテンションも上昇。レスリーの「握って! 引っ張って! 1、2、3、4、イエー!」というかけ声に「拒否できなかった」と撮影を振り返った。

 ポーズは、つま先や指先の角度までレスリーがディレクション。福田は「我ながらいい体をしている」と胸を張ったが、「次の日筋肉痛だった」と苦笑いだった。

 高校時代には同じラグビー部で汗を流し、裸も見慣れているというが、お互いを「触るのは初めて」だと口を揃えた。

 この作品について、福田は「1人ではできなかった。家族でも親友でもダメ。後藤とじゃなきゃできなかった」とコメント。後藤もこの経験を経て「ボケとかツッコミの関係ではなくなった。人間と人間になった」と語った。

 撮影したレスリーは「何よりも2人の絆がすごかった。仲良くしているのを見て、子供のころの2人、童心を引き出して撮りたくなった」と、説明。いつもの撮影ではできないポーズを要求することもできたと笑顔を浮かべていた。

 写真集は、ジャルジャルのライブ会場で販売されている。

全世界沸騰の話題作、ついに日本公開!『007 スペクター』

2015.11.24 Vol.655

 スパイ映画の金字塔『007』シリーズ24作目がいよいよ公開。『007 カジノ・ロワイヤル』以降、ジェームズ・ボンド役を務めるダニエル ・クレイグが、4度目のボンド役でさらなる高みを目指す。監督は前作『007 スカイフォール』に続きサム・メンデス。今回は2人のボンドガールとの、ときに危うくときに切ない駆け引きにも注目だ。ボンドに悪の組織・スペクターの情報をもたらす謎の美女・ルチア役に『マレーナ』のモニカ・ベルッチ。スペクターに接近する鍵を握る美人医師・マドレーヌ役に『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のレア・セドゥー。他、ボンドと過去に因縁を持つ男・オーベルハウザー役にオスカー俳優のクリストフ・ワルツ。前作に続き、M役にレイフ・ファインズ、頼りになるガジェット担当・Q役にベン・ウィショー。

 ボンドの幼少期が初めて明らかとなった前作に続き、本作ではボンドが自分自身の過去にまつわる謎を追うことに。やがて明かされる、ボンドのルーツをめぐる衝撃の事実とは…。現シリーズはもちろん、往年の007ファンも見逃し厳禁のストーリーが待ち受ける。もちろん現シリーズ最大の持ち味である骨太ドラマ&破格のアクションは健在。ヘリを使った危険すぎるスカイアクションを始め、肉弾戦から銃撃戦まで、圧倒されっぱなし。

名画に隠された人生のドラマ。監督 サイモン・カーティス

2015.11.23 Vol.655

 20世紀も終わりに近づいたころ、アメリカに暮らす82歳の女性がオーストリア政府を訴えた。訴訟の内容は、第二次世界大戦当時、ナチスに奪われた後、オーストリアの美術館所有となっていたクリムトの名画の返還。世界を仰天させた裁判の結果は予想を覆すものだった…! 『黄金のアデーレ 名画の帰還』。監督のサイモン・カーティスは前作『マリリン 7日間の恋』でも、実在する女性の心情を豊かに描いた。

「特に意識してそうしたわけでは無いんですが、やはり魅力的な女性を描くのは楽しいですね(笑)。特に今回は、82歳という年齢で政府を相手取って訴訟を起こしたマリアの姿に深く感銘を受け映画化したいと強く思ったんです」
 一つの名画に隠された女性の人生を見事な映像美で丁寧に綴る。

「マリアが幼かったきらびやかな時代、戦争が悲劇をもたらした灰色の時代、そして現代と、色調を変えながら撮影しました。まるで3本の映画を一度に撮っているようで、なかなか大変でした(笑)」

 そんな中で大きな存在感を見せたのがマリア役のヘレン・ミレン。

「彼女なくしてこの作品を撮るつもりはありませんでした。実際、彼女は本当に素晴らしい女優で、マリアの過去の重みを見事に表現してくれました。実はすごくお茶目な人で、彼女とライアンのユーモアがこの作品を重くなり過ぎないようにしてくれたと思います」
 監督は、名画〈黄金のアデーレ〉を実際に見たときの感動を語った。

「図版などでも見ていましたが、実際に見たときの感動は言葉にできないほどでした。皆さんにもぜひ実物を見てもらいたいと思いますが、その感動が本作の映像から伝わればうれしいですね」

今週のオススメMOVIE 11/23~ vol.1

2015.11.23 Vol.655

『Re:LIFE〜リライフ〜』

 アカデミー賞脚本賞に輝き名声を手に入れたものの15年経った今ではすっかり落ち目のキース。生活のため田舎町の大学でシナリオコースの講師として働くことになるがトラブルを起こしてばかり。

監督:マーク・ローレンス 出演:ヒュー・グラント、マリサ・トメイ他/1時間47分/キノフィルムズ配給/よりTOHOシネマズ シャンテ他にて公開中  http://www.relife-movie.com/

今週のオススメMOVIE 11/9~ vol.4

2015.11.11 Vol.654

『ムーン・ウォーカーズ』

 人類月面着陸の映像制作を、スタンリー・キューブリックに密かに依頼するため大金を携えロンドンにやってきたCIA諜報員・キッドマン。しかしダメバンドのマネジャー・ジョニーに依頼と大金が渡ってしまう。

監督:アントワーヌ・バルドー=ジャケ 出演:ルパート・グリント、ロン・パールマン他/1時間34分/日活、CAMDEN配給/11月14日よりヒューマントラストシネマ渋谷 他にて公開  http://moonwalkers-movie.jp/

白濱亜嵐、グループ内恋愛は禁止もメンディーが「大好き」

2015.11.10 Vol.654

 ダンスボーカルグループのGENERATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディー、白濱亜嵐、片寄涼太が10日、都内で行われた電子マネー『EXILE TRIBE QUICPay』の記者発表会に出席した。

 コイン型で事前のチャージがいらない後払い型の電子マネー。メンディーは「ランニングをするときにコンパクトで便利」。さらに白濱から物をなくしやすいことを指摘され「(アクセサリーのようになっていて)僕にぴったり」とコメント。片寄も「さくっとお会計ができるので便利」と続いた。

 近況を含めながらのトーク。白濱が「休みの日は家にいるか、電話してメンディー君と遊びます。渋谷をうろうろしたり…」と話し始めると会場がざわついた。イベント終了後の取材でもそれが話題になると、片寄も「2人(白濱とメンディー)は仲が良い」とニヤニヤ。報道陣が「もしかして2人は…」と勘繰ると、白濱は「GENERATIONS内恋愛は禁止なので……でも(メンディーが)好き」と笑った。

 この日メンディーはどんなデートをしたいかという質問に、「誰もついていけないよ!」と突っ込まれながらも「ランニングデート」の答え。白濱の答えを受けて「俺について来いスタイルで……でも、しっかり足並み揃えて走りますよ」と話した。一方、白濱は映画が好きだといい、「ガチガチのサスペンスやアクション映画。(デートでも自分に)寄せていこうと思います」。司会者に“俺について来い”タイプかと聞かれ、「そのタイプのつもりです」と話していた。

『EXILE TRIBE QUICPay』は、QUICPayがサービス開始から10周年を迎えるにあたり、EXILE TRIBE JCBカードのオリジナルQUICPayとして発行されるもの。利用代金は紐づいたクレジットカードから引き落とされるため事前のチャージが不要なうえ、コインの形をしていてコンパクトなので、小銭入れに入れたまま使ったり、オリジナルのアタッチメントを使用することで持ち運びが簡単なのが特徴になっている。

今週のオススメMOVIE 11/9~ vol.3

2015.11.10 Vol.654

『コードネーム U.N.C.L.E.』

 東西冷戦真っただ中の1960年代前半。本来なら敵同士であるはずのCIAエージェントのナポレオン・ソロとKGBエージェントのイリヤ・クリヤキンは、世界を巻き込むテロ事件を阻止すべく手を組むことに。

監督:ガイ・リッチー 出演:ヘンリー・カヴィル、アーミー・ハマー他/1時間56分/ワーナー・ブラザース映画配給/11月14日より丸の内ピカデリー他にて公開  http://wwws.warnerbros.co.jp/codename-uncle/

要潤、うどん入りのなかよし鍋で照英&狩野をもてなす

2015.11.09 Vol.654

「キリン のどごし<生>」の新CM発表会が9日、都内で行われ、新たにCMキャラクターに加わった照英、要潤、そして狩野英孝が登壇した。ダチョウ倶楽部の肥後克広、上島竜兵も応援に駆け付けた。

 新CMのテーマは「なかよし、のどごし。」。3人は、要が発表会のために「夜なべして用意した」という、なかよし鍋を囲んで乾杯。うどん県副県知事を務める要だけに、鍋の具にはうどんも。舌鼓を打った照英は「(うどんが)のびてなーい!」と、大喜びだった。

 乱入した肥後と上島の前には、湯気が立つアツアツおでんが登場。要も参加してのパフォーマンスは、上島、狩野、そして照英が肩を組んで締めくくった。熱いこんにゃくを上島に押し込んだ要は「(おでんパフォーマンスは)伝統芸。歌舞伎を見た時のような……(笑)。完成されてました」と、コメント。上島とのキスを体験した照英は「選ばれし人間になれた!」と、笑った。

 新CMは同窓会で顔を合わせるというもので、堺雅人、矢作兼(おぎやはぎ)、そして照英からなる「地味ーズ」と、要と狩野の「派手ーズ」が再会、意気投合する様子を描いたユーモラスなもの。狩野はほどんどセリフがなかったことから「次はセリフを…」と懇願。撮影現場では待ち時間が多く、「YouTubeの動画で『アラジン』の『ホール・ニュー・ワールド』を練習していました」と話し、その歌声を披露した。

 CMは10日からオンエア。

宇宙、地球、そして人々の歴史『光のノスタルジア』『真珠のボタン』

2015.11.08 Vol.654

 南米ドキュメンタリーの巨匠パトリシオ・グスマン監督が“宇宙視点”の映像美で、混迷する文明社会に疑問を投げかける壮大なドキュメンタリーが現在、岩波ホールで上映中。世界の天文学者が集う天文観測拠点であり、独裁政治の犠牲者が眠る場所でもあるチリ・アタカマ砂漠を舞台にした『光のノスタルジア』と、地球規模の絶景を誇るチリ・西パタゴニアの海底で発見されたボタンの背景を語る『真珠のボタン』。宇宙の神秘と人間の愚行を対比させた巨匠の眼差しに絶賛が集まっている。

 上映期間中、岩波シネサロン(岩波ホールのビル9F)にて、ゲストを招いてのトークイベントも開催。映画と合わせて専門家のトークを楽しんでみては(各回先着50名)。

原作者が語る、今なお続く“美術と戦争”

2015.11.08 Vol.654

 第二次世界大戦中“芸術”のために命をかけた男たちがいた…! 大戦当時、ナチス・ドイツからヨーロッパの美術作品を守るべく、芸術家や博物館学芸員などによって結成された“モニュメンツ・メン”の実話を、ジョージ・クルーニーが監督・主演で描く話題作『ミケランジェロ・プロジェクト』。この奇跡の物語を発掘したのが原作者のロバート・M・エドゼル氏だ。この、知る人ぞ知る歴史的秘話をエドゼル氏が書籍化したことによってモニュメンツ・メンの活動も再注目された。

「実際のところ、美術館関係者やユダヤ人コミュニティーはあまり協力的とはいえず、取材は大変でした。私が美術のプロではなかったからというだけでなく、戦時中に略奪された美術品の話題は、彼らにとって今なお非常にデリケートな問題だからです。兵士でもない美術館スタッフが戦地を渡り歩きながら、ゴッホやミケランジェロの作品をナチスから守るという一見、実に痛快な物語のようですが、実際は今なお見つかっていない作品や所有権、賠償問題が解決してない作品も多く、ある意味タブーともいえるエピソードなんです」

 しかしクルーニーは映画化を熱望。

「初めて話をしたとき、ジョージがこの作品にものすごい情熱を持っていることを感じました。私が長年かけて、当事者や関係者と会い取材したことについても、評価してくれましたね。そして今回の映画化によって、モニュメンツ・メンの実話はまさに世界中の人の知るところとなったわけです」

 一つの美術品の過去をたどるとき、そこには芸術的価値に加え、歴史のドラマが浮かび上がってくる。
「もしかしたら今もどこかに、失われた傑作が眠っているのかもしれませんね」

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