第25回東京国際映画祭が28日に閉幕し、コンペティション部門など、各賞の受賞作品が発表された。
コンペティションの最優秀作品「東京 サクラ グランプリ」に輝いたのは、イスラエルとパレスチナの間で揺れる家族の姿を描いた、ロレーヌ・レヴィ監督の『もうひとりの息子』。レヴィ監督は、最優秀監督賞とのW受賞を果たした。
クロージングセレモニーの閉幕挨拶には、依田巽チェアマンが登壇。エコを映画祭のコンセプトに取り入れたことなど5年間の任期を振り返り、椎名保氏(株式会社角川書店)に次期映画祭代表を託した。
受賞結果
東京 サクラ グランプリ『もうひとりの息子』(監督:ロレーヌ・レヴィ)※最優秀監督賞とW受賞/審査員特別賞『未熟な犯罪者』(監督:カン・イグァン)/最優秀女優賞 ネスリハン・アタギュル(『天と地の間のどこか』)/最優秀男優賞 ソ・ヨンジュ(『未熟な犯罪者』)/最優秀芸術貢献賞『テセウスの船』(撮影監督:パンカジ・クマール )/観客賞『フラッシュバックメモリーズ 3D』(監督:松江哲明)/TOYOTA Earth Grand Prix『聖者からの食事』(監督:ヴァレリー・ベルトー、フィリップ・ウィチュス )、審査員特別賞『ゴミ地球の代償』(監督:キャンディダ・ブラディ )、最優秀アジア映画賞『沈黙の夜』(監督:レイス・チェリッキ )、アジア映画賞スペシャル・メンション『ブワカウ』『兵士、その後』『老人ホームを飛び出して』/日本映画作品賞『GFP BUNNY─タリウム少女のプログラム─』(監督:土屋 豊)/TIFF特別感謝賞:レイモンド・チョウ氏


映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉編]』の完成披露舞台が25日、都内にて行われ、俳優の堺雅人、菅野美穂、柄本佑、西田敏行、金子文紀監督が登壇。桜吹雪が舞い散る演出のなか、豪華な顔ぶれが揃い、映画をPRした。
映画『ワーキング・ホリデー』の先行上映プレミアイベントが24日、都内にて行われ、主演のAKIRAをはじめ、林遼威、逢沢りな、ほんこん、ゴリ、岡本浩一監督が登壇した。
「トワイライト・サーガ」シリーズで大ブレイクを果たしたハリウッドの若手NO.1女優クリステン・スチュワートの来日イベントが24日、新宿・熊野神社で行われた。
第25回東京国際映画祭が20日に開幕し、28日までの開催期間中、六本木ヒルズ他にて連日多彩な上映、イベントを行っている。