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井上尚弥 【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2025.02.12 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

JO1の豆原一成が岡山・真庭大使に!「僕が育った真庭市をもっと知ってもらえたら」

2025.02.11 Vol.Web Original

 11人組グローバルボーイズグループ、JO1の豆原一成が地元である岡山・真庭市の魅力をアピールする「真庭大使」を務めることになり、2月11日、都内で行われた委嘱式に出席した。

 豆原は、真庭市の太田昇市長から委嘱状と名刺を受け取ると、「任命していただいて心からうれしい。2 年前に真庭に帰って成人式に出た時、半分冗談交じりではあったんですけど大使をやりたいですって言ったら実現できて……本当にありがとうございます」と笑顔。さらに「JO1として活動していていて若い世代の方に知られることが多いと思うので、僕が育った真庭市をもっと知ってもらえたらうれしいなと思います。真庭でイベントとかできたら、真庭に活気が出るんじゃないかと思うので、僕ができることがあれば真庭市のためにいろいろ活動できたらと思っています」と、意気込んだ。

2・23後楽園での若手リーグ戦「DGC」優勝決定戦「正田壮史vs高鹿佑也」はメインイベントで実施

2025.02.11 Vol.Web Original
 DDTプロレスが2月10日、東京・渋谷区のAbemaTowersで若手ナンバー1決定リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2025」(以下、DGC)の優勝決定戦(2月23日、東京・後楽園ホール)に向けて記者会見を行い、Aブロック代表の正田壮史、Bブロック代表の高鹿佑也が登壇した。
 
 正田は3戦全勝で優勝決定戦にコマを進め、高鹿は最終公式戦(2・9仙台)でTo-yを破り、逆転でブロック突破を果たした。正田vs高鹿の対戦カードは2023年の「DGC」優勝決定戦と同じマッチアップとなる。「DGC」優勝者には、4・6後楽園でKO-D無差別級王座への挑戦権が与えられる。現王者はクリス・ブルックスだが「旗揚げ28周年記念大会」となる3・20後楽園での防衛戦(次期挑戦者は未定)を控えており、その王座戦の勝者に「DGC」優勝者が挑むことになる。
 
 決戦に向け、高鹿は「第1回のDGCのときと同じ状況だと思ってます。第1回、(優勝決定戦で)正田に負けてしまって。あの日を境に自分と正田の差が大きく生まれてしまった。今回は意地でも優勝して、できてしまった正田との差を少しでも埋めたいと思っています。今の自分の熱い気持ち、自分の勢い。これを正田にぶつけて、僕が優勝して正田の計算が大きく狂っていたと証明したいと思います」と意気込んだ。
 
 2023年覇者の正田は「Aブロック、全勝で勝ち上がって、まさしく僕の計算通りだったと思ってます。会見のときに言ったように、決勝では高鹿さんと当たりたいと思っていて。そうイメージしてたんですけど、計算通りだったということで。Bブロック、誰が上がってこようと勝てるイメージで、計算し尽くしたうえでの参戦だったので。決勝戦、過去に起こった出来事は繰り返すってことで。今回も僕がバッチリ勝って、全勝で勝って。その先にはKO-D無差別級のベルト。これはクリスから獲りたいんです。だからクリスには(3・20後楽園で)防衛してもらって、クリスから無差別級のベルトをしっかり獲って、親孝行します」と優勝の先を見据えた。

ダイアン津田篤弘、ディズニー実写『白雪姫』吹き替え版キャスティングに大喜びで怒りまくる

2025.02.10 Vol.web original

 

 映画『白雪姫』(3月20日公開)のイベントが10日、都内にて行われ、吉柳咲良をはじめ日本語吹き替え版キャストたちが登壇。7人のこびとの1人おこりんぼ役を務めることが発表されたダイアンの津田篤弘が持ちネタで吉柳の歌唱力を絶賛した。

 1937年に発表されたディズニー初の長編映画『白雪姫』を新たなミュージカル版として実写映画化した話題作。

 白雪姫をイメージした衣装に身を包み、オーケストラをバックに、有名なナンバー「口笛吹いて働こう」や劇中歌「夢に見る~Waiting on a Wish~」を歌い上げた吉柳の歌唱力に、この日発表された女王役の月城かなと、7人のこびとの1人おこりんぼ役の津田篤弘(ダイアン)、魔法の鏡役の諏訪部順一も拍手喝さい。

 ディズニー作品の中でも金字塔的作品。今回のキャスティング決定を喜ぶ3人だったが、なかでも津田は「飛び上がって喜びました。決まるまで眠れませんでしたね」と振り返ったが、終始落ち着かない様子でギャグも滑りまくり。

 吉柳が「7人のこびとのなかでも本当に本当に心奪われた子がいて。おとぼけって言うんですけど」と明かすと「おこりんぼちゃうんかい!」と憤慨して見せたが、会場の薄い反応にいたたまれず、思わずオーケストラの面々に「僕が話したら滑る可能性高いので、ジャン!とか鳴らしてもらっていいですか」と助けを求め、会場も大笑い。

 おこりんぼの役作りについて聞かれると、津田は「普段より怒るようにしてましたね。どんなことでも怒ってました。家族にはすごく迷惑かけたなって。“よごれとるやないかい!”って」とボケるも、またしても微妙な反応にタジタジとなっていたが、今後発表される残りのこびとたちのキャスティングについて「すごい豪華です。まさしくゴイゴイスーです!」と持ちネタで挽回した。

 津田は吉柳の歌声にも「この歌声は“ゴイゴイスー”、いやさらに上の“スースススー”いや、最上級の“カー”です!」とネタを使って絶賛していた。

吉柳咲良「プリンセスは遠い存在だったけど」“白雪姫”ドレス姿で生歌披露 圧巻歌唱力で会場魅了

2025.02.10 Vol.web original

 

 映画『白雪姫』(3月20日公開)のイベントが10日、都内にて行われ、日本語吹き替え版で白雪姫を演じる吉柳咲良がオーケストラをバックに劇中歌を生披露。白雪姫をイメージした衣装と見事な歌唱力で会場を魅了した。

 1937年に発表されたディズニー初の長編映画『白雪姫』を新たなミュージカル版として実写映画化した話題作。

 プレミアム吹替版声優として白雪姫を演じる吉柳は白雪姫をイメージしたドレスに身を包んで登場。司会からも「白雪姫そのもの」とたたえられると照れつつ「プリンセスの声を務めさせていただけるんだと実感できました(笑)」。

 白雪姫役が決まったとき周囲やファンからも大きな反響をもらったと言い「私にはどうしてもプリンセスって遠くにあるものだと思っていたところがあったんですけど、実はずっとあこがれていた存在でもありました」と明かした。

 本作の白雪姫のキャラクターは「共通点はすごく少ない。私はネガティブになり勝ちなんですけど(笑)白雪姫はいつも前向きで、思慮深くて尊敬するところばかり。役に恥じないよう、最近は日々プリンセスの心得みたいなものを心に刻みながら生きてます(笑)」。

 オーケストラをバックに、有名なナンバー「口笛吹いて働こう」や劇中歌「夢に見る~Waiting on a Wish~」を生歌唱。緊張していると言っていた吉柳だったが、歌い終わると「リハよりも上手に歌えました」とにっこり。

 見事な歌唱力に、この日発表された女王役の月城かなと、7人のこびとの1人おこりんぼ役の津田篤弘(ダイアン)、魔法の鏡役の諏訪部順一も大絶賛。

 津田は「この歌声は“ゴイゴイスー”、いやさらに上の“ススススー”いや、最上級の“カー”です!」とネタを使って称賛していた。

目黒蓮と佐野勇斗が西新宿駅前で約1800人の観衆を前に「ワガママ」絶叫

2025.02.10 Vol.web original

 

 劇場版『トリリオンゲーム』(2月14日公開)のイベントが10日、西新宿駅前にて行われ、俳優の目黒蓮、佐野勇斗が街行く人に“1兆(トリリオン)円”分の熱意で映画をアピールした。

 原作・稲垣理一郎、作画・池上遼一による人気漫画を実写化した大ヒットドラマの劇場版。“世界を覆すハッタリ男”ハルと、“凄腕エンジニア”ガクのさらなる挑戦を、原作・稲垣氏監修のもと完全オリジナルストーリーで描く。

 会場となった西新宿駅前広場に集まったファンは約1800名。

“トリリオン(一兆円)”企業を目指すバディ、主人公ハルこと天王寺陽役の目黒蓮と、相棒のガクこと平学役の佐野勇斗も「新宿こんにちはー!」とノリノリ。

 ドラマ放送時からの息ピッタリのバディを演じてきた2人。劇場版でのお互いの見どころを聞かれると、佐野は目黒に「顔が良くて足が長いよー!」、目黒は「アドリブの天才!」と大声でほめ合い。

 トークでは、目黒が「俺らのワガママは世界一だ!」という名台詞を新宿の街中で絶叫し、2人がハイタッチする一幕も。

 その名セリフにちなみ「今叶えたいワガママは?」と聞かれると、佐野は「めめ(目黒)の家に行かせてくれ、早く!そろそろ行かせてくれ!」と、目黒の自宅に遊びに行きたいとアピール。「佐野くん忙しいですから…なかなかスケジュール合わないから」とタジタジとなる目黒に、佐野が「めめのためならスケジュール合わせるよ。事務所総出で合わせるって」と返し会場も大笑い。

 この日は、原作者・稲垣理一郎氏(原作)と池上遼一氏(作画)からも応援メッセージが到着。原作者からの絶賛コメントに目黒も「しみますね」と感激していた。

BOYNEXTDOORと「トムとジェリー」に共通点?「コントとケミが……!」85周年のアニバーサリーソングの制作も発表

2025.02.10 Vol.Web Original

 人気ボーイグループのBOYNEXTDOORが2月10日、都内で行われた「トムとジェリー 85周年バースデーイベント」に登壇した。この日は「トムとジェリー」の85回目の誕生日で、6人はトムとジェリーとハグをしたり、トムやジェリーの動きを真似したりして、ハッピーな時間を過ごした。イベントでは、BOYNEXTDOORが85周年アニバーサリーソングを制作することも発表された。

 会場に呼び込まれると「BOYNEXTDOORです」と、いつも通りに6人で元気に挨拶を済ませると、TAESANが「今日はトムとジェリーさんのお誕生日をお祝いお祝いするために駆けつけました」と笑顔。WOONHAKも「大大好きなトムとジェリーさんに会えるのを楽しみにしていました。今日はお友達になって帰りたい」とテンション高めだった。

デフサッカー男子日本代表vsクリアソン新宿のデフリンピック壮行試合のチケット発売がスタート。なるか国立競技場に1万人

2025.02.10 Vol.Web Original
 今年11月に開催される「東京2025デフリンピック」に出場するデフサッカー日本代表の壮行試合「JAPAN FOOTBALL LIVE 2025 デフサッカー男子日本代表vsクリアソン新宿」(4月2日、東京・国立競技場)のチケット発売が2月10日からスタートした。
 
 デフサッカーは聴覚に障がいのある選手11名で行うサッカーで、競技中、選手たちは補聴器を外すことが義務付けられていることから「音のないサッカー」の愛称で呼ばれている。ルールは基本的には健常者のルールと同じ。
 
 デフサッカー男子日本代表は過去、デフリンピックでは予選を突破できていないのだが、2023年の「第4回ろう者サッカー世界選手権(デフサッカーワールドカップ)」では19カ国中の準優勝と着実に力をつけ、現在、世界ランク6位。東京デフリンピックでは優勝を狙う。
 
 今回、試合をするクリアソン新宿はJFLのチーム。デフサッカー男子日本代表がJFLのチームと試合をすること、そして国立競技場で試合をするのは異例なことで、今回のデフリンピックに向けての日本ろう者サッカー協会(JDFA)の意気込みがうかがえる。
 
 試合当日は観客として訪れた健常者の人たちに一つでも手話を覚えてもらおうということでビジョンにサインエールという手話応援を映す予定。トラックでは他の競技団体のデフスポーツ体験をスタンプラリー形式で行い、デフリンピックや日本ろう者サッカー協会のステッカーやバッチをプレゼントする企画も行うという。
 
 この試合の開催発表会見でJDFAの中村崇修 強化・育成事業部長は「目標は目指せ1万人」と語った。なおこの1万人という数字はデフリンピックやW杯でもなかなか難しい数字とのこと。席種は全席自由で大人2500円、高校生1500円、中学生以下は無料となっている。4月2日、なるか国立競技場に1万人!

舞台『千と千尋の神隠し』 ロンドン名門演劇賞受賞の快挙「駿さん本当にありがとうございます」

2025.02.10 Vol.web original

 舞台『千と千尋の神隠し』が日本時間2月10日朝(ロンドン時間同日夜)に、イギリス・ロンドンにて開催された演劇賞「WHATSONSTAGE AWARDS」授賞式で“Award for BEST NEW PLAY”(最優秀新作演劇賞)を受賞。翻案・演出のジョン・ケアードがスピーチで原作者の宮﨑駿氏に感謝した。

「WHATSONSTAGE AWARDS」は今年で25年目を迎える演劇ファン参加型の老舗演劇賞。舞台『千と千尋の神隠し』は、今回受賞した“Awards for BEST NEW PLAY”のほか、“BEST SUPPORTING PERFORMER”(増子敦貴)、“BEST SET DESIGN”(ジョン・ボウサー、トビー・オリエ)、“BEST COSTUME DESIGN”(中原幸子)、“BEST WIG,HAIR AND MAKEUP DESIGN”(宮内宏明)でノミネートされて注目を集めていた。

 授賞式には、翻案・演出のジョン・ケアード氏、プロデューサーの尾木晴佳氏(東宝)、共同プロデューサーのイアン・ギリー氏(PWプロダクションズ)が登壇。

 ケアード氏は、妻で共同翻案の今井麻緒子氏やカンパニーへの感謝とともに「日本とイギリスのコラボレーションにより、作品を作れてうれしいです。イーストエンド(世界の極東)から(ロンドンの)ウェストエンドへ作品を持ってくるのは大変な苦労がありました。ただ、すべてにおける、本当のマジシャンはスタジオジブリの宮﨑駿さんです。彼の素晴らしい映画は、私たち全員に多大なるインスピレーションを与えてくれました」と語り、最後は日本語で「駿さん、本当にありがとうございます」。会場からも大きな拍手が沸き起こった。

 東宝演劇は、1966年に開場した現・帝国劇場で製作した『風と共に去りぬ』の世界初演ミュージカル化を1972年にロンドン・ドルリー・レーン劇場で上演。昨年『千と千尋の神隠し』をロンドン・コロシアムで4カ月上演し30万人を動員。ロンドン演劇界でも高く評価。今回、悲願の受賞を果たした。舞台『千と千尋の神隠し』は今年7~8月に中国・上海で上演を予定しており、さらなる広がりに期待できる。

ESPの工場見学で轟音ほとばしり、職人の愛に感服する回!〈徳井健太の菩薩目線 第232回〉

2025.02.10 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第232回目は、ESPを見学した話について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

 ご縁をいただき、ESPの工場を見学させていただいた。こんなに愛がほとばしる会社があるなんて思いもしなかった。

 ESP(本社:千代田区神田錦町)は1975年に日本で設立された、高級ギターを中心とする楽器製造会社だ。世界初の本格的なオーダーメイド・ギターメーカーとして誕生し、エレキギターでは国内トップシェアを誇る。国内外のトップアーティストから高い信頼を得ているため、僕の中ではGibsonやFenderなどと並ぶ超有名ギターメーカー。そう言えば、北海道から上京したとき、音楽を演っていた友だちは、ESPの専門学校に入るために故郷をあとにしたっけ。

 世界的なメーカーだから、「大きな工場なんだろうな」と勝手に思っていた。ところが、埼玉県某所にあるESPの工場は、立派ではあるものの町工場のような雰囲気もあって、ちょうど昼休み中だった社員の人たちは、ヨーヨーで気分転換を図っていた。こんな牧歌的で、昭和の一コマみたいな風景が広がる工場なのかと、僕の期待はカミナリに打たれ、そのギャップに頭の中でギターの轟音が鳴り響いた。

 ESPはオーダーメイドでギターを作るから、僕は車を作るようにオートメーションで製造を担い、一部分だけを手作業で進めるものだと想像していた。でも、実際にはすべての工程が職人さんによる手作業で進められ、機械だけで手掛けられるというプロセスは一つもなかった。

 ギターのネックやボディーとなる木材が、メイプル剤を筆頭にたくさん並んでいて、選択された木材が削り出される。フレットを打ち、塗装し、ペグなどのパーツを取り付ける。それぞれの工程を分業で職人さんが担当し、そのひとつひとつは信じられないほど丁寧な手作業によって、魂が吹き込まれていた。

 僕が今まで楽器店で目にしてきたESPのギターは、こうやって生み出されていたのかと息をのんだ。案内をしてくれた方に話を伺うと、この工場だけで製造も修理も行うという。一体、今日だけで何度カミナリに打たれるのだろう。

 たとえば、湿度によってギターのネックは必ず反ってしまう。それを直すためには、高熱のアイロンのような機械で押し当てるしかないらしく、そうした不備をきたしたギターは、すべてこの工場でリボーンされるという。

 僕は途中から『タモリ倶楽部』よろしく、ロケをするようにギター製造についてあれこれと質問していた。いるだけで好奇心がわいてくる。なんでも、ここでギターの製造にかかわっている人は、ESPの専門学校出身者もいて、基本的に全員がギターが弾けるんだとか。

 職人さんたちのデスクに目をやると、一つとして同じものがない。「なんでデスクがみんな違うんですか?」と尋ねると、各々のテーブルは手作りだといい、自らのテーブルを作るところからスタートすると教えてくれた。おそらく、使えない木材を再利用して作っているのだろう。形も色もバラバラ。それぞれの個性が大爆発。だけど、ギターを作るという思いは一致する。なんて素敵な社風なんだろう。

「人によってはメタルを爆音で聴きながら塗装したりもしていますよ」

 そんな言葉を聞いて、僕の心はとてもウキウキした。自分の作業と向き合うために、その人が好きなものに包まれることを推奨する。音質チェックをするときは話は別だろうけど、それぞれがそれぞれの仕事をしているときは、各人が思い思いの音楽を聴きながらギターを作り上げる。

「こんなに愛にあふれた会社があるんですね」と感心する僕の声をよそに、黙々と目の前のギターと向き合っている職人さんたち。でも、案内してくれた方は、「振り向きこそしないですけど、きっと徳井さんの言葉を聞いて、スタッフも喜んでいますよ」と笑って話す。いえいえ、感謝を言うのは僕の方で、こんなに素晴らしい場所を見学させていただき、本当にありがとうございます。

 立場も業務も異なる。だけど、ギターを愛するという共通理念がある。“みんなちがって、みんないい”は、こういうことを言うんだろう。

「ここまで愛に満ちていたら、ライブパフォーマンスでテンションが上がったとはいえ、ギターをぞんざいに扱われるのは嫌じゃないですか!?」

 少し意地悪な質問だろうけど、聞いてみたくなった。「いやいや、大丈夫です」とESPは明るく返す。愛にあふれた組織は強く、かっこいい。ESPさん、とても勉強になりました。ありがとうございました。

ぱんちゃん璃奈と山田真子は延長の末ドロー。カード発表会見、前日計量からの遺恨清算はならず【KNOCK OUT】

2025.02.10 Vol.Web Original
 KNOCK OUTの2025年第1弾大会となる「KNOCK OUT 2025 vol.1」(2月9日、東京・後楽園ホール)でKNOCK OUT-BLACKの元2階級王者のぱんちゃん璃奈(フリー)と元K-1ファイターの山田真子(GROOVY)が対戦し、延長の末、ドローに終わった。
 
 2人はカード発表会見では山田が「ため口使っているんじゃないよ」「格闘技に泥を塗るようなことをしたクソエリート」などと怒ると、ぱんちゃんは「昔の選手」「キャラ変し過ぎ」などと返し、ともに相手が話している途中に割り込む不規則発言を連発。前日計量ではフェイスオフでぱんちゃんが山田を突き飛ばし、その後の会見では山田の「殺すしかない」にぱんちゃんは「泣かせてやりたい」と返すなど互いの憎悪は最高潮に達していた。
 
 1R、ともにオーソドックスの構え。ぱんちゃんはパンチを振って前に出るが山田は足を使ってかわす。山田は回ってロー。ぱんちゃんも右ロー。距離が遠く山田のローは届かない。ぱんちゃんが圧をかけると足を使って回り機をうかがう山田。ぱんちゃんは前蹴り、右ミドルからパンチにつなげる。山田の左インロー、右ローが当たり始める。ぱんちゃんのパンチを頭を振ってかわす山田。

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