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渡辺未詩が11・25後楽園で乃蒼ヒカリの持つIP王座に挑戦へ。タッグ王座前哨戦の山下実優はコスチュームを忘れ陳謝【東京女子プロレス】

2021.10.31 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月30日、東京・両国KFCホールで「Let’s take bravely」を開催。渡辺未詩が11月25日の東京・後楽園ホールで、乃蒼ヒカリが保持するインターナショナル・プリンセス(IP)王座に挑戦することが決定した。プロレスラーとアイドルを両立する「アップアップガールズ(プロレス)」のメンバー同士によるタイトル戦となる。

 この日のメインイベントで、山下実優と伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」に渡辺を加えたトリオが、プリンセスタッグ王者のマジカルシュガーラビッツ(坂崎ユカ、瑞希)とIP王者の乃蒼が合体しチャンピオンズとして6人タッグマッチで対戦。「121000000」は11・25後楽園でタッグ王座に挑むことが決まっており、その前哨戦でもあった。

「東京国際映画祭の開催は勝利」仏女優イザベル・ユペールが来日に感激

2021.10.30 Vol.Web original

 

 第34回東京国際映画祭オープニングイベントが30日、東京国際フォーラムにて行われ、岸田文雄内閣総理大臣やクリント・イーストウッド監督がメッセージを寄せた。

 冒頭、安藤裕康チェアマンは「昨年同様、コロナ禍ということで本当に開催できるかヤキモキしましたが、感染状況もひと段落し、たくさんのお客様を迎えて開催でき感無量です」と開幕を宣言。

続いて、岸田文雄内閣総理大臣がビデオメッセージで開催を祝福。岸田総理は「コロナとの戦いが続くなか、このようにリアルとオンラインを織り交ぜた新しい形の映画祭を開催できたことは、皆さんの努力と創意工夫のたまもの」とたたえ「こうしたソフトパワーは経済成長の源泉。我が国の文化芸術を外交にも積極的に活用していきたい。その意味でも映画祭は日本のソフトパワーを世界の人に知ってもらう貴重なチャンス」と期待を寄せた。

東京国際映画祭レッドカーペットに仏女優イザベル・ユペール、橋本愛ら華やかに登場

2021.10.30 Vol.Web original

 第34回東京国際映画祭オープニングイベントが30日、東京国際フォーラムにて行われ、コンペティション部門国際審査委員のイザベル・ユペールや、フェスティバル・アンバサダーの橋本愛らがレッドカーペットを彩った。

 レッドカーペットを華やかに彩った映画人たち。まずガラ・セレクション作品『義足のボクサー(仮)』からキャストの尚玄、南果歩、金子拓平が登場。尚玄は「実はコロナの影響で一度撮影が止まったがその間もずっとボクシングの練習を続けていた」と完成を喜び、南はブリランテ・メンドーサ監督との撮影に「実は過去に一度映画祭の審査員としてご一緒させていただいた」と縁を明かした。

 東日本大震災から10年後の福島を舞台にした、ジャパニーズ・アニメーション部門『フラ・フラダンス』からは水島誠二総監督とボイスキャストが登場。自身もフラダンス経験者という美山加恋は「フラダンスのようにどの国の方が見ても思いが伝わる作品になったと思います」。福島県出身の富田望生は「フラガールは私が初めてあこがれを抱いた女性たち。参加できたことは一人の女の子としても地元出身者としてもうれしい」と笑顔。

 Nippon Cinema Nowで「人間の心理をえぐる鬼才」と題し特集される𠮷田恵輔監督も登場。「近所のじいさんばあさんにも“すごいのに選ばれてるんだって”と言われました」と喜びのコメント。

 第34回東京国際映画祭フェスティバル・アンバサダーを務める橋本愛は、シースルー素材も目を引く花柄のロングワンピース姿で登場。「皆さんにとって、より楽しい映画祭になるように努めたい。また今年は本当に楽しい作品がたくさんあるので、こんな作品があるよと知ってもらえるよう頑張ります」と意気込み。

タイガー・クイーンが今度はファイヤーバード・スプラッシュを初公開。ベテラン伊藤薫を破りシングル戦4連勝

2021.10.30 Vol.Web Original

ディアナの横浜・ラジアントホール大会に登場

 初代タイガーマスクの佐山サトルが生み出した女性版タイガーマスク「タイガー・クイーン」が10月30日、ワールド女子プロレス・ディアナの横浜・ラジアントホール大会で伊藤薫と対戦し、初公開のファイヤーバード・スプラッシュからの片エビ固めで勝利を収めた。

 タイガー・クイーンはストロングスタイルプロレスの7月大会で山下りなを相手にデビュー。山下をタイガースープレックスホールドで葬ると、以降、シングルマッチ2試合とミックスドマッチ1試合を戦い、今回がデビュー5戦目となる。この日は主戦場とするストロングスタイルプロレスと提携するディアナへの提供マッチとして行われた。

 シングル戦ではこれまで山下、佐藤綾子、彩羽匠と対戦し3連勝を飾っているのだが、この日はこれまでの相手とはサイズが違いすぎる105キロの伊藤薫。また伊藤は1989年に全日本女子プロレスでデビューした大ベテラン。総合格闘技のリングに上がったこともあるなどキャリアも豊富でクイーンにとっては試金石となる一番となった。

 試合前、握手を交わした両者。ゴングが鳴るとクイーンがいきなり側転式のフライングボディーアタック。そして対角線に振ってムーンサルトキックで伊藤の出鼻をくじく。伊藤をロープに振るが、切り返され逆にロープに振られるとショルダータックルで吹っ飛ばされる。しかしネックスプリングで立ちあがると軽やかなタイガーステップ。

東京都、30日の新規感染者は23人、重症者は14人

2021.10.30 Vol.Web Original

 東京都は30日、新型コロナウイルスに感染した人が新たに23人確認されたと発表した。重症者は14人。

 感染者がもっとも多かったのは30代で5人、以下順に、20代と70代がそれぞれ4人、10歳未満と40代、50代、80代、90代がそれぞれ2人だった。65歳以上は8人だった。

 また、50代から80代の男女5名の死亡も発表された。

中邑&ブーグスが謎のカボチャ男に妨害されてトリック・オア・ストリートファイトで苦杯【WWE】

2021.10.30 Vol.Web Original

 WWE「スマックダウン」(日本時間10月23日配信、ペンシルベニア州ウィルクスバリ/モヒガン・サン・アリーナ)で中邑真輔&リック・ブーグスがハッピー・コービン&マッドキャップ・モスとトリック・オア・ストリートファイトで対戦するも試合終盤に謎のカボチャ男に妨害されて苦杯を喫した。

 中邑はハロウィン仕様のリングでコービンにフラインニング・ニー、モスにはブーグスのギター演奏と共にけいれん式ストンピングを放って攻め込んだ。試合途中には24/7王者レジーらが雪崩れ込んでリングが混乱すると中邑が竹刀でコービン&モスを滅多打ちにするも、ブーグスがコービンにディープシックスで反撃されるなど白熱の攻防を展開。

 終盤には中邑がスピンキックからたぎってコービンにとどめを狙うと背後からモスにカボチャを被せられて不発。最後はブーグスがサイド・スープレックスを決めて再びチャンスを迎えるも突如現れた謎のカボチャマスクの男2人に竹刀で妨害されるとモスのネックブリーカーを食らって苦杯を喫した。

 試合後にはエンジェル・ガルザ&ウンベルト・カリーヨがカボチャマスクを外して正体を明かすと「俺たちは試合の名前の通りにトリックしたまでだ。ハッピー・ハロウィン!」とインタビューに答えた。

“太陽の戦士”サレイが“ルチャドーラ”カトリーナをドロップキック葬【WWE】

2021.10.30 Vol.Web Original

 WWE「205 Live」(日本時間10月23日配信)で“太陽の戦士”サレイがルチャドーラのカトリーナ・コルテズと対戦して、強烈なドロップキック2連打で接戦を制した。

 サレイはダブルストンプで先制するとカトリーナにキャメルクラッチを決められたが、すぐさまシングル・ボストンクラブで応戦して互角の攻防を展開。

 続けてサレイは「いくぞ」と雄叫びを上げてフィッシャーマンズ・スープレックスやミサイルキックを決めるとカトリーナのボディースラムで反撃されたが、最後は強烈なドロップキック2連打を放って勝利を収めた。

令和を生きる若者たちの「選挙、わからない」を編集部で考えた 

2021.10.30 Vol.Web Original

 明日31日に迫る、衆議院議員総選挙の投票日。令和元年7月に行われた第25回参議院議員通常選挙の投票率は、10代が32.28%、20代が30.96%、30代が38.78%となった。(※総務省ウェブサイトより)

 若年層全体として、投票率はいずれの選挙でも他の年代と比べて、低い水準にとどまっている。その一方で、SNSを通じて若者にも分かりやすい選挙関係のアカウントが登場したり、YouTubeでも著名人たちが選挙に関する動画を配信したりと、理解を深めるきっかけを提供する場は増えている。

 それでも、依然として上がらない投票率。若者にとって、何が投票のハードルとなっているのかを聞いてみると「自分にとってどう関係するのかわからない」という声を聞く。そうは思いながらも「選挙のこと、政治のことがわからないということ自体は、少し恥ずかしいと思う」とも話す。

 そんな若者の声を受けて「何を知りたいのか」を若者にヒアリング。若者たちの選挙に関する疑問を解決しながら、大人にとっては「何が若者との間に溝を作っているのか」を知るきっかけにもなった。

 

「上司と話す時に、逃げ出したくならないようになりたい」

 都心の若者に選挙のことについてヒアリングしてみると「選挙日のことは把握している。でも、誰に入れればいいかわからない」という声を多く聞く。テレビは見ないという人も多く、ネットニュースは「スマホのポップアップに表示されたもの」「トップニュースで関心があるものを読む」という意見があり、情報が多すぎる中で、政治のニュースを耳に入れることができていない現状もわかった。

 誰が立候補しているか分からない、とも聞くが、ネット上にはさまざまなお助けサービスがある。

 例えば、選挙ドットコムの「第49回衆議院選挙と投票マッチング」。自分の考えに最も近い政党が分かるボートマッチサービスだ。SNSでも話題になっていたが、ヒアリング中にも「こんなサービスがあるのは知らなかった」という声も出た。SNSで話題になるトピックも棲み分けが濃くなってきていて、自分が選挙や政治に関する人をフォローしていないと、なかなかタイムラインに流れてこないという。

「手軽に分かるサービスがあれば、積極的になりたい」「さわりだけでも理解していれば、上司やクライアントに政治の話をふられても逃げ出したくならない。その程度に理解したい」との声も。便利なサービスも手軽なコンテンツも増えているが、それはそれでどれを使えばいいか分からないという。情報の海の中で、いかに自分のほしい情報のみを探すことが難しいかということが思い知らされる。

 

若者の「選挙、分からない」の疑問に編集部が答えてみた

 ヒアリングをするなかで集まった若者がほしい選挙情報をまとめた。「そこからですか?」の質問に思うところもありながらも、投票を経験してきた編集部員と共有。「選挙のことは知りたいが、自分のほしい情報だけがまとまったものがない」という若者のために、端的に情報をまとめていく。

 

Q.選挙日以外の投票はできないの?インターネット投票ができたら気軽なのに…

A.期日前投票という制度があり、10月20日(水)〜10月30日(土)の間に投票を行うこともできます。また、出張や入院などの理由で投票へいけない場合も、不在者投票という制度を利用して、名簿登録地以外の市区町村や病院での投票もできます。

インターネット投票は、投票者の本人確認が難しいこと、不正投票の懸念点が残ることなどから、まだ日本では導入されていません。今後に期待です。

 

Q.そもそも衆議院選挙ってなんでやるの?

今回は岸田総理が衆議院を「解散」させたことで、総選挙が行われることになりました。「衆議院解散」とは全衆議院議員の資格を任期終了前に失わせること。本来衆議院議員の任期は4年あるが、任期途中でも首相は「衆議院解散」、つまり議員全員を辞めさせることができるのです。解散すると、衆議院議員を選び直すための総選挙が40日以内に行われるので、今回の衆議院総選挙が行われることに。

選挙を行うことで、様々な国政に関する方針を国民に問うこととなります。民主主義政権である日本は、重要な決定を国民投票で行っています。

つまり、個人単位では自分と考えの近い政策を打ち出している議員を国会にに選出する……自分と考えの近い人に政治を取り仕切ってもらうために投票を行うわけです。

 

Q.衆議院選挙は、私たちとどんな関係があるの?

どの政党が与党となるのか、どんなマニフェストを掲げる議員が多く当選するのかによって、日本の、私たちの暮らしが変わる可能性があります。なるべく自分にとって快適な変化を望むなら、投票して自分と考えの近い政党や議員を当選させたいところ。

 

Q.どうやって自分が投票する議員を選べばいいの?

どの政党と考えが近いか、どの議員と考えが近いのかは、前述した「投票マッチング」やNHKの「衆議院選挙候補者アンケート」などのページを見てみると参考になります。

まずは与党と野党、どちらの意見が自分に近いかを考え、その後議員を選ぶのもいいと思います。選挙日前に自宅に届く「選挙公報」なども参考にしてみては。

 

Q.選挙のマニフェストに、自分が関心の深いものがないんだけど…

まずは、ジェンダーギャップや消費税に関することなど、少なくとも自分と関係がある公約を掲げている人を気にしてみましょう。

年金問題や国防問題など、今は自分に関係ないと思えるような大きな問題も公約に関わってきています。しかし、国の方針が変われば、自分たちの暮らしも変わります。「今のままがいい」と望むなら、それも一つのあなたの意見です。変えてほしくないということを主張するためにも、投票は必要です。

広がる若者と大人の「選挙スタンス」のギャップをなくすために

今、世の中で若者と大人の間に、さまざまなギャップが広がってきています。大人から「選挙にも国政にも興味がない若者なんて」と言われたことがある若者も、少なくないかもしれません。若者もそんな大人に対して、わずらわしさや古臭さを感じた瞬間があるかもしれません。

けれど選挙権は18歳から、全員平等に与えられています。投票する人は「自分の考えに近い人」に投票していますから、若者の投票率が低いということは、若者に優しい世の中になっていきづらいのではないかということも推測できます。

自分にとって、国にとって優しい世の中を、という思いは、みんなが心の内で思っていることです。選挙では、1票でも多く票数を獲得した議員が当選していきます。誰かが1票をいれるかいれないかで、国の方針が変わります。そう思うと、あなたにとって選挙はもう関係ないことではないはず。

とはいえ、まずは自分と関係のあることのために投票してみるくらいの気持ちで大丈夫です。この記事を読んだあなたは、もう選挙の話が世間話で出てきても、少なくとも帰りたくはならないはず。上司や同僚と話ができるようになると、もっと自然に政治に興味が出てくるでしょう。

 

(取材と文・ミクニシオリ)

徳井健太の菩薩目線 第114回 高級車両が配車されるMKタクシー。究極のプライベート空間。一度乗ると、もう戻れない。

2021.10.30 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第114回目は、MKタクシーについて、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

MKタクシーがめっちゃいい。

昔、渡辺直美が「MKタクシーしか乗らない」と話していたことがあった。ようやく、その理由がわかった。他のタクシー会社にはない、圧倒的な快適感がある。

自宅からタクシーで移動する場合、迎車(配車)してもらう形で目的地まで行くことが多い。一般的に、タクシーの配車料金は300円ほどだと思う。一方、MKタクシーは、配車1台につき500円かかる。

ちょっと高いのには理由がある。

東京で MKタクシーを呼ぶと、 ベンツ、レクサス、アルファードなど高級車両しか来ない(大阪や名古屋などでは異なるらしい)。しかも、コンセント、無料Wi-Fi、TVが完備されている。ホテルが自宅までやって来るんだ。配車料金こそ高くなるもののロールスロイスまで呼ぶことができるという。同車の乗り心地を知りたければ、実はMKタクシーが数千円で叶えてくれる。

予約を取る際は、乗車する人の名前と目的地を伝える。そのため、乗車してから目的地やルート確認などをすることはない。そう、あの煩わしいやり取りがが一切ない。エスコートされ、乗車すれば、目的地まで一直線。極端な話、一度の会話をしなくても目的地まで着いてしまう。完璧なプライベート時間。

なんでもオリンピックの時期は、全く予約が取れなかったらしい。一度電話した際、「予約が取れない」と言われ、「今の期間は2日前には連絡がほしい」と釘を刺された。それなりにお金を持っている人、もしくは関係者を送迎するためにこぞってMKタクシーが使われたのかもしれない。

MKタクシーは、他社タクシーのように「野良」がいないはずだ。基本的に予約をして来てもらう。他のタクシーのように、町を回遊していることはない。タクシーを必要としている人のためだけに動く。なんだかプロフェッショナルだ。

このコラムでも書いてきたように、タクシーでは良いことも起これば悪いことも……どちらかというと後者の方がよく起きる。道をよく把握していない人、やたらと話しかけてくる人などなど、わざわざ電車ではなくプライベートに特化したタクシーで移動しているにもかかわらず、電車で移動するよりも煩わしいことが発生しがちだ。

2回うれしくなるようなことが起こり、6回は何も起こらず、2回は面倒の極みのようなことが起こる。そういったタクシーも、エピソードを拾うという意味では悪くないかもしれない。MKタクシーは10回すべて何も起こらない。でも、とにかく居心地がいい。

そんなMKタクシーに乗ったときのお話。

車が到着すると、俺はわけのわからない高揚感を覚えていた。なんといってもベンツだ。同じタクシー代にもかかわらず、これから高級感に包まれながら目的地まで運んでくれる。

時間は深夜。目的地までのおおよその料金は理解している。ゆえに、料金を気にすることなく、車に揺られていた。到着。そして、俺は驚愕した。

普通のタクシーであれば、料金メーターが丸見えになっている。ところが、MKの料金メーターには、特注のポケットカバーのようなものが付いていて、料金が見えない仕様になっていたのだ。会計時に、はじめてそれが明かされる。御開帳である。まるで俺を運んでくれたタクシー、その料金が秘仏であるかのような演出。何かとてもありがたいものを見たかのような気分になってしまい、俺は手を合わせたいくらいだった。

おそらく MKを選ぶ人に、細かな料金を気にする人なんていないと思う。それでも料金が上がっていく様子を見ると、気になってしまう人はいるだろう。そんなストレスを感じさせないために、こういった工夫がされているのだとしたら――。何より、料金を隠すだけで、こんなにも品が生まれるなんて驚いた。

格式のありそうな小料理店に行くと、時折、値段が書かれていない(もしくは「時価」と書かれている)ケースがある。不思議なもので、ボロボロな佇まいの居酒屋だったとしても、値段が書かれていないだけで緊張感が走る。「こんな内観をしているけど、きっとあの大将はどこかの名店で修業を積んだ料理の達人なのかもしれない」などと思い込んでしまう。値段が書かれていないだけなのに。

表記があれば、これは安いとか高いとか「コスト」の話をし始める。大人数で行くと、なおさら値段を気にしてしまう。だけど、高級というのは、安い高いの範疇ではなく、値段を払えるのは当たり前という前提の上に成り立つサービスなのだと気が付かされた。「パフォーマンス」を見てくれよって。料金を隠すという効果には、本来であれば感じることのできなかったifを演出させるのかもしれない。

まさかそれを、タクシーの中で体感するとは思わなかった。

何より運転手から、 運転手然としたオーラがあるのがいい。タクシーに乗ると、この人は別にタクシー運転手になりたくてなったわけじゃないんだろうな――なんて瞬間を感じることが少なくない。でも、MKタクシーに乗ると、皆、なりたくてこのハンドルを握っているんだろうなという気がする。気のせいかもしれない。だけど、どの業界にも“頂”があるんだなということを教えてくれるMKが、俺は好きだ。

MAOが「D王」に向け「エセ骨法」を習得。「どんな相手にでも通用すると思う」【DDT】

2021.10.30 Vol.Web Original

 DDTプロレスのMAOが10月28日、「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」(11月3日、東京・大田区総合体育館で開幕)に向け、エセ骨法を習得し、ヘビー級対策に自信を深めた。

 かねてから、骨法に興味をもっていたMAOはエセ骨法を自称する矢野卓見師範が指導する「総合格闘術骨法烏合會矢野卓見道場」(西東京市)を訪問した。

 MAOの来訪を快く受け入れた矢野師範は報道陣にも公開し、エセ骨法独特の打撃技や腕の取り方、立ち関節技、グラウンドでの関節技などを惜しげもなく、みっちり1時間にわたって指導した。

 練習を終えたMAOは「当て感といって、腰を切って当てるのも無知だった。もう手打ちでやるのがなくなると思います。やったことなかった足関節の知識も得られた。鍛錬していかないと1日、2日じゃ身につかないけど。頭に入ったので対策としては有効かな」と話した。

 習得したエセ骨法の技術をもって「D王」で戦っていくことになりそうだが「もちろん。特にHARASHIMA戦で有効な気がします。HARASHIMAさんは昔アマチュア格闘技をやっていて、烏合會の人と試合したことあるって言ってたので」と語った。

初代BLACKフェザー級王座獲得の龍聖「少しは誇らしい息子になれたんじゃないかと思います」と両親に感謝【KNOCK OUT】

2021.10.30 Vol.Web Original

銀次に3-0の判定勝ち

「KNOCK OUT 2021 vol.5」(10月29日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦」で龍聖(TRY HARD GYM)と銀次(Next 零)が対戦し、3-0の判定で龍聖が勝利を収め、初代王者の座に輝いた。

 龍聖はK-1の創立者で正道会館館長の石井和義氏が「ポスト那須川天心、武尊」と評価するほどの逸材。2019年のデビュー戦からの6連続KO勝ちを含む8戦8勝(7KO)という圧倒的な強さを見せ、今回の王座決定戦に駒を進めた。

 対する銀次は九州を主戦場に戦うファイターで、九州で3つのタイトルを獲得。今年の5月大会からKNOCK OUTに参戦し、小笠原裕典と対戦しドロー。9月5日には栗秋祥梧を2RKO勝ちを収め、今回の王座決定戦出場にこぎつけた。

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