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浅倉カンナがKOTC王者に完璧一本勝ち【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

2019年を最高の形で締めくくる

「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で浅倉カンナがアメリカの老舗MMA団体KOTCのアトム級王者ジェイミー・ヒンショーと対戦し、3Rにキムラロックで一本勝ちを収め、2019年を最高の形で締めくくった。

 1R、浅倉は打撃の攻防からタックルを決めテイクダウンに成功もヒンショーは下から十字を狙う。浅倉は冷静に腕を抜くと、今度はヒンショーの蹴り上げが浅倉の顔面にヒットするもひるまず上をキープ。バックマウントを奪ってスリーパーを狙うが、ヒンショーはしのぎラウンド終了。

 2R、浅倉はパンチ出すが微妙に距離が遠い。タックルも、ヒンショーにこらえられるが、仕切り直し、ヒンショーのパンチをかいくぐりタックルを決め、上を取る。ここでヒンショーがフロントチョークを狙うが浅倉は首を抜くとサイドポジションから一気にアームロック。ヒンショーがこらえると、浅倉は腕十字に移行。がっちり決まったように見えたが、ヒンショーは“大丈夫”とレフェリーに手を振る。驚異的な関節の柔らかさに浅倉はなおも締め上げるがケージ際ということもあり、絞り切れず、2ラウンドが終了。

元K-1の平本蓮が1年9か月ぶりの実戦復帰で1RKO勝ち【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

元DEEPフェザー級王者・芦田崇宏と対戦

「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で元K-1の平本蓮が「RIZIN提供試合」に出場し、元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏とRIZINキックボクシングルールで対戦した。

 平本はK-1甲子園2014王者。2018年3月にはゲーオ・ウィラサクレックに日本人として初めてKO勝ちし、将来のエース候補と目されていたが、その後、1度エキシビションマッチを行ったのみでリングを離れていた。

 1R、芦田はボクシングをバックボーンとするものの、現役バリバリのキックボクサーの前では苦戦は否めず。平本がハイキックの軌道のヒザを顔面に打ち込むとパンチの連打。バックブローを狙う芦田だったが、平本は難なくかわす。そして左右の連打から右のパンチでダウンを奪う。立ち上がった芦田だったが、左ほおから出血があり、ドクターチェックを受ける。再開後、芦田はハイキックを放つが、打ち終わりに平本が右ストレートで2度目のダウンを奪う。立ち上がった芦田だったがまだ時間は30秒以上残っており、平本は右ハイ、ヒザからの右ストレートで3つ目のダウンを奪いKO勝ちした。

1・26「ロイヤル・ランブル」でブライアンとワイアットのユニバーサル王座戦が決定【WWE】

2019.12.29 Vol.Web Original

ブライアンがトリプルスレット戦勝ち抜き

 WWE「スマックダウン」(現地時間12月28日、ミシガン州デトロイト/リトル・シーザーズ・アリーナ)でダニエル・ブライアン、ザ・ミズ、キング・コービンがユニバーサル王座挑戦権をかけてトリプルスレット戦で激突した。

 オープニングでローマン・レインズがコービンを襲撃して一時は三つ巴戦ではなくブライアンとミズのみの対戦となったが、納得のいかないコービンのセキュリティーたちが2人を襲撃して試合は反則裁定に。

 振り出しに戻ったトリプルスレットがノーDQ戦で行われると、3人入り乱れた白熱の攻防を展開した。しかし、試合終盤にブライアンがランニング・ニーをコービンに叩き込んでチャンスを迎えると、突如コービンの仲間のドルフ・ジグラーが登場してブライアンにスーパーキック。さらにレインズも姿を現してリングから引きずり出したコービンをポストに強打し、ジグラーもスーパーマンパンチでダウンさせた。

中邑が因縁のストローマンにフォール負け【12・28 WWE】

2019.12.29 Vol.Web Original

6人タッグ戦で激突

 WWEのIC王者・中邑真輔が「スマックダウン」(現地時間12月28日、ミシガン州デトロイト/リトル・シーザーズ・アリーナ)でセザーロ&サミ・ゼインとタッグを組んで因縁のブラウン・ストローマン&ニュー・デイと6人タッグ戦で激突した。

 中邑はジャンピング・ニーでコフィ・キングストンに攻め込むと、そのままセザーロとの連携でキングストンに集中攻撃。しかし、中邑がスライディング・ジャーマンスープレックスからキンシャサを狙うと、逆にキングストンがカウンターのダブル・ニーで迎撃。

 これでキングストンと交代したストローマンがショルダータックルからの串刺しのクローズラインで中邑に襲い掛かり、ランニング・ショルダータックルで場外の中邑とセザーロを吹き飛ばす。

【2019年振り返り 11月編】田代まさしと沢尻エリカが薬物で逮捕。ボクシングの井上尚弥がWBSS優勝。漫才コンビのアンタッチャブルが復活

2019.12.29 Vol.Web Original

 2019年も著名人の薬物問題が相次いだ。芸能界ではピエール瀧に始まり、元KAT-TUEの田口淳之介と恋人で元女優の小嶺麗奈、ロックバンド「RIZE」のJESSEとKENKEN、スポーツ界では冬季五輪に2度出場したプロスノーボード選手の国母和宏…。

 この面々に11月に入ると大物2人が追加される。まず、6日には田代まさしが覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕される。田代容疑者はこれが薬物5度目の逮捕。今回の逮捕では当初は「自分のものではない」と否認していたものの、後に認め、尿検査でも陽性を示したため、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕された。

 前回の逮捕後は民間の薬物依存リハビリ施設「ダルク」のスタッフとして薬物中毒者向けの講演を行うなど社会的な活動を行ってきた。今年7月にはNHKのEテレの障害者のための情報バラエティー『バリバラ』で薬物依存症について語っていた。

 そして16日には女優の沢尻エリカが合成麻薬「MDMA」を自宅で所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。沢尻容疑者は所持を認めたが、尿からはMDMAを含む全ての違法薬物の成分が検出されなかった。沢尻容疑者は12月6日に起訴され、「心の底から後悔しております」などとする謝罪コメントを公表。来年1月31日に初公判が開かれる。

 沢尻容疑者は来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、主役の戦国武将、明智光秀の姻戚で、織田信長の正妻となる帰蝶(濃姫)役で出演が予定されていたが降板。21日に川口春奈が代役となることが発表された。撮り直しが生じてしまったため1月5日の初回放送が2週間後の同19日に延期となった。

 7日にはボクシングの井上尚弥がワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝でWBAスーパー王者のノニト・ドネアに3-0の判定勝ちを収め、バンタム級の世界一の座に就いた。ドネアは世界5階級制覇の実績を持つスーパースター。「世代交代」をかけてリングに上がった井上は見事にそれを果たしたが、その代償は大きく9日には右眼窩底など顔に2カ所の骨折があったことが分かった。全治は不明だが、手術の必要はないという。なおこの試合は米国のボクシング専門誌「ザ・リング」で今年の「年間最高試合」に選ばれた。

 29日には漫才コンビのアンタッチャブルが『全力!脱力タイムズ』で約10年ぶりの電撃復活を果たした。12月8日放送の『THE MANZAI 2019』では約10年ぶりに新ネタを披露した。

 アンタッチャブルは柴田英嗣が体調不良や女性トラブルで謹慎中にザキヤマこと山崎弘也の人気が急上昇。コンビ間の格差が開いてしまったため、コンビ再開のタイミングを失っていたが、柴田が復帰後こつこつと実績を重ね、ついに復活となった。

6連続KO勝ちの木村ミノルがベルト獲りを宣言【12・28 K-1名古屋】

2019.12.29 Vol.Web Original

木村の猛攻にアデイエミは前のめりにダウン

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で行われたスーパーファイトで木村“フィリップ”ミノルがマーセル・アデイエミで対戦。1RでKO勝ちを収めた。

 木村は2019年はK-1のすべての大会に出場。5月のKrushも含め、6連続KO勝ちの驚異の記録を打ち立てた。

 木村は1R開始早々に左右のボディーフックの連打から上にもパンチの連打。ガードを固めるアデイエミだったが、木村はガードの上からでもダメージは明かな強烈なパンチの連打。最後は左右のフックを乱れ打つと、アデイエミはゆっくりと前のめりにダウン。レフェリーが試合を止めた。

 木村は試合後のマイクで「どうも、木村“フィリップ”ミノルです。僕の試合楽しいでしょ? 面白かったですか?僕はスター性がスゴいですね。来年ベルトを獲りに行きます。また応援よろしくお願いします。名古屋、K-1最高!」とアピール。2020年は満を持してベルト獲りに向かうことを宣言した。

不可思が名古屋の大先輩・大和越え果たすKO勝ち【12・28 K-1名古屋】

2019.12.29 Vol.Web Original

挑発合戦などないシンプルにどちらが強いか競い合う試合

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)のスーパー・ライト級スーパーファイトで大和哲也と不可思が対戦し、不可思が3R34秒、KOで勝利を収めた。

 2人はともに愛知出身。不可思にとっては大和は名古屋にいたころは対戦することすら考えられないような、リスペクトする大先輩。大和にとっても不可思は実力を認める名古屋の後輩とあって、試合前から無用な挑発合戦もない。不可思は戦前「シンプルにどっちが強いかということを競い合える試合」「本来の格闘技というスポーツのあるべき姿の試合」、大和は「野蛮じゃない美しい戦い」などとそれぞれ言うように言葉による攻撃もない、昨今では珍しい試合だった。

安保が2戦連続でゲーオに延長判定勝ち【12・28 K-1名古屋】

2019.12.29 Vol.Web Original

6月の両国大会からのダイレクトリマッチ

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)のメインで「スーパー・ライト級タイトルマッチ」が行われ、王者・安保瑠輝也が挑戦者の前王者ゲーオ・ウィラサクレックを延長にもつれ込む接戦の末、判定で破り初防衛に成功した。

 2人は今年6月の両国大会で、王者ゲーオに安保が挑戦する形で対戦。延長にもつれ込んだ末、ゲーオの度重なるホールディングに減点が入り安保が判定勝ちし、王座が移動した。

 この微妙な決着に安保は試合後のリングで王者でありながら、すぐに再戦を要求。ゲーオも判定に不満を漏らし抗議するなど遺恨を引きずる形となったことから、決着戦としてこの名古屋大会での対戦が用意された。

KANAがヨセフィンとの延長の死闘の末、初代女王に輝く【12・28 K-1名古屋】

2019.12.29 Vol.Web Original

決勝は序盤、ヨセフィンのパワーに苦戦

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で行われた初代女子フライ級王座決定トーナメントで日本のKANAが決勝でヨセフィン・ノットソンを破り、悲願の王座に輝いた。

 決勝は1Rからヨセフィンが前蹴り、そしてプレッシャーをかけ、KANAをロープ、コーナーに追い込んでいく。パワーで勝るヨセフィンの攻撃になかなか活路見いだせないKANAだったが、2R終盤にやっと右クロスからの連打で反撃。

 ベルトへの執念を見せるKANAは3R開始早々に胴回し回転蹴りを放つ。このラウンドもヨセフィンの圧力は衰えないが、KANAもこのラウンドは接近戦に持ち込む場面も作る。互いに引かぬままラウンドが終了。

 判定はジャッジ1人がKANAを支持したものの、残る2人はドローで試合は延長に。

RIZINの2020年は2月22日、静岡・浜松アリーナで開幕

2019.12.29 Vol.Web Original

オリンピック対策で4月~6月末までにも大会開催を計画

 RIZINの榊原信行CEOが12月28日、RIZINの2020年第1弾大会を2月22日に静岡県浜松市の浜松アリーナで開催することを発表した。

 この日行われた「Bellator JAPAN」(12月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量後の壇上で「いつもより少し早く開幕します。出たい選手はぜひリング上でアピールしてほしい」などと話した。

 浜松アリーナは約1万人の収容人数を誇る大会場。

 RIZINは2018年には8月に名古屋大会、9月にさいたまスーパーアリーナを開催。愛知では今年も8月に大会を開催した。

 しかし2020年は東京オリンピックが7月24日に開幕(8月9日まで)。その後パラリンピックが8月25日~9月6日まで開催されるため、例年のスケジュールだともろにかぶってしまうことから始動を早め、2月に開幕。その後、4月~6月末までに上期の大会を消化し、年間で6~7回の大会開催を予定しているという。

 榊原氏は計量後には「浜松は新幹線も停車する。最終が21時半くらい。交通アクセスもいい」などと近県はもとより、東京からの観戦も可能であることをアピール。

 浜松はホベルト・サトシ・ソウザ、マルコス・ヨシオ・ソウザのボンサイ柔術の拠点であることから、榊原氏はソウザ兄弟の参戦も期待。また「名古屋からも近い」ことから「大晦日の結果次第」としながらも愛知県出身の朝倉兄弟の参戦にも期待を寄せた。

 先日、朝倉未来が2020年について「格闘技は年2回くらい。夏と大晦日」などとコメントしたのだが榊原氏は「そんなにたくさん出ることもないと思うが、彼がどこを目指していくかというのは、この大晦日を乗り越えた後にしっかり向き合って話ができれば」と語った。

 この発表の後に行われた大晦日大会の会見では未来はこの静岡大会について「興味はない」と話している。

 また榊原氏は2月大会でのグランプリ開幕までは考えてはいないという。来年のグランプリについてはこの年末の2大会の結果を踏まえたうえで階級を決めたいとのことで、男子はもちろん、女子のグランプリ開催の可能性もあるという。

朝倉未来「いつも通り」とあえて多くを語らず【12・31 RIZIN】

2019.12.29 Vol.Web Original

「相手は僕より実績が上。力を試すいい機会」

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の大会前会見が12月28日、都内で開催された。

 今大会では29日に開催される「BELLATOR JAPAN」と2大会に渡って行われる「RIZIN×BELLATOR対抗戦」の副将戦「元谷友貴vsパトリック・ミックス」と大将戦「朝倉未来vsジョン・マカパ」が行われる。

 朝倉は試合に向けての心境については「いつも通りです」、対戦相手のマカパについても「まあまあ強い選手なんじゃないですかね。世界的に僕より実績が上なんで、力を試すいい機会かなと思います。(相手は)4敗しかしてなくてそれも全部トップ選手に負けているだけ。ほぼトップに近い選手だと思うので、4敗の次の負けをつけられたらいいと思う。勝ちたい」などと淡々と答えた。

 またマカパは柔術の黒帯なのだが、それに向けてディフェンス含めた組み技の練習については「何もやっていないです。基本的に打撃の練習しかしていない。もともとテイクダウンをされない戦い方なので。もしテイクダウンされても立ち上がるだけかなと思う」とこれまで同様、倒されない自信を見せた。

 この会見の直前には対抗戦に出場する10選手のフォトセッションが行われ、そこでマカパとニアミスしたのだが「何もなかったですね。計量も終わっていないので」と話す。RIZINチームは鉢巻をして臨んだのだが「あの鉢巻もセンスが悪いし、付き合っているだけです」とそっけなかった。

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