ノゾエ征爾率いる劇団はえぎわが今年、結成20周年を迎える。
はえぎわの本公演は2016年の8月以来。この間、ノゾエは多くの外部公演で作・演出を務めた。中でも2016年12月の彩の国さいたま芸術劇場『1万人のゴールド・シアター2016』ではもともと脚本を担当していたものの、演出を務める予定だった蜷川幸雄氏が本番を前に逝去したことから自ら志願する形で演出も担当。演劇人として大きな成長を促す出来事となった。その後もさまざまなところで名前を見かけるように、その活躍ぶりは周知の知るところだろう。それは俳優たちにも言えることで、劇団公演がない間、みな多くの客演をこなし実力と認知度を高めてきた。
しかし気心の知れた、もっというと無理の利くメンバーと作る作品は外部公演とは明らかに違うはず。劇団結成後、これだけ本公演の間が空いたことはなく、その分今回はそれぞれが外部で吸収してきたものを集結させた作品となるはず。
今回のお話はノゾエ曰く「解散しない集団が作る、解散にまつわる物語」という。
タイトルをよ〜く見ると出演者全員の名前が織り込まれている。こんなところにも劇団公演ならでは感があっていい。

