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SKE48荒井優希がタッグ王座挑戦で2冠王に意欲「今持っているベルトに加えて、もかさんと獲れるように頑張りたい」【TJPW】

2024.06.26 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月26日、東京・千代田区の神田明神で「SUMMER SUN PRINCESS’24」(7月20日、東京・後楽園ホール)に向けタイトルマッチ調印式を行った。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の選抜メンバーで、プロレスラーとしても活躍する荒井優希が2冠王に意欲を見せた。
 
 インターナショナル・プリンセス王者の荒井は6・9後楽園でLAテイラーを破り、3度目の防衛に成功。試合後には「タッグのベルトも狙いたい。高め合えるよき人がいたら組んでもらえたら」と発言。6・23浜松での6人タッグ戦で、プリンセスタッグ王者の「でいじーもんきー(でじもん)」(鈴芽&遠藤有栖)の遠藤から直接勝利を挙げた宮本もかが「有栖ちゃんから勝つことができたのでタッグのベルトに挑戦したい。相手(パートナー)は誰かは決まってないんですけど、同じ熱量をもって戦える人と組みたい」とコメント。これを聞いた荒井がパートナーに名乗りを挙げ、宮本とのタッグ王座挑戦が決まった。
 
 宮本は「前回の後楽園大会で志田(光)さんと戦って、自分も成長しているんだと感じることができ、ベルトに挑戦したいと考え始めたのですが…。先週の浜松大会でタッグベルトを持っている有栖ちゃんに勝ったことによって、自分もタッグベルトに挑戦する資格があると思ったので、挑戦したいと表明させていただきました。パートナーは誰でもいいわけではなくて、熱量を持って一緒に戦える人がいいなと思っていたのですが、浜松大会が終わって挑戦表明した動画を見てくださった荒井さんからすぐに連絡がきたので、一緒に戦いたいと思いました。荒井さんと挑みたいです」と意気込んだ。
 
 荒井は「今、自分はインターナショナルのベルトを持っていて、防衛戦とかやらせてもらっている立場ではあるんですけど、もっとベルトに挑戦したいとか、このままじゃダメだという思いが強くて。自分は挑戦する立場でありたいという気持ちが日に日に強くなってきて、同世代の2人が持っているベルトがすごくキラキラして見えていたので。もしタイミングが合えば挑戦したいなという気持ちがあったので、今回もかさんに連絡させてもらいました。以前、(赤井沙希と)タッグのベルトを持っていたんですけど、その時よりも成長した姿で、もっと自分の力でもこのベルトに近づいていけるような選手になったということを、自分にも皆さんにも、この試合で見せることができればなと思うので。今持っているベルトに加えてもかさんと獲れるように頑張りたいと思います」と決意表明。
 
 挑戦を受けて立つ遠藤は「前回の浜松で鈴芽さんと組んで、ベルトを持っているというのに直接取られてしまって。その時はしゃべれないぐらいマジで悔しすぎて。その日の夜はメチャメチャ落ち込んで。でも、次の日起きたら“このままじゃダメだ”“マジでもっともっと頑張んなきゃ。強くならなきゃ”って、そう思わせてくれて。こうやって私たちが持っているタッグのベルトをかけて戦えるというのはメチャメチャうれしいです。2人に関してはシングルのトーナメントでも、タッグのトーナメントでも負けているので、その悔しさをこのベルトをかけた戦いで全部ぶっ放して、このベルトを守りたいと思います」と王座死守宣言。
 
 鈴芽は「もかがこの間のコメントで挑戦したいと言っていたのを伝えられた時、真っ先に思い浮かんだのが荒井ちゃんだったんです。というのも後楽園のコメントで、荒井ちゃんもタッグベルトに対して発言していて、その時から意識はしていたし。自分の中でも、もかが挑戦したいと言った時に私がやりたいタッグ、もかと一緒に組むなら荒井ちゃんがいいって思ったんですよ。その2人が来てくれたことがすごくうれしいし、ワクワクしています。有栖が言っていた通り、私たちタッグトーナメントでこの2人に随分前に負けていて、その時から悔しさをバチバチ燃やしているんですけど。そこから個人個人で強くなってきた部分を見てきたし、ステップアップした2人が組んだ今、ちょっと恐ろしいんじゃないかという気持ちもあります。が、2人でずっとやってきて、2人で悔しいもうれしいも共有してベルトに届いた私たちは、タッグとしてもっともっともっと強くなっている自信があります。だから絶対負けません」と口を揃えた。
 
 かつて荒井と宮本は頻繁に組んでいたが、荒井は赤井(引退)と、宮本は長野じゅりあ(卒業)と組む機会が増えたため、タッグチームとしてのブランクがあるが、宮本は「組むのも戦うのも多かったんですけど。組むのは久々でも荒井さんの試合もたくさん見ているし、荒井さんも私の試合を見てくださっているのかなと思うので、そこの部分には不安はないです」、荒井は「ずっと組んでなかったから未知数の部分が自分たちにもあるけど、(王者の)2人も私たちの知らない部分がたくさんあると思うので、そういったところでも、新しい“もかゆきタッグ”を見せたいなと思います。不安はないです」と話し、問題なしとした。
 
 荒井は7・20後楽園まで東京女子に参戦予定がなく、前哨戦に臨むことができないが「私は(タイトル戦で)前哨戦ができたことが少ないんです。もかさんに一人で戦ってもらうことになってしまうのがとても悔しいんですけど。その分、名古屋でたくさん踊って体力をつけて戻ってきたいと思います」と前向き発言。
 
 この4選手は同学年で同世代対決となるが、鈴芽は「トーナメントとかベルトがかかってない試合でたくさんぶつかってきて、同世代として意識してきた部分はありますし、それがタイトルマッチとして戦えることになったといううれしさ、ワクワクがすごくあります。先輩と戦うのも熱いものがあるし、後輩にもガンガン来てほしいけど、同世代とじゃなきゃ、このワクワクってないんじゃないかなという部分ですごくうれしいです。楽しみにしています」と笑みを見せた。

上半期のダート王決定戦「帝王賞」は藤岡佑介騎乗のキングズソードがV【TCK】

2024.06.26 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で6月26日、上半期のダート王決定戦ともいえる「帝王賞」(ダート2000メートル)が開催された。レースは藤岡佑介騎乗の3番人気キングズソード(栗東・寺島良)が優勝した。

 キングズソードは昨年11月にTCKで行われたJBCクラシックに続くJpnI制覇となった。

 レースは2番のライトウォーリアがハナを切ると外から10番のバーデンヴァイラー、12番のキングズソードがその外につける。ノットゥルノは馬群の中、その外に1番人気の8番ウィルソンテソーロ。前団は固まったまま、1コーナーに。ライトウォーリアが先頭をキープし、向こう正面はバーデンヴァイラー、キングズソードの隊列。混戦のまま3コーナーから4コーナーを回る。直線に入ると外からキングズソードが先頭に。それを追うウィルソンテソーロだがなかなか差は縮まらず、キングズソードが勝利。道中は後方を追走していたディクテオンが大外から差し切って3着に入った。

 勝利ジョッキーの藤岡は「新馬戦以来の騎乗だったんですが、ものすごく首が太くなっていて、ダートの馬らしくなりましたねと厩務員さんと話していました。(作戦は)先行したいというのは先生とも一致していて、モレイラジョッキーで勝った時の競馬をイメージしながら、できれば3番手、あわよくば2番手までというイメージだったので、正面も2番手まで行きたくて仕掛けたんですが内も引かなかったので、その流れで1コーナーに行った。(道中のペースは)相当遅いなと思いながら行ってましたけど、大井ですし、後ろもまくってくる気配はなかった。向こう正面でも息は入っていましたし、遅い分、待たないでスパートしようと考えながら乗っていました。4コーナーで左後ろを確認した時にウィルソンテソーロが見えていたので、そのまま突き放すような反応でしたし、後は止まらないで行ってくれ、という感じでした」とレースを振り返った。

 そして「馬自体も成長していますし、ダートのチャンピオンホースらしい馬ですし、今日もすごく強い競馬だったと思うのでまだまだ活躍してくれると思います」とキングズソードのさらなる飛躍を期待。

 最後は「今日はたくさんいい馬がいる中、またいいジョッキーが乗っている中で、僕の馬券を買って当たった方はおめでとうございます。いいレースができてよかったです。これからもキングスソードはまだまだ活躍してくれると思いますし、僕自身も頑張りたいと思います」と締めくくった。

元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が勝負師の勘で選んだ帝王賞の注目馬はセラフィックコール「出馬表を見て一番輝いていた」

2024.06.26 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で6月26日、大相撲の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)がミニトークショーを開催し、競馬にまつわるエピソードやメインレースの注目を挙げた。

 この日は上半期のダート王決定戦ともいえる「帝王賞」(ダート2000メートル)が開催され、親方はそのプレゼンターを務めるために初めてTCKに駆け付けた。

 ミニトークショーは帝王賞の前に行われ注目馬として「7番のセラフィックコール」を挙げた。その理由は「出馬表を見て一番輝いていました」と勝負師の勘。この直観に関しては「結構最近は調子がいい」と胸を張った。

 初めてのTCKについては「盛り上がってますね。たくさんの人で、大相撲の本場所に来ているんじゃないかと思うくらい。ものすごく大きい」とびっくり。レースを観戦し勝負師の血が騒いだか「結構燃えますね(笑)」とのこと。

Sareeeがなつぽいとの親友タッグで彩羽匠、AZM組と対戦。「“怖くて強い”なつぽいを引き出したい」【Sareee-ISM】

2024.06.25 Vol.Web Original

 元WWE戦士で現在、SEAdLINNNGのBEYOND THE SEA SINGLE王座に君臨するSareeeがプロデュースする「Sareee-ISM」の第4弾大会「Sareee-ISM ~ ChapterⅣ~」(7月29日、東京・新宿FACE)のカード発表会見が6月25日、東京・新宿の京王百貨店 新宿店で開催中の「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」の会場内で開催された。

 Sareeeはメインイベントのスペシャルドリームタッグマッチでスターダムのなつぽいと組んで、彩羽匠(マーベラス)、AZM(スターダム)組と対戦する。

 今大会ではこの試合を含み全5試合を開催。会見でSareeeは第1試合からセミファイナルまでの4試合を発表後になつぽいを呼び込み、トークセッション形式でこの試合について語った。

 なつぽいは「Sareeeとは親友で常に一緒にいるんですが、3月に私がスターダムで復帰させていただいた際にも対戦相手として対角に立ってくださったりとか、プライベートでも仕事でもいつもいつも支えてもらっているので、自分がなにかできることがあるなら自分もSareeeを支えたいし、協力できることがあればなんでもやりたいという気持ちでいます。今回は久々のタッグなのでバチバチに盛り上げていきたいと思っています」と挨拶。

龍聖に判定勝ちの久井大夢「あそこで倒し切れないのが自分の弱さ」とベストバウト賞を獲得も反省【KNOCK OUT】

2024.06.24 Vol.Web Original

「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)の一夜明け会見が6月24日、都内で開催された。

「KNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級王座決定戦」でKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)を判定で破った久井大夢(TEAM TAIMU)が「あそこで倒し切れないのが自分の弱さ」と反省の弁を口にした。久井は1Rに2度のダウンを奪っての判定勝ちで、すでに保持しているKNOCK OUT-BLACKライト級との2冠王となった。

 久井は「今はほっとしている。勝敗とかベルトを獲れたことももちろんうれしいが、やはり龍聖選手と戦えたことがうれしかった。龍聖選手はスピードも速いし、攻撃も多彩でめっちゃ強かった」などと試合を振り返った。

 1Rに2つのダウンを奪い、ポイントで大きく有利な立場となった久井。そのダウンについては「普段から反復していたことが出たのかなと思う」。その一方で2、3Rは龍聖の猛攻の前にカウンター狙いの展開となったことについては「2と3に関しては申し訳ないと思っている。前日会見でも言ったんですが、勝ちに徹したということ。ベルトもかかっていたし、相手が龍聖選手だったので」と語った。

小笠原瑛作が改めてONE王座獲得に意欲。「彼らが体重を落とせて同じ階級でできるなら勝てる」とロッタン、スーパーレック撃破に自信【KNOCK OUT】

2024.06.24 Vol.Web Original

「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)の一夜明け会見が6月24日、都内で開催された。

 タイのオムノーイ・スタジアム・ライト級王者のデーングリアングライ・シンマーウィン(タイ/シンマーウィンジム)を3-0の判定で破ったKNOCK OUT-REDフェザー級王者の小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)が改めてONE Championshipの王座獲得に意欲を見せた。

 小笠原は「ある程度頭でイメージしていた作戦がほぼはまった。冷静に戦えた。もともと技術的な選手と思っていたが、もう少し苦戦するかと思っていた。自分の作戦がはまらないパターンも考えていたが、そこがすんなり通用した。デーングリアングライ選手はONEでも活躍しているし、この前、王座も獲ったし、改めて自分の実力というか、タイ人に通用するところは自信になった」などと試合を振り返った。

 今後については「ONEのベルトを獲りたい。今、KNOCK OUTはムエタイでは日本の最高峰だと思っているし、キックボクシングでも規模的にも日本ではトップになってきた。ここで僕がONEのベルトを持って帰ってきたらKNOCK OUTは世界の最高峰になると思っているし、そこまで引っ張っていきたい」と前日の試合後のマイク同様、ONE Championshipの王座獲りを改めて目標に掲げた。

栗秋祥梧が「UNLIMITEDルール」初挑戦で練習の大切さを知るも練習再開は1か月後【KNOCK OUT】

2024.06.24 Vol.Web Original

「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)の一夜明け会見が6月24日、都内で開催された。

 初挑戦となる「UNLIMITEDルール」の一戦で中村優作(TEAM FAUST)に1RKO勝ちを収めた栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)が大会MVPを獲得した。

 栗秋は「無事に勝てて、ほっとしている。UNLIMITEDルールの面白さも伝わった試合になったかと思う。初めてだったんですが、めちゃくちゃ楽しかった。純粋に楽しめた」と試合を振り返った。

 試合後には王座の設立もアピールしていたのだが「僕はこのルールにはまっちゃったんで、面白いなと思った。後は会長次第」と今後もUNLIMITEDルールでの試合を希望。

 これにKNOCK OUTの山口元気代表は「祥梧の場合はいい試合をすると次の試合は必ずしょぼい試合をして負ける癖があるので注目してください。これでごまかされちゃダメ。だいたい僕も騙されている(笑)」とジョーク交じりに注意勧告。

元プロボクサーの中島玲が鈴木千裕について「彼はMMA選手としてはすごいがキックボクサーとしてはそこまで強いとは思っていない」【KNOCK OUT】

2024.06.24 Vol.Web Original

「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)の一夜明け会見が6月24日、都内で開催された。

 キックボクシング転向2戦目で初勝利を挙げた元プロボクシング日本スーパーウエルター級暫定王者の中島玲(フリー)が「彼はMMA選手としてはすごいがキックボクサーとしてはそこまで強いとは思っていない」と鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)を評した。

 中島はNOCK OUT-REDスーパーライト級王者のバズーカ巧樹(菅原道場)に3RでKO勝ちを収めベストKO賞を獲得した。

 中島は「あの踏み込みのフックツーはずっと狙っていた。いつ、それを当てようかとずっとうかがっていた。アップの時からずっと練習していて、そのまま出た」とKOショットについて振り返り「僕のパンチが当たれば倒せるとは思っていたので、ずっと落ち着いてやるということを心掛けてやっていた」と試合中の心境も明かした。

 今後については「一応、バズーカ選手には勝つには勝ったが、バズーカ選手はヒジありの王者。今回は僕に合わせてくれたと思っているので、バズーカ選手に勝ったから今、僕が王者とかとは思っていない。僕はBLACKルールのほうがいいので、今のBLACKの王者とやりたい」と鈴木の持つKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座へ照準を定めた。

山口元気会長がパッキャオvs鈴木戦に「ジムの会長としてはやめたほうがいいんじゃないかって思っている」【KNOCK OUT】

2024.06.24 Vol.Web Original

 KNOCK OUTの山口元気代表が6月23日、「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われる愛弟子の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)とマニー・パッキャオ(フィリピン)の試合について「ジムの会長としてはやめたほうがいいんじゃないかって思っている」などと語った。

 鈴木はこの日行われた「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(東京・国立代々木競技場 第二体育館)のメインイベントでパンチのみのKNOCK OUT特別ルールで五味隆典(東林間ラスカルジム)と対戦し引き分けに終わった。

 山口代表は鈴木の戦いっぷりについて「千裕ってパンチが強みと思われているがパンチじゃないというか。それを当てるための三日月蹴りがあったりと、トータルしてのパンチの強さなので。五味選手は体重もあって、パンチをもらっちゃいけない、もらうと効いちゃうんでなかなか入れなかった。五味選手がうまかった。スイッチファイターでやりづらかったのもあったと思う」などと語った。

五味隆典「パッキャオさんを怒らせないほうがいい。あごでも折れたら防衛戦もできなくなる」

2024.06.24 Vol.Web Original

 五味隆典(東林間ラスカルジム)が6月23日、「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われるプロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)と鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)の試合について「パッキャオさんを怒らせないほうがいい」などと警鐘を鳴らした。

 この日、五味は「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)のメインイベントでパンチのみのKNOCK OUT特別ルールで鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と対戦し引き分けた。

 試合後の会見で五味は「ボクシングはどうなんだろうね。まあ、増量もしているでしょうし、動きが重かった気もする。100%倒れない自信はあった。ノーガードで上をもらっても倒れない自信はあった。重すぎ。いい右ストレートが1Rに1発あった。まっすぐ打っている時は固いパンチだと思った。これでRIZINで倒してきたんだなと思ったけど、慎重にやれば耐えられるレベルだなと。普通にボクシングをやればなんでもないなと思った。オープンフィンガーと10オンスの違いだと思う。10オンスのグローブのほうが苦手なんじゃないかと。もともとキックボクサーなんだけど、オープンフィンガーグローブのほうがなじんでいるんじゃないかな」などと指摘したうえで「手数が少なかったり、正直すぎる。工夫がないというか。力任せというか思い切りの良さだけ。もっとボクシングは複雑だし、踏み込みとかフェイントなんじゃないかな。来るって分かってるからノーガードでも平気だと思った」などと鈴木のボクシング技術を評した。

パッキャオ戦に鈴木千裕「失敗した男は強い。課題は分かった。一から作り直し」と前向き【KNOCK OUT】

2024.06.24 Vol.Web Original

 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級とRIZINフェザー級の二刀流王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が6月23日、「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でのマニー・パッキャオ(フィリピン)戦に向けての決意を改めて口にした。

 鈴木はこの日、「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)のメインイベントでパンチのみのKNOCK OUT特別ルールで五味隆典(東林間ラスカルジム)と対戦し、引き分けに終わった。

 試合後の会見で鈴木は五味戦については「倒したかったが、なかなか山場を作れなくて課題が残った。すごい圧を感じた。前に出にくいというか。何が来るか予想が立つので入りにくかった。向き合わないと分からないものがいろいろあった。行けなかったのは自分の甘さなので、それが今回の課題」などと振り返った。

 ここで五味が乱入し、2人そろっての会見となったのだが、五味はこの日の鈴木の手数の少なさを指摘したうえで「パッキャオの手数はすごいぞ。見えないぞ」などと語った。

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