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新型コロナでメイウェザーが来日不能。「MEGA 2021」が開催延期に

2021.02.05 Vol.Web Original

「年内に必ず日本で闘いたい」とコメント

 フロイド・メイウェザーが参戦予定だった格闘技イベント「MEGA 2021」(2月28日、東京・東京ドーム)の開催が延期されることが2月5日、主催者側から発表された。

 延期の理由についてはリリースの中で「新型コロナウィルス感染拡大防止に伴う、最新の政府発表及び関係機関等の方針を鑑み、協議・検討を重ねました結果、延期とさせていただくことになりました。現在の緊急事態宣言下ではイベントの入場者数の制限も、主催者にとっては大きなダメージですが、何よりも『外国人の入国禁止』が解除されない以上、メイウェザーが来日し、日本で試合をすることが不可能な状況となっております。MEGA製作委員会としましては、緊急事態宣言の解除および、外国人の入国制限が緩和され、メイウェザーが日本で試合できるタイミングをよく見極めて、改めて日時、会場、対戦相手等の詳細を発表したいと考えております」としている。

 今回の延期についてメイウェザーは主催者を通じ「日本では今、コロナの感染者が増大して、外国人の入国を禁止していると聞いた。そのため、本当に残念だが、2月28日に私はどうやっても日本で試合をすることができない。日本に入国できるようになり、MEGAが新たな日程と会場、対戦相手を決めてくれれば、いつでも闘う準備はできている。年内に必ず日本で闘いたい。コロナに打ち勝ち、スポーツで熱狂できる世界が、再び戻ることを心より願う!」とコメントした。

 同イベントは昨年11月16日に行われた会見で開催が発表され、メイウェザーはリモートで参加し「日本に行けることを楽しみにしている。前回に日本で試合をした時はそこまで練習せず、だらしない体だったが、今回はしっかりと練習をする」などと参戦に意欲を見せていた。

瀬戸大也が実戦復帰

2021.02.05 Vol.738

 不倫問題で昨年末まで活動停止処分を受けていた競泳男子の瀬戸大也(TEAM DAIYA)が2月4日、東京アクアティクスセンターで開幕したジャパン・オープンで実戦復帰した。

 男子400メートル個人メドレー予選に登場し、4分14秒98の全体2位で同日午後の決勝に進出した。実戦は昨年9月以来、5カ月ぶりとなった。

 瀬戸は昨年9月、夫人でない女性とラブホテルに入ったとの週刊誌報道を認めて、謝罪。同10月、日本水連から2020年いっぱいの活動停止などの処分を受けた。

新型コロナの影響で、このタイミングでまさかの原口健飛vs白鳥大珠が実現【2.28 RISE】

2021.02.04 Vol.Web Original

緊急事態宣言延長で外国人選手の入国は困難と判断

 RISEが2月4日、東京都内で「RISE ELDORADO 2021」(2月28日、神奈川・横浜アリーナ)の会見を開き、変更カードと追加カードを発表した。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言の延長により、外国人選手の入国は困難と判断したことから、タイ人選手と対戦予定だった原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)、寺山日葵(TEAM TEPPEN)の相手が変更。

 原口と白鳥が対戦し、寺山は12月大会でRISE女子フライ級暫定王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)からダウンを奪ったうえでの判定勝ちという番狂わせを起こした田渕涼香(拳聖塾)と対戦することとなった。

 原口と白鳥は昨年行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」にともに出場。対戦が期待されていたが、準決勝で白鳥が直樹に額を割られ、TKO負けを喫したことから対戦は実現せず。

 白鳥は「まずは、この対戦を受けてくれた原口君ありがとう。対戦相手が来れないとのことで急きょこのカードが決まったんですが、正直、僕は去年、トーナメントで負けていて、まだやるタイミングではないと思っていた。負けてからの僕なりのストーリーがあった。ここでという僕の中でのタイミングがあったので、そこでやろうと思っていたが、状況が状況なので、原口選手との対戦の話が来て“やります”と即決した。僕からしたらチャンスでしかないので、全力で奪いに行きたい」と語った。

 対する原口は「伊藤代表が“外国人が入国できない。だから白鳥選手とやってくれ”と直々に頭を下げに来てくれたんですが、その時は“ふざけんなよ。早すぎるやろ”という思いがあったが、冷静になって考えたら、RISEで僕たちが活躍できるのは伊藤代表を始め、スタッフの方々のおかげ。こういう、団体が困った時に貢献できないチャンピオンは本当のチャンピオンじゃないと思い、受けさせてもらった。まあ、白鳥君とは前からやりたかったので、“実績をつけてから挑戦してこい”とか調子に乗ったこと言いましたが、2019年に一番輝いた選手なので、やれることは素直にうれしいと思っている。笑顔で返り討ちにしてやろうと思います」と新型コロナ禍の窮地に王者として立ち上がった格好となった。

3.14東京ドーム大会の延期を発表。代わって3.21名古屋で2021年開幕戦【RIZIN】

2021.02.04 Vol.Web Original

秋にフェザー級GP開催へ

 RIZINが2月4日、オンラインで会見を開き、榊原信行CEOが3月14日の開催を予定していた東京ドーム大会を延期することを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言が延長されたため、「収容人数の上限5000人」の規制が解かれるめどが立たず、また入国規制で海外からの外国人選手の参戦が難しいことが理由と考えられる。

 しかし東京ドーム大会については「必ず実現させたいと思っている。なるべく早いタイミング。上期で実現させたい」と開催への意欲を見せた。その時期については「コロナの状況と、世の中を騒がせている東京オリンピックがあるかないか。年間のスケジュールやどこで大会場で大会を開催するかは周りの条件を精査した中で決めていきたい」と話した。

 そしてドーム大会に代わって、3月21日に愛知・名古屋ガイシホールで2021年の開幕戦となる「RIZIN.27」を開催することを発表した。対戦カードは来週発表される。

 また榊原氏は今年のテーマとして「海外」を掲げ、「5年間、磨き上げてきた日本人選手を中心とした戦いの舞台をどうやって世界に広げていくかということが一つのテーマ」として「海外でのライブ配信」「海外での大会の開催」を含め、「海外にマーケットを広げていくようなチャレンジをしていきたい」と語った。

 また今年は秋から外国人選手を含めたワールドワイドなフェザー級のトーナメントを開催し、今年の前半はそれに向けた国内での戦いを進めていきたいという意向を示した。

 フェザー級は昨年、斎藤裕(パラエストラ小岩)が朝倉未来(トライフォース赤坂)を破り、初代王者に就いている。

田中将大が震災から10年の区切りの年に楽天復帰

2021.02.04 Vol.738

 プロ野球の楽天が米大リーグ、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていた田中将大投手(32)と2年契約で入団に基本合意したと1月28日に発表し、30日に東京都内で入団会見が行われた。2年契約で推定年俸は9億円プラス出来高払い。背番号はかつて在籍時に背負った「18」となる。

 田中は「とてもワクワクしている。こだわりたいのはチームの日本一。(メジャーを経て)成長した姿を見せたい」と意気込みを語った。

 今年は本拠地がある東北地方に甚大な被害をもたらした東日本大震災から10年の節目を迎える。田中は「10年という数字は自分にとっても意味のあるタイミングなんじゃないかなと思い、今回の決断に至った」と再入団の要因に挙げた。

 2年契約については「1年が終わったらまた話をする機会をもらっている。どうなるか分からないが、まだ米国でやり残したことあると思っている。選択肢は捨て去りたくなかった。腰掛けではなく、本気で日本一を取りに行きたい。まずは全力で戦う」とメジャーへの復帰も視野に入れる。また今夏の東京五輪については「(日本代表に)選ばれるのであれば、心から出たいと思っている。前回の北京五輪では(4位で)悔しい思いをした。自国開催で、金メダルを取りたい」と強い意欲を示した。

 今回の電撃復帰の背景には、新型コロナウイルス禍で過去にないほど動きが鈍い米大リーグのFA市場があった。

 ヤンキースとの7年契約満了でオフにFAになった田中は、米メディアによると年俸1500万ドル(約15億6000万円)以上を希望。一方、ヤンキースは昨季の首位打者ラメーヒューらと高額契約を結び、トレードなどで先発枠も整備。年俸総額を課徴金が回避できる2億1000万ドル以内に抑えたいこともあり、田中との再契約の可能性は低くなっていた。

 一方、今季から石井一久ゼネラルマネジャー(GM)が監督を兼任する楽天は、田中がオフに球団施設を利用するなど良好な関係を継続。千載一遇の好機を生かし、田中が在籍した13年以来の日本一奪回へ、日米通算177勝右腕との契約合意にこぎつけた。

組織委の森会長が「女性が…」発言を撤回し謝罪も「そういうふうに聞いている」

2021.02.04 Vol.Web Original

辞任は否定も「さあ。あなたはどう思いますか?」と記者に逆質問

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が2月4日、急きょ会見を開き、前日の日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」といった発言について謝罪して撤回した。

 この女性蔑視とも受け取られる発言は国内外のメディアで取り上げられ、大きな波紋を呼んだ。

 会見で森氏は「昨日のJOC評議会での発言につきましては、オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であったと認識しており、反省している。そして発言は撤回したい。不愉快な思いをされた皆様にはお詫びを申し上げたい」と発言を撤回し謝罪した。

 オリンピック精神にも反する内容の発言ではあるが「辞任するという考えはない。献身的に7年間お手伝いしてきた。自分からどうしようという気持ちはない」と辞任は否定。しかし「皆さんから邪魔だと言われれば、老害が粗大ごみになったのかもしれないから、そうしたら掃いてもらえればいいんじゃないですか」と今後の世論次第では職を離れる可能性に含みを持たせた。

 また、この「オリンピック精神に反する発言をした者が組織委の会長に適任か」という質問には「さあ。あなたはどう思いますか?」と逆質問する場面もあった。

 森氏は発言の背景については「組織委員会の理事会に出たわけではない。JOCの理事会に名誉委員という立場で挨拶をした。自分なりに整理はしていたつもり。組織委員会の理事会と一緒にされている方がいる。特に海外の方は一緒にされるかもしれないが、それは皆さんの報道の仕方だと思う。あくまでもJOCの評議委員会で挨拶をしたということ。山下さんがJOCの人事の改革をされるのに大変な苦労をした。最初から理事会では相当突き上げられたりして、難航しているという相談があったから、“頑張れ”と後押しをしてきた。山下さんの最初の大きな仕事として、最も成功してもらわなければならないところが人事のことでしたから、それはよくできたということは、私は評価して、山下さんにお礼を申し上げるということを、そこで発言していた。いわゆる政府からきているガバナンスに対しては、“あまり数字にこだわると運営が難しくなることもありますよ”ということを話している中で、私の知っている理事会の話を引用して、ああいう発言があったということ」と組織委の理事会ではなく、IOCの臨時評議員会での発言であることを強調。

 この発言に「会長としての発言ではないから責任は問われないという趣旨か」という質問が飛ぶと「責任を問われないとは言ってない。場所をわきまえて話したつもり」と答えた。

タトゥー露出の井岡に厳重注意

2021.02.04 Vol.738

 日本ボクシングコミッション(JBC)は1月22日、昨年大みそかの世界戦を左腕のタトゥー(入れ墨)が露出した状態で闘った世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井岡一翔(31)=Ambition=を厳重注意処分にしたと発表した。

 監督責任を問われた所属ジムの木谷卓也会長も厳重注意処分となった。

 JBCはルールで「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」は試合に出場できないとしている。

王者・山崎秀晃と不可思がノンタイトル戦で対戦【3.21 K-1】

2021.02.03 Vol.Web Original

スーパー・ライト級注目の一戦

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・ガーデンシアター)の第1弾カード発表会見が2月3日、東京都内で開催された。

 昨年9月のK-1大阪大会で安保瑠輝也を破り、第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者となった山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が王座戴冠後の初戦で不可思(クロスポイント吉祥寺)を迎え撃つこととなった。

 山崎は2018年12月に行われたK-1大阪大会で安保と対戦し、年間最高試合に選ばれる激闘を繰り広げたものの、KO負け。以降、若いファイターを迎え撃つマッチメイクが続いたが、そこで4戦4勝3KO勝ちと結果を残し、安保への挑戦にこぎつけると、1R、わずか1分19秒で2度のダウンを奪い、KO勝ちを収め、悲願の王座を獲得した。

江川優生が前回敗れた椿原龍矢を相手に初防衛戦【3.21 K-1】

2021.02.03 Vol.Web Original

昨年9月の対戦では椿原が判定勝ちの大番狂わせ

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・ガーデンシアター)の第1弾カード発表会見が2月3日、東京都内で開催された。

 王者・江川優生(POWER OF DREAM)に椿原龍矢(月心会チーム侍)が挑戦するK-1 WORLD GP フェザー級タイトルマッチが行われることが発表された。江川は初防衛戦となる。

 2人は昨年9月の大阪大会で対戦し、椿原が判定勝ちながら王者を破る大番狂わせを起こした。試合後、江川は試合前に左足を骨折していたことが発覚したものの、ベルトをかけての再戦が期待されていた。

 椿原は「9月23日からこのベルトをかけた試合のために必死こいて練習してきた。K’FESTAに出られるのはめちゃくちゃうれしくて、今からテンションが上がっている」と笑顔を見せたが、対する江川は「一度負けている時点で、チャンピオンじゃないので、人前でベルトを掲げるのも、肩にかけるのも、こうやって目の前に置いているのもちょっとイライラしているが、次の試合でとっつかまえてぶっ倒してやろうと思っている」と厳しい表情を見せた。

笑顔・石川佳純【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2021.02.03 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

大型新人ケイト・ロータスのプロ2戦目が決定【DEEP JEWELS】

2021.02.03 Vol.Web Original

昨年12月に一本勝ちでプロデビュー

「DEEP JEWELS 32~アトム級GP2021開幕戦~」(3月7日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが2月2日、発表された。

 昨年12月にプロデビューを果たしたケイト・ロータス(KING GYM KOBE)が、HIME(毛利道場)と対戦する。

 空手と柔道をバックボーンに持つケイトは昨年10月にDEEP JEWELSでアマチュアSPルールでMMAデビュー。極真空手の全日本軽量級準優勝の藤田翔子(リバーサルジム新宿Me,We)と打撃で真っ向勝負した末、判定負けとなったが、その内容が高く評価され、12月に熊谷麻里奈(ウィラサクレック札幌ムエタイジム)を相手にプロデビュー。熊谷はキックボクシング、ラウェイ、MMAとさまざまなジャンルで活躍する「北の女武芸者」と呼ばれるファイター。昨年はKINGレイナとの2連戦で名を挙げた。

 その熊谷を相手にケイトは1R序盤にテイクダウンを奪うと終始上のポジションをキープし、鉄槌を落としまくった末に腕十字固めで一本勝ちを収めている。

 今回対戦するHIMEはデビュー戦ではあるが、今年1月には2020年度のアマチュア修斗地区選手権大会の結果を経て、プロ昇格を果たしている。

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