SearchSearch

朝倉海がケイプの挑発に最近封印の“ごんた顔”解禁【12・31 RIZIN】

2019.12.30 Vol.Web Original

一触即発のにらみ合いにケンカモード発動

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・スーパーアリーナ)の前日計量が12月30日、都内のホテルで開催された。

 大会に出場する28選手すべてが1回で規定体重をクリア。全試合が成立した。

 メインで行われる「バンタム級タイトルマッチ」で対戦する朝倉海とマネル・ケイプは計量後のフェイストゥフェイスでケイプが思い切り海に顔を近づけると海もぐいと顔を近づけにらみ合い一触即発。ケイプの挑発にスイッチが入った海は最近さまざまな取材時に見せるにこやかな表情とは打って変わり、完全なケンカモードの表情に。

 これに気付いた計量立会人でRIZINで解説を務める髙田延彦ら関係者が割って入り、事なきを得た。

 計量終了後には両選手がマイクを握り、翌日に控えたタイトル戦に向けての決意をアピール。

渡辺華奈が過去最強の相手にKO勝ちで無敗記録を10に伸ばす【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

「RIZIN×BELLATOR対抗戦」でイララ・ジョアニと対戦

「BELLATOR JAPAN」(12月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で「RIZIN×BELLATOR対抗戦」の先鋒戦から中堅戦の3試合が行われ、RIZINの次鋒・渡辺華奈がイララ・ジョアニに3RTKO勝ちを収めた。

 渡辺は2017年のプロデビュー以来、9戦8勝1分けと負けなしなのだが、今回のジョアニはベラトールでも勝利を挙げる、間違いなく過去最強の相手。

 渡辺は1Rからジョアニと互角に渡り合う。序盤、ジョアニのパンチが右左と立て続けに渡辺の顔面を襲うが、渡辺はひるむことなく距離を詰め、ジョアニのローをキャッチしてテイクダウンを狙う。ジョアニがこらえ、ここはテイクダウンは取れなかったものの、ジョアニのパンチのタイミングに合わせ投げ気味にテイクダウンに成功し上を取る。ジョアニが下から首が抜けた状態の変形の三角絞めを狙うが、渡辺は首を抜いてケージ際で上四方に抑え込む。ケージを蹴って脱出を図りたいジョアニだが、渡辺はポジションを整え、サイドをがっちりとキープすると抑え込み腕がらみ狙いからパンチの連打。

 ジョアニも下から渡辺の左腕を狙うが、渡辺はハーフでパンチの連打。最後はバックを取り切りパンチを落とすが、ラウンド終了。

ヒョードルが日本ラストマッチで有終のKO勝利【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

PRIDE時代の戦友ランペイジを一発で仕留める

 元PRIDE無差別級王者エメリヤーエンコ・ヒョードルが「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で日本ラストマッチに臨み、PRIDE時代の戦友でもあるクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンと対戦。1R2分44秒でTKO勝ちを収め有終の美を飾った。

 PRIDE時代はヒョードルがヘビー級、ランペイジはミドル級だったのだが、

 約14年ぶりの日本での試合となるランペイジはPRIDEのテーマで入場。そしてかつてのように遠吠えを発しながら花道を歩くと、そこはPRIDEの空間にタイムスリップしたかのよう。違うのはこれから戦うのはリングではなくケージであるということ。

 1Rが始まりヒョードルがパンチを放っていくとランペイジはがっちりとガードを固めしのぎ、反撃のチャンスをうかがう。しかしヒョードルの手は止まらずケージに詰めてパンチの連打からハイキック。

あいが格上ウィンに際どい判定勝ち【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

昨年大晦日のデビューから1年で元KOTCアトム級王者と対戦

「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われた「RIZIN提供試合」であいが元KOTCアトム級王者のアンディ・ウィンと対戦し、2-1の判定で勝利を収めた。

 あいは昨年大晦日に川村虹花戦でプロデビュー。8月のRIZIN、DEEP JWELESで実績を重ね、プロ戦績は4戦4勝。RIZIN女子スーパーアトム級の急成長株だ。

 1R、ウィンはプレッシャーをかけ詰めていくがあいは足を使って距離を取り、片足タックル。ウィンががぶって切るがあいはなおも組み付きケージに押し込んでいく。

 あいは足を取って振ってウィンにヒザをつかせるがウィンはテイクダウンは許さない。ならばとあいはスタンドでバックに回る。しかしウィンはケージを使い巧みに正対。あいは押し込むがウィンは首相撲からヒザを打ち込んでいく。

 一度は離れたあいだがもう一度組み付いてケージに押し込むとウィンはあいの下がった頭を狙いヒザを放っていく。あいは引き倒しテイクダウンに成功し上を取るがパウンドはクリーンヒットせず。

終わりよければすべて良し? 矢地祐介が復活の逆転KO勝ち【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

上迫博仁に3R、逆転のKO勝ち

「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで矢地祐介が上迫博仁を3RKOで破り、3連敗からの復活勝利を挙げた。

 矢地はRIZINスタート時から快調に白星を重ね、ライト級のエースとして活躍したが、昨年8月にルイス・グスタボに敗れてから歯車が狂いだし、その後、ジョニー・ケース、朝倉未来と3連敗。今年開催されているライト級GPへの出場も逃すなど2019年はどん底に突き落とされた年だったが最後に劇的な逆転勝利を挙げ、1年を締めくくった。

 試合は1Rから上迫がプレッシャーをかけ詰めるところを矢地がフットワークを使って回っては反撃する展開に。矢地は左ハイに左ストレートを的確に当てていく。両者のパンチが交錯する中、上迫が左目じりから出血。ラウンド間にこのカットは有効打によるものとコールされた。

 2Rも上迫のプレッシャーは強烈。矢地はカウンターの右フック、左ハイで反撃も、上迫のプレッシャーは弱まらない。終盤、矢地が足を使ってケージ伝いに回るところ、上迫の右フックをもらい矢地がダウン。上迫はサッカーボールキックを狙うが、矢地は寸ででかわすと、上迫が上のポジションを取りパウンドを狙う。

浅倉カンナがKOTC王者に完璧一本勝ち【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

2019年を最高の形で締めくくる

「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で浅倉カンナがアメリカの老舗MMA団体KOTCのアトム級王者ジェイミー・ヒンショーと対戦し、3Rにキムラロックで一本勝ちを収め、2019年を最高の形で締めくくった。

 1R、浅倉は打撃の攻防からタックルを決めテイクダウンに成功もヒンショーは下から十字を狙う。浅倉は冷静に腕を抜くと、今度はヒンショーの蹴り上げが浅倉の顔面にヒットするもひるまず上をキープ。バックマウントを奪ってスリーパーを狙うが、ヒンショーはしのぎラウンド終了。

 2R、浅倉はパンチ出すが微妙に距離が遠い。タックルも、ヒンショーにこらえられるが、仕切り直し、ヒンショーのパンチをかいくぐりタックルを決め、上を取る。ここでヒンショーがフロントチョークを狙うが浅倉は首を抜くとサイドポジションから一気にアームロック。ヒンショーがこらえると、浅倉は腕十字に移行。がっちり決まったように見えたが、ヒンショーは“大丈夫”とレフェリーに手を振る。驚異的な関節の柔らかさに浅倉はなおも締め上げるがケージ際ということもあり、絞り切れず、2ラウンドが終了。

元K-1の平本蓮が1年9か月ぶりの実戦復帰で1RKO勝ち【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

元DEEPフェザー級王者・芦田崇宏と対戦

「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で元K-1の平本蓮が「RIZIN提供試合」に出場し、元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏とRIZINキックボクシングルールで対戦した。

 平本はK-1甲子園2014王者。2018年3月にはゲーオ・ウィラサクレックに日本人として初めてKO勝ちし、将来のエース候補と目されていたが、その後、1度エキシビションマッチを行ったのみでリングを離れていた。

 1R、芦田はボクシングをバックボーンとするものの、現役バリバリのキックボクサーの前では苦戦は否めず。平本がハイキックの軌道のヒザを顔面に打ち込むとパンチの連打。バックブローを狙う芦田だったが、平本は難なくかわす。そして左右の連打から右のパンチでダウンを奪う。立ち上がった芦田だったが、左ほおから出血があり、ドクターチェックを受ける。再開後、芦田はハイキックを放つが、打ち終わりに平本が右ストレートで2度目のダウンを奪う。立ち上がった芦田だったがまだ時間は30秒以上残っており、平本は右ハイ、ヒザからの右ストレートで3つ目のダウンを奪いKO勝ちした。

1・26「ロイヤル・ランブル」でブライアンとワイアットのユニバーサル王座戦が決定【WWE】

2019.12.29 Vol.Web Original

ブライアンがトリプルスレット戦勝ち抜き

 WWE「スマックダウン」(現地時間12月28日、ミシガン州デトロイト/リトル・シーザーズ・アリーナ)でダニエル・ブライアン、ザ・ミズ、キング・コービンがユニバーサル王座挑戦権をかけてトリプルスレット戦で激突した。

 オープニングでローマン・レインズがコービンを襲撃して一時は三つ巴戦ではなくブライアンとミズのみの対戦となったが、納得のいかないコービンのセキュリティーたちが2人を襲撃して試合は反則裁定に。

 振り出しに戻ったトリプルスレットがノーDQ戦で行われると、3人入り乱れた白熱の攻防を展開した。しかし、試合終盤にブライアンがランニング・ニーをコービンに叩き込んでチャンスを迎えると、突如コービンの仲間のドルフ・ジグラーが登場してブライアンにスーパーキック。さらにレインズも姿を現してリングから引きずり出したコービンをポストに強打し、ジグラーもスーパーマンパンチでダウンさせた。

中邑が因縁のストローマンにフォール負け【12・28 WWE】

2019.12.29 Vol.Web Original

6人タッグ戦で激突

 WWEのIC王者・中邑真輔が「スマックダウン」(現地時間12月28日、ミシガン州デトロイト/リトル・シーザーズ・アリーナ)でセザーロ&サミ・ゼインとタッグを組んで因縁のブラウン・ストローマン&ニュー・デイと6人タッグ戦で激突した。

 中邑はジャンピング・ニーでコフィ・キングストンに攻め込むと、そのままセザーロとの連携でキングストンに集中攻撃。しかし、中邑がスライディング・ジャーマンスープレックスからキンシャサを狙うと、逆にキングストンがカウンターのダブル・ニーで迎撃。

 これでキングストンと交代したストローマンがショルダータックルからの串刺しのクローズラインで中邑に襲い掛かり、ランニング・ショルダータックルで場外の中邑とセザーロを吹き飛ばす。

6連続KO勝ちの木村ミノルがベルト獲りを宣言【12・28 K-1名古屋】

2019.12.29 Vol.Web Original

木村の猛攻にアデイエミは前のめりにダウン

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で行われたスーパーファイトで木村“フィリップ”ミノルがマーセル・アデイエミで対戦。1RでKO勝ちを収めた。

 木村は2019年はK-1のすべての大会に出場。5月のKrushも含め、6連続KO勝ちの驚異の記録を打ち立てた。

 木村は1R開始早々に左右のボディーフックの連打から上にもパンチの連打。ガードを固めるアデイエミだったが、木村はガードの上からでもダメージは明かな強烈なパンチの連打。最後は左右のフックを乱れ打つと、アデイエミはゆっくりと前のめりにダウン。レフェリーが試合を止めた。

 木村は試合後のマイクで「どうも、木村“フィリップ”ミノルです。僕の試合楽しいでしょ? 面白かったですか?僕はスター性がスゴいですね。来年ベルトを獲りに行きます。また応援よろしくお願いします。名古屋、K-1最高!」とアピール。2020年は満を持してベルト獲りに向かうことを宣言した。

不可思が名古屋の大先輩・大和越え果たすKO勝ち【12・28 K-1名古屋】

2019.12.29 Vol.Web Original

挑発合戦などないシンプルにどちらが強いか競い合う試合

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)のスーパー・ライト級スーパーファイトで大和哲也と不可思が対戦し、不可思が3R34秒、KOで勝利を収めた。

 2人はともに愛知出身。不可思にとっては大和は名古屋にいたころは対戦することすら考えられないような、リスペクトする大先輩。大和にとっても不可思は実力を認める名古屋の後輩とあって、試合前から無用な挑発合戦もない。不可思は戦前「シンプルにどっちが強いかということを競い合える試合」「本来の格闘技というスポーツのあるべき姿の試合」、大和は「野蛮じゃない美しい戦い」などとそれぞれ言うように言葉による攻撃もない、昨今では珍しい試合だった。

Copyrighted Image